フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。今回はアフリカ旅行の持ち物リストを紹介します。
日本とは全く違う環境のアフリカを旅行する時、頭を悩ませるのが持ち物です。このの記事ではアフリカ旅行の持ち物リストを
- 必須の持ち物
- あると便利な持ち物
- 個人的におすすめの持ち物 / その他の持ち物
でまとめました。
普段着・下着・歯ブラシ・傘といった生活必需品は載せず、あくまでもアフリカ旅行に特化した持ち物40個を紹介します。 これからアフリカを旅行する方は参考にしてくださいね!
アフリカ旅行に必須の持ち物リスト
まずは必須・準必須の持ち物から紹介します。海外旅行慣れしている人は、ここは読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
パスポート
アフリカを旅行する人には伝える必要もないでしょうが、当然ながらパスポートが必須です。
基本的にどの国に入国するためにも、パスポートの残存期間は6か月以上あることが必要です。残存期間が足りていない人は、旅行前に余裕をもってパスポートを更新してください。
ビザ(査証)
日本人がアフリカを旅行するためには、ほとんどの国でビザ(査証)が必要です。アフリカ大陸の中でビザが不要な国は、54か国中10か国*しかありません。
*南アフリカ、モロッコ、チュニジア、ボツワナ、ナミビア、セネガル、レソト、エスワティニはビザ不要(2020年3月時点)
アフリカの中にも、アライバルビザ(現地到着後に空港などで申請できるビザ)が取れる国もあります。
しかし、手続きに時間がかかったり、有効期間が短いこともあるため、可能であれば日本の大使館で取得しておくことが望ましいです。
中にはオンラインでビザ申請できる国もあります。旅行先の国が決まったら、アフリカ各国の大使館ホームページをチェックしてみましょう。
パスポートのコピー
パスポートのコピーも忘れずに持って行きましょう。
パスポートは海外旅行中に身分を証明するために一番大切な書類です。命の次に大事な持ち物といっても過言ではありません。
ただ、万が一紛失したり、盗難にあったりした時、手元にコピーがあればそれが一時的な身分証の代わりになります。
コピーしておくべきページはパスポート番号や顔写真のあるページです。
航空券(Eチケット)のコピー
航空券をネット予約すると、Eチケットがメールで送られてきます。パスポートのコピーと同様、一部プリントアウトして持ち物に入れましょう。
アフリカ行きの航空券を5万円安くゲットする裏技を以下の記事で解説したので、興味のある方は参考にしてください。
➡アフリカ旅行の費用は?旅費を5万円以上節約する4つの裏技も紹介します - 原貫太のブログ
イエローカード(黄熱病予防接種証明書)
特にアフリカの中東部地域を旅行する人は、黄熱病予防接種証明書であるイエローカードの提示が空港で求められる場合があります。
東アフリカのウガンダでは、エンテべ国際空港に到着した後、入国審査を通るために職員がチェックしています。
中には「イエローカードの提示がいらなかった」「賄賂を払ったら潜り抜けられた」といった声も聞きますが、空港のチェックも昔に比べると厳しくなっているので、受けていった方が安心です。黄熱病にもかからなくなるし。
黄熱病ワクチン接種後にもらえるイエローカードを持っていきましょう。
海外旅行傷害保険の資料・証明書
アフリカを旅行する時、海外旅行傷害保険の加入は必須です。
アフリカの多くの国では旅行者を狙ったスリや窃盗が度々起きています。一週間のアフリカ旅行なら、保険料は5,000~10,000円でしょう。
旅行中、万が一スリや窃盗の被害に遭った時、保険適用や対応方法をすぐに確認できるよう海外旅行傷害保険の資料・証明書などを持参しましょう。
現金
アフリカではクレジットカードが使える店は少ないため、現金を多めに持っていく必要があります。
一つのカバンにすべての現金を入れておくのはリスクが高いです。そのカバンが盗難に遭ったり、ロストバゲージに遭ったりしたら、一文無しになってしまいますからね。
鍵の掛けられるスーツケースに5割、バックパックに3割、ポーチに2割…など、小分けにして持参してください。スリ対策は以下の記事で解説しています。
➡海外旅行のスリ対策7つを元NGO職員が解説!旅行出発前に必ず読んで! - 原貫太のブログ
アフリカでは米ドルが大きな力を持っているため、出発前に日本円→米ドルに両替しておきましょう。アフリカの中には、日本円の両替に対応していない地域もあります。
「日本円→米ドル」の両替を直前に空港で済ませようとすると、時間がなくて焦ることもあります。余裕を持って、出発する数日前には済ませておくのがベストです。
クレジットカード
アフリカを旅行するなら現金だけではなく、クレジットカードも持って行きましょう。宿泊施設やレストランでは、クレジットカードを使えるお店もたくさんあります。
また、キャッシング機能付きのクレジットカードを持っていれば、万が一旅行中に現金が少なくなった時、ATMで現地通貨をキャッシングできます。
アフリカではVISAがシェアNo.1、Master CardがNo.2ですが、クレジットカード利用可能な店舗であればVISAなら99%大丈夫です。
僕はこれまでのアフリカ経験で「VISAは使えないけど、Master Cardのクレジットカードなら使える…」というお店は見たことがありません。
アフリカのクレジットカード事情についてはこちらの記事で解説しています。
➡アフリカでクレジットカードは使える?VISA以外はダメなの?NGO職員が解説 - 原貫太のブログ
なお、海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを持っていくと、別途保険に入る必要がなくなるためお勧めです。
僕はEPOSカードを使っているのですが、EPOSカードは持っているだけで海外旅行傷害保険が付いてくるほか、補償内容が非常に手厚いです。入会費や年会費も無料のため、お金もかかりません。
僕は海外に行く時、基本的にはEPOSカードに自動付帯されている保険しか使っていません。これからアフリカに行く人は、出発前に一枚作っておきましょう。
旅行用カバン
出張でアフリカに行く人ならスーツケースでもいいかもしれませんが、旅行者なら両手の空くバックパックをおすすめします。
特に同じ場所にとどまらず、数か国・数都市を行き来するバックパッカーは大容量バックパックにしましょう。80Lもあれば十分に持ち物を入れられるはずです。
肩掛けポーチ
外を出歩く時は大きなリュックを持って出るのではなく、肩掛けポーチのようなサブバッグを使いましょう。
最近は海外旅行用にデザインされたセキュリティ機能付きのポーチなども売られています。
アフリカ旅行にあると便利な持ち物リスト
少しお金はかかるけど、アフリカ旅行に持っていけば便利な持ち物を紹介します。
防犯機能付きのリュックサック☚おすすめ
スリや窃盗の被害から身を守るため、防犯機能付きのリュックサックでアフリカを旅行するのもお勧めです。先日アフリアに一人旅で来ていた女子大生も使っていました。
これから色々な国を旅行する方は、一つ持っておくといいでしょう。
海外Wi-Fiレンタル
アフリカのホテルではWi-Fiが壊れていたり、ネットには繋がるけどスピードが遅いことがよくあります。
これ、結構ストレスです。家族と連絡が取れない、明日の予定を立てられない、YouTubeが観られないので夜が暇…など。
アフリカに到着してから現地でSIMカードを購入してもいいですが、スマホがSIMフリーではない人、また英語での手続きが心配な人は日本から海外Wi-Fiレンタル を持っていきましょう。
おすすめはイモトのWiFi 。旅行中、常にネット環境を保ちたい人におすすめの持ち物です。アフリカは40以上の国に対応しています。

SIMフリーのスマホ
アフリカ旅行で海外Wi-Fiレンタルを借りると、それなりの金額がかかります。例えば僕が滞在しているウガンダの場合、イモトのWi-Fiは一日1,580円です。
一方、現地でSIMカードを買ってSIMフリーのスマホに挿せば、一週間の旅行なら1000円程度でインターネット環境が整います。
現在お手持ちのスマホがSIMフリーでない方は、出発までにSIMロック解除をするか、アフリカ旅行用に一つSIMフリーのスマホを買っておきましょう。
コスパを重視するなら、例えばASUSのZen Fone Liveがおすすめです。アフリカ在住者でも、ASUSは使っている人が多いです。
変換プラグ / 変圧器
アフリカでも変換プラグは購入できますが、念のため日本から持っていくことをおすすめします。
全世界対応の変換プラグを一つ持っておくと安心です。これからも海外旅行をする予定がある人は、この際に一つ購入しておきましょう。
モバイルバッテリー
アフリカでは停電がつきものです。僕が宿泊していたホテルはほぼ毎晩のように停電していました。
旅行中の移動が多い人は、モバイルバッテリーを一つ持っていきましょう。僕はAnker PowerCoreを使っていますが、iPhone8であれば3回以上は充電ができます。
アフリカの停電事情は以下の記事で解説しています。
➡アフリカは停電も頻繁!心配な人はこの2つのアイテムを活用しよう - 原貫太のブログ
ソーラーランタン
すでに書いたようにアフリカでは停電が日常茶飯事です。
停電するとロウソクで明かりを得ることになりますが、本を読んだり、何か作業したりすることは難しくなります。
停電が心配な人は、かさばらず、重くないランタンを一つ持っていきましょう。高機能な物になると、モバイルバッテリーとしても活用することができます。
これなら緊急時はスマホなどのUSB機器を充電できるので、アフリカ旅行中だけではなく、日本でも防災グッズとして活かせます。
速乾性が高く、防寒対策にもなる服
旅行先の地域にもよりますが、アフリカ大陸は一般的に「日中は乾燥し、日差しが強いが、朝晩は冷え込む」という気候が多いです。
温度調節がしやすい服を持っていきましょう。モンベルのジオラインのような服なら防寒対策になりますし、軽量のため荷物的にもかさ張りません。
速乾性も高いため、汗をかいてもすぐに乾きます。
アフリカ旅行の服装はこちらの記事で解説しました。
➡アフリカ旅行の服装 移動の機内からサファリの服装まで解説 - 原貫太のブログ
アフリカ旅行に個人的におすすめの持ち物 / その他の持ち物
最後に、個人的にアフリカを旅行したときに正解だった持ち物、その他の持ち物を紹介します。
携帯ウォシュレット☚おすすめ
アフリカ旅行の隠れた便利グッズは、携帯ウォシュレットだと思います。
アフリカで売られているトイレットペーパーは生地が硬いし、水にも流せないしで毎回苦労していましたが、5回目のアフリカ旅行から携帯ウォシュレットを持っていくようになり、世界観が変わりました。値段もお手頃なのでおすすめです。
着圧ソックス☚おすすめ
日本からアフリカに行く旅行者なら、まずは10時間以上の長時間フライトを乗り越える必要があります。飛行機の中では足のむくみ対策を心がけましょう。
おすすめは着圧ソックスの活用です。足首からふくらはぎまで加圧することで、足のむくみを防いでくれます。フライトアテンダントにも着用している人が多いですね。
アフリカへの長時間フライトで心配になるのが足のむくみです。対策はこちらの記事で解説しています。
➡飛行機の足むくみ3つの防止策 10時間フライトもこれで大丈夫! - 原貫太のブログ
ネックピロー
長時間フライトを乗り越えるコツは、とにかく寝てしまうこと。僕は座って寝るのが得意ではないので、ネックピローを活用しています。
Kindle
アフリカを旅しているからといって、毎日外を出歩くのも疲れます。たまにはホテルでゆっくり読書したくなりますよね。
日本から紙の本を持参するとカバンが重くなるし、アフリカでは当然日本語の新しい本は購入できません。
僕はアフリカを旅行する際、必ずKindleを持ち物に含めます。特に長期間アフリカを旅行する人にはおすすめです。
タブレット
Amazonが販売するFireタブレットなら、本を読むためのKindleと映画を見るためのタブレット、両方の機能を備えています。
本だけではなく、映画やドラマもアフリカ行きの飛行機の中で観たい人にはFireタブレットをおすすめします。
ビオフェルミン☚おすすめ
アフリカを旅行する時、僕はいつもビオフェルミンを持っていきます
いつもと違う食生活でお腹を壊す可能性もあるし、慣れない環境で体調も壊しやすいです。毎食後にビオフェルミンを飲むことで、体調管理に努めています。
★関連記事★
海外旅行にはビオフェルミンを持っていくべき理由【下痢対策も5つ紹介】 - 原貫太のブログ
サプリメント
旅行する地域にもよりますが、アフリカでは緑黄色野菜があまり摂れません。栄養が偏ることで口内炎ができたり、免疫が低下してしまいます。
特に不足するのがビタミンB群です。ビタミンBのサプリメントやマルチビタミンを持っていくことをおすすめします。
ポカリスエットの粉末☚おすすめ
アフリカを旅行する人の多くが下痢に苦しめられます。
慣れない食生活でお腹を壊した時、脱水症状を防ぐためポカリスエットの粉末があると便利です。この他にも胃腸薬があれば、大体の症状は乗り越えられるでしょう。
手ピカジェル☚おすすめ
これはアフリカ旅行の持ち物としてマジで正解でした。
食事の前に手を洗いたくても、洗面所・トイレが不衛生…といったことがアフリカではよくあります。
僕の場合、手を洗う場所すらないような田舎にも滞在していたため、食事の前には手ピカジェルで除菌していました。
アルコール除菌シート
手が土などで汚れてしまう場合も考慮し、アルコール除菌シートも持っていきましょう。
蚊取り線香
アフリカを旅行する人のほとんどが心配するマラリア。
マラリアは「ハマダラカ」という蚊によって媒介されます。マラリアが心配な人にとって蚊取り線香や虫よけスプレーは必須の持ち物ですね。
現地でも蚊取り線香は購入することができますが、効果が弱いと聞きます。あと、臭いもキツイ。日本の蚊取り線香は優秀。僕はラベンダーの香りを楽しんでいました。
蚊がいなくなるスプレー☚おすすめ
ワンプッシュで蚊やハエを撃退する蚊がいなくなるスプレーも重宝できます。
虫除けスプレー
また、携帯用虫よけスプレーも持ち物に入れておきましょう。
アフリカ旅行者向けのマラリア対策は、以下の記事で解説しています。
➡【アフリカ旅行者向け】6つのマラリア対策【薬は現地購入】 - 原貫太のブログ
日焼け止め
赤道直下に近いアフリカでは紫外線の強い国が多いです。お肌を気にする方は特に要注意。日焼け対策のために、日焼け止めを持って行きましょう
日よけ帽子
日よけ帽子も一つ持って行くとおすすめです。
サングラス
太陽光や排気ガス、粉塵から目を守るためにサングラスを一つ持っていきましょう。
スリや窃盗のターゲットになるので、高額なサングラスはおすすめしません。僕がいつもアフリカに持っていくサングラスを紹介しておきます。1000円ちょっとで購入できます。
マスク
アフリカで走っている車のほとんどが日本やドイツから輸入された中古車なのですが、とにかく排気ガスがひどいです。
排気ガスや粉じんを吸い込まないために、日本からマスクを持っていきましょう。アフリカでもマスクは買えますが、薄っぺらかったり着け心地が悪かったりと、おすすめできません。
耳栓
アフリカを旅行していて、意外とストレスになるのが「音」です。イスラム圏内であれば朝は礼拝のアザーンという音で起こされるし、他にも夜遅くまで爆音で音楽がかかっていることもあります。
また、夜行バスを利用する場合、運転手を寝させないために一晩中爆音で音楽が流れていることもありますね。
音対策のため、持ち物に高機能な耳栓を入れていくことをおすすめします。飛行機の中でも活用できますからね。
レインポンチョ
旅行先の国にもよりますが、熱帯性気候のアフリカではスコールの降る地域も多いです。
尋常じゃない量の雨が降るので、折り畳み傘ではまず対処できません。カバンごと覆えるよう、持ち物にレインポンチョを入れておきましょう。
洗濯物を干す用の紐
アフリカでは自分の服を外に干しておくと、盗まれるケースが多々あります。ルワンダに1年滞在していた友人は、3回パンツを盗まれたとか。
部屋干しできるよう、洗濯用の紐を日本から持っていくと便利です。
日本食
特にアフリカを長期で旅行する人は、2週間を過ぎたあたりで間違いなく日本食が恋しくなります。
インスタントの味噌汁を持ち物に入れておけば、まぁ何とか我慢できます。
アフリカ旅行の持ち物リスト 総まとめ
さいごにもう一度、アフリカ旅行の持ち物リストをまとめておきます。
- パスポート
- ビザ(査証)
- パスポートのコピー
- 航空券(Eチケット)のコピー
- イエローカード(黄熱病予防接種証明書)
- 海外旅行傷害保険の資料・証明書
- 現金
- クレジットカード
- 旅行用カバン
- 肩掛けポーチ
- アフリカ旅行にあると便利な持ち物リスト
- 防犯機能付きのリュックサック☚おすすめ
- 海外Wi-Fiレンタル
- SIMフリーのスマホ
- 変換プラグ / 変圧器
- モバイルバッテリー
- ソーラーランタン
- 速乾性が高く、防寒対策にもなる服
- アフリカ旅行に個人的におすすめの持ち物 / その他の持ち物
- 携帯ウォシュレット☚おすすめ
- 着圧ソックス☚おすすめ
- ネックピロー
- Kindle
- タブレット
- ビオフェルミン☚おすすめ
- サプリメント
- ポカリスエットの粉末☚おすすめ
- 手ピカジェル☚おすすめ
- アルコール除菌シート
- 蚊取り線香
- 蚊がいなくなるスプレー☚おすすめ
- 虫除けスプレー
- 日焼け止め
- 日よけ帽子
- サングラス
- マスク
- 耳栓
- レインポンチョ
- 洗濯物を干す用の紐
- 日本食
アフリカに到着してから「日本からアレを持ってくればよかった…」と後悔するのでは遅いです。
アフリカ旅行をするみなさん、現地での生活にスムーズに適応できるよう、持ち物の準備にはちゃんと時間を割いてくださいね。
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