バックパッカーの旅行先として、人気の東南アジア。僕もマレーシアやフィリピン、カンボジアを旅行した経験があります。
フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。今回の記事では東南アジア旅行の持ち物リストを
- 必須・準必須の持ち物
- 少しお金はかかるけどあれば便利な持ち物
- 個人的に正解だった持ち物 / その他の持ち物
でまとめました。
衣類・下着・歯ブラシなどの生活必須品は含めず、東南アジア旅行に特化した持ち物39選を紹介しています。これから旅行する方は参考にしてください!
東南アジア旅行に必須・準必須の持ち物
まずは必須・準必須の持ち物から紹介します。海外旅行慣れしている人は、ここは読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
パスポート
東南アジア旅行を計画している人には伝える必要もないと思いますが、当然ながらパスポートが必須です。
基本的にどの国に入国するためにも、パスポートの残存期間は6か月以上あることが必要です。残存期間が足りていない人は、旅行前に余裕をもってパスポートを更新しましょう。
ビザ(査証)
日本人が東南アジアを観光目的で旅行する場合、ビザ無しで入国できる国も多いです。
ただ、条件が付いていたり、一部の国ではビザが必要となるため、旅行先の国が決まったら各国の大使館ホームページをチェックしましょう。
(例)
- フィリピン…不要(滞在期間が30日以内の場合)
- タイ…不要(滞在期間が空路入国は30日以内、陸路入国は15日以内の場合)
- カンボジア…必要
- インドネシア…不要(滞在期間が30日以内)
(2020年9月22日時点)
パスポートのコピー
パスポートのコピーも忘れずに持って行きましょう。
パスポートは海外旅行中に身分を証明するために一番大切な書類です。命の次に大事な持ち物といっても過言ではありません。
ただ、万が一紛失したり盗難に遭ったりした時は、手元にコピーがあれば一時的にはそれが身分証の代わりになります。
コピーしておくべきページは、パスポート番号や顔写真のあるページです。一枚持っていきましょう。
航空券(Eチケット)のコピー
航空券をネット予約すると、Eチケットがメールで送られてきます。パスポートのコピーと同様に、一部プリントアウトして持ち物に入れましょう。
海外旅行傷害保険の資料・証明書
東南アジアを旅行する人は、出発前に海外旅行傷害保険に加入しましょう。東南アジアの多くの国では、旅行者を狙ったスリや窃盗が頻繁に起きています。
概ね一週間の東南アジア旅行なら、保険料は2,000~5,000円かかります。
万が一被害に遭ってしまった時、保険適用や対応方法をすぐ確認できるよう海外旅行傷害保険の資料・証明書を持参しましょう。
現金
東南アジアでも、都市部ではクレジットカードが使えるお店がたくさんあります。
しかし、ローカルのレストランで食事をしたり、田舎に滞在したりすると、クレジットカードは使えません。現金が必要です。余裕を持ち、少し多めに持っていきましょう。
一つのカバンにすべての現金を入れておくのはリスクが高いです。そのカバンが盗難に遭ったり、ロストバゲージに遭ったりしたら、一文無しになってしまいますからね。
鍵の掛けられるスーツケースに5割、バックパックに3割、ポーチに2割…など、小分けにして持参してください。
★関連記事★
海外旅行のスリ対策7つを元NGO職員が解説!旅行出発前に必ず読んで! - 原貫太のブログ
到着後に現地で「日本円➡現地通貨」の両替をしても構いませんが、東南アジア各国の通貨は、日本でも両替可能なものが多いです。心配な人は、出発前に両替しておきましょう。
直前に空港で両替すると、時間がなくて焦ることもあります。余裕をもって出発の数日前に済ませておくのがベストです。
クレジットカード
東南アジア旅行をするなら、クレジットカードも必ず持って行きましょう。宿泊施設やレストランでは、クレジットカードを使えるお店がたくさんあります。
また、キャッシング機能付きのクレジットカードを持っていれば、万が一旅行中に現金が少なくなった時、ATMで現地通貨をキャッシングすることもできます。
僕も今年3月のフィリピン旅行中に現金が少なくなったので、現地で何度かキャッシングしました。
クレジットカードのブランドですが、東南アジアを含め、海外ではVISAとMaster Cardが強いと言われています。僕が2枚持っているクレジットカードは両方ともVISAですが、VISAが使えなかったことはこれまで一度もありません。
★関連記事★
海外旅行にクレジットカードは何枚必要?JCBはダメって本当? - 原貫太のブログ
海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを持っていくと、別途保険に入る必要がなくなるためお勧めです。僕はEPOSカードを使っています。
\エポスカードのお申し込みはこちら/
旅行用カバン
出張で東南アジアを訪れる人ならスーツケースでもいいですが、旅行者なら両手の空くバックパックをおすすめします。
特に同じ場所にとどまらず、数か国・数都市を往来するバックパッカーなら、大容量バックパックにしましょう。80Lもあれば十分に持ち物を入れられるはずです。
肩掛けポーチ
外を出歩く時は大きなリュックを持ち運ぶのではなく、肩掛けポーチのようなサブバッグを使いましょう。
最近は海外旅行用にデザインされたセキュリティ機能付きのポーチも売られています。
少しお金はかかるけど東南アジア旅行に便利な持ち物
少しお金はかかるけど、持っていけば東南アジア旅行に便利な持ち物を紹介します。
防犯機能付きのリュックサック
東南アジアではスリや窃盗など、軽犯罪も多いです。そのため防犯機能付きのリュックサックで東南アジアを旅行するのもお勧めです。
これからバックパッカーとして海外を旅する方は、一つ持っておくといいでしょう。
海外Wi-Fiレンタル
東南アジアの安宿に泊まると、Wi-Fiが壊れていたり、ネットには繋がるけどスピードが遅いことがよくあります。
これ、結構にストレスです。家族と連絡が取れない、明日の予定を立てられない、YouTubeが観られないので夜が暇…など。
現地到着後にSIMカードを購入してもいいですが、スマートフォンがSIMフリーではない人、英語でややこしい手続きするのが面倒くさい人は、日本から海外Wi-Fiレンタルを持っていきましょう。
海外Wi-Fiレンタルの大手はイモトのWiFi です。
\イモトのWi-Fiの公式ホームページはこちら/
SIMフリーのスマホ
現地でSIMカードを購入し、SIMフリーのスマホに挿せば、一週間の東南アジア旅行なら1000円程度でネット環境が整います。
現在持っているスマートフォンがSIMフリーでない方は、出発までにSIMロック解除をするか、もしくは旅行用にSIMフリーのスマホを買っておきましょう。
コスパを重視するなら、例えばASUSのZen Fone Liveがおすすめです。
変換プラグ / 変圧器
東南アジアにも日本と同じ形状のコンセントはありますが、念のため僕は日本から持参しました。
全世界対応の変換プラグを一つ持っておくと安心です。これからもバックパッカーとして海外旅行をする人は、この機会に一つ購入しておきましょう。
モバイルバッテリー
インターネット環境が確保できても、スマホの電池が切れたら元も子もありません。
東南アジアの特に田舎では、停電が頻繁に起きていたり、また都市部でも悪天候な時は停電することがあります。
移動が多くなる人は、モバイルバッテリーを一つ持っていきましょう。僕はAnker PowerCoreを使っていますが、iPhone8であれば3回以上充電できます。
ソーラーランタン
特に田舎に滞在予定のある方は、定期的な停電を覚悟しておきましょう。停電するとロウソクで明かりを得ることになりますが、本を読んだり、何か作業したりすることは難しくなります。
停電が心配な人は、かさばらず、重くないランタンを一つ持っていきましょう。
高機能な物になると、モバイルバッテリーとしても活用することができます。これなら緊急時はスマートフォンなどのUSB機器を充電できるので、東南アジア旅行中だけではなく、日本でも防災グッズとして活かせますね。
速乾性が高く、防寒対策にもなる服
東南アジアの気候は、一般的には一年中気温が高く、また湿度も高いです。
しかし、標高の高い地域などでは、時季と地域によっては夜は肌寒くなることもあります。そのため、温度調節がしやすい服装を一つ持っておくといいです。
モンベルのジオラインのような服なら防寒対策になりますし、軽量のため荷物としてもかさ張りません。速乾性が高く、汗をかいてもすぐに乾きます。
mont-bell(モンベル) 2015-02-19
個人的に東南アジア旅行で正解だった持ち物 / その他の持ち物
最後に、個人的に東南アジアを旅行したときに正解だった持ち物、またその他の持ち物を紹介します。
携帯ウォシュレット
東南アジア旅行の隠れた便利グッズは、携帯ウォシュレットだと思います。
現地で売られているトイレットペーパーは生地が硬いし、水にも流せないしで苦労します。携帯ウォシュレットを持っていけば、用を足した後の処理も楽です。
値段もお手頃なのでおすすめします。
着圧ソックス
日本から東南アジアに向かう旅行者は、少なくとも5~7時間の長時間フライトを乗り越える必要があります。飛行機の中では、足のむくみ対策ができる服装を心がけましょう。
おすすめは着圧ソックスの活用です。足首からふくらはぎまで加圧することで、足がむくむのを防いでくれます。フライトアテンダントにも着用している人が多いですね。
ネックピロー
長時間のフライトを乗り越えるコツは、とにかく寝てしまうことです。
が、僕は座って寝るのが得意ではありません。僕みたいな「座って寝るのが苦手人間」でも、ネックピローがあればいくぶん寝やすいです。
★関連記事★
飛行機便利グッズ12選 10時間のフライトもこれがあれば大丈夫! - 原貫太のブログ
Kindle
いくら東南アジアを旅行しているからといって、毎日外を出歩くのも疲れます。たまにはホテルでゆっくり読書でもしたくなるはずです。
日本から紙の本を持参するとカバンが重くなるし、東南アジアでは日本語の新しい本は購入すること当然難しいです。
僕は海外旅行をするとき、Kindleを必ず持ち物に入れます。特に長期間東南アジアを旅行する人にはおすすめです。
タブレット
Amazonが販売するFireタブレットなら、本を読むためのKindleと映画を見るためのタブレット両方の機能を備えています。
本を読むだけではなく、映画やドラマも飛行機の中で観たい人にはFireタブレットをおすすめします。
ビオフェルミン
東南アジアのような発展途上国を旅行する時、僕はいつもビオフェルミンを持って行きます。
いつもと違う食生活でお腹を壊す可能性もあるし、また、慣れない環境で体調も壊しやすいです。毎食後にビオフェルミンを飲んで整腸に努めましょう。
★関連記事★
海外旅行にはビオフェルミンを持っていくべき理由【下痢対策も5つ紹介】 - 原貫太のブログ
サプリメント
現地の食べ物が口に合わず、旅行中の栄養が偏ってしまう可能性もあります。栄養が偏れば口内炎ができたり、免疫が低下してしまいます。
特に不足しやすいのがビタミンB群です。ビタミンBのサプリメントやマルチビタミンを持っていくことをおすすめします。
ポカリスエットの粉末
初めて東南アジアを旅行する人の多くが下痢に苦しめられます。慣れない食生活でお腹を壊した時、脱水症状を防ぐためにポカリスエットの粉末があると便利です。
これと胃腸薬があれば、大体の下痢は乗り越えられるはずです。
手ピカジェル
東南アジア旅行の持ち物として、手ピカジェルも隠れた必須アイテムです。
食事前に手を洗おうとしても、洗面所やトイレが不衛生…といったことが東南アジアではよくあります。手ピカジェルなら、ゴミを出さずにサッと手を除菌できます。
持ち物に手ピカジェルがあると、同伴者のいる旅行なら間違いなく「それ貸して」と言われるはずです笑
アルコール除菌シート
土などで手が汚れてしまう場合も考慮し、アルコール除菌シートも持っていきましょう。
蚊取り線香
東南アジア旅行者が心配するデング熱やマラリア。どちらも蚊が媒介することで人に感染する病気です。
病気にならなくても、蚊に刺されると痒くなって辛いです。また、蚊の「ブーン」という音で夜寝られないこともあります。
東南アジアを旅行するなら、蚊取り線香を持っていきましょう。僕はラベンダーの香りを楽しんでいました。
蚊がいなくなるスプレー
東南アジアを旅行するなら、ワンプッシュで蚊やハエを撃退する蚊がいなくなるスプレーも重宝します。
虫よけスプレー
携帯用虫よけスプレーも持って行きましょう。
★関連記事★
デング熱の対策5つ紹介 とにかく「蚊に刺されない」ように! - 原貫太のブログ
日焼け止め / 日よけ帽子
赤道付近にある東南アジアでは紫外線の強い国が多いです。お肌を気にする方は要注意。日焼け対策のために、日焼け止めや日よけ帽子を持ち物に含めましょう。
サングラス
太陽光や排気ガス、粉塵から目を守るためにサングラスを一つ持っていきましょう。
スリや窃盗のターゲットになり得るので、高額なサングラスはおすすめしません。僕がいつも東南アジアに持っていくサングラスを紹介しておきます。1000円ちょっとで購入できます。
マスク
東南アジアは、車の排気ガスで空気が汚い国も多いです。排気ガスや粉じんを吸い込まないために、日本からマスクを持っていきましょう。
現地でもマスクは買えますが、薄っぺらかったり着け心地が悪かったりと、あまりおすすめできません。
洗濯物を干す用の紐
滞在する地域にもよりますが、洗濯は手洗いですることになる可能性もあります。部屋干しできるように、洗濯用の紐を持っておくと便利です。
耳栓
東南アジアを旅行していて、意外とストレスになるのが「音」です。
イスラム圏内なら朝は礼拝のアザーンという音で起こされるし、滞在先の近所にクラブがあれば、夜遅くまで爆音で音楽がかかっていることもあります。
音対策のため、持ち物に耳栓を入れていくことをおすすめします。飛行機の中でも活用できますね。
レインポンチョ
東南アジアではスコールの降る国も多いです。尋常じゃない量の雨が降るので、折り畳み傘ではまず対処できません。
カバンごと覆えるよう、持ち物にレインポンチョを入れておきましょう。
日本食
特にバックパッカーなど、東南アジアを長期間旅行する人は、2週間を過ぎたあたりで間違いなく日本食が恋しくなります笑
インスタントの味噌汁を持ち物に入れておけば、まぁ何とか我慢できます。
東南アジア旅行の持ち物リスト 総まとめ
さいごにもう一度、東南アジア旅行の持ち物リストをまとめておきます。
- パスポート
- ビザ(査証)
- パスポートのコピー
- 航空券(Eチケット)のコピー
- 海外旅行傷害保険の資料・証明書
- 現金
- クレジットカード
- 旅行用カバン
- 肩掛けポーチ
- 防犯機能付きのリュックサック
- 海外Wi-Fiレンタル
- SIMフリーのスマホ
- 変換プラグ / 変圧器
- モバイルバッテリー
- ソーラーランタン
- 速乾性が高く、防寒対策にもなる服
- 携帯ウォシュレット
- 着圧ソックス
- ネックピロー
- Kindle
- タブレット
- ビオフェルミン
- サプリメント
- ポカリスエットの粉末
- 手ピカジェル
- アルコール除菌シート
- 蚊取り線香
- 蚊がいなくなるスプレー
- 虫よけスプレー
- 日焼け止め / 日よけ帽子
- サングラス
- マスク
- 洗濯物を干す用の紐
- 耳栓
- レインポンチョ
- 日本食
現地に到着してから「あれを持ってくれば良かった…」と後悔しないよう、準備にはしっかりと時間を割きましょう。
これから東南アジアを旅行する方は、参考にしてくださいね。
こちらの記事もよく読まれています。あわせてご覧ください➡飛行機の長時間、どう過ごす?10時間フライトも快適になる8つの方法 - 原貫太のブログ