原貫太の国際協力ブログ

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国際協力にはどんな種類があるの?6つのアクターと10種類の活動分野を紹介

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。日本とアフリカを往復しながら、国際協力を個人で続けています。

 

「国際協力」と一言で表しても、どんな組織・人が行っているか、また活動内容は様々です。

 

例えばユニセフや国境なき医師」といった団体名は聞いたことある人が多いと思いますが、他にも色んな種類の組織、さらには個人が国際協力をやっています。

 

これまで僕はNGOや個人など、様々な立場から国際協力に関わってきました。その経験も踏まえ、この記事では国際協力に関わる6つのアクターと10種類の活動分野を解説します。

 

 

国際協力にはどんな種類があるの?6つのアクターを紹介

国際協力 種類

原貫太はNGO職員として、南スーダン難民の教育支援をしていた

 

国際協力に関わるアクターには、以下6種類があります。

 

  1. 国際機関
  2. 政府
  3. NGO
  4. 企業
  5. 開発コンサルタント
  6. 個人

 

それぞれのアクターがどのように国際協力に関わっているのか、具体的に見ていきましょう。

 

国際機関

国際協力に関わるアクター、一つ目は国際機関です。国際機関はさらに4種類に分かれます。

 

  1. 国際連合
  2. 国連総会により設立された国連の下部機関
  3. 専門機関
  4. その他の国際機関

 

国際機関の仕事は様々ですが、困っている人たちを直接支援するだけではなく、国際的な枠組みの制定などにも関わるなど、ミクロ・マクロ両方の視点から国際協力に関わっています。

 

こういった国際機関で働く人たちを「国際公務員」と呼びます。国際公務員に興味のある方は、こちらの記事も読んでみてください。

国際機関で働く夢を持つ人は、この質問に答えられる?【どの組織で何をしたいの?】 - 原貫太のブログ

 

政府

国際協力に関わるアクター、二つ目は政府です。

 

国際協力は各国の政府によっても行われており、政府による国際協力をODA(政府開発援助)と呼びます。日本政府の場合は、JICA(国際協力機構)が主に担当しています。

 

JICAの場合は、医療や教育面で貧困層の人たちを直接的に支援する国際協力だけではなく、発展途上国、例えばカンボジアやケニアといった国の道路建設をやったり、川に橋をかけたり、上下水道を整備したりなど、いわゆるインフラ面の国際協力も行っています。

 

NGO

国際協力 種類

過去インタビューに答えてくれた、NGO駐在員としてアフリカで働く鈴鹿達二郎さん

 

国際協力に関わるアクター、三つ目はNGOです。

 

NGOとはNon Governmental Organizationの略称で、日本語では「非政府組織」と呼びます。政府ではない、市民が運営する組織です

 

国連や政府に比べて、NGOは現地の人たちとより近い距離で国際協力をしている組織が多いです。国連や政府のような大きな組織では支援が届きにくい人たちに対して、一人ひとりに寄り添った国際協力をしているイメージですね。

 

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NGO駐在員がアフリカ人から学んだ、人と”繋がる”生き方【鈴鹿達二郎さんインタビュー】 - 原貫太のブログ

 

NGOは日本だけでも400以上、小さな団体も含めるとそれ以上の数が存在すると言われています。NGOを詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

NGOとは何か?元NGO職員が日本一わかりやすく、簡単に解説します! - 原貫太のブログ

 

企業

国際協力に関わるアクター、四つ目は企業です。企業による国際協力は大きく2種類に分けられます。

 

  • ソーシャルビジネス
  • CSRに伴う国際協力

 

ソーシャルビジネスは、社会問題の解決を目的とするビジネスを指します。収益を上げながらも、同時に社会課題の解決を目指すビジネスです。

 

例えばアフリカでは蚊が媒介するマラリアによって亡くなる人がたくさんいますが、マラリアが流行している地域で安価かつ高機能の蚊帳を売ることも、ソーシャルビジネスの一つです。

 

蚊帳の売上で事業を継続するための利益を出しながらも、同時にマラリアによる乳幼児死亡率などを下げることができます。

 

また、「企業の社会的責任」と呼ばれるCSRの一環で国際協力を行っている企業もあります。事業の収益の一部を、発展途上国やNGOの活動に寄付するのです。

 

前述のソーシャルビジネスに比べると間接的にはなりますが、これも企業による国際協力の一つです。

 

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あなたにできる国際協力!寄付や情報発信、プロボノなどできること7つ紹介 - 原貫太のブログ

 

開発コンサルタント

国際協力に関わるアクター、五つ目は開発コンサルタントです。

 

開発コンサルタントとは、主に新興国で開発援助や経済・貧困対策、インフラ施設や教育、保険・医療などの分野で、政府やJICA、日本企業などから依頼を受けて仕事をする職業を指します。

 

開発コンサルタントに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

開発コンサルタントとは?必要なスキルから年収、やりがいまで解説 - 原貫太のブログ

 

国際協力のアクター⑥ 個人

国際協力 種類

僕は個人でアフリカ支援を続けている

 

国際協力に関わるアクター、六つ目は個人です。

 

僕のようにフリーランスとして国際協力をやることもできますし、人によってはアフリカに一人で渡り、個人で学校を運営しているような人もいます。

 

個人で国際協力をやる場合は、国連やJICA、NGOのように給料が支払われることはありません。そのため個人で国際協力をやる上では、「いかにして収入を得るか」が大きな課題でした。

 

しかし近年は、世界中のどこにいてもインターネットに繋がることができます。そのため僕自身は、ブログを書いたりYouTubeを投稿したりすることで、自らの収入を生み出しながら個人での国際協力を続けています。

 

また、国連やJICA、NGOに比べると個人で国際協力をやるインパクトはとても小さいですが、その一方でインターネットの力を使うことにより、社会や人に対する影響力を拡張することはできます。

 

YouTubeでも国際協力や世界の問題に関する発信を個人で続けているので、ぜひ僕のチャンネルもご覧になってください。

フリーランス国際協力師原貫太のYouTubeチャンネル

 

国際協力の活動分野にはどんな種類があるの?

国際協力 種類

国際協力の分野や種類は多岐に渡る

 

国際協力には、例えば以下のような活動分野があります。 

 

  1. 教育
  2. 医療・福祉
  3. 公衆衛生(水など)
  4. 農業
  5. 環境保護
  6. インフラ整備
  7. 金融
  8. 就労支援
  9. 平和構築
  10. 紛争解決

 

細かく見ると他にも分野はありますが、この記事では10種類挙げてみました。

 

上述した6つのアクターが各分野で専門性を発揮したり、分野横断的に活動したりしながら国際協力に関わっています。

 

国際協力でやる具体的な活動は、大きく2種類しかない

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南スーダン難民の緊急支援に携わる原


様々なアクターや活動分野を紹介しましたが、国際協力でやる具体的な活動は大きく分けると以下2種類しか存在しません。

 

  1. 緊急援助
  2. 開発援助

 

緊急援助とは、台風や地震などの自然災害が起きた時や、どこかの国で戦争が起きている時に行われる国際協力です。「人道支援」と呼ばれることもあります。

 

一方の開発援助とは、基本的には治安が安定し、地元の人たちが普通に生活している国で社会福祉や教育、医療、インフラなどをより向上させるために行われる国際協力です。

 

緊急援助、もしくは開発援助に携わっているアクターが全部で6種類あり、より具体的には10種類の活動分野があると理解しておきましょう。

 

国際協力の種類 総まとめ

  • 国際協力に関わるアクターには①国際機関②政府③NGO④企業⑤開発コンサルタント⑥個人がある。
  • 国際協力の活動分野には①教育②医療・福祉③公衆衛生④農業⑤環境保護⑥インフラ整備⑦金融⑧就労支援⑨平和構築⑩紛争解決がある
  • 国際協力でやる具体的な活動には①緊急援助➁開発援助がある

 

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