原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

現地からお願いする。ヨーロッパ、日本よ、ウガンダの南スーダン難民政策を見習ってくれ

2013年12月からの紛争の影響によって、大量の難民が生まれている南スーダン。私が今暮らしているウガンダ北部の町グルでも、南スーダン出身の難民をよく見かける。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の発表によれば、2016年12月末時点での南スーダン難民は約…

100万人に1人の人材に!掛け算で自分の価値を高める自己分析方法

では、「自分にしかできないこと」をどのようにして考えるのか。もちろん、スキルやノウハウに溢れている今の時代に「自分にしかできないこと」を考えることはとても難しく、世界70億人にいる中で「自分"一人"にしかできないこと」など(ほぼ)存在しないだ…

元子ども兵を支える元子ども兵-「私はクリスマスイブに誘拐され、少年兵になった」

先日、「教師として元子ども兵を支える「元子ども兵」 アフリカから日本へメッセージ(動画)」で紹介したロナルド先生(仮名)。彼のライフストーリーを詳しく紹介したい。 -- 1990年代に入ったウガンダ北部では、神の抵抗軍(LRA/Lord's Resistance Army…

元少年兵として、父として-15年間反政府軍に拘束されたウガンダの友人

友人を紹介させてほしい。昨日の帰り道も、一緒にトラックの荷台に乗って帰ってきた友人だ。 現在私が滞在するウガンダ北部では、1986年以降、政府軍と反政府軍との紛争が続き、90年代以降には反政府軍の一つである「神の抵抗軍(LRA/Load's Resistance Arm…

【難民支援の現場から】緒方貞子氏の名言「熱い心と冷たい頭」を思い出して

昨日、南スーダン難民居住区に足を運んだ僕は、言葉にならないほどの"不条理"を目の前に叩きつけられた。 昨年7月の紛争再燃以降、南スーダンからの難民が急速に流入しているウガンダ北部。「目の前で両親を銃殺された」と語る女の子は、まだ14歳だった。…

ソリューションオリエンテッド 問題の根底に共通することを見極める

先日の記事「原体験は一つではない? 「計画的偶発性」理論から考える問題意識と価値観の変化(1/2)」「原体験は一つではない? 「計画的偶発性」理論から考える問題意識と価値観の変化(2/2)」では、「計画的偶発性」理論から、問題意識の積み重ねと価値…

ウガンダ北部への南スーダン難民の流入について①-Adjumani難民キャンプ

UNHCRの発表によれば、ウガンダ北部Adjumaniキャンプの難民・庇護申請者の数は202,780人(2016年10月1日時点)。昨年7月から再燃した同国の紛争の影響により、Adjumani地区のNyumanziレセプションセンターには、毎日3,000人のペースで難民が流入した。

計画的偶発性理論から考える問題意識と価値観の変化

計画的偶発性、という考えをご存じだろうか。 「個人のキャリアの8割は予想しない出来事や偶然の出会いによって決定される」とし、「計画的に偶然を設計していく事で、自分のキャリア・アップを実行していく」という考えだ。 今回は、この「計画的偶発性」と…

国際協力おすすめ本44選 入門書から常識をブチ破る本まで紹介

国際協力のおすすめ本を知りたいですか?フリーランス国際協力師として活動する原貫太が、国際協力や国際問題に関連するおすすめの本を紹介しています。国際協力の入門書から本格的に国際協力を学びたい人向けの本まで、どれも良書です。ぜひ読んでみて下さ…

「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 ウガンダ・元子供兵が語る過去と未来(2/2)

←←「従軍中は、いつ死んでもおかしくない」 元少女兵が語る過去と未来(1/2)」 近隣住民との良好な関係-テラ・ルネッサンスの考える「自立」 訓練期間中に、一番幸せだったこと、お気に入りの教科を聞くと、 「テラ・ルネッサンスの職員たちが、訓練期間中…