フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。
今回は日本国内の外国人児童を支援するNPOで広報を担当する山田拓路さんから、国際協力系ブロガー'sサロンの紹介記事を寄稿してもらいました。
ガーナで養鶏場を営む川尻さん、青年海外協力隊の遠藤さん、フィリピンでNGOを運営する石井さんに続き4人目です。
「いい加減そろそろブログ頑張るか」と思っている人がいたら、ぜひ山田さんの記事を読んでください。ぜひ!
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国内の外国人児童を支援するNPO「YSCグローバル・スクール」で、広報等を担当している山田拓路と申します。
今回は私が取り組んでいる社会課題とともに、なぜ国際協力系ブロガーサロンに入ったのかをお伝えします。
今が旬の「移民問題」
私が取り組んでいる在日外国人の子どもの支援、すなわち日本国内の移民問題は、一般的な国際協力に比べてかなりマイナーな分野ではないかと思っています。
たとえば、日本語ができないまま教室で置き去りにされている子どもが全国の小中学校に1万人以上いる問題とか、ほとんど知られていないですよね・・。こうした課題をもっとメジャーにしていくことが、業界的に大きなミッションの一つとなっています。
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私は国内の移民問題に10年あまり取り組んできましたが、正直なところ課題が解決に向かっていると感じたことは今までほとんどありません。
しかし、昨年12月に改定入管法が国会で成立する前後から潮目が大きく変わり始めました。テレビや新聞でとりあげられることが急激に増え、今の職場でもテレビクルーや新聞記者が頻繁に出入りを続けています。
この課題が社会的に認知されるためには、世間の耳目を集め始めている今のタイミングで発信するしかありません。
ちょうどそう考えていた頃、すでに高い発信力を持っておられた原貫太さんが自らのノウハウを共有するサロンを企画し、初期メンバーを募集すると告知されました。
原さんはコンサルをすれば30分でウン千円は取れるであろうスキルと情報を持っておられます。にもかかわらず、サロン内では質問し放題。さらにはブログ運営に関してマンツーマンで相談もできます。
こちらが「1」尋ねたら「2」も「3」も返ってくるくらい、たくさんの情報をもらうことができて、1ヶ月1,500円です。これは飛び込んでみても損はない。そう思ってぼくは、サロンの初期メンバーの1人になりました。
社会運動とインターネット
私は昨夏までの1年余りをカナダで過ごしていました。その間、隣国のアメリカでいくつかの社会運動が起こるのを目の当たりにしました。
その一つが“March for Our Lives”です。学校で銃乱射事件に巻き込まれて友人の多くを亡くした高校生たちが、銃規制のムーブメントを起こしました。
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このデモはインターネット上で参加が呼びかけられ、結果的に80万人規模にまで達したと言われています。
また、#MeToo はご存知のとおり、女性への性的不適切行為を告発する動きを後押ししたムーブメントですね。これもTwitter上でハッシュタグ・キャンペーンが展開され、世界規模の巨大な動きへと展開しました。
そして日本でも、2015年に起きた安全保障関連法の問題を世に問うた「SEALDs」の運動があったことをご記憶の方も多いと思います。デモの様子がTwitterで頻繁につぶやかれ、動画が配信され、ライブ感のある新しい手法が次々に登場しました。
その経緯の詳細については、リーダーの一人だった奥田愛基さんの著作『変える』に述べられています。
今や、こういった社会を動かすムーブメントにソーシャルメディアの力は不可欠です。Twitterを始め、Facebookやブログなどを使って一気にインパクトを拡大するやり方は当たり前になってきました。
私たちミレニアル世代が、これからの社会をより良く変えていく運動のために、インターネットの力を使わない手はないでしょう。
その基盤となるノウハウを、私は「国際協力系ブロガーサロン」で身につけつつあると感じています。
Facebook創業者の言葉
「変革は足元から。世界を変えるものごとさえも、ぼくたちのような人間のところから小さく始まります。」
妻のプリシラ・チャンとともにチャリティ活動にも力を注ぐFacebookファウンダーのマーク・ザッカーバーグが、ハーバード大学2017年度卒業式の祝辞で語った言葉です。
学生寮の一室からFacebookを起こしてここまで大きく築き上げてきたマークが、なぜNPO活動にも情熱を注ぐのか。その理由と理想がみっちり語られているスピーチです。どうぞ、読んでみてください。
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スピーチの中で、マークはこんなことも言っています。
「ぼくたちがやることは何でも遅かれ早かれいつか問題を起こします。でもどうせ問題が起きるなら、今すぐ始めるべきです」
とにかく始めてみる。
私はこれから起業します。2回目です。
1回目は数年続けた後、心折れたり様々な問題が起きたりしてやめました。原さんもそうでしたね。
でも、もう1回、始めます。
また問題は起こるに決まっているし、とくに起業準備が整っているわけでもありません。しかし、だからこそ始めます。始めなければ何も分かりませんから。
「多文化保育イニシアティブ」という名前で活動します。前職が外国人の子どもの保育園経営でしたから、また似たようなことをやろうと思っています。
TwitterやFacebookでも、多文化保育のことはもちろん、起業の様子や起こった大小色んな問題のことまで発信するつもりです。よろしければ、参考までにどなたでもご笑覧のうえフォローをしていただければ幸いです。
この記事を読んでいる方の中には、国際協力系の起業をしたい方も、まだやりたいことが見つかっていない方も、様々おられるでしょう。
でも、「とにかく始めてみる」という習慣は大切にしていけるといいですよね。どうせいつか問題は起きるんだから、待っていてもしょうがない!
このサロンは、コメントゼロで読むだけ(ロム専)でもOKです。参加ボタンを押して、申し込みをするだけ。
まずはそこから、始めてみてはいかがでしょう?
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