原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

私が死ぬまでに実現したい社会は「不条理の無い世界」

私が人生をかけて果たしたい使命、そして信念でもある、”世界の不条理”に挑戦する。 大学一年時にフィリピンで物乞いをする少女を目の当たりにし、そして国際協力の世界に足を踏み入れてから、私はこの言葉を、ずっと心に留めてきた。苦しいこと、辛いことが…

伝え続けること~"世界の不条理"と向き合って~

初めての記事「「伝える」こと ~"世界の不条理"と向き合って~」をハフィントンポスト日本版に寄稿してから、1年近くが経とうとしている。 伝える活動の一環として、今年2月から記事寄稿をスタート。これまで70本以上の記事を書いたが、その多くを構成して…

アフリカ支援は無駄なのか?99%の日本人が知らない国際支援の「闇」とは

「なぜアフリカは何十年も支援を受けているのに貧困問題は解決しないのか?」 「いったいアフリカは海外からどれだけの支援を受けてきたのだろう?」 こんな疑問にお答えします。 フリーランス国際協力師の原貫太です。ボランティアでアフリカ支援をしながら…

カラシニコフ(小型武器)と子ども兵(少年兵)-自衛隊派遣(駆けつけ警護)の南スーダンにおける少年兵は?

ある日突然誘拐されて、軍事訓練を受けさせられた後は、最初の任務として家族を殺すことが強要される。男の子であれば戦闘の最前線に送られ、女の子であれば男性兵士と強制結婚をさせられる。仮に軍隊を脱退して地元へと帰還した後も、家族や近隣住民から受…

平和を願うブルンジのハチミツ-ルワンダ虐殺の陰に隠された、もう一つの虐殺

「アフリカの大地で起きたジェノサイド)」と聞いたら、あなたは何を思い浮かべるだろう。 きっと、20世紀アフリカ最大の悲劇とも呼ばれる、ルワンダ大虐殺が頭に浮かぶかもしれない。 1994年、フツ人系の政府とそれに同調する過激派フツ人の手によって、100…

”初めての任務として母親の腕を切り落とす”少年兵・少女兵問題は、大学生の私にとって目の前の解決したい問題になった。

「誘拐された僕は故郷を襲撃することを強要された。そして、母親の腕を切り落とした。」 洗脳するために、初めての任務として親や兄弟の殺害が強要される。少女兵の場合、戦闘に駆り出されるだけではなく性的奴隷としても搾取される。帰還後もコミュニティか…

発展途上国で生きる子供たち(ストリートチルドレン)の写真、考えるべきこと

ご無沙汰しております。 「書かねば書かねば」と思ってはいたものの、最近は筆を執るのがどうも億劫で一か月ぶりのブログ更新となりました。国際ニュースの解説記事も全く書いておらず、いやはや反省です。ただ相も変わらず毎日沢山のニュースをBBCやAljazer…

みんなが「下」を向けば、この世界は良くなるかもしれない。

先日、友人に連れられて恵比寿の一等地に立つ高級レストランへと足を運ぶ機会があった。 お洒落な店内に流れるジャズのBGM。会社帰りのサラリーマンたち。1枚1500円のピザ。普段外食すらも滅多にしない人間として、気の行き届いたサービスと本格的なイタリア…

不登校や極度の心配性で苦しんだ僕が、それを乗り越えるまでの体験談

多くの学校で夏休みが終わり、新学期が始まる今日9月1日。この日は、18歳以下の子供が一年間で最も多く自殺をする日だそうだ。 内閣府ホームページより 大きなことを言うつもりは無い。専門的なことを言うつもりも無い。ただ、いじめや担任との不仲から小学…

アジア最貧国バングラデシュの問題に大学生の僕が取り組み始めた理由

しばしば訊かれる質問がある。「なぜ原さんは、学生国際協力団体(バングラデシュ国際協力隊)を立ち上げてまで、ストリートチルドレン問題に取り組むことを決意したのですか?」 自分でも、未だに考える事がある。なぜ、決意することが出来たのか。

【4歳の子供をレイプ】アフリカ最大の紛争、コンゴで起きている悲劇とは

アフリカ大陸中央部に位置するコンゴ民主共和国(以下コンゴ)の紛争は、周辺数か国を巻き込みながら、第二次世界大戦後に起きている紛争としては、最多である540万人以上の死者を産み出している。 シリア、イラク、アフガニスタン、パレスチナ、ウクライナ…

「地球市民」(コスモポリタン)という考え方-アフリカの少年兵と日本の私

この記事を読んでいるあなたは普段、世界で起きている出来事に対して、どれほど関心を持っているだろうか。もしくは持ち続けているだろうか。 テレビや新聞でニュースを読む。インターネットで調べ物をする。SNSをチェックする。私たちが生きる昨今の世界は…

ハフポストからこのブログにいらっしゃった方へ。

ハフポストからこのブログにいらっしゃった方へ。海外での活動経験を活かし、貧困問題に関する記事を書いています。こちらの記事もご覧ください⇩ 貧困とは何か?定義や違いを簡単に、超わかりやすく解説します! www.kantahara.com 貧しい人を助ける仕事がし…

フィリピンのストリートチルドレンとの出会い ボロボロの服を着た一人の少女

車の往来激しい3車線の道路。その上を、車と車の間を縫いながら歩く一人の少女。ボロボロのワンピース。7歳くらい。彼女は、裸の赤ん坊を抱えながら車の窓ガラスを叩き、物乞いをしていました。

貧しい国の生活は?子どもたちのリアルな実態を、現地の写真付きで解説

「貧しい国の人たちは、どんな生活を送っているのだろう?」 「発展途上国に暮らす子どもたちの生活を、写真で見てみたい。」 こんな悩みを解決します。 フリーランス国際協力師の原貫太です。アフリカやアジアの途上国など、世界中で貧しい人たちの支援にあ…

ウガンダ内戦では何が起きた?14年間子ども兵として戦った女性インタビュー

1980年代から20年以上続いたウガンダ内戦では、約3万人の子どもが誘拐され、望まない兵士として過ごすことを余儀なくされた。 現在のウガンダは内戦から立ち直り、反政府組織「神の抵抗軍」が活動していた北部でも、国際機関やNGOによって開発が進んでいる。…

「世界は何も学んでいない」『ホテルルワンダ』の舞台、ルワンダ虐殺の跡地訪問(後編)

たった100日間で80万人もの犠牲者を出したと言われているルワンダ大虐殺から、2016年4月で22年が経つ。 ルワンダの虐殺の死亡率は、第二次世界大戦中にナチスドイツが行ったホロコーストの3倍以上だとも言われている。ルワンダ虐殺がこれほどま…

「世界は何も学んでいない」『ホテルルワンダ』の舞台、ルワンダ虐殺の跡地を訪れた(前編)

こんにちは。先日投稿した記事が意外にも評判良かったらしく、続けていく価値はそれなりにあるかなと、ひとまず安心しました。 今日から本格的に記事を投稿していくわけですが、しばらくはアフリカ渡航(2016年1月)の記録とそれに付随した思う事を書き綴っ…

拝啓、美しくも不条理な世界へ。ブログを始めるにあたって。

こんにちは。アフリカからアメリカに戻って早二日。移動に70時間費やしたこともあり、今回はさほど時差ボケに苦しんでいません。空港泊ももはや当たり前になってきましたね。 さて、今日を皮切りにブログを書き始める決意をしたわけですが、これまでFacebook…