原貫太です。この記事ではアフリカ旅行の持ち物リストを紹介します。
日本と異なる環境のアフリカを旅行する時、頭を悩ませるのが持ち物ですよね。
アフリカ旅行に必須の貴重品類から便利グッズまで、一挙に紹介します。
これからアフリカを旅行する方は参考にしてください!
↓目次を開くと持ち物リストを一覧できます↓
貴重品類・必需品等
- パスポート
- ビザ(査証)
- 航空券(Eチケット)のコピー
- イエローカード(黄熱病予防接種証明書)
- 海外旅行傷害保険(の資料等)
- 現金
- クレジットカード
パスポート
アフリカを旅行するには、当然ながらパスポートが必須です。
一般的に、入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上と、査証欄の余白が見開きで2ページ以上が必要になります。
残存期間や査証欄の余白が足りない方は、出発前に余裕をもってパスポートを更新しておきましょう。
なお、万が一紛失したり、盗難にあったりした時、手元にコピーがあれば、それが一時的な身分証の代わりになります。
パスポート番号や顔写真のあるページをコピーしておきましょう。
ビザ(査証)
日本人がアフリカを旅行する場合、多くの国でビザ(査証)が必要です。
オンラインでビザ申請できる国もあります。旅行先の国が決まったら、アフリカ各国の在日大使館ホームページをチェックしてみましょう。
アフリカの中でも、ビザ不要の国があります。下記は2023年7月時点での情報です。なお、国によって条件や有効期間、ビザの種類等が異なるため、詳細や最新情報はご自身で必ずお確かめください。
- ガボン
- ザンビア
- セーシェル
- セネガル
- チュニジア
- ナミビア
- ボツワナ
- 南アフリカ
- モーリシャス
- モロッコ
- レソト
- エスワティニ
- モザンビーク
- サントメプリンシペ
航空券(Eチケット)のコピー
航空券をネット予約すると、メールでEチケットが送られてきます。パスポートのコピーと同様、一部プリントアウトして持ち物に入れましょう。
アフリカ行きの航空券を5万円安くゲットする方法を以下の記事で解説したので、興味のある方は参考にしてください。
イエローカード(黄熱病予防接種証明書)
特にアフリカの中東部地域を旅行する人は、黄熱病予防接種証明書であるイエローカードの提示が空港で求められる場合があります。
例えば東アフリカのウガンダでは、エンテべ国際空港に到着した後、入国審査を通る前に職員がチェックしています。
「イエローカードの提示がいらなかった」「賄賂を払ったら潜り抜けられた」といった声もたまに聞きますが、受けていった方が安心です。黄熱病にもかからなくなります。
黄熱病ワクチン接種後にもらえるイエローカードを持っていきましょう。接種10日後から有効となるので、早めに準備しましょう。
海外旅行傷害保険(の資料等)
アフリカを旅行する時、海外旅行傷害保険の加入は必須です。
アフリカの多くの国では、旅行者を狙ったスリや窃盗が度々起きています。補償内容にもよりますが、一週間のアフリカ旅行なら、保険料は10,000~20,000円でしょう。
保険適用や対応方法をすぐに確認できるよう、海外旅行傷害保険の資料等を持参しましょう。最近はPDFで確認できるものも多いため、必ずしも印刷する必要はありません。
現金
アフリカではクレジットカードが使える店は少ないため、現金を多めに持っていく必要があります。
一つのカバンにすべての現金を入れておくのは、リスクが高いです。そのカバンが盗難に遭ったり、ロストバゲージに遭ったりしたら、一文無しになってしまいます。
鍵の掛けられるスーツケースに5割、バックパックに3割、ポーチに2割…など、小分けにして持参してください。
あわせて、外で現金を使う時のために、見た目が安っぽい財布も用意しておくとベターです。革張りなどの高級感あふれる財布は、スリ・窃盗のターゲットになりやすいのでご注意ください。
また、アフリカでは米ドルが大きな力を持つため、出発前に日本円→米ドルに両替しておきましょう。日本円の両替に対応していない地域もありますが、米ドルならまず大丈夫です。
クレジットカード
アフリカを旅行する場合、クレジットカードも持参しましょう。宿泊施設やレストランでは、クレジットカードを使えるお店が増えています。
また、キャッシング機能付きのクレジットカードを持っていれば、旅行中に現金が少なくなった時、ATMで現地通貨をキャッシングできます。
アフリカではVISAがシェアNo.1、Master CardがNo.2ですが、クレジットカード利用可能な店舗であればVISAなら99%大丈夫です。
これまでのアフリカ経験で「VISAは使えないけど、Master Cardのクレジットカードなら使える…」というお店は見たことがありません。アフリカのクレジットカード事情についてはこちらの記事で解説しています。
なお、海外旅行傷害保険が付帯されるクレジットカードを持っていくと、別途保険に入る必要がなくなるためお勧めです。僕はEPOSカードを使っています。
※EPOSカードの通常版は、旅行代金等をカードで事前に決済することで海外旅行保険が付帯される「利用付帯」です。ご注意ください。
カバン等
- 大容量バックパック(スーツケース)
- 肩掛けポーチ/セキュリティポーチ
大容量バックパック(スーツケース)
現地で車をハイヤーするなど、自分専用の移動手段がある方なら、スーツケースでも良いかと思います。
ただし、スーツケースをガラガラ引きながら歩いていると、その分だけ目立ちやすくなり、窃盗などの標的にされてしまうリスクがあります。
ローカルな移動手段を使ったり、数か国・数都市を行き来したりする(いわゆる)バックパッカーは、両手が空く大容量バックパックが良いかと思います。80Lもあれば十分に持ち物を入れられるはずです。
肩掛けポーチ/セキュリティポーチ
見るからに観光客の格好で外を出歩くのは、安全とは言えません。食事をする際など、短時間だけ外を出歩く時には、肩掛けポーチ等のサブバッグを使いましょう。
海外旅行用にデザインされたセキュリティ機能付きのポーチもあります。僕はこちらを使っています。
生活用品等
- 着替え
- 歯磨きセット
- 石鹸・シャンプー・リンス等
- 化粧水・乳液・クリーム等
- ティッシュ・トイレットペーパー
- 上に羽織る服
- レインポンチョ
- 洗濯物を干す用の紐
- サンダル
- 速乾タオル
着替え
虫刺されを防ぐためにも、夕方以降は長袖長ズボンで行動することをお勧めします。
歯磨きセット
串焼きの肉などを食べた後、歯に肉の欠片がよく詰まります(笑)フロスを持っていくことをお勧めします。
石鹸・シャンプー・リンス等
安宿に泊まると支給されるのは固形石鹸のみという場合も多いです。心配な方は日本から持参しましょう。
化粧水・乳液等
日本よりも日に焼けやすいので、乾燥肌対策として持っていきましょう。僕はニベアで完結させることが多いです。
ティッシュ・トイレットペーパー
アフリカの現地で買えるティッシュ・トイレットペーパー類は紙質が悪く、日本人にはなじまない場合もあります。心配な方は持参しましょう。
トイレットペーパーは芯を抜いて持っていくと、かさばりません。
上に羽織る服
旅行先の地域にもよりますが、アフリカ大陸は一般的に「日中は乾燥し、日差しが強いが、朝晩は冷え込む」という気候が多いです。
寒くなった時に一枚羽織れる服を持っていきましょう。
レインポンチョ
旅行先の国にもよりますが、熱帯性気候のアフリカではスコールの降る地域も多いです。
尋常じゃない量の雨が降るので、折り畳み傘ではまず対処できません。カバンごと覆えるよう、レインポンチョを持っておきましょう。
(といっても、スコールは短時間で止むので、雨が降ったらどこかで雨宿りして過ごすのが現実的です)
洗濯物を干す用の紐
アフリカでは自分の服を外に干しておくと、盗まれるケースが多々あります。部屋干しできるよう、洗濯用の紐を日本から持っていくと便利です。
サンダル
ホテルの室内を移動する際などに便利です。なお、外出時は安全のため靴を履くことをお勧めします。
速乾タオル
タオルがない場合などに繰り返し使えるので便利です。
衛生用品等
- 携帯ウォシュレット
- 手ピカジェル
- アルコール除菌シート
- 全身用の汗拭きシート(全身すっきりシート)
携帯ウォシュレット
アフリカ旅行の隠れた便利グッズは、携帯ウォシュレットだと思います。
アフリカで売られているトイレットペーパーは生地が硬いし、水にも流せないしで毎回苦労していました。
しかし、5回目のアフリカ旅行から携帯ウォシュレットを持っていくようになり、世界観が変わりました。値段もお手頃なのでおすすめです。
手ピカジェル
食事の前に手を洗いたくても、洗面所・トイレが不衛生…といったことがアフリカではよくあります。
僕の場合、手を洗う場所もないような田舎に滞在していたため、食事の前には手ピカジェルで除菌していました。
アルコール除菌シート
手が土などで汚れてしまう場合も考慮し、アルコール除菌シートも持っていきましょう。
全身用の汗拭きシート(全身すっきりシート)
特にサファリドライブをした後など、砂ぼこりで顔や腕が汚れることがあります。ネタ突きや汚れを落とせる全身用の汗拭きシートがあると便利です。
マスク
アフリカで走っている車のほとんどが、日本やドイツから輸入された中古車なのですが、とにかく排気ガスがひどいです。
排気ガスや粉じんを吸い込まないために、日本からマスクを持っていきましょう。アフリカでもマスクは買えますが、薄っぺらかったり着け心地が悪かったりと、おすすめできません。
通信関係・電化製品等
- SIMフリーのスマホ
- 海外Wi-Fiレンタル
- 変換プラグ
- 変圧器
- モバイルバッテリー
- ランプ・ランタン等
SIMフリーのスマホ
現地でSIMカードを買い、SIMフリーのスマホに挿せば、例えば一週間の旅行なら1000円程度でインターネット環境が整います。
現在持っているスマホがSIMフリーでない方は、出発までにSIMロック解除するか、アフリカ旅行用にSIMフリーのスマホを買っておきましょう。
盗難に遭っても(心理的)ダメージが少ないよう、安価なスマートフォンがお勧めです。
海外Wi-Fiレンタル
アフリカに到着してから現地のSIMカードを購入してもいいですが、慣れていない方は手続きに戸惑うかもしれません。
金銭的に余裕がある方は、日本から海外Wi-Fiレンタルを持っていくのも一つの選択肢です。
ただし、国や地域によっては海外Wi-Fiレンタルが対応していない場合もありますので、ご注意ください。
変換プラグ
アフリカでも大型のスーパーマーケットなどに行けば、変換プラグを現地調達できる場合が多いです。
しかし、念のため日本から持っていくことをおすすめします。全世界対応の変換プラグを一つ持っておくと安心です。
これからも海外旅行をする予定がある人は、この際に一つ購入しておきましょう。
変圧器
スマートフォンやノートパソコンの充電はグローバル対応のものがほとんどのため、変圧器は必要ありません。
しかし、一部の電化製品は変圧器が必要になることがあります。私は電動歯ブラシを充電するために、こちらの変圧器をアフリカに持っていってます。
モバイルバッテリー
特にアフリカの地方部では停電がつきものです。
比較的値段が高いホテルであればジェネレーターで発電してくれますが、安宿やゲストハウスに宿泊する場合は、停電は頻繁に起きると覚悟しておきましょう。
少なくともスマートフォン対応のモバイルバッテリーは持っていってください。
アフリカの停電事情は以下の記事で解説しています。
➡アフリカは停電も頻繁!心配な人はこの2つのアイテムを活用しよう - 原貫太のブログ
ランプ・ランタン等
アフリカでは停電が日常茶飯事です。電気がない場合、ロウソクで明かりを得ることになります。
しかし、ロウソクの明かりだけでは、読書をしたり、作業をしたりすることは難しくなります。心配な方は、防災やキャンプ用のランプを持っていきましょう。
長時間フライト対策等
- 着圧ソックス
- ネックピロー
- アイマスク
- 耳栓
着圧ソックス
日本からアフリカに行く旅行者なら、まずは10時間以上の長時間フライトを乗り越える必要があります。飛行機の中では足のむくみ対策をしましょう。
おすすめは着圧ソックスの活用です。足首からふくらはぎまで加圧することで、足のむくみを防いでくれます。フライトアテンダントにも着用している人が多いですね。
アフリカへの長時間フライトで心配になるのが足のむくみです。対策はこちらの記事で解説しています。
ネックピロー
長時間フライトを乗り越えるコツは、とにかく寝てしまうこと。僕は座って寝るのが得意ではないので、ネックピローを活用しています。
アイマスク
機内でジックリ眠るために、アイマスクも持っていきましょう。光が入ってこない、真っ暗になるアイマスクがお勧めです。
耳栓
アフリカを旅行していて、意外とストレスになるのが「音」です。イスラム圏内であれば朝は礼拝のアザーンという音で起こされるし、他にも夜遅くまで爆音で音楽がかかっていることもあります。
また、夜行バスを利用する場合、運転手を寝させないために一晩中爆音で音楽が流れていることもありますね。
音対策のため、持ち物に高機能な耳栓を入れていくことをおすすめします。飛行機の中でも活用できますからね。
虫よけ対策
- 蚊取り線香
- 蚊がいなくなるスプレー
- 虫除けスプレー
- かゆみ止め
蚊取り線香
アフリカを旅行する人のほとんどが心配するマラリア。
マラリアは「ハマダラカ」という蚊によって媒介されます。マラリアが心配な人にとって蚊取り線香や虫よけスプレーは必須の持ち物ですね。
現地でも蚊取り線香は購入することができますが、効果が弱いと聞きます。あと、臭いもキツイ。日本の蚊取り線香は優秀。僕はラベンダーの香りを楽しんでいました。
蚊がいなくなるスプレー
ワンプッシュで蚊やハエを撃退する蚊がいなくなるスプレーも重宝できます。
虫除けスプレー
携帯用虫よけスプレーも持っていきましょう。強力な効果を発揮するイカリジン15%、またはDeet30%がおすすめです。
アフリカ旅行者向けのマラリア対策は、以下の記事で解説しています。
➡【アフリカ旅行者向け】6つのマラリア対策【薬は現地購入】 - 原貫太のブログ
かゆみ止め
どれだけ虫よけ対策をしても、蚊には刺されてしまうものです。虫刺され・かゆみ止めに効く薬を持っていきましょう。
日焼け対策等
- 日焼け止め
- 日よけ帽子
- サングラス
日焼け止め
赤道直下に近いアフリカでは紫外線の強い国が多いです。お肌を気にする方は特に要注意。日焼け対策のために、日焼け止めを持って行きましょう
日よけ帽子
日よけ帽子も持って行くとおすすめです。つばの大きなサファリハット等がおすすめです。
サングラス
太陽光や排気ガス、粉塵から目を守るためにサングラスを一つ持っていきましょう。
スリや窃盗のターゲットになるので、高額なサングラスはおすすめしません。僕がいつもアフリカに持っていくサングラスを紹介しておきます。1000円ちょっとで購入できます。
サプリメント・医薬品・食品等
- ビオフェルミン
- ビタミンB類・マルチビタミン
- ポカリスエット粉末
- インスタント味噌汁
- 素焼きナッツ
ビオフェルミン
アフリカを旅行する時、僕はいつもビオフェルミンを持っていきます。
いつもと違う食生活でお腹を壊す可能性もあるし、慣れない環境で体調も壊しやすいです。毎食後にビオフェルミンを飲むことで、体調管理に努めています。
★関連記事★
海外旅行にはビオフェルミンを持っていくべき理由【下痢対策も5つ紹介】 - 原貫太のブログ
ビタミンB類・マルチビタミン
旅行する国にもよりますが、アフリカの乾燥地帯では緑黄色野菜がほとんど摂れない場所もあります。栄養が偏ることで口内炎ができたり、免疫が低下してしまいます。
特に不足するのがビタミンB群です。ビタミンBのサプリメントやマルチビタミンを持っていくことをおすすめします。
ポカリスエット粉末
アフリカを旅行する人の多くが、下痢に苦しめられます。
慣れない食生活でお腹を壊した時、脱水症状を防ぐためポカリスエットの粉末があると便利です。
日本食
特にアフリカを長期で旅行する人は、2週間を過ぎたあたりで間違いなく日本食が恋しくなります。
インスタントの味噌汁を持ち物に入れておけば、まぁ何とか我慢できます。
素焼きナッツ
渡航先の国や地域にもよりますが、現地での食生活から栄養が偏る場合があります。僕はいつも素焼きナッツをアフリカに持っていきます。
娯楽・暇つぶし等
- Kindle
- タブレット
Kindle
アフリカを旅しているからといって、毎日外を出歩くのも疲れます。たまにはホテルでゆっくり読書でもしましょう。
日本から紙の本を持参するとカバンが重くなるし、もちろんアフリカでは日本語の新しい本は購入できません。
僕はアフリカを旅行する際、必ずKindleを持っていきます。特に長期間アフリカを旅行する人にはおすすめです。
タブレット
Amazonが販売するFireタブレットなら、本を読むためのKindleと映画を見るためのタブレット、両方の機能を備えています。
本だけではなく、映画やドラマもアフリカ行きの飛行機の中で観たい人にはFireタブレットをおすすめします。
さいごにもう一度、アフリカ旅行の持ち物リストをまとめておきます。
↓目次を開くと持ち物リストを一覧できます↓
アフリカに到着してから「日本からアレを持ってくればよかった…」と後悔するのでは遅いです。
アフリカ旅行をする皆さん、現地での生活にスムーズに適応できるよう、持ち物の準備にはちゃんと時間を割いてくださいね。
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