フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。
僕は26年間の人生で、一度も就職したことがありません。大学卒業後はフリーランスとして、アフリカで仕事をしています。
大学生のほぼ全員が卒業すると就職しますが、最近は「就職しない生き方」を選ぶ大学生も増えてきました。この記事では、
- 就職しない大学生は、具体的にどんな道に進むのか?
- 就職しない道に進みたい大学生は、学生のうちに何をやっておきべきか?
を解説します。
就職しない大学生はどんな道に進むのか?
僕自身は大学卒業後、就職しない道を選びました。具体的には大学在学中の2017年にNPO法人を起業し、その後2019年からはフリーランスに転向しています。
他にも就職しない道を選ぶ大学生は、こんな進路に進んでいます。
- フリーランスになる
- 起業する
- ギャップイヤーを取る
- 企業やNPOでインターンをする
- フリーターや派遣の仕事をやる
それぞれの進路をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
➡大学卒業後の進路、就職以外の道はこの4つ【起業→フリーランスの人が解説します】 - 原貫太のブログ
就職しない大学生は、今からこの4つに取り組もう
紹介した就職しない進路のうち、特に起業やフリーランスなどの道に進みたい大学生は、今からこの4つに取り組んでおきましょう。
- SNSで情報発信力を高める
- ブログを運営する
- バイト以外でお金を稼ぐ
- 自分の商品を持つ
SNSで情報発信力を高める
一つ目は、SNSでの情報発信。Facebook、Twitter、インスタグラムが中心です。TikTokは分からん。
僕が就職しない道に進めたのは、大学2年生からひたすらSNSで情報発信をしてきたからに間違いありません。
大学在学中の起業を決めたとき、Twitterのフォロワーは4,000人以上いました。そのフォロワーから一緒に起業する仲間が集まったり、本が売れたり、講演会の参加者が集まったりしました。
情報発信を続けて影響力が付けば、フォロワーが増えます。フォロワーが増えれば、ヒト・モノ・カネ・情報が集まります。ヒト・モノ・カネ・情報が集まるようになれば、就職なんかしなくても、いくらでも働き方を考えられます。
100万円の資金よりも、SNSで1万人のフォロワーを持っている方がよほど強い。これが、SNS時代の起業戦略です。覚えておきましょう。
ブログを運営する
二つ目は、ブログ運営。SNSと同じように、ブログでも情報発信を続けていればフォロワー(≒読者)が増えます。
ただ、SNSとは違ってブログはカスタマイズ性が高く、情報発信に「深み」を出すことができるため、ブログはセルフブランディングの「基地」にすることができます。
また、ブログが検索流入で読まれるようになると、ブログからの収益が不労所得となります。イメージとしては、自分の「分身」をブログとして世に輩出し、自分が休んでいる間もその「分身」に働かせておく感じですかね。
ブログで不労所得の仕組みができれば、その他の行動でリスクを取りやすくなります。僕は大学卒業後に体調を壊し、起業した会社を休職することになりましたが、休んでいる期間もブログが稼ぎ続けてくれたおかげで、生活は何とかやっていけました。
自分の分身としてブログを持っておくと、収入を維持するためにも、影響力を維持するためにも、リスクヘッジになるのです。特に「就職しないでフリーランスになりたい」と考えている人なら、ブログ運営は必須だと言っても過言ではありません。
大学生がブログ運営でお金を稼ぐ方法は、この記事で解説しました。あわせてチェックしてみてください。
➡大学生がブログで稼ぐ3つの方法 低リスクだしビジネス感覚も身に付くよ - 原貫太のブログ
バイト以外でお金を稼ぐ
三つ目は、バイト以外でお金を稼ぐ。就職しない人生を歩みたいなら、バイトしている場合じゃありません。まずは100円でも構わないので、バイト以外の何かでお金を稼ぐ経験を積んでください。
バイトは「自分が持つ『時間』というリソースを割き、その対価としてお金を得る仕事」です。時給1000円のバイトなら、一時間の間にどれだけたくさんの「価値」を産み出ても、1000円しか手に入れることはできません。
就職する人ならこれでも構いません。会社に就職すれば、基本的には「時給」が「月給」に変わるだけです。その人が会社に捧げた「時間」の対価として、給料が支払われます。
でも、就職をしないで起業やフリーランスの道に進むと、「自分が持つ知識、スキル、経験といったリソースを使って産み出した『価値』の対価としてお金を得る仕事」をすることになります。
つまり、一定時間の仕事の中でより多くの「価値」を産み出さない限り、お金を稼ぐことはできないのです。
だから就職しない生き方をしたい大学生は、「バイト以外でお金を稼ぐ経験=自分で価値を創出することでお金を稼ぐ経験」を積んでおくべきです。
「会社に就職しないでも生きていけるようになりたい」という大学生には「バイト以外でお金を稼ぐ経験を積もう」とアドバイスするのだけど、FXや株は違うぞ。あくまでも「自分で価値を創出することでお金を稼ぐ経験」です。この経験を積めば、"個人の力で稼ぐ"という意味が手触り感でわかってくるから。
— 原 貫太 Kanta Hara (@kantahara) 2018年10月17日
大学生がバイト以外でお金を稼ぐ7つの方法をこの記事で解説しています。気になる方はこちらも読んでみてください。
➡大学生がバイト以外でお金を稼ぐ7つの方法【就職したくない大学生向け】 - 原貫太のブログ
自分の商品を持つ
四つ目は、自分の商品を持つ。就職しない道を選ぶなら、卒業までに自分の商品を一つくらいは持っておきましょう。
おすすめは、本です。僕は大学4年生のとき『世界を無視しない大人になるために』を自費出版しました。自分の知識や経験を一つのカタチにした感じですね。
今の時代も「本を出している」というのは権威性があるため、セルフブランディングになります。名刺代わりにもなりますね。もちろん、売ればお金にもなります。
Kindle出版なら元手0円で誰にでも可能です。電子書籍といえども「Amazonで本が売られている」というのは、売り文句として強いです。商品を何か一つ持っておけば、そこからビジネスを拡大していくことも可能でしょう。
就職しない生き方は、そんなに難しくない
就職しない生き方をしたい大学生向けに、今のうちにやっておくべき4つのことをお伝えしました。
今となってはブログや出版で稼ぐ僕ですが、大学1年生のときは「フリーランス」という言葉すら知りませんでした。「大学を卒業したら就職するのがあたりまえ」と考えていましたね。
就職しない生き方は、皆さんが思っているよりは難しくありません。終身雇用制度も破綻しつつある今の時代、長い目で見たら個人の力で稼げる人のほうが安定した人生を送ることができるはずです。
こちらの記事もよく読まれています。あわせてご覧ください➡大学生がバイト以外でお金を稼ぐ7つの方法【就職したくない大学生向け】 - 原貫太のブログ