原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

Twitterでアウトプットしたいけど最初の一歩が踏み出せない人に伝えたい2つのこと

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。Twitterでのアウトプットは6年以上続けており、現在フォロワーは24,000人います。 昨今は色んな場所で「アウトプットが大切!」「Twitterでアウトプットしろ!」と言われますが、アウトプットが苦手な人…

「君が挑戦することで、日本の"失敗を許さない風潮"を変えていってほしい」

これまで一度も書いてこなかった僕の「原体験」について語りたい。 ご存知、僕が「国際協力」の世界へと足を踏み入れることになった最初のきっかけは、大学1年時にフィリピンのスタディーツアーへと参加したことだった。現地滞在の最終日にたまたま物乞いを…

世界を無視しない大人になるために【少女兵との出会い - 第一章まで無料公開】

※このページではフリーランス国際協力師原貫太の本『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際協力』を第一章まで公開しています。 クリックすると購入ページへと飛びます。 はじめに この本では、僕が認定NPO法人テラ・ルネッ…

国際協力に興味ある中学生が「今すぐ」やるべき6つのこと【プロの国際協力師が解説】

国際協力に興味ある中学生がやるべきことを知りたいですか?この記事では将来的に国際協力をしたいと考えている中学生が今のうちにやっておくべきこと、また中学生ができる国際協力について解説しています。ぜひご覧ください。

想像する力、人間としての責任-6月20日は世界難民の日(2017)

2001年からの毎年6月20日は、国際デーの一つ「世界難民の日」とされており、難民の保護や支援に対する世界的な関心を高めるために、各地でイベントや運動が行われている。 昨年6月20日にUNHCRが発表した報告書によれば、世界の難民や難民申請者、国内で住居…

TBSの番組「Nスタ」で原貫太の活動を紹介していただきました。

本日、TBSの番組「Nスタ」にて、私の活動を取り上げて頂きました。ご覧いただいた日本全国の皆さま、ありがとうございました。やっぱりプロの撮影と編集は凄いです(笑) 実を言うと、先月中旬から全3回取材していただき、講演会の様子や早稲田でインタビュ…

政府軍が夫を誘拐「今は生きているかも分からない」南スーダン紛争のリアル

南スーダンに派遣されていた自衛隊が先月27日に撤退してから2週間以上が経った。同国を巡る報道はますます減っていくが、『自衛隊が撤退しようが撤退しなかろうが、南スーダン難民・国内避難民の「苦しみ」は変わらない』。 2013年末に内戦状態に陥り…

国際協力のきっかけ フィリピンで出会った一人の少女

①初対面の人には必ずと言っていいほど国際協力に目を向けた最初のきっかけ(いわゆる原体験)について訊かれるので、過去の写真を用いながら少し書きたい。私が初めて途上国に足を運び社会課題と向き合ったのは、大学一年も終わりに差し掛かった2014年2…

NGOを設立する4つのステップ【実際に起業した人がわかりやすく解説】

NGOを設立する方法を知りたいですか?大学在学中にNGOを立ち上げた筆者が、NGOを設立するための4つのステップをわかりやすく解説しました。実際に起業した時の体験談も踏まえているので、NGOの設立に興味のある方は参考にしてください。

「僕の千円をアフリカでの活動に使ってください」学校教育における国際協力学

6月3日(土)、私の母校である逗子開成中学校にて土曜講座「僕らが世界の問題にできること―国際協力人育成講座―」を担当した。全4回あるうちの2回目の今回は「初めての任務として母親を殺す”子ども兵”を知る 」と題し、私が取り組んできたウガンダの子ど…

就活解禁した。自衛隊撤退した。それでも大学生の僕は、南スーダン難民を支援する。

今月1日から2018年春卒業の大学生の就職活動(いわゆる就活)が山場を迎えている。大手企業による採用選考が解禁され、約40万人もの就活生の多くが内定獲得を目指して面接に臨むことになる。 そんな中、早稲田大学4年の僕が就活もせずに、国際協力団…

本当に意味のある国際協力の「答え」-南スーダン難民との出会いが私に考えさせたこと

そもそも、国際協力とは何を意味するのだろうか。 「国際協力をしたい」「国際協力を仕事にしたい」といった人は多いが、そこで使われている「国際協力」という言葉の定義は、一体何なのだろうか。先日、『結局、「国際協力」という言葉の意味は?アフリカに…

Unity in Diversityとは?「多様性の中の繋がり」の意味を考えてみた

Unity in Diversity「多様性の中の繋がり」。 私が尊敬する国際協力のプロであり、インターン先の認定NPO法人テラ・ルネッサンス理事長小川真吾さんが良く使っている言葉だ。 「多様性」(Diverisity)が尊重されるべきである一方で、「みんな違ってみん…

世界で最も急速に深刻化する難民危機-国連「南スーダン難民支援、資金86%不足」

先月から自衛隊の撤退が始まった南スーダン。今月末までの数回に分けて、施設部隊の約350人全員が帰国する。 自衛隊が南スーダンから撤退していくにあたって、一部の活動家やジャーナリストは日本国民の同国に対する関心が薄れていくことを危惧している。そ…

【水泳が速くならない人へ】50mクロール37秒→25秒を達成した体験談を話します

中学生から水泳を始めた僕が、なぜたった2年間で50mクロールのタイムを12秒も伸ばし、全国大会に出場できたのか?この間、タイムが伸びない時期は全くありませんでした。その理由は大きく二つです。僕が全国大会に出場するまでのサクセスストーリーをお伝え…

加害者であり被害者である子ども兵 紛争の悪影響は時空を超える

紛争当事国での被害が甚大である一方で、時間・空間を超えた二次、三次の被害もまた甚大であることを、私は一つのニュースから痛感した。

ジョセフコニー探索が終了 神の抵抗軍は3万人の子どもを誘拐した

1980年代から20年以上にわたって続き、10万人の犠牲者を産み出したウガンダ内戦。 この内戦で3万人の子どもを誘拐し、兵士にしてきたとされる反政府組織「神の抵抗軍」。その司令官であるジョセフコニーの探索・討伐作戦が終了することになった。 今月上旬…

国際協力とは具体的に何か?まるで教科書のようにわかりやすく解説

国際協力とは具体的に何か知りたいですか?国際協力の定義から具体的な活動内容、なぜ国際協力が必要なのかなど、教科書のようにわかりやすく解説しました。仕事として国際協力をやる方法や日本で出来ることも解説しています。国際協力に興味を持ったら、ま…

アフリカの貧困なんかより日本の貧困に取り組め、と私に言うあなたへ。

アフリカの貧困に関する記事を書いていると、時々こんな意見が飛んでくる。 「アフリカの貧困なんかより、日本の貧困に取り組め。」 日本人の私は、アフリカではなく、日本の貧困に目を向けなければいけないのだろうか。 日本人がアフリカの貧困に取り組んで…

【書籍感想】「一度も本を置きたくなかった。」新卒でNGOに就職した延岡さん

僕の良き「戦友」であり、尊敬する先輩でもある「国際協力師」延岡由規(のぶおか ゆうき)さんから、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』の感想を頂きました! 「国際協力」に対する考え方や、「伝える」事に対…

世界の不条理を知って"何か"を感じたあなたが、その"気づき"を無駄にしないために。

片手一つでも扱えるスマートフォンが普及して、「地球の裏側」で起きている出来事さえも瞬時に私たちの手元へ届くようになった今日。電車に乗りながら、ご飯を食べながら、友達と話しながら。ニュースやSNSなどを通じて、私たちはいつでも「地球の裏側」を知…

飽きないプレゼンを作り上げる3つの方法 90分間一人も寝させない!

仕事柄、僕は人前でプレゼンテーションをする機会が多い。つい先日も、早稲田大学で90分以上の講義を担当した。聴講者は約100人だった。 設立したNPOの活動報告会や、高校・大学での講演。僕が話すテーマは、アフリカの紛争やNGOの活動について。興味がある…

国連PKOはなぜルワンダ内戦を止めなかった?その理由をわかりやすく解説

国連PKOはなぜルワンダ内戦を止めることができなかったのか?80万人以上が犠牲になったルワンダ虐殺では、国連による力不足が大きな原因です。国連PKOがルワンダに介入しなかった理由を解説しました。ルワンダ内戦に興味ある人は必見です。

「中学生・高校生の時には、世界の紛争や貧困に興味無かった」母校に書籍を献本

母校である逗子開成中学校・高等学校に、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』を献本させて頂きました。校長先生や中高6年間でお世話になった先生たちに手渡したほか、図書室にも飾って頂きました。 中高時代に…

自衛隊が撤退しようが撤退しなかろうが、南スーダン難民・国内避難民の「苦しみ」は変わらない

この記事を読んでいる方に、忘れてほしくないことがあります。 先月10日、日本政府は国連の南スーダン派遣団に参加している陸上自衛隊の施設部隊を、5月末で撤退させる方針を決めました。撤退する自衛隊の第1陣約70人は、今月19日に帰国すると発表さ…

【書籍感想】「僕もパレスチナの難民キャンプを訪れた時…」"ボランティア×旅"で世界一周した入江さん

「世界の人と対話するボランティア×旅」で世界一周した入江謙行(いりえかねゆき)さんから、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』の感想を頂きました! 入江謙行(いりえかねゆき)明治学院大学社会学部社会学科…

【書籍感想】「一歩踏み出そうか迷っている方に読んでほしい!」元ルワンダ青年海外協力隊OG

元ルワンダ青年海外協力隊OGの方から、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』に対する感想を頂きました! 現地の状況、筆者の葛藤などが分かりやすく描写され、短時間で読むことが出来ました。 著者の視点は、統計…

批判から協働へ ビジネス・援助・文化、それぞれの立場でアフリカに関わる日本人

アフリカへの日本人の関わり方を3つに大別すると、「ビジネス」「援助」「文化」に分けられると思います。 アフリカに滞在していた時に、テラ・ルネッサンス駐在員の方とも話していたのですが、この3つはそれぞれが独立していて、フィールド間ではあまり連…

【はてなブログ利用】Googleドライブを使ってPDFをブログに埋め込む方法

Googleドライブを使い、PDFデータをブログやサイトに埋め込む方法を紹介します。 ちなみに僕は「【無料公開】『世界を無視しない大人になるために』プロローグ」で書籍のPDFデータをはてなブログに埋め込みました。超簡単なので、あっという間に完了します。…

ルワンダ・ウガンダの「平和」とコンゴの「紛争」 大湖地域の政治的パワーバランス

アフリカ中・東部の紛争において、「ルワンダの虐殺」「ウガンダの子ども兵」「コンゴ民主共和国の性暴力」に関する記事は毎回大きな反響を貰います。 この3つに関して、ルワンダ・ウガンダに関しては「過去の紛争」、コンゴ民主共和国に関しては「現在の紛…