原貫太のブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカの問題、フリーランスの働き方など様々なテーマを解説しています。

あなたにできる国際協力!寄付や情報発信、プロボノなどできること7つ紹介

「会社で週5日働きながらできる国際協力ってありますか?」

「学生にできる国際協力って何ですか?」

 

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。上記のような質問を頻繁に受け取ります。

 

国際協力は何も、海外での支援活動だけを指すのではありません。日本にいながらでも、世界の戦争や貧困を解決するためにできることはあります。

 

この記事では、海外にはなかなか行けないけど、日本にいながら国際協力に関わりたいという人に、寄付や情報発信、プロボノなど、全部で7つの「できること」を紹介します。

 

 

国際協力の入門者でもわかるように、国際協力を教科書のように分かりやすく解説しました。こちらの記事も読んでみてください!
国際協力とは具体的に何か?まるで教科書のようにわかりやすく解説

 

あなたにできる国際協力!寄付や情報発信、プロボノなどできること7つ紹介

国際協力 できること

国際協力に興味ある人が、日本にいながらできることは?

 

国際協力に興味のある社会人や学生が日本にいながらできること、この記事では以下の7つを紹介します。

 

  1. 国際協力に関する情報に触れ、発信する
  2. 国際協力に関するイベントや講演会に参加する
  3. 毎日の消費行動を改める
  4. 国際協力団体でボランティアやインターンをする
  5. 国際協力団体でプロボノをする
  6. 本業の中で国際協力をする
  7. 寄付をする(クラウドファンディングやマンスリーサポーター)

 

できること① 国際協力に関する情報に触れ、発信する

国際協力に関わる上で、まず大切なのは「知る」ことです。問題は認知されて初めて、問題になることができます。

 

どれだけ忙しい社会人や学生でも、通勤通学中の時間にスマホを使って情報収集することはできるはずです。例えばTwitterで「国際協力」と検索し、出てくる人をフォローして、彼らのツイートを追いかけてみてもいいでしょう。

 

また、Googleアラートを使うのもおすすめです。Googleアラートは、何らかのキーワードを登録しておけば、そのキーワードに関連するニュースや記事を毎日メールで送ってくれる優れた機能です。

 

これに「国際協力」「難民」「貧困」など、自分の興味あるキーワードを登録しておけば、毎日新しい記事を読むことができます。

 

そして情報はインプットするだけではなく、アウトプットまでしっかりやりましょう。仕入れた知識やノウハウをどこかで使わない限り、結局は自己満足にしかならないのです。

 

自分の興味ある国際問題の知識をインプットしたら、コメントを付けてTwitterでシェアしたり、家族に教えてあげたりしましょう。そうやって身の回りの人たちに国際協力の輪を広げていくことも、あなたが日本にいながらできることの一つです。

 

学生なら、日々インプットしている国際協力の情報を、レポートや自由研究を機にアウトプットするのもいいですね。僕のTwitterでは毎日のように国際協力や社会問題に関するツイートをしているので、ぜひフォローしてくださいね。

 

もちろん国際協力に関する本を読み、その内容を発信するのもいい方法です。国際協力に関するおすすめ本は以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。

国際協力おすすめ本32選 入門書から常識をブチ破る本、洋書までドドンと紹介 - 原貫太のブログ

 

できること② 国際協力に関するイベントや講演会に参加する

国際協力 できること

原貫太が国内で行った講演会の様子

 

国際協力団体のイベントや講演会、活動報告会に参加してみましょう。この場合の国際協力団体とは、NGOやNPOを指します。

 

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NPOとNGOの違いを日本一わかりやすく解説【誤解してる人が多すぎる!】 - 原貫太のブログ

 

NGOが開催するイベントや講演会に参加すれば、そのNGOが取り組んでいる社会問題に詳しくなることができますし、同じように国際協力に関心ある人たちと繋がることもできます。

 

また、国際協力に関するイベントの売上は、そのNGOが行っている海外での支援に充てられることが多いです。そのため、あなたの支払った参加費が、巡り巡って国際協力活動に使われます。

 

国際協力に詳しくなれる上に、自分のお金が海外での支援活動に使われるのであれば、一石二鳥ですよね。

 

現在はコロナの影響でオフラインのイベントの数は激減していますが、オンラインイベントの数は増えています。地方在住の人にとっては、むしろ追い風でしょう。SNSやGoogleで検索し、気になるイベントがあれば積極的に参加してみましょう。

 

できること③ 毎日の消費行動を改める

これ、実はめちゃくちゃ大事です。個人的には海外での国際協力活動に携わるより、ずっと大事だと思います。

 

例えばフェアトレード商品やエシカル商品など、人権や環境、途上国の労働環境に配慮した商品を積極的に購入しましょう。毎日の消費行動を改めることも、あなたにできる国際協力の一つです。

 

安く売られているチョコレートの背景には、ガーナのカカオ農園で児童労働をしている子供たちがいる。大量に生産されるファストファッションの背景には、インドやバングラデシュにある劣悪な環境の縫製工場で、強制労働させられている人たちがいる。

 

国際協力に関心がある人なら、何となくでもこんな話を知っている人は多いのではないでしょうか?

 

例えばアフリカで起きている内戦の原因は、決してアフリカの中だけにあるのではありません。先進国に暮らす私たちの何気ない日々の消費が、アフリカの内戦を引き起こしていることがあります。

アフリカの内戦がなくならない2つの原因【アフリカの中ではなく、外を見よう】 - 原貫太のブログ

 

何気ない無意識の消費行動が、遠くの誰かを傷つけている。僕も初めて知った時はショックでしたが、残念ながらグローバル化が進んだ現在の世界では、こういった事例はたくさんあります。

 

自分の目の前にある商品が、どこで、誰によって、どのように作られ、どのようにして目の前に運ばれてきたのか考えてみる。少しくらい高いお金を出しても、環境や人権に配慮したフェアトレード商品やエシカル商品を購入してみる。

 

何か買い物をする時このようなことを少し意識するだけでも、問題を根本的に解決することに繋がります。海外で行う支援活動を「対症療法の国際協力」とするなら、消費行動を変えるのは「原因療法の国際協力」と言えます。

 

できること④ 国際協力団体でボランティアやインターンをする

国際協力 できること

ウガンダで紙芝居を使った公衆衛生啓発に取り組む原貫太

 

時間的に余裕のある人は、国際協力NGOでボランティアやインターンをやってみましょう。「お金」の代わりに「時間」を寄付すると考えてください。

 

サラリーマンの方であれば週末の時間を使ってボランティアをすることもできますし、学生ならインターンをすることも可能です。

 

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NGOでインターンするなら、どう団体を選ぶべき?4つの判断基準を紹介します - 原貫太のブログ

 

NGOのボランティアやインターンを経験すれば、NGOの人たちが普段どのような仕事をしているのか、NGOの実態を知ることもできます。ちなみにインターンを経てからNGO職員になるというのは、NGOに就職するための一つのルートでもあります。

 

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NGOに就職するには?新卒・中途で就職する方法から必要なスキルまで解説!

 

一般的なボランティアやインターンの場合、仕事内容は簡単な事務作業が中心になりますが、自分の取り組んでいる仕事が間接的に海外の問題解決に繋がりますし、スタッフ限定のスタディツアーなどで事業地訪問できる可能性もあります。

 

ちなみに僕は学生の時に国際協力NGOテラ・ルネッサンスのインターンとしてアフリカで活動しています。その経験を『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た本当の国際支援』という本の中で書きました。

 

NGOの活動は、どんな感じなのか?どうすれば学生が国際協力に携わることができるのか?気になる方は、ぜひこちらの本も読んでみてください。第一章までを無料公開しています。

世界を無視しない大人になるために【少女兵との出会い - 第一章まで無料公開】

 

できること⑤ 国際協力団体でプロボノをする

本業で身に着いた専門性やスキルがある人は、国際協力NGOに「プロボノ」として登録してみましょう。

 

プロボノとは、簡単に説明すると「プロのスキルを活かしたボランティア」です。会社員や士業の方たち(税理士や弁護士など)のNGOへの新しい関わり方として、数年前から注目されています。

 

国際協力をやっているNGOといえども、国内の事務局がやることは、ほとんどがデスクワークです。会計作業や広報・マーケティング、ファンドレイジングなど、国内ならではの業務がたくさんあります。

 

そこに、例えば企業で経理職の経験がある方や、あるいはマーケティングに関する専門知識を持っている方がプロボノとして関わると、NGOの作業効率が格段に上がります。

 

もちろん税理士や弁護士の方がプロボノとして関われば、税務や法務の仕事もスムーズになるでしょう。

 

NGOのホームページを見ればプロボノを公募していることもありますし、NGOに直接問い合わせをして、「こういったスキルがあるのですが、何かお手伝いできることはありませんか?」と聞いてみるのもありです。

 

自分の持っている専門性を活かし、日本の事務局をサポートすることも、日本にいながらできる国際協力の一つです。

 

できること⑥  本業の中で国際協力をする

国際協力 できること

ウガンダの子供たちと原貫太

 

これは決して、国際協力NGOに就職したり、国連職員を目指したりすることを指しているわけではありません。今の仕事の中で、国際協力に関わる方法を見つけるのです。

 

CSRという言葉を聞いたことはありますか?CSRとはCorporate Social Responsibilityの略称で、日本語では「企業の社会的責任」と訳します。倫理的観点から、企業が事業を通じて、自主的に社会貢献する責任を意味する言葉です。

 

例えば異動のタイミングで、自らCSRを管轄する部署を希望したり、CSRの担当者と仲良くなって、事業を通じて国際協力に関わる方法を一緒に考えたりなど、今働いている会社の事業を通じて何かできないかを考えてみると面白いはずです。

 

できること⑦  寄付をする(クラウドファンディングやマンスリーサポーター)

日本でできることとしては、真っ先に思いつく方法だと思います。国際協力に取り組むNGOに寄付をしましょう。できれば一回きりで終わってしまうのではなく、継続的に寄付することが大切です。

 

ほとんどの国際協力NGOでは、月額制のマンスリーサポーターが用意されています。たいていは毎月1000円からサポーターになることが可能です。

 

マンスリーサポーターとして継続的に寄付をしていると、NGOから定期的に

 

  • あなたの寄付でこれだけの国際協力活動ができました
  • あなたの寄付でこれだけの問題が解決されました

 

など、メールや報告書で活動レポートが送られてきます。一回寄付をして終わりにしてしまうのではなく、国際協力に関心を持ち続けるためにも、マンスリーサポーターになることをおすすめします。

 

僕のブログでは、発展途上国の子供たちを支援し、手紙のやり取りなどを通じながらその子の成長を見守る「チャイルドスポンサーシップ」も紹介しています。国際協力NGOのワールドビジョンが運営するマンスリーサポーターです。

 

チャイルドスポンサーシップは月額4500円と、一般的なマンスリーサポーターに比べるとやや高額ですが、ただの寄付よりも一歩進んだ形で自分にできることをやってみたいという方はご検討ください。

チャイルドスポンサーシップの評判は?国際協力のプロが解説【結論うさんくさくない】 - 原貫太のブログ

 

なお、フリーランスで国際協力に取り組む僕自身もマンスリーサポーター制度をやっています。もしご関心を持っていただけたなら、こちらをご覧ください。

フリーランス国際協力師、原貫太を応援するサポーターズクラブ - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

 

国際協力に興味ある人が、日本でできること5選まとめ

 国際協力に興味ある社会人や学生が日本にいながらできることを5つ紹介しました。もう一度まとめておくと

 

  • 国際協力に関する情報を本やネットでインプットし、ブログやSNSを使ってアウトプットする
  • 国際協力に関するイベントに積極的に参加する。参加費は国際協力団体の活動に使われる
  • エシカル商品やフェアトレード商品を購入するなど、毎日の消費行動を改める
  • ボランティアやインターンなど、自分の「時間」を国際協力団体に寄付する
  • 本業の中で培ったスキルや専門性がある人は、国際協力団体のプロボノに登録してみる
  • CSR部署への異動を希望するなど、本業を通じて国際協力に関わる
  • 国際協力団体に寄付をする。一回きりではなく、できれば継続的に

 

国際協力を仕事にしてみたいと思った方は、こちらの記事を続けて読んでみてください。

国際協力を仕事にするには?具体的な7種類の職業を紹介します - 原貫太のブログ