原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

原貫太の活動

就活解禁した。自衛隊撤退した。それでも大学生の僕は、南スーダン難民を支援する。

今月1日から2018年春卒業の大学生の就職活動(いわゆる就活)が山場を迎えている。大手企業による採用選考が解禁され、約40万人もの就活生の多くが内定獲得を目指して面接に臨むことになる。 そんな中、早稲田大学4年の僕が就活もせずに、国際協力団…

本当に意味のある国際協力の「答え」-南スーダン難民との出会いが私に考えさせたこと

そもそも、国際協力とは何を意味するのだろうか。 「国際協力をしたい」「国際協力を仕事にしたい」といった人は多いが、そこで使われている「国際協力」という言葉の定義は、一体何なのだろうか。先日、『結局、「国際協力」という言葉の意味は?アフリカに…

【書籍感想】「一度も本を置きたくなかった。」新卒でNGOに就職した延岡さん

僕の良き「戦友」であり、尊敬する先輩でもある「国際協力師」延岡由規(のぶおか ゆうき)さんから、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』の感想を頂きました! 「国際協力」に対する考え方や、「伝える」事に対…

世界の不条理を知って"何か"を感じたあなたが、その"気づき"を無駄にしないために。

片手一つでも扱えるスマートフォンが普及して、「地球の裏側」で起きている出来事さえも瞬時に私たちの手元へ届くようになった今日。電車に乗りながら、ご飯を食べながら、友達と話しながら。ニュースやSNSなどを通じて、私たちはいつでも「地球の裏側」を知…

「中学生・高校生の時には、世界の紛争や貧困に興味無かった」母校に書籍を献本

母校である逗子開成中学校・高等学校に、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』を献本させて頂きました。校長先生や中高6年間でお世話になった先生たちに手渡したほか、図書室にも飾って頂きました。 中高時代に…

自衛隊が撤退しようが撤退しなかろうが、南スーダン難民・国内避難民の「苦しみ」は変わらない

この記事を読んでいる方に、忘れてほしくないことがあります。 先月10日、日本政府は国連の南スーダン派遣団に参加している陸上自衛隊の施設部隊を、5月末で撤退させる方針を決めました。撤退する自衛隊の第1陣約70人は、今月19日に帰国すると発表さ…

【書籍感想】「僕もパレスチナの難民キャンプを訪れた時…」"ボランティア×旅"で世界一周した入江さん

「世界の人と対話するボランティア×旅」で世界一周した入江謙行(いりえかねゆき)さんから、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』の感想を頂きました! 入江謙行(いりえかねゆき)明治学院大学社会学部社会学科…

【書籍感想】「一歩踏み出そうか迷っている方に読んでほしい!」元ルワンダ青年海外協力隊OG

元ルワンダ青年海外協力隊OGの方から、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』に対する感想を頂きました! 現地の状況、筆者の葛藤などが分かりやすく描写され、短時間で読むことが出来ました。 著者の視点は、統計…

批判から協働へ ビジネス・援助・文化、それぞれの立場でアフリカに関わる日本人

アフリカへの日本人の関わり方を3つに大別すると、「ビジネス」「援助」「文化」に分けられると思います。 アフリカに滞在していた時に、テラ・ルネッサンス駐在員の方とも話していたのですが、この3つはそれぞれが独立していて、フィールド間ではあまり連…

【子どもの目の前で…】南スーダン・コンゴで広がる女性へのレイプ被害

自衛隊の派遣先となっている南スーダン。2月20日には一部で飢饉の発生が宣言され、少なくとも10万人が死に直面しており、100万人以上が飢餓に苦しんでいる。また、人道支援を必要とする数は610万人にも上っている。 今月25日には南スーダンで援…

【ご報告】『世界を無視しない大人になるために』出版しました

この度、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』を出版しました。 元少女兵アイ―シャさんの体験談を、震える手でメモを取ったあの日から1年。現場で見たウガンダの子ども兵問題、南スーダンの難民問題を中心に、私…

【帰国報告】本当のヤル気と実力は、日本に帰国してから試される。

10日夜、2ヵ月間のアフリカ滞在を終えて、日本へと帰国しました。帰国後すぐに取材を受けたり、講演の調整をしたりと忙しく動き回っていたら、もう二日も経とうとしています。おかげで昨晩から体調悪く、眩暈で何度か倒れかけました。笑 日本に帰国した今…

「一日一回しか食べられない」南スーダン難民居住区の食糧事情レポート

ウガンダ最北部の南スーダン難民居住区。昨年7月に紛争が悪化し、難民が急激に流入したために食糧援助が追い付いておらず、栄養失調に苦しむ子どもたちも報告されている。特に紛争で両親を失った子どもや、夫を失った女性の生活は困難を極める。昨日、5回…

「政府軍に夫を拉致された」一家の主を失った南スーダン難民の女性たち

私が滞在するウガンダには、紛争が続く南スーダンからの難民が約70万人滞在している。紛争で一家の大黒柱である夫を失った女性は、生活費を稼ぐ手段に困り、難民としての生活も困難を極める。昨日、ウガンダ最北部の南スーダン難民居住区にて4回目の調査…

「紛争が終わっても母国には戻れない」南スーダン難民の声 日本による人道支援は?

2013年12月からの紛争の影響によって、大量の難民が生まれている南スーダン。昨年7月に紛争が再燃してからは家を追われる人が後を絶たず、難民の数は150万人を超え、シリアやアフガニスタンに次いで世界第3位の「難民危機」となっている。現在私…

現地からお願いする。ヨーロッパ、日本よ、ウガンダの南スーダン難民政策を見習ってくれ

2013年12月からの紛争の影響によって、大量の難民が生まれている南スーダン。私が今暮らしているウガンダ北部の町グルでも、南スーダン出身の難民をよく見かける。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の発表によれば、2016年12月末時点での南スーダン難民は約…

「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 ウガンダ・元子供兵が語る過去と未来(2/2)

←←「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 元少女兵が語る過去と未来(1/2)」 近隣住民との良好な関係-テラ・ルネッサンスの考える「自立」 訓練期間中に、一番幸せだったこと、お気に入りの教科を聞くと、 「テラ・ルネッサンスの職員たちが、訓練期間中…

「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 ウガンダ・元子供兵が語る過去と未来(1/2)

“発展途上国でのフィールドワークにおける3つの「きく」-Hear, Listen, and Ask”で書いたように、1年半の訓練*を終えた元子ども兵たちが今後ビジネスを始めていくにあたって、私たちスタッフはフィールドでの調査が増えてくる。*訓練…職業訓練や基礎教育な…

受益者が「自立」できるように周囲の環境を整える-現地スタッフとフィールド調査へ①

8期生の元子ども兵たちが1年半の訓練を終えて、先日修了式(道具の供与式)を終えたことを「「もう一度人生を変えたい」 社会復帰を目指す元少年兵・少女兵の式典」でお伝えした。 今後、8期生の中には、テラ・ルネッサンスも事務所を置くグル市内でビジネス…

開発途上国でのフィールドワーク、3つの「きく」-Hear, Listen, and Ask

1年半の訓練を終えた8期生の元子ども兵たちが、これから本格的にビジネスを始めていくための道具の供与式が、昨日終了した。 8期生の中には、テラ・ルネッサンスが活動しているウガンダ北部グル市内でビジネスを始める人もいれば、地元の村に戻ってビジネス…

「修了式」での笑顔と希望 ウガンダ元少年兵・少女兵たちの社会復帰

ある日突然誘拐され、兵士として戦場に駆り出される。初めての任務として、実の家族を殺すことが強要される。少女兵の場合、性的な奴隷としても搾取される。 子ども時代に壮絶な経験をした「元子ども兵」たち。しかしながら、軍隊を脱出して保護されたとして…

路上暮らしをする子ども(ストリートチルドレン)がいるのが当たり前、と思ったら僕の負け

僕が「国際協力」という世界に出会ったきっかけは、大学1年時に参加したフィリピンのスタディーツアーで物乞いをする一人の少女と出会ったことだ。詳しい内容は「一人の「少女」との出会い~僕が「国際協力」に目を向けたきっかけ~」を読んで頂きたいが、簡…

ウガンダのエイズ孤児問題 夢を叶えた一人の青年との出会い

ウガンダ到着後、エンテべ国際空港まで迎えに来てくれた現地の男性が「Kantaを僕のおばあさんに会わせたい」と言うので、車に乗せられて彼のおばあさんが住む首都カンパラ郊外まで約1時間をかけて移動。 到着すると、その家に暮らす子どもたちが早速笑顔で出…

いざ、再びのアフリカへ!-このブログで「毎日」発信します!

いざ、再びのアフリカへ! 今晩成田発の飛行機に乗り、東アフリカはウガンダ共和国へと向かいます。香港、アディスアベバを経由して、日本時間9日夜に現地到着予定です。移動に約22時間を要します。 今回の渡航では、認定NPO法人テラ・ルネッサンスのインタ…

私が死ぬまでに実現したい社会は「不条理の無い世界」

私が人生をかけて果たしたい使命、そして信念でもある、”世界の不条理”に挑戦する。 大学一年時にフィリピンで物乞いをする少女を目の当たりにし、そして国際協力の世界に足を踏み入れてから、私はこの言葉を、ずっと心に留めてきた。苦しいこと、辛いことが…

”初めての任務として母親の腕を切り落とす”少年兵・少女兵問題は、大学生の私にとって目の前の解決したい問題になった。

「誘拐された僕は故郷を襲撃することを強要された。そして、母親の腕を切り落とした。」 洗脳するために、初めての任務として親や兄弟の殺害が強要される。少女兵の場合、戦闘に駆り出されるだけではなく性的奴隷としても搾取される。帰還後もコミュニティか…

みんなが「下」を向けば、この世界は良くなるかもしれない。

先日、友人に連れられて恵比寿の一等地に立つ高級レストランへと足を運ぶ機会があった。 お洒落な店内に流れるジャズのBGM。会社帰りのサラリーマンたち。1枚1500円のピザ。普段外食すらも滅多にしない人間として、気の行き届いたサービスと本格的なイタリア…

アジア最貧国バングラデシュの問題に大学生の僕が取り組み始めた理由

しばしば訊かれる質問がある。「なぜ原さんは、学生国際協力団体(バングラデシュ国際協力隊)を立ち上げてまで、ストリートチルドレン問題に取り組むことを決意したのですか?」 自分でも、未だに考える事がある。なぜ、決意することが出来たのか。

「地球市民」(コスモポリタン)という考え方-アフリカの少年兵と日本の私

この記事を読んでいるあなたは普段、世界で起きている出来事に対して、どれほど関心を持っているだろうか。もしくは持ち続けているだろうか。 テレビや新聞でニュースを読む。インターネットで調べ物をする。SNSをチェックする。私たちが生きる昨今の世界は…

フィリピンのストリートチルドレンとの出会い ボロボロの服を着た一人の少女

車の往来激しい3車線の道路。その上を、車と車の間を縫いながら歩く一人の少女。ボロボロのワンピース。7歳くらい。彼女は、裸の赤ん坊を抱えながら車の窓ガラスを叩き、物乞いをしていました。