原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ソリューションオリエンテッド 問題の根底に共通することを見極める

先日の記事「原体験は一つではない? 「計画的偶発性」理論から考える問題意識と価値観の変化(1/2)」「原体験は一つではない? 「計画的偶発性」理論から考える問題意識と価値観の変化(2/2)」では、「計画的偶発性」理論から、問題意識の積み重ねと価値…

ウガンダ北部への南スーダン難民の流入について①-Adjumani難民キャンプ

UNHCRの発表によれば、ウガンダ北部Adjumaniキャンプの難民・庇護申請者の数は202,780人(2016年10月1日時点)。昨年7月から再燃した同国の紛争の影響により、Adjumani地区のNyumanziレセプションセンターには、毎日3,000人のペースで難民が流入した。

計画的偶発性理論から考える問題意識と価値観の変化

計画的偶発性、という考えをご存じだろうか。 「個人のキャリアの8割は予想しない出来事や偶然の出会いによって決定される」とし、「計画的に偶然を設計していく事で、自分のキャリア・アップを実行していく」という考えだ。 今回は、この「計画的偶発性」と…

国際協力おすすめ本44選 入門書から常識をブチ破る本まで紹介

国際協力のおすすめ本を知りたいですか?フリーランス国際協力師として活動する原貫太が、国際協力や国際問題に関連するおすすめの本を紹介しています。国際協力の入門書から本格的に国際協力を学びたい人向けの本まで、どれも良書です。ぜひ読んでみて下さ…

「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 ウガンダ・元子供兵が語る過去と未来(2/2)

←←「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 元少女兵が語る過去と未来(1/2)」 近隣住民との良好な関係-テラ・ルネッサンスの考える「自立」 訓練期間中に、一番幸せだったこと、お気に入りの教科を聞くと、 「テラ・ルネッサンスの職員たちが、訓練期間中…

「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 ウガンダ・元子供兵が語る過去と未来(1/2)

“発展途上国でのフィールドワークにおける3つの「きく」-Hear, Listen, and Ask”で書いたように、1年半の訓練*を終えた元子ども兵たちが今後ビジネスを始めていくにあたって、私たちスタッフはフィールドでの調査が増えてくる。*訓練…職業訓練や基礎教育な…

アマチュアな学生は、外に出て、足を動かし、社会と繋がるべし。

学生団体(組織)に属するメンバーは、活動を始めた早い段階から、積極的に「外部」と関係を持つと良い。 サークルと学生団体の違いを大まかに言うと、サークルはその活動が内輪で楽しく完結できるような組織である一方で、学生団体はその活動の方向性(矢印…

受益者が「自立」できるように周囲の環境を整える-現地スタッフとフィールド調査へ①

8期生の元子ども兵たちが1年半の訓練を終えて、先日修了式(道具の供与式)を終えたことを「「もう一度人生を変えたい」 社会復帰を目指す元少年兵・少女兵の式典」でお伝えした。 今後、8期生の中には、テラ・ルネッサンスも事務所を置くグル市内でビジネス…

NGO駐在員がアフリカ人から学んだ、人と”繋がる”生き方【鈴鹿達二郎さんインタビュー】

今日は、私の上司であり、かつ尊敬する一人の「国際協力のプロ」を紹介したい。 認定NPO法人テラ・ルネッサンスの駐在員として、アフリカのウガンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国にて働く、鈴鹿達二郎さん。青年海外協力隊の時代から含めると、これまでアフ…

ストリートチルドレンの現状・原因・生活を徹底解説【写真多数】

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。突然ですが、あなたは「ストリートチルドレン」という言葉を聞き、どんなイメージを持ちますか? 裸足で道端を走っている子ども。幼い頃に親を失った子ども。路上で物乞いをしている子ども…。 ほとんどの…

開発途上国でのフィールドワーク、3つの「きく」-Hear, Listen, and Ask

1年半の訓練を終えた8期生の元子ども兵たちが、これから本格的にビジネスを始めていくための道具の供与式が、昨日終了した。 8期生の中には、テラ・ルネッサンスが活動しているウガンダ北部グル市内でビジネスを始める人もいれば、地元の村に戻ってビジネス…

「修了式」での笑顔と希望 ウガンダ元少年兵・少女兵たちの社会復帰

ある日突然誘拐され、兵士として戦場に駆り出される。初めての任務として、実の家族を殺すことが強要される。少女兵の場合、性的な奴隷としても搾取される。 子ども時代に壮絶な経験をした「元子ども兵」たち。しかしながら、軍隊を脱出して保護されたとして…

少年兵だけでない。強制結婚…アフリカで続く「少女兵問題」の実態

ある日突然誘拐され、兵士として戦場に駆り出される。初めての任務として、実の家族を殺すことが強要される。地雷原を歩かされ、人間地雷探知機(地雷除去装置)として使われる。 子ども兵問題の不条理すぎる実態については、このブログでも度々伝えてきた。…

"行動力"の理由と高め方 「そうだ、アフリカ、行こう。」

冬休みをどう過ごそう・・・ 一昨年11月、アメリカに留学していた私は、12月末から始まる1か月間の冬休みをどのように過ごすべきか、悩んでいた。 元々、日本に一時帰国することも考えていたけど、航空券は安くても往復で10万円程度。それに、その翌年5月末…

路上暮らしをする子ども(ストリートチルドレン)がいるのが当たり前、と思ったら僕の負け

僕が「国際協力」という世界に出会ったきっかけは、大学1年時に参加したフィリピンのスタディーツアーで物乞いをする一人の少女と出会ったことだ。詳しい内容は「一人の「少女」との出会い~僕が「国際協力」に目を向けたきっかけ~」を読んで頂きたいが、簡…

母親の目の前で子どもの喉を切り裂く… コンゴ紛争の悲惨な実態を解説

彼女は急いで子ども達を家の中に集めてドアにカギをかけた。(中略)ドアはちょうつがいから壊され、民兵たちが中へと押し入ってくる。彼女は恐怖で固まり、民兵たちが彼女の子どもたちの喉を、微笑みながら、歌いながら、マチェーテ(山刀)で一人ずつ切り…

ウガンダのエイズ孤児問題 夢を叶えた一人の青年との出会い

ウガンダ到着後、エンテべ国際空港まで迎えに来てくれた現地の男性が「Kantaを僕のおばあさんに会わせたい」と言うので、車に乗せられて彼のおばあさんが住む首都カンパラ郊外まで約1時間をかけて移動。 到着すると、その家に暮らす子どもたちが早速笑顔で出…

エチオピア航空の評判を2回使った人が写真付きで解説 成田~香港~アディスアベバ

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。僕は2回エチオピア航空を利用したことがあります。アフリカで働く日本人の多くは、一度くらいは搭乗した経験があると思います。 その名の通り、エチオピア航空は本部をエチオピアのアディスアベバに置く…

いざ、再びのアフリカへ!-このブログで「毎日」発信します!

いざ、再びのアフリカへ! 今晩成田発の飛行機に乗り、東アフリカはウガンダ共和国へと向かいます。香港、アディスアベバを経由して、日本時間9日夜に現地到着予定です。移動に約22時間を要します。 今回の渡航では、認定NPO法人テラ・ルネッサンスのインタ…

インド、レンガ窯から200人の子どもを救出 現地で感じた児童労働の難しさ

今月4日(水)、インド当局は、テランガーナ州(Telangana)のヤダディリ地区(Yadadiri District)におけるレンガ工場で児童労働に携わっていた子ども約200人を救出したと発表した。 The GuardianやSputnik Internationalが報じている。救出は、児童労働や…

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