原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

世界の子供を助ける仕事がしたいなら「国際協力」をやろう【中学生でもわかるように説明】

「発展途上国の貧しい子どもたちを助けたい」

「世界中の恵まれない子供たちを救う仕事がしたい」

 

そんな想いを持っているあなたは、「国際協力」を仕事にしましょう。

 

海外の貧しい国で子どもたちを助ける仕事がしたい…。そんな人は、ユニセフやジャイカ、国境なき医師団といった名前を聞いたことがあるかもしれません。

 

でも、世界の子供を助ける仕事はそれだけではありません。国際協力を仕事にする方法は、他にもたくさんあるのです。

 

 

世界の子供を助ける仕事「国際協力」とは?

貧しい子供 助ける 仕事

ウガンダの子供と筆者の原貫太

 

世界には貧しくて学校に通えなかったり、病気になってもお金がなくて病院に行けない子供たちがいます。

 

例えばサハラ砂漠より南のアフリカでは、5人に2人が毎日200円以下で生活していると言われています。

 

そういった経済的に貧しく、恵まれない子供たちの生活を良くするために働く仕事を「国際協力」と呼びます。

 

国際協力は貧しい子供を助けるだけではありません。世界中で起きている戦争を止めるための話し合いを行ったり、戦争によって傷ついた子供たちを救う仕事も行います。

 

人だけではなく、地球環境を保護する仕事もします。例えば「アドボカシー」と言って、地球温暖化を防ぐために政府や市民に訴えかけたり、植林を通じて森林保護をする活動をしている人たちもいます。

 

一言で表せば、世界から戦争や貧困、環境問題をなくすために、国籍や人種、宗教の壁にとらわれず、人々が手を取り合って様々な協力活動を行うことを「国際協力」と呼びます。

 

国際協力には、お金をもらわないボランティアとして、つまり慈善活動(チャリティー)として取り組むこともできます。

 

しかし、生活をするのに十分な収入を得ながら、持続的に仕事として携わることもできるのです。

 

もし世界を救う仕事がしたい、世界の子供たちを助ける仕事がしたいと考えているなら、国際協力を仕事にすることを目指しましょう。

 

★関連記事★

国際協力とは具体的に何か?その定義から必要性まで日本一わかりやすく解説します - 原貫太のブログ

 

世界の子供を助ける仕事を5つ紹介

世界を救う仕事

地球環境の保護活動も、国際協力の一つ

 

世界を救う仕事を「国際協力」と言いますが、具体的にどんな職業があるのか?ここでは5つ紹介します。

 

  1. 国連職員
  2. ジャイカ職員
  3. NGO職員
  4. ソーシャルビジネス
  5. フリーランス国際協力師

 

一つひとつの仕事を詳しく見ていきましょう。

 

国連職員(国際公務員)

世界を救う仕事

ニューヨークにある国連の本部

 

国連という言葉を聞いたことはありますか?社会の授業で習った人も多いでしょう。

 

正式名称は「国際連合」と言います。例えば冒頭で紹介したユニセフも、国連の組織の一つです。

 

しかし、国連にはユニセフ以外にも

 

  • 世界食糧機関(WFP)
  • 世界保健機関(WHO)
  • 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)

 

など、約40の組織があります。そういった国連のような国際機関で働いている人たちを「国際公務員」と呼びます。

 

国際機関で働くことに興味がある人は、この記事を読んでみてください。

国際機関で働くためには?必要な資格は3つ【大学でやるべきことも解説】 - 原貫太の国際協力ブログ

 

ジャイカ職員

国際機関ではなく、日本の政府に入って国際協力に関わることもできます。日本の場合はジャイカ(JICA)という組織が国際協力の仕事を担当しています。

 

ジャイカは、子供たちの医療や教育のサポートだけではなく、日本よりも経済的に貧しい国、例えばカンボジアやケニアといった国で道路建設をやったり、川に橋をかけたり、上下水道を整備したりなど、大きな枠組みからの国際協力も行っています。

 

このように、政府によって行われる国際協力をODA(政府開発援助)と呼びます。次に紹介するNGOと合わせて、社会の授業でODA・NGO(おだんご)と習った人もいるかもしれませんね。

 

NGO職員

貧しい子供 助ける 仕事

アフリカで難民支援をしていた時の原貫太

 

1つ目は国際機関、2つ目は政府機関でしたが、民間の立場から国際協力に携わることもできます。

 

NGOとは英語でNon Governmental Organizationの略称で、日本語では「非政府組織」と呼びます。政府ではない、一般の人々によって運営されている組織です

 

国連や政府よりも、NGOは現地の人たちと近い距離で国際協力をしている団体が多いです。国連や政府のような大きな組織では支援の手が届きにくい人たちに対して、一人ひとりに寄り添った支援をしているイメージですね。

 

例えば冒頭に紹介した国境なき医師団も、NGOの一つです。

 

ただ、NGOは国境なき医師団以外にもたくさんあり、日本だけでも400以上、小さな団体も含めるとそれ以上の数が存在すると言われています。

 

世界の貧しい子どもたちを助ける仕事がしたい人は、例えばNGO職員の海外駐在員になると、現地の人たちと近い距離で仕事をすることができます。

 

また、必ずしも海外で仕事をする人だけがNGO職員ではありません。日本国内で広報をやったり、資金調達をしたりする仕事も、NGO職員の役割です。

 

NGOについてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も読んでみてください。

NGOとは何か?元NGO職員が日本一わかりやすく、簡単に解説します! - 原貫太のブログ

 

ソーシャルビジネス(社会的企業)

ソーシャルビジネスとは、収益を生み出すビジネスでありながらも、同時に社会問題の解決を目的とするビジネスのことです。日本語では「社会的企業」と呼びます。

 

3つ目に紹介したNGOは、その活動のほとんどが寄付によって支えられていますが、ソーシャルビジネスの特徴は、寄付に頼ることなく、自らがビジネスを通じて収益を挙げながら、持続可能な形で社会問題を解決する点にあります。

 

例えばウガンダの貧困層の女性たちを雇い、バッグ作りをしているRICCI EVERYDAYは、ソーシャルビジネスの一つの具体例です。

 

フリーランス国際協力師

世界の子どもを助ける仕事

2019年から僕はフリーランス国際協力師になった

 

5つ目はフリーランス国際協力師です。記事を書いているこの僕が、フリーランス国際協力師です。

 

「自由に働きながら、世界を救う。」これがフリーランス国際協力師のコンセプトです。

 

フリーランスとは、会社や政府など特定の組織に所属することなく、個人で自由に仕事をする働き方を指します。

 

また、国際協力師とは「生活するのに十分な収入を得ながら、国際協力を仕事としてやる人」を指します。

 

この2つの言葉を合体させたのが、フリーランス国際協力師です。

 

★関連記事★

国際協力師とは?定義、資格、給料、新しい働き方まで徹底解説【初心者必見】 - 原貫太のブログ

 

僕は今、アフリカのウガンダ共和国で学校に通えない子供たちを助ける仕事をしています。具体的には、衛生設備が確保されていない地域で貧困層の子供たちに手洗いの方法を教えたり、女の子には生理用ナプキンの作り方を教えています。

 

アフリカの貧しい子供たちを助けるボランティア活動をしながら、同時にこういったブログを書いたり、YouTubeをやったりすることで、生活するためのお金を稼いでいるのです。

 

ぜひ、僕のYouTubeチャンネルもチェックしてみてくださいね。

フリーランス国際協力師原貫太のYouTubeチャンネル

 

まとめ

貧しい子供 助ける 仕事

NGO職員として、難民の子供たちに文房具を手渡した

 

戦争や貧困で困っている人たちを助けたり、地球環境を守ったりする仕事を「国際協力」と呼び、そういった世界を救う仕事として

 

  1. 国連職員
  2. ジャイカ職員
  3. NGO職員
  4. ソーシャルビジネス
  5. フリーランス国際協力師

 

の5つを紹介しました。

 

この5つ以外にも、国際協力を仕事にする方法としては、例えば「開発コンサルタント」や「政府機関の専門家」といった仕事もあります。

 

国際協力についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。教科書のように、国際協力についてわかりやすく解説しました。

国際協力とは具体的に何か?まるで教科書のようにわかりやすく解説 - 原貫太のブログ

 

 

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