フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。日本とアフリカを往復しながら生活しています。
海外旅行にクレジットカードを一枚しか持って行かない人がいますが、絶対にやめましょう。僕は万が一のケースを想定し、最低でも二枚は持って行くようにします。
また、持って行くクレジットカードのブランドも大切です。VISAなら基本的に問題ありませんが、JCBは使えない国も多いのでやめてください。
海外旅行にクレジットカードを二枚以上持って行くべき理由と、二枚目のクレジットカードを作りたい人向けに、海外旅行におすすめのクレジットカードを紹介します。
- 海外旅行にクレジットカードは何枚必要か?
- 海外旅行保険付きのクレジットカードを何枚か持って行こう
- クレジットカードのブランドはVISAとVISA or VISAとマスターカードがおすすめ
- JCBのクレジットカードは海外旅行では使えないことが多い
- 海外にクレジットカードを何枚も持っていくなら管理も慎重に
- クレジットカード一枚で海外旅行した友人の体験談
海外旅行にクレジットカードは何枚必要か?
繰り返しになりますが、海外旅行には最低でも二枚以上のクレジットカードを持っていくようにしましょう。もし一ヶ月以上海外に行くなら、三枚目も検討するべきです。
「海外旅行にクレジットカードを何枚も持っていくのって、リスクもあるのでは?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、何度も海外旅行を経験してきた立場から言うと、逆に一枚しか持って行かない方がよほどハイリスクです。
クレジットカードが盗難に遭うかもしれない
海外旅行中はスリや盗難のリスクがつきものです。よくあるのがレストランで食事中、足元に置いていたカバンが気づかぬ間に盗まれていたケース。
いわゆる「置き引き」ですね。クレジットカードを入れた財布だけ抜き取られるかもしれません。
日本人観光客がフィリピンのレストランで置き引きに遭った動画を観たことがありますが、もう本当に、全く気づかぬ間に盗まれています。
ヨーロッパやアメリカなど、治安のいいと思われている地域でも盗難のリスクはあります。外国人観光客をターゲットにした窃盗集団が潜んでいるかもしれません。アジア人は目を付けられやすいです。
もちろん盗難に遭わないよう気をつけるべきですが、海外旅行では万が一のケースも想定し、出発前に準備しておくことが大切です。そのためクレジットカードは何枚か持っていき、スーツケースとリュックサックなどで分けて管理しておきましょう。
クレジットカードがATMに吸い込まれるかもしれない
海外旅行では、クレジットカードが現地のATMに吸い込まれるかもしれません。
「は?」と思った人がいるかもしれませんが、僕の知人も何名か被害に遭っています。特に東南アジアや南米、アフリカなど、日本よりも経済的に貧しい途上国を旅行する予定のある人はお気を付けください。
海外旅行者がATMにクレジットカードを入れたところ、吸い込まれたまま出てこなかった、というケースは実際に起きています。多くの場合、ATMの不調が原因です。
中長期で海外旅行する予定の人は、ATMでキャッシングするためにクレジットカードを使う機会もあるはずです。吸い込み被害に遭う可能性も考慮し、海外旅行にはクレジットカードを何枚か持っていくべきです。
海外旅行中にクレジットカードが突然使えなくなるとマジで焦る
三つ目の理由は「海外旅行中にクレジットカードが突然使えなくなった時、マジで焦るから」です。
これは、僕の体験談です。今年3月にフィリピンのマニラからセブに飛行機で移動する時の話。
スーツケースを預けるための費用30ドルをクレジットカードで支払おうとしたのですが、"This card is not available."(このクレジットカードは利用できません)と告げられたんですね。
「そんなことは無いはずだ」と返答し、もう一度チェックしてもらったのですが、やっぱり利用不可。結局、クレジットカードではなく現金で支払うことになりました。
その時は、たまたま予備のクレジットカードが手元になかったんです(たしかこの旅行の時だけ日本に忘れた…)。
ただ、ギリギリの金額しか持ち合わせがなかったため「これではセブ島に着いてから何も買えないじゃん…てかタクシー乗れなくね…」と、マジ焦りました。
クレジットカードが機能しなかった理由は、未だによくわかりません。向こうのカードリーダーの調子が悪かったか、それとも僕が月の限度額いっぱい利用していたか…。
いずれにせよ海外旅行中、言葉も満足に通じない環境でクレジットカードが突然機能しなくなると、本当に焦ります。だからこそ、海外旅行には予備のクレジットカードも持っていくべきなのです。
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海外旅行保険付きのクレジットカードを何枚か持って行こう
これから海外旅行用に新しくクレジットカードを作る人は、海外旅行傷害保険が付帯されるクレジットカードを選びましょう。
僕は三井住友VISAクラシックカード 、EPOSカード
の2枚を使っています。どちらのクレジットカードもVISAブランドです。 この2枚のクレジットカードは、海外旅行傷害保険*が付帯されます。
*三井住友VISAクラシックカードのみ、事前に旅行関連費用を当該クレジットカードで支払っておくことが必要です。
海外旅行する際は、盗難や強盗、事故などのリスクがあるため、ほとんどの旅行者が海外旅行傷害保険に加入します。
しかし、当然ですが保険費用が加わってくるため、その分だけ旅費は高くなってしまいます。例えば一週間の海外旅行なら、3,000円くらいはかかりますね。
保険費用を節約したい人は、海外旅行傷害保険が付帯されるクレジットカードを海外旅行に持っていきましょう。中でもおすすめなのがEPOSカードです。
これ、入会費・年会費が無料(つまりずーっと無料)にもかかわらず、海外旅行に持っていくだけでゴールドカード並みに手厚い保険やサポートが適用されます。海外旅行を頻繁にしている周りの友人はほぼみんな持っていますね。
EPOSカードを海外に持っていけば、一般の海外旅行保険に入った場合に支払うはずだった数千円を”0円”にすることができるようになる、というわけです。僕は海外に行くとき、クレジットカード付帯の保険しか使っていません。
控えめに言っても、海外旅行をする人ならEPOSカードは一枚持っておいて損はありません。強いてデメリットを挙げるとしたら財布が少し重くなるくらい(笑)使わない間は日本に置いておけばいいですからね。出発までに用意しておきましょう。
また、僕は海外旅行に定番のクレジットカードと呼ばれる三井住友VISAクラシックカード も使っています。
こちらのクレジットカードの海外旅行保険は利用付帯のため、旅行関連費用(航空券やホテル代金など)の支払いに利用する必要があります。
が、最高2,000万円まで補償される海外旅行傷害保険が付いてくるほか、初年度は年会費無料(翌年度以降も条件付きで無料)、学生なら在学中はずっと無料です。
海外旅行用に2枚目、3枚目のクレジットカードを検討している人は、三井住友VISAクラシックカード も検討してみてください。
クレジットカードのブランドはVISAとVISA or VISAとマスターカードがおすすめ
クレジットカードのブランドですが、僕は2枚ともVISAを使っています。VISAは世界シェアNo.1のクレジットカードブランドですが、これまでの海外旅行中に「ごめん、VISAは使えないんだ」と言われたことは一度もありません。
アメリカでもアフリカでも東南アジアでも、VISAのクレジットカードは問題なく使えました。
ただ、ヨーロッパを旅行した友人が以前「VISAは使えないけど、マスターカードなら使えるというお店が一つだけあったような…」と話していました。ヨーロッパ圏ではマスターカードのクレジットカードしか使えないお店もたまにあるようです。
そのためヨーロッパを旅行する人なら、VISA+マスターカードという組み合わせもありかもしれません。
ただ「VISAは使えないけどマスターカードなら使える」というケースは非常に稀だと思います。VISAとVISAでも、海外旅行のクレジットカードとしてはまず問題ないでしょう。
JCBのクレジットカードは海外旅行では使えないことが多い
日本発ブランドであるJCBのクレジットカードは、日本人旅行者が多い国や地域(例:ハワイ・グアム)では使える店舗が多いものの、それ以外の地域では通用度はかなり低いです。
少なくとも、アフリカでJCBのクレジットカードが使えると聞いたことは一度もありません。また、VISAとマスターカードのシェア率が高いヨーロッパでは、JCBというブランドすら聞いたことがない人も多いようです。
JCBしか手持ちのクレジットカードがない人は、海外旅行用にVISAブランドのクレジットカードを一枚持っておきましょう。繰り返しになりますが、EPOSカードを一番におすすめします。
海外にクレジットカードを何枚も持っていくなら管理も慎重に
海外旅行ではクレジットカードが盗難に遭うリスクもあります。クレジットカードを何枚か持っていくなら、管理も慎重になってください。
クレジットカードを一つのカバンの中、もしくは財布の中に何枚も入れておくのは当然リスクが高い行為です。
そのカバンがロストバゲージに遭ったり、置き引きされたりしたら、すべてのクレジットカードを一気に失いますから。最悪の海外旅行になります。
海外にクレジットカードを何枚か持っていくときは、メインで使っているカード一枚だけを財布の中に入れて、それ以外はスーツケースや貴重品バッグの中に保管しておきましょう。
また、飛行機に乗る際は預けたスーツケースがロストバゲージに遭う可能性も考慮し、クレジットカードはスーツケースと手荷物それぞれに入れておくのが賢明です。
僕は海外旅行中、予備のクレジットカードはスーツケースにしまい、鍵をかけてホテルの部屋に置いています。
クレジットカード一枚で海外旅行した友人の体験談
さいごに「一カ月半のスペイン旅行にクレジットカード一枚で行ったら、泣きそうになった」という友人(当時20歳・女子大生)の体験談を紹介します。
しかも、彼女が持っていたクレジットカードにはキャッシング機能が無かったそうです。ヤバい。
当時はクレジットカード自体使うことに慣れていなかったうえに、クレジットカードに関する知識すらほとんどありませんでした。そのため、『少し多めの現金+クレジットカード一枚を持っていけば大丈夫だろう』と楽観視していました。
しかし、事態は恐ろしいことに。現地での生活は、想像以上の費用がかかり、手持ちの現金が底をつきかけたのです。
加えて、滞在先がド田舎のためクレジットカード加盟店が少なく(もしくはカードリーダーが壊れている)、支払いのほとんどを現金に頼らざる得ない生活でした。
慌てて都市部に移動し、ATMに駆け込むも、手持ちのクレジットカードにキャッシング機能が付いていないことが発覚。
また、銀行に助けを求めるも営業は週4日の9時~14時だけ。しかも、日本円を両替できる銀行はほとんどありませんでした。
手元にあるのは、わずか9セント(およそ10円)と意味をなさない千円札数枚…。これ以上の滞在は危険と判断し、急遽帰国することになってしまいました。
その後も海外旅行は年2回ほどしていますが、スペインでの反省も活かし、今はクレジットカードを二枚持ちしています。私も原さんと同じEPOSカード
と三井住友VISAクラシックカード
を使っています。
海外旅行の際は、クレジットカードは本当に大事です。現地で利用可能なカードを調べた上で、何枚か持っていってください。
スペインでの悪夢は今も忘れられません…。
長くなりましたが、海外旅行の際にはクレジットカードを何枚か持っていくようにしてください。最低でも2枚は絶対に必要です。
また、複数枚のクレジットカードを一つのカバンで管理するのはリスクがあります。盗難に遭ったり、ロストバゲージしたりする可能性がありますからね。クレジットカードは分散して管理してください。
海外旅行用に2枚目のクレジットカードを作りたい人は、EPOSカードがおすすめです。年会費がずっと無料ですし、持っていくだけでゴールドカード並みの海外旅行傷害保険が付帯されます。
海外旅行を頻繁にしている周りの友人は、ほぼみんな持っていますね。
控えめに言っても、海外旅行をする人ならEPOSカードは一枚持っておいて損はありません。強いてデメリットを挙げるとしたら、財布が少し重くなるくらい(笑)使わない時は日本に置いておけばいいですからね。
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