原貫太のブログ

フリーランス国際協力師/原貫太のブログです。国際協力やアフリカ、原貫太の活動について発信します。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

どんなに自分で努力をしたって、小学校に通えない子どもたちがいるこの世界。

都心に家を持ちたいとしよう。一軒家にせよマンションにせよ、数千万円の大金を支払う買い物は、きっと全ての人にとって人生で一番高い買い物だ。簡単に実現できる「夢」ではない。ただ、日本で生活するほとんどの人は、必死に勉強し、必死に働けば、その「…

本当の苦しみは、表には現れない。-南スーダン難民、シングルマザーの自殺

一人の南スーダン難民女性が亡くなったと一報が入った。自殺だった。調査対象にも含まれていた彼女は、子ども5人を抱えるシングルマザーだった。紛争で夫と離別し、ただでさえ苦しい難民居住区での生活。現場スタッフ「過度なストレスが溜まっていたのだろ…

「日本一発信力がある国際協力のプロ」って、なんだ?

『日本一発信力がある国際協力のプロになるため、これから僕がやっていくこと。』に大きな反響をもらっています。 「このような試み、応援します。」 「この宣言はすごいぞ」 「素晴らしい意気込みと行動力!」 基本的にはポジティブなコメントを貰って嬉し…

日本一発信力がある国際協力のプロになるため、これから僕がやっていくこと。

日本一発信力がある国際協力のプロになります。本気です。そして近い将来、必ずなれると考えています。 僕は意識的にSNSを毎日更新しています。基本的に内容は、僕が携わっている国際協力活動に関してです。 理由はシンプルです。「信用」を貯めるため。 よ…

大量生産大量消費いつまで続けるの?アフリカで働く日本人がリアルに解説

僕たち人類は、いつまで大量生産大量消費の生活を続けたいのでしょうか? 今のライフスタイルをこれからも世界が続ければ、22世紀に突入する頃には、世界中の資源は枯渇し、環境は破壊され、現代社会は終わりを告げる気さえします。 人類が大量生産大量消費…

理想と現実のギャップに戸惑っても、「国際協力」という仕事を続けよう。

ポケットWi-Fi機能させるのに数時間かかったり部屋の窓が壊れててホテルの従業員と一緒に修理したり日本から引きずってきた体調不良が続いて咳が止まらなかったりと色々苦労してますが、今日も何とか生きています。色々落ち着いたら難民キャンプの様子などガ…

アフリカで国際協力活動をする僕が気分転換するための3つの方法

アフリカの、それもウガンダ北部くらい何も無いところに滞在し、南スーダン難民支援といったシビアな国際協力活動に携わるとなると、如何にして気分転換(心のリフレッシュ)をするかが超大事になってくる。 今日も難民居住区に足を運び、紛争の続く南スーダ…

「良かった…元気に生きていた!」精神障害を抱えた男の子と5か月ぶりの再会

書籍『世界を無視しない大人になるために』や講演の中で、「どうしても忘れられない光景」として度々紹介していた精神障害を抱えた男の子と、5ヶ月ぶりに再会することができた。 再会した時の第一感想は、正直に、「良かった…元気に生きていた!」。今年2…

保守もリベラルも、自衛隊撤退後には南スーダン紛争を忘れてしまったのか

ウガンダ北部のパギリニヤ難民居住区。今年で4年目の南スーダン紛争によって故郷を追われた難民約3万人が、ここでの生活を送っている。急激に深刻化していく難民危機に対して各機関の支援は追いついておらず、多くの人たちが厳しい生活を強いられている。 …

ブログの筆がなかなか進まない人への二つのアドバイス

最近、僕の周りにいる国際協力関係者でも、ブログを始める人が増えてきているようだ。 資金調達や仲間集めといった「組織運営」の視点からも、途上国で起きている問題と先進国との繋がりを知ってもらう「啓発」の視点からも、国際協力に携わる人にとって「発…

「放っておいたら、あの難民の女の子は死ぬよ?」南スーダン難民危機/世界人道デー

「放っておいたら、あの難民の女の子は死ぬよ?」 先日、ウガンダ北部の南スーダン難民居住区に足を運んだ時に、現地のスタッフからふとかけられた言葉が、心の片隅に残り続けている。 私が活動しているパギリニヤ難民居住区には、PSNs(Persons with Specia…

なぜ僕はNPO(非営利団体)形式で活動しているのか

最近、何人かの方から なぜNPO(Non-Profit Organization/非営利団体)の形式で活動するのですか? と質問を受けた。 昨今は大学生でも在学中に起業する人が増えてきたが、株式会社、営利事業として起業しているケースがほとんどだ。そんなトレンドがある中…

『世界を無視しない大人になるために』の表紙で一緒に映る南スーダン難民の女性と再会!

今年2月、ウガンダ北部の南スーダン難民居住区。現地のニーズや課題、支援動向などを把握するための調査活動に訪れていた僕は、そこで一人の女性と出会った。 グレイスさん(仮名)は、昨年7月に南スーダンで紛争が再燃した後、他の多くの難民たちとともに…

支援と不条理のジレンマ「変わるべきなのは”彼ら”ではなく”私たち”だ」

ウガンダに来てからまだ4日しか経っていないものの、体調不良でパフォーマンスが優れない割には様々な思考やアイデアが湧いてきた。そして同時に、日本にいた時以上の勢いで仕事に向き合っている。 アフリカン・パワーなのかどうか分からないが、アフリカの…

いつまでも出発ロビーでワクワクできる大人でありたい。

レポートを大学に提出したり、ギリギリまでスタッフと打ち合わせをしたり、京成本線の中ではこの記事を書いたりしていたら、いつの間にか成田空港までやって来ていた。 今年3月上旬にウガンダから日本へと戻り、その後コンフロントワールドを立ち上げ、 5…