原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

フツ族ツチ族の違いはベルギーが作り出した【ルワンダ虐殺の背景をわかりやすく解説】

フツ族とツチ族の違いはどこにあるのか?ルワンダ虐殺では多数派のフツ族によって、少数派ツチ族数十万人が殺されました。しかし、生活や身長、顔に多少の違いは存在したものの、元々フツ族とツチ族はお互いの違いを明確に認識していたわけではありません。…

【ご報告】『世界を無視しない大人になるために』出版しました

この度、書籍『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』を出版しました。 元少女兵アイ―シャさんの体験談を、震える手でメモを取ったあの日から1年。現場で見たウガンダの子ども兵問題、南スーダンの難民問題を中心に、私…

【帰国報告】本当のヤル気と実力は、日本に帰国してから試される。

10日夜、2ヵ月間のアフリカ滞在を終えて、日本へと帰国しました。帰国後すぐに取材を受けたり、講演の調整をしたりと忙しく動き回っていたら、もう二日も経とうとしています。おかげで昨晩から体調悪く、眩暈で何度か倒れかけました。笑 日本に帰国した今…

”Never Again” Again. ルワンダ虐殺の「真実」に迫る

ウガンダの隣国、ルワンダに来た。「アフリカのシンガポール」と例えられるほど経済成長著しいルワンダは、豊かな自然にも恵まれた美しい国だ。しかし、1994年には100日間で80万人が虐殺される「ジェノサイド」が発生。私がこの国に来るのは2回目…

「一日一回しか食べられない」南スーダン難民居住区の食糧事情レポート

ウガンダ最北部の南スーダン難民居住区。昨年7月に紛争が悪化し、難民が急激に流入したために食糧援助が追い付いておらず、栄養失調に苦しむ子どもたちも報告されている。特に紛争で両親を失った子どもや、夫を失った女性の生活は困難を極める。昨日、5回…

「政府軍に夫を拉致された」一家の主を失った南スーダン難民の女性たち

私が滞在するウガンダには、紛争が続く南スーダンからの難民が約70万人滞在している。紛争で一家の大黒柱である夫を失った女性は、生活費を稼ぐ手段に困り、難民としての生活も困難を極める。昨日、ウガンダ最北部の南スーダン難民居住区にて4回目の調査…

「紛争が終わっても母国には戻れない」南スーダン難民の声 日本による人道支援は?

2013年12月からの紛争の影響によって、大量の難民が生まれている南スーダン。昨年7月に紛争が再燃してからは家を追われる人が後を絶たず、難民の数は150万人を超え、シリアやアフガニスタンに次いで世界第3位の「難民危機」となっている。現在私…

物乞いビジネスとは?貸し借りされる子どもたち『レンタルチャイルド』の実態

あなたは海外旅行をした時、「物乞い」された経験はありますか?僕はかれこれ100回以上、海外で物乞いの方に出会ってきました。 日本人が海外、例えばインドのような発展途上国を旅行すると、お金や食べ物をせがまれることがあります。初めて物乞いに出会っ…

小川真吾さん、僕が尊敬するアフリカ支援の第一人者。

現在ブルンジで一緒に活動するテラ・ルネッサンス理事長小川真吾さん。 小川さんは、もう本当に、本当に国際協力のプロフェッショナル。現在はウガンダ・コンゴ・ブルンジのアフリカ3ヶ国を飛び回り、現地スタッフとともに元子ども兵や紛争被害者の女性たち…

【ブルンジの治安】大学生が1週間旅行したら、想像の100倍美しい国だった

こんにちは!早稲田大学4年生の原貫太(@kantahara)です。僕は今、東アフリカのブルンジ共和国に来ています(2017年2月時点)。国際協力NGOのインターン業務で一週間滞在する予定です。 …と、書き出しからサラッと「ブルンジ共和国」という国名を書いてい…