東大落ちて早稲田に進むことを決めたときも悩んだ。
— 原貫太 / フリーランス国際協力師 (@kantahara) January 6, 2019
アフリカでインターンするため休学決めたときも悩んだ。
就活せずに起業することを決めたときも悩んだ。
当時は何が正解か分からなかったし、迷いもあった。でも、今になって後悔することは一つもない。
自分の行動次第で決断は「正解」にできる。
フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。東アフリカのウガンダ共和国でこの記事を書いています。
今回のテーマは「進路の悩み」です。
最初のツイートで書いているように、僕自身これまでの人生で進路選択する時には、色々な悩みを経験してきました。
でも一つ断言するならば、今になって後悔していることは一つもありません。むしろ、あの頃の悩みが懐かしなり、笑うことさえできると思います。
今までの経験から、進路の悩みを抱える高校生・大学生の後輩に励ましのメッセージを送ります。
大学受験に失敗し、初めて進路の悩みを抱えた。
高校生にとって、進路の悩みといえば「大学進学」が一番だと思います。
進学の悩みにも色々な種類があります。ある人は第一志望の大学に落ち、進学するか浪人するかで悩みます。また別の人は、そもそも大学に進学するか、就職するかで悩んでいるかもしれません。
僕が高校3年生で抱えた進路の悩みは、前者でした。
東大進学を目標にし、高校2年生からは猛勉強の毎日を過ごしていました。部活を3年生の7月まで続けながら東大対策もする生活は、正直決して楽なものではありませんでした。
しかし、センター試験は通ったものの、結果的には二次試験で不合格になってしまいました。
東大は点数を公表しているのですが、予備校にも通わずに独学で勉強していたわりには、それなりに良い点数だったんですね。
だから、浪人してもう一年勉強を続けるか、第二志望の大学に進むかで悩みました。思い返せば受験が終わって初めて、自分の進路に真剣に悩みましたね(笑)
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結局、最終的には浪人せず、合格通知をもらっていた早稲田大学に進むことを決めました。
正直、「親には経済的に負担をかけたくないから、国立大学に進みたかった。」とも悩みましたが、浪人するのにしてもお金はかかります。それに、受験のプレッシャーから早く解放されたかったため、僕は進学を決めました。
就活せずに起業することを決めた時も悩んだ
大学生にとって一番大きな進路の悩みといえば、就職です。一般的に、こんな悩みが多いのではないでしょうか。
- 自分はどんな職種に就きたいのだろうか?
- 志望企業に落ちてしまった。とりあえず就職するで大丈夫かな?
- 5年後、10年後もこの会社で働いているだろうか?
いくつか就職に関する悩みを挙げてみましたが、中には「そもそも自分は就職に向いているのだろうか?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
僕は就職活動をすることなく、学生起業をした人間です。正直、当時は直感に従って深く考えずに行動していた部分もありますが、それでも
- 起業して本当に上手くやっていけるだろうか?
- 就職の選択肢を完全に捨ててしまっていいのだろうか?
と、多少ではありますが不安もありました。とにかく行動することで、その悩みを打ち消そうとしていましたね。
でも、自分で決めた進路を後悔したことは一度もない
ただ、一つ断言をするのであれば、今になって当時の進路選択を後悔したことは一度もありません。
「浪人して東大を目指していたらな」
「就活して大企業に入っていたらな」
そんな気持ちは微塵もありません。本当です。
あれだけ悩みもしたのに、なぜ今は全く後悔していないのか。それは、進んだ先の道を全力で生きてきたからだと思います。
進学した早稲田大学では専攻だけではなく副専攻の勉強も頑張り、友人と海外に行ってボランティア活動に取り組んだり、交換留学でアメリカに渡ったりもしました。
また、起業したNPOでは仲間を集め、日本全国で講演活動をしたり、アフリカの難民支援を立ち上げたりもしました。
進路を決めた後は全力で行動したからこそ、その前に抱えていた悩みは、時が経つにつれて薄れていきました。
人間は、「いま、ここ」しか生きることができません。過去を後悔したところで、現状が何か変わることもありません。
だから、どれだけ悩みを抱えたとしても、最終的には自分で決めた進路を信じ抜き、前を向いて生きるしかないんです。
進路を決める時、その時点での正解なんて存在しない。
人生の進路を選択する時は、誰だって悩みます。大学進学を控えた高校生も悩むし、就活中の大学生も悩みます。
悩むのは学生だけではありません。大人になってからでも、例えば転職を考える時なんかはきっと凄く悩むはずです。どの道に進むのが一番正しいかを考えてしまうし、将来後悔しないようにと慎重にもなるでしょう。
でも、人生の進路を決める時、正しいのか正しくないのかその時点での正解なんて存在しません。
僕たちにできることは、いつの日かその決断を振り返った時に「正解だった」と思えるよう、前向きに行動していくことしかないのです。
進路の候補がたくさんあれば、悩み方も変わる
ただ、今になって思うことがあります。それは、「進路の候補が一つ二つではなくたくさんあれば、悩み方も変わってくる」です。
例えば、僕が高校生で抱えた進路の悩みは、”浪人するか進学するか”でした。でも、それは大学に進学することが前提になっている悩みです。言い換えれば、選択肢は二つに一つしかありません。
でも、高校卒業後の進路は大学進学一択ではありません。他にも、専門学校に進学したり、ギャップイヤーを取ったり、起業したりする選択肢だってあります。
また、大学卒業後の進路も就職だけではありません。僕みたいに起業する選択肢もあれば、大学院に進んで自分の関心ある分野を研究したり、フリーランスとして自由に働いたり、NPOでインターンすることもできます。
高校卒業後、また大学卒業後の進路に関しては、以下の記事で詳しくまとめています。選択肢が増えるだけでも、進路に対する悩みの形も変わるでしょう。ぜひ読んでみてください。
さいごに
実は僕自身もつい最近、うつ病になったことをきっかけに自分で起業した団体を辞める決断をしました。
ブログでは偉そうなことを書いておきながら、自分も今回の進路選択ではすごく悩みました。何かを辞める時というのは、何かを始める時以上のエネルギーを使うものです。だから、決断から2カ月が経った今でも、この進路が正しいかどうか悩みもします。
でも、今の僕がやれることは、いつの日か「この進路で正しかったんだ」と思えるようただ行動を起こすだけです。それは、大学進学で悩んでいる高校生も、就職活動に悩んでいる大学生も一緒のこと。
自分の行動次第で、決断は「正解」にすることができます。そう信じて、前向きに生きていきましょう。
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