原貫太の国際協力ブログ

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アフリカ旅行の持ち物50選【必需品から便利グッズまで紹介】

日本とは全く異なる環境のアフリカ。アフリカを旅行する時、何を持っていけばいいのか、悩む方も多いと思います。

 

この記事では、アフリカに7年以上関わってきた筆者・原貫太が「アフリカ旅行の必需品から便利グッズ」まで、アフリカに持っていくべき持ち物50選を紹介しています。

 

ここで紹介する持ち物を持っていけば、アフリカの生活にもスムーズに適応できるはずです。

 

これからアフリカを旅行する方は、ぜひ参考にしてくださいね!

 

↓目次を開くと持ち物リストを一覧できます↓

 

東アフリカのウガンダ共和国にて

貴重品類・必需品等

  • パスポート
  • ビザ(査証)
  • 航空券(Eチケット)のコピー
  • イエローカード(黄熱病予防接種証明書)
  • 海外旅行傷害保険(の資料等)
  • 現金
  • クレジットカード

 

パスポート

一般的に、入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上と、査証欄の余白が見開きで2ページ以上が必要になります

 

残存期間や査証欄の余白が足りない方は、出発前に余裕をもってパスポートを更新しておきましょう。

 

なお、万が一紛失したり、盗難にあったりした時、手元にコピーがあれば、それが一時的な身分証の代わりになります。パスポート番号や顔写真が載っているページをコピーしておきましょう。

 

ビザ(査証)

日本人がアフリカを旅行する場合、多くの国でビザ(査証)が必要です。

 

オンラインでビザ申請できる国もあります。旅行先の国が決まったら、アフリカ各国の在日大使館ホームページをチェックしてみましょう。

 

アフリカの中でも、ビザ不要の国があります。下記は2023年7月時点での情報です。なお、国によって条件や有効期間、ビザの種類等が異なるため、詳細や最新情報はご自身で必ずお確かめください。

 

  • ガボン
  • ザンビア
  • セーシェル
  • セネガル
  • チュニジア
  • ナミビア
  • ボツワナ
  • 南アフリカ
  • モーリシャス
  • モロッコ
  • レソト
  • エスワティニ
  • モザンビーク
  • サントメプリンシペ

 

航空券(Eチケット)のコピー

航空券をネット予約すると、メールでEチケットが送られてきます。パスポートのコピーと同様、一部プリントアウトして持ち物に入れましょう。

 

イエローカード(黄熱病予防接種証明書)

特にアフリカの中東部地域を旅行する人は、黄熱病予防接種証明書であるイエローカードの提示が空港で求められる場合があります

 

例えば東アフリカのウガンダでは、エンテべ国際空港に到着した後、入国審査を通る前に職員がチェックしています。

 

黄熱病ワクチン接種後にもらえるイエローカードを持っていきましょう。接種10日後から有効となるので、早めに準備してください。

 

イエローカードが必要ない国もあるので、渡航先の国情報をご確認ください

 

海外旅行傷害保険(の資料等)

アフリカの多くの国では、旅行者を狙ったスリや窃盗が度々起きています。アフリカを旅行する時、海外旅行傷害保険の加入は必須です。

 

保険適用や対応方法をすぐに確認できるよう、海外旅行傷害保険の資料等を持参しましょう。最近はPDFで確認できるものも多いため、必ずしも印刷する必要はありません。

 

現金

アフリカではクレジットカードが使える店は少ないため、現金を多めに持っていく必要があります。

 

一つのカバンにすべての現金を入れておくのは、リスクが高いです。そのカバンが盗難に遭ったり、ロストバゲージに遭ったりしたら、一文無しになるからです。

 

鍵の掛けられるスーツケースに5割、バックパックに3割、ポーチに2割…など、小分けにしておきましょう。

 

外で現金を使う時のために、見た目が安っぽい財布も用意しておくとベターです。革張りなどの高級感あふれる財布は、スリ・窃盗のターゲットになりやすいのでご注意ください。

 

また、アフリカでは米ドルが広く流通しているため、出発前に日本円→米ドルに両替しておきましょう。日本円の両替に対応していない地域もありますが、米ドルならまず大丈夫です。

 

クレジットカード

アフリカを旅行する場合、クレジットカードも持参しましょう。地域にも寄りますが、宿泊施設やレストランでは、クレジットカードを使えるお店が多いです。

 

また、海外キャッシング機能付きのクレジットカードを持っていれば、旅行中に現金が少なくなった時、ATMで現地通貨をキャッシングできます。

 

アフリカではVISAがシェアNo.1、Master CardがNo.2ですが、クレジットカード利用可能な店舗であればVISAなら99%大丈夫です。

 

これまでのアフリカ経験で「VISAは使えないけど、Master Cardのクレジットカードなら使える…」というお店は見たことがありません。アフリカのクレジットカード事情についてはこちらの記事で解説しています。

 

なお、海外旅行傷害保険が付帯されるクレジットカードを持っていくと、別途保険に入る必要がなくなるためお勧めです。僕はEPOSカードを使っています。

 

\エポスカードのお申し込みはこちら/
EPOSカード

 

※EPOSカードの通常版は、旅行代金等をカードで事前に決済することで海外旅行保険が付帯される「利用付帯」です。ご注意ください。

 

カバン等

  • 大容量バックパック(スーツケース)
  • ショルダーバッグ

 

大容量バックパック(スーツケース)

ツアー参加をはじめ、基本的に車移動をされる方は、スーツケースでも問題ないかと思います。

 

単独で旅行される方など、いわゆる「バックパッカー」は、両手が空く大容量バックパックをおすすめします。

 

ショルダーバッグ

見るからに観光客の格好で外を出歩くのは、安全とは言えません。食事をする際など、短時間だけ外を出歩く時には、ショルダーバッグを使いましょう。

 

生活用品等

  • 着替え
  • 歯磨きセット(フロス)
  • 石鹸・シャンプー・リンス等
  • 化粧水・乳液・クリーム等
  • ティッシュ・トイレットペーパー
  • 上に羽織る服
  • レインポンチョ
  • 洗濯物を干す用の紐
  • サンダル
  • 速乾タオル

 

着替え

虫刺されを防ぐためにも、夕方以降は長袖長ズボンで行動することをお勧めします。

 

歯磨きセット(フロス)

串焼きの肉などを食べた後、歯に肉の欠片がよく詰まります(笑)歯ブラシに加えて、フロスも持っていくことをお勧めします。

 

石鹸・シャンプー・リンス等

安宿に泊まると、置いてあるのは固形石鹸のみ…という場合も多いです。心配な方は日本から持参しましょう。

 

化粧水・乳液・クリーム等

特に赤道付近のアフリカの国々では日焼けしやすいです。化粧水、乳液、クリームなどを持参しておくことをおすすめします。

 

ティッシュ・トイレットペーパー

アフリカで買えるティッシュ・トイレットペーパー類は紙質が悪く、日本人にはなじまない場合もあります。心配な方は持参しましょう。

 

ティッシュペーパーは水に流せるタイプが便利です。また、トイレットペーパーは芯を抜いて持っていくと、かさばりません。

 

上に羽織る服

旅行先の地域にもよりますが、アフリカ大陸は一般的に「日中は乾燥し、日差しが強いが、朝晩は冷え込む」という気候が多いです

 

寒くなった時に一枚羽織れる服を持っていきましょう。

 

レインポンチョ

旅行先の国にもよりますが、熱帯性気候のアフリカでは「スコール」の降る地域も多いです。

 

尋常じゃない量の雨が降るので、折り畳み傘ではまず対処できません。カバンごと覆えるよう、レインポンチョを持っておきましょう。

 

(といっても、スコールは短時間で止むので、雨が降ったらどこかで雨宿りして過ごすのが現実的です)

 

洗濯物を干す用の紐

アフリカでは自分の服を外に干しておくと、盗まれることがあります(笑)部屋干しできるよう、洗濯用の紐を日本から持っていくと便利です。

 

サンダル

ホテルの室内を移動する際などに便利です。なお、外出時は安全のため靴を履くことをお勧めします。

 

速乾タオル

タオルがない場合などに、繰り返し使えるので便利です。

 

衛生用品等

  • 携帯ウォシュレット
  • 手ピカジェル
  • アルコール除菌シート
  • 全身用のスキンシート
  • マスク

 

携帯ウォシュレット

携帯ウォシュレットはアフリカに持っていくと超便利です。

 

現地のトイレットペーパーには生地の質が悪いものが多く、水に流すと簡単に詰まってしまいます。

 

しかし、携帯ウォシュレットを持っていくと、これで洗浄した後に水気を拭くだけで済みます。値段もお手頃なのでおすすめです。

 

手ピカジェル

食事の前に手を洗いたくても、手を洗う「水」自体が不衛生ということがアフリカではよくあります。ゴミの出ない手ピカジェルが便利です。

 

アルコール除菌シート

アルコール除菌シートも持参しましょう。

 

全身用のスキンシート

アフリカでは断水によりシャワーが浴びられない日もあります。また、サファリドライブをした後など、砂ぼこりで顔や腕が汚れることがあります。

 

そういった時に、全身用のスキンシートがあると便利です。

 

マスク

アフリカの多くの地域、特に都市部では大気汚染が酷いです。車の排気ガスや粉じんを吸い込まないために、日本からマスクを持っていきましょう。

 

アフリカでもマスクは買えますが、薄っぺらかったり着け心地が悪かったりと、おすすめできません。個包装されているタイプが便利です。

 

目薬(洗眼薬)

先ほども書いたように、アフリカの都市部では大気汚染がひどいです。また、水道水も汚いため、目に入った汚れを衛生的に落とせるよう、目薬を持参することをお勧めします。

 

通信関係・電化製品等

  • SIMフリーのスマホ
  • 海外Wi-Fiレンタル
  • 変換プラグ
  • 変圧器
  • モバイルバッテリー
  • ランプ・ランタン等
  • 海外対応のドライヤー

 

SIMフリーのスマホ

現地でSIMカードを買い、SIMフリーのスマホに挿せば、1週間の旅行なら1000円程度でインターネット環境が整います。

 

お手持ちのスマホがSIMフリーでない方は、出発までにSIMロック解除するか、アフリカ旅行用にSIMフリーのスマホを買っておきましょう

 

盗難に遭っても(心理的)ダメージが少ないよう、比較的安価なスマートフォンがお勧めです。

 

海外Wi-Fiレンタル

アフリカに到着してから現地のSIMカードを購入してもいいですが、慣れていない方は手続きに戸惑うかもしれません。

 

金銭的に余裕がある方は、日本から海外Wi-Fiレンタルを持っていくのも一つの選択肢です。

 

ただし、アフリカは国や地域によって海外Wi-Fiレンタルが対応していない場合もありますので、ご注意ください。

 

変換プラグ

アフリカでも大型のスーパーマーケットなどに行けば、変換プラグを現地調達できることがあります。

 

しかし、念のため日本から持っていくことをおすすめします。全世界対応の変換プラグを一つ持っておくと安心です。

 

変圧器

スマートフォンやノートパソコンの充電はグローバル対応のものがほとんどのため、変圧器は必要ありません。

 

しかし、一部の電化製品は変圧器が必要になることがあります。私は電動歯ブラシを充電するために、こちらの変圧器をアフリカに持っていってます。

 

モバイルバッテリー

特にアフリカの地方部では停電が頻繁に起きます。

 

比較的グレードの高いホテルであれば、ジェネレーター(発電機)で発電してくれますが、安宿やゲストハウスに宿泊する場合、停電を覚悟しておきましょう。

 

少なくともスマートフォンを充電するためのモバイルバッテリーは持っていきましょう。

 

アフリカの停電事情は以下の記事で解説しています。

アフリカは停電も頻繁!心配な人はこの2つのアイテムを活用しよう - 原貫太のブログ

 

ランプ・ランタン等

アフリカでは停電が頻繁に起きます。心配な方は、防災やキャンプ用のランプを持っていきましょう。

 

ソーラーランタン(太陽光充電式)であれば、電気がない場合にも使用可能です。

 

海外対応のドライヤー

私のアフリカでの経験上、よほどの高級ホテルに滞在しない限り、部屋に備え付きのドライヤーはありません。

 

特に髪が長い女性の方は、海外対応のドライヤーを一つ持っていくことをお勧めします。

 

長時間フライト対策等

  • 着圧ソックス
  • ネックピロー
  • アイマスク
  • 耳栓

 

着圧ソックス

日本からアフリカに行く場合、長時間フライトに耐える必要があります。飛行機の中では足のむくみ対策をしましょう。

 

おすすめは着圧ソックスの活用です。足首からふくらはぎまで加圧することで、足のむくみを防いでくれます。

 

関連記事⇒飛行機の足むくみ、どう防ぐ?10時間フライトも快適にする3つの方法を紹介! - 原貫太の国際協力ブログ

 

ネックピロー

長時間フライトを乗り越えるコツは、とにかく寝てしまうこと。ネックピローを活用しましょう。

 

アイマスク

機内で眠るために、アイマスクも持っていきましょう。遮光できるアイマスクがお勧めです。もちろん現地でも活用できます。

 

耳栓

アフリカを旅行していて、意外とストレスになるのが「音」です。

 

イスラム圏内なら、朝は礼拝の「アザーン」で目が覚めることがあります。また、夜遅くまで爆音で音楽がかかっていることもあります。

 

音対策のため、耳栓をおすすめします。飛行機の中でも使えます。

 

虫よけ対策

  • 蚊取り線香
  • 蚊がいなくなるスプレー
  • 虫除けスプレー
  • 虫刺され用の塗り薬(かゆみ止め)
  • ダニよけスプレー・シート

 

蚊取り線香

アフリカで心配なのがマラリアです。マラリアは「ハマダラカ」という蚊によって媒介されます。

 

アフリカに行くなら、蚊取り線香や虫よけスプレーは必須の持ち物です。現地でも蚊取り線香は購入することができますが、効果が弱かったり、臭いがきつかったりします。

 

持ち運びしやすいミニサイズがおすすめです。

 

蚊がいなくなるスプレー

ワンプッシュで蚊やハエを撃退する「蚊がいなくなるスプレー」も重宝できます。

 

虫よけスプレー

強力な虫よけ効果を発揮するイカリジン15%、またはディート30%を配合した虫よけスプレーがおすすめです。

 

関連記事⇒【アフリカ旅行者向け】6つのマラリア対策【薬は現地購入】 - 原貫太のブログ

 

虫刺され用の塗り薬(かゆみ止め)

どれだけ虫よけ対策をしても、虫には刺されてしまうものです。虫刺されに効く塗り薬を持っていきましょう。

 

ダニよけスプレー・シート

安いホテルのベッドだと、ダニに噛まれる危険性があります。ダニよけスプレー・シートを持っていきましょう。

 

日焼け対策等

  • 日焼け止め
  • 日よけ帽子(サファリハット)
  • サングラス

 

日焼け止め

赤道直下に近いアフリカの国々では、紫外線が非常に強いです。最強レベルの日焼け止め、汗で落ちにくいタイプの日焼け止めを持っていきましょう。

 

日よけ帽子(サファリハット)

日よけ帽子も持っていきましょう。サファリハットがおすすめです。サンガード付きだとさらに良いです。

 

サングラス

紫外線から目を守るためにサングラスを持っていきましょう。粉塵から目を守ることにもなります。

 

スリや窃盗に遭うリスクが高まるので、高額なサングラスはおすすめしません。

 

サプリメント・医薬品・食品等

  • ビオフェルミン(整腸薬)
  • ビタミンB類・マルチビタミン
  • ポカリスエット粉末
  • 素焼きナッツ

 

ビオフェルミン(整腸薬)

衛生環境の悪いアフリカでは、食事でお腹を壊すことがあります。毎食後に整腸薬を飲んで体調を整えましょう。

 

なお、衛生環境の悪い国で食事を摂取し、お腹を壊した場合、通常は下痢止め薬(例: 正露丸)を避け、下痢を出し切った方が良いとされています。

 

下痢は体が有害な微生物や毒素を排出する自然な反応であり、その過程で病原体を排除するための重要な役割があります。したがって、下痢を止めることで体内に病原体が残りやすくなり、症状が悪化する可能性があります。

 

ただし、脱水症状が進行する場合や症状が重い場合は、医師の指示に従うことが重要です。脱水症状が進行している場合は、適切な水分補給と電解質補給が必要です。必要であれば現地の医療機関にかかり、適切な治療を受けましょう。

 

★関連記事★

海外旅行にはビオフェルミンを持っていくべき理由【下痢対策も5つ紹介】 - 原貫太のブログ

 

ビタミンB類・マルチビタミン

旅行する国にもよりますが、特にアフリカの乾燥地帯では緑黄色野菜がほとんど摂れない場所もあります。栄養が偏ることで口内炎ができたり、免疫が低下してしまったりします。

 

特に不足するのがビタミンB群です。ビタミンBのサプリメントやマルチビタミンを持っていきましょう。

 

ポカリスエット粉末

アフリカを旅行する人の多くが、下痢に苦しみます。お腹を壊した時、脱水症状に陥らないように、粉末タイプのポカリスエットを持っていきましょう。

 

素焼きナッツ

渡航先の国や地域にもよりますが、前述したようにアフリカの食生活では、栄養が偏る場合があります。

 

ナッツは栄養が豊富です。持ち運びしやすい小分けの素焼きナッツがお勧めです。

 

娯楽・暇つぶし等

  • Kindle
  • タブレット

 

Kindle

アフリカを旅行するとはいえ、毎日外を出歩くのは疲れます。たまにはゆっくり読書でもしましょう。

 

紙の本は重いため、Kindleのような電子端末がお勧めです。

 

タブレット

例えばAmazonが販売するFireタブレットなら、本を読むためのKindleと映画を見るためのタブレット、両方の機能を備えています。

 

本だけではなく、映画やドラマも観たい人にはFireタブレットをおすすめします。

 

 

さいごに

アフリカ旅行の持ち物を全部で50個紹介しました。

 

この記事で紹介した持ち物をすべて持っていけば、日本と全く異なる環境のアフリカでも、現地の生活に問題なく適応できるはずです。

 

参考にしてください!