最近、僕の周りにいる国際協力関係者でも、ブログを始める人が増えてきているようだ。
資金調達や仲間集めといった「組織運営」の視点からも、途上国で起きている問題と先進国との繋がりを知ってもらう「啓発」の視点からも、国際協力に携わる人にとって「発信」という行為は非常に大切な活動であり、その際、ありとあらゆることがコンテンツになり得るブログは、一つの大きな手段になる。
僕自身、このところ更新頻度が減っており、もっと本腰を入れてガンガン発信していきたいと考えてはいるのだが、その僕以上にブログを書く筆が重くなっている人が周りに多い印象を受ける(笑)ので、「ブログの筆を進めるための二つのアドバイス」を今日は書いてみたい。
心の中で会話を繰り広げる。
人はだれかと話をする時、頭の中である程度の文章構成などを考えながらも、ほとんどの場合は後戻りすることなく、いわば「一筆書き」で話し続けることができる。
そして、相手との話が進んでいくにしたがって、適宜修正や言い換えなどを使い、さらなるアイデアや意見が湧いてきては、会話が盛り上がっていく。
ブログも同じで、自分の心の中で会話を行いながら、もしくは誰かに話しかけるようなイメージを持ちながら、その言葉を文字化していくことによって、筆を進めていくことができる。
今この記事を書いている間も、何を書こうか少し迷った時は、誰かに話しかけている自分の姿をイメージしながら文章を書いている。
文章を書くのは苦手だという人も、普段の誰かとの会話、もしくは議論がそっくりそのままブログに代わっていったら、毎日膨大な量のコンテンツを貯めていくことができるだろう。
いきなりPCをタイプするのに気が乗らないのであれば、例えばiphoneの音声入力機能を使って下書きを作ってみても良いし、何ならボイスレコーダーに録音して、そこから書き起こすのも良いかもしれない。
実際、今まで沢山の記事を書いてきたが、(作業自体は多少大変なものの)インタビュー記事や対談記事の書き起こしは、量・質共に良いコンテンツになっている。
とりあえず書こう。後から読み・書き直せる。
僕も時にはブログを書く筆がすごく重い日があるが、そんな日だからこそ、とにかく書いてみることの大切さを意識している。
キングコング西野さんは、ブログを書くときにいつも「一筆書き」らしいが、僕は(心の中で会話を繰り広げながら)とにかくまずは文章を書いてみて、一通り書き終わったら読み直し、そして書き直しを加えている。
一見文章を書くテクニック(?)としては当たり前のことのように思われるかもしれないが、後から読み・書き直す際には、そこで(とりあえず書いてみた)内容への疑問が生まれたり、より綺麗な言葉が見つかったり、さらなるアイデアが浮かんだりして、書き直しを加えていけば、書き終わった時には(少なくとも)それっぽい記事には仕上がっている。
発信力を上げていくためには、まずはとにかく「量」をこなすこと。そこから、少しずつ「質」が上がってくる。
心の中で会話を繰り広げながらまずはとにかく書いてみて、読み・書き直す。当たり前のことのようだが、これが"当たり前"にできるようになれば、ドンドンとブログのコンテンツを増やしていけるだろう。