原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

ルワンダの治安、2020年版も!アフリカで一番治安がいいって本当?

1994年に起きた内戦で80万人が亡くなった東アフリカの小国、ルワンダ。僕もこれまでに3回旅行したことがあります。

ルワンダ内戦の話だけを耳にすると「日本人が行くには危険なのでは?」「現地の治安が心配…」と思うかもしれませんね。

 

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。2020年2月にこの記事をリライトしているので、できる限りの最新情報を載せています。

 

結論から言います。ルワンダはめちゃくちゃ治安が良い国です。多分、アフリカの中では一番安全な国だと思います。

 

内戦が終わってから20年以上が経ち、現在は急激に経済成長しているルワンダ。首都キガリを含み、国の全土で治安が安定しています。毎年、日本人の大学生を含むたくさんの外国人が旅行で訪れていますね。

 

初めてのアフリカ旅行にもおすすめの国、ルワンダ。旅行者の目線に立ち、現地の治安について分かりやすく解説します。

 

 

ルワンダを旅行して印象的だった3つの「治安」事情

ルワンダ 治安

 

僕にとって人生初のアフリカ旅行がルワンダだったのですが、治安に関して強く印象に残ったことが3つあります。

 

  1. 夜に公共バスで移動しても安全
  2. 路上暮らしのストリートチルドレンがほとんどいない
  3. 街を見渡してもゴミが落ちてなく、スカベンジャーがいない

 

これら3つは、ルワンダの治安を考える上で大きなポイントになります。

 

ルワンダでは夜に一人でバスに乗っても安全だった

ルワンダ 治安

 

初めてルワンダを旅行したときは僕一人でしたが、旅行中に何か危険な場面に遭遇したことは一度もありません。

 

まず印象に残ったのが、夜間のバス移動です。宿泊先にインターネット環境がなかった僕は、キガリ中心部のカフェで夜遅くまで仕事をして、夜9時を過ぎてからバスで帰っていました。

 

アフリカはもちろん、途上国を旅行するときは夜間の外出は控えるのが基本です。もし外を出歩くなら、運転手付きで車を使うことが推奨されています。

 

しかし、僕は一人旅でお金もあまり持っていなかったため、夜も公共バスを使って移動していました。

 

念のためスリを警戒し、バスに乗っているときはバッグを前に抱えていましたが、これといって危険な雰囲気は何も感じませんでしたね。

 

ちなみに、ルワンダではWi-Fiが付いているバスも走っていました。これには驚きましたね。乗車中もSNSを更新したり、地図を調べたりできたので、非常に助かりました。

 

ルワンダにはストリートチルドレンが(ほぼ)いない

ルワンダ 治安

 

アフリカの多くの国の都市部では、必ずと言っていいほど路上で暮らすストリートチルドレンがいます。外国人旅行者が道を歩いていると、ほぼ100%の確率で「お金をください」と物乞いされますね。

 

また、ストリートチルドレンをはじめ路上生活者が多い国では、自ずとスリや窃盗のリスクも高まります。

 

しかし、首都のキガリを含めて、ルワンダにはストリートチルドレンがほとんどいませんでした。人が集まるバスターミナルでは何人かのストリートチルドレンと出会いましたが、それでも数えるほどです。

 

また、いわゆるホームレスの人も、旅行中はほとんど見かけることはありませんでした。(たまに物乞いをしている人はいます)

 

ルワンダ在住の日本人から話を聞いたのですが、どうやらルワンダの政府がストリートチルドレンを町から追い出したり、半強制的に保護したりしているらしいです。

 

特に首都キガリは外国人旅行者がたくさん集まるため、自分の国の「汚点」を見せたくないんでしょうね。

 

ルワンダではストリートチルドレンやホームレスが少ないため、物乞いをされたり、財布をすられたりといった心配もほとんどありません。

 

なお、万が一ストリートチルドレンと遭遇し物乞いされたら、お金ではなくお菓子を渡すことをおすすめします。気になる方は下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

ストリートチルドレンと”友達”になる対応方法は一緒にお菓子を食べること - 原貫太のブログ

 

ルワンダは超キレイ。ゴミが全然落ちていない

ルワンダ 治安

 

治安からは少し話がそれますが、ルワンダ(特にキガリ)では驚くほどゴミが落ちていません。普通、発展途上国だと至る所にゴミが落ちているんですけどね。

 

清掃が行き届いていることもありますが、ルワンダでは法律でビニール袋の使用が禁止されていることが大きな要因でしょう。

 

例えば、フィリピンのような発展途上国にはゴミ山も多く、その周辺では「スカベンジャー」と呼ばれるゴミ拾いで生計を立てる人がいます。

 

しかし、そもそもゴミがほとんど落ちていないルワンダでは、ゴミ拾いを仕事にすることは難しく、そのためスカベンジャーもほぼいません。そのこともまた、ルワンダの治安の良さに貢献しているのだと思います。

 

ルワンダを旅行したほとんどの日本人が「キガリはめちゃくちゃ綺麗だった」という感想を残していますね。

 

2020年最新のルワンダの治安は?

この記事は2019年9月に隣のウガンダに滞在しながら再編集していますが、最近ルワンダの治安情勢が大きく変わったという話は聞いていません。

この記事は2020年2月7日に再編集していますが、ルワンダ在住の知人などを通じて入ってくる情報によると、ここ最近治安情勢が大きく変わったという話は聞きません。

 

周りにもルワンダを旅行した学生がチラホラいますが、みんな「治安が良くて、街が綺麗で、びっくりした」と話しています。なお、僕自身は最後2019年8月にルワンダを旅行しましたが、治安に変化が見られた話は誰からも聞きませんでした。

 

ただ、2020年1月末から2月頭にかけてルワンダでは大雨が降り、一部では土砂崩れや家屋倒壊といった被害が起きているようです。事前に外務省の海外安全ホームページでも注意喚起が出されていました。

 

日本とは違いルワンダでは未舗装の道路も多いため、大雨が降るとこういった自然災害が起きる可能性もあります。治安からは少し話が逸れますが、天候の状況などにも注意して旅行計画を立ててください。

 

ルワンダを旅行するなら最低限の安全対策はしよう

ルワンダ 治安

 

ルワンダは治安が安定しているとはいっても、日本と全く同じような感覚で過ごすのは良くありません。

 

ここでは、ルワンダを旅行する人が最低限気をつけるべき5つの安全対策を紹介します。基本的には、その他のアフリカ諸国を旅行する際にも同じことが言えます。

 

人込みは比較的治安が悪い。リュックは前に持とう!

どんな国でも、人がごった返す場所の治安は悪いです。例えばルワンダのバスターミナルいつも人で溢れていて、ルワンダの中では比較的「治安が悪い」と聞きます。

 

こういった場所に長時間滞在していると、主にスリなどの軽犯罪に巻き込まれる可能性もゼロではありません。

 

人ごみの中を歩く時は、リュックサックは前に持つようにしてください。スリを回避するためです。また、そういった場所に行く時は貴重品や大金は携帯せず、身軽な格好(肩掛けポーチ一つなど)で足を運ぶようにしましょう。

 

他にも、防犯・防刃機能付きのリュックサックでルワンダに行くこともお勧めです。先日一人でアフリカ旅行に来た女子大生も使っていました。これから色々な国を旅行する方は一つ持っておくといいでしょう。

 

なお、スリや窃盗のターゲットにならないためには、旅行中の服装も大事です。旅行者向けの服装をまとめた記事もありますので、こちらもあわせてご覧ください。

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ホテル選びは慎重に!周辺の治安情報もチェック

学生の旅行先としても人気のルワンダですが、節約を意識するばかり、セキュリティを全く考慮せずに宿泊先を決めてしまう人がいます。

 

僕がルワンダを旅行した時は、キガリに到着してからホテルを決めるのではなく、出発前にエクスペディアを使って予約しておきました。

 

ルワンダの場合はネットに情報を掲載するホテルがたくさんあります。口コミもチェックしてみましょう。周辺の治安情報が分かるかもしれません。

 

【追記】ルワンダではAirbnbも使えます

これまでに僕はルワンダで3回Airbnbを使ったことがあります。

 

ルワンダでもAirbnbが普及し始めています。一泊10ドル程度でも、かなり綺麗なゲストハウスに宿泊できますね。

 

個室やシェアルームを選択すれば、現地の人や他の旅行者とも交流できるかもしれません。旅先での出会いが好きな人はルワンダでAirbnbを利用しても面白いでしょう。

 

※まだAirbnbのアカウントを持っていない人は、こちらから登録すると初回旅行が3,700円オフになるクーポンが貰えます。

 

交通安全に気をつける

ルワンダを旅行する際、最もリスクの高い有事は殺害や誘拐、強盗ではなく、交通事故です。

 

発展途上国では、交通ルールやマナーなどあってないようなものです。法定速度を超過したり、割り込みや追い抜きをしたりすることは日常茶飯事で。

 

また、アフリカでは日本やドイツから輸入された中古車が多く、シートベルトが存在しない車や、いつ故障するかも分からない車もたくさん走っています。

 

ルワンダでは、バイクタクシーを利用する際にはヘルメット着用が義務付けられているなど、比較的交通規制がされている印象は受けました。それでも万が一のことを考慮して、日系企業やNGOの多くではバイクタクシー利用が禁止されているようです。

 

僕はルワンダでバイクタクシーを利用する時は、毎回「ゆっくり走ってくれ」と運転手に声をかけていました。

 

他にも通常のタクシーを利用する時はシートベルトを必ず着用するなど、ルワンダ旅行中は日本以上に交通安全を意識しましょう。

 

ルワンダ人でも寄り付かない場所は避ける

言うまでもありませんが、ルワンダの人でも寄り付かない場所には、興味本位でも足を運んではなりません。

 

僕はキガリに到着してから、宿泊先やレストランのルワンダ人スタッフに「ここだけは行ってはいけない場所はある?」と訊いていました。

 

ルワンダの場合、というか他の国でも同様ですが、国境付近に近寄るのはやめましょう。特にコンゴ民主共和国東部は、あらゆる武装組織が跋扈する世界屈指の紛争地域です。

 

また、南に隣接したブルンジ共和国からも、2015年のクーデター未遂以降は難民が流入しています。国境付近は旅行者が気安く立ち寄る場所ではありません。

 

ルワンダ滞在中はネット環境を常に保つ

ルワンダ旅行中、ネット環境を常に保つのも一つの安全対策になります。道に迷った時や分からないことがある時にはすぐ調べられます。

 

僕はSIMロック解除したiPhone6sに現地で購入したSIMカードを挿して使っているのですが、中にはSIMロック解除できないスマホを持っている人もいるかもしれません。 

 

そんな人たちは、ルワンダ旅行用にSIMフリーのスマホを一つ用意しましょう。

 

SIMフリーのスマホを一つ持っておけば、ルワンダ以外の国に旅行した時にも、現地でSIMカードさえ買ってしまえばネットに繋げますからね。イオシス のような中古サイトを使えば、SIMフリー機種も安く購入できます。

 

 

「現地でちゃんとSIMカードを購入できるか不安…」「ルワンダに行くためだけにSIMフリーのスマホを買うのはもったいない…」といった人たちは、海外Wi-Fiレンタル をルワンダに持っていくのもありです。

 

おすすめはイモトのWiFi 。ルワンダ以外にも、アフリカでは40ヶ国以上に対応しています。一日1,580円でレンタル可能。出発30日以上前に予約すると早割が適用されます。

 

\海外Wi-FiレンタルならイモトのWi-Fi/

 

その他のアフリカ旅行の持ち物に関しては、こちらの記事でリスト化してまとめています。旅行準備をする際にご覧ください。

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でもルワンダもアフリカだし、リスク管理はしよう

ここまで、ルワンダの治安事情と旅行者がするべき最低限の安全対策を紹介しました。

 

一方で、どんなに用心しながら過ごしていても、海外旅行に予期せぬハプニングは付き物。リスクをまったくのゼロにすることは不可能に近いです。

 

だからこそ、日本と全く同じ治安は期待できないルワンダを旅行する際は海外旅行傷害保険を準備しておきましょう。

 

旅行中に何かトラブルに巻き込まれ、保険に加入していなかったために、せっかくの思い出が台無しになるのはもったいないですから。一週間のルワンダ旅行なら、保険費用は5,000円が平均的な価格です。

 

なお、この記事の最後でも解説していますが、僕はアフリカに来るときクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を利用することで保険費用を節約しています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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さいごに 

初めてアフリカを旅行するなら、僕はルワンダ・ウガンダ・ケニアの3ヶ国をおすすめします。特にルワンダの治安は圧倒的に良いです。女性一人でも渡航できますね。

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一方で、日本人の経済レベルとルワンダ人の経済レベルには大きな差があります。スリや置き引きなど、日本人旅行者が軽犯罪に巻き込まれる可能性はゼロではありません。

 

この記事で紹介した最低限の安全対策だけは旅行中に心がけるようにしてください。楽しいルワンダ旅を!

 

【追記】ルワンダ旅行のプランが決まらない?現地在住の日本人を紹介します!

記事を読んでくださりありがとうございました!ルワンダは初めてのアフリカ旅行にピッタリの国です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

ルワンダ旅行のプランが決まらずに悩んでいる人、せっかくならスタディツアーにも参加してみたい人に、僕の友人であるタケダノリヒロ(竹田憲弘)さんが運営するプログラムを紹介します。

 

最後には、このブログを読んだ人だけが使えるプロモーションコードも載せています。ぜひご活用ください。

 

タケダさんは青年海外協力隊として2年間ルワンダで働き、任期が終わった後も現地に戻って、現在はルワンダで旅行会社を運営しています。

ルワンダ 治安

 

普段からずっとルワンダに住んでいるため、現地の事情にはとても詳しい方です。また、その他の旅行代理店に比べても格安でツアープログラムを提供しています。

 

★START(Study Tour At Rwanda for Tomorrow)

農村ホームステイや学校ボランティア、現地在住日本人との勉強会などを通して、ルワンダの歴史と文化とビジネスを学ぶことができるスタディツアーです。

 

★ルワ旅コーデ

要望に応じ、オーダーメイドでルワンダ旅行のスケジュールを提案してもらえるプログラムです。チェックシートに答えれば旅程と見積もりを作成してもらうことができます。

 

海外旅行慣れしている人であれば、一人でバックパック旅をしてしまった方がお金を節約することができるでしょう。

 

でも、短い期間でルワンダを深く知り、深く楽しむためには、タケダさんのプログラムを利用した方が得られるものが大きいはずです。

 

 

それに、タケダさんの提供するプログラムは、一般的な旅行代理店と比べてもかなり安く設定されています。現地在住の日本人だからこそ、きめ細やかな対応もしてもらえるでしょう。

 

何よりも、僕の友人なので信頼してもらって大丈夫です(笑)

 

さいごに、タケダさんからのメッセージも載せておきます。

ルワンダ 治安

めっちゃ笑顔(笑)

 

「START」「ルワ旅コーデ」を運営しているタケダノリヒロです。

「アフリカに行ってみたいけど、個人では不安」という方に、安心して一歩踏み出せるきっかけを提供できればという想いでこれらのサービスを立ち上げました。アフリカでの未知のヒト、モノ、コトとの出会いはきっとあなたの人生の可能性を広げてくれるはず。

ルワンダでお待ちしています!

 

友人紹介ということで、申し込みフォームでプロモーションコード「africanote_hara」を入力すると、旅行代金を5%オフにしてもらえます。ぜひ使ってみてください。

 

楽しいルワンダ旅行を!

 

STARTの詳細はこちら 

ルワ旅コーデの詳細はこちら

 

【追記】ルワンダ旅行の費用を5,000円節約する方法

記事を読んでくださり、ありがとうございました(2回目)。本当のさいごに、ルワンダのような途上国を旅行する時にできる旅費節約の方法をご紹介します。

 

これは僕がアフリカに行く時、毎回やっている方法です。

 

記事の中で、日本と同じ治安は期待できないルワンダを旅行するなら、海外旅行傷害保険は必須とお伝えしました。

 

しかし、当然ですが保険費用が加わるためその分旅費は高くなってしまいます。例えば一週間のルワンダ旅行なら、5,000円くらいがかかりますね。

 

できることなら旅行保険には入らず、少しでも旅費を浮かせたいですよね。もし帰国するまで何も問題が起きなければ、支払った保険代は正直もったいない気もしてしまいます…。

 

でも、行き先はアフリカです。現地で何が起きるか分かりませんから、安心材料としても何らかの保険は絶対にあった方がいい。

 

ということで、保険費用を節約したいという人は、海外旅行傷害保険が付帯されるクレジットカードをルワンダに持っていきましょう。中でも一番おすすめなのがEPOSカードです。

 

\エポスカードのお申し込みはこちら/
EPOSカード

 

※なお、盗難やATM吸い込み被害、また一時的な利用不可になる可能性を考慮し、海外旅行には2枚以上のクレジットカードを持っていくのが鉄則です。2枚目、3枚目のクレジットカードとしてもEPOSカードをご検討ください。

 

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