原貫太オフィシャルブログ

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適応障害になって学んだ8つのこと。休むべきときに休む勇気を持とう。

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「適応障害になって気づいた。自立の意味が変われば、社会人の「鬱」は減るかもしれない」をハフポストに寄稿したところ、想像以上に大きな反響がありました。ツイッターを使って記事のタイトルで検索をかけると、本当にたくさんの人にシェアしてもらったことが分かります。

 

 

こんにちは、原貫太(@kantahara)です。今年5月末に適応障害を発症し、半年以上の闘病生活を送ってきました。

 

適応障害を発症してすぐのときは「批判を受けるのが怖いし、病気の記事なんて書くことはできないだろうな」と考えていましたが、今では「自分の苦しかった経験が、議論を投げかける一つのきっかけになれば」とまで思えるようになりました。

 

記事に対する反響を見ていて、「適応障害を患った人、もしくはそれと近い症状を経験した人は、今の日本にたくさんいるのかもしれない」と感じました。

 

「適応障害と医者から診断されたわけではないけど、原さんの記事を読み、思いあたる経験がある」そんなメッセージもいくつか寄せられました。

 

 

仕事の辛さを原因に、自ら命を絶ってしまう人も後を絶たない今の日本社会。自分が適応障害になった経験が誰かの役に立てば嬉しい。そう思って、「適応障害になって学んだ8つのこと」をまとめてみました。

 

仕事が忙しくて十分に休めていない人。日々の人間関係に思い悩んでいる人。自分のことを好きになれないでいる人。

 

そんな人たちにこそ読んでほしい記事です。

 

 

 

 

適応障害になって学んだ8つのこと

実を言うと、適応障害を発症し、ずっと傍で支え続けてくれた僕のパートナーも、全く同じ「適応障害抑うつ」という病気を大学2年生で経験しています。

 

今回はそんな彼女の意見も取り入れながら「適応障害になって学んだ8つのこと」をまとめました。

 

 

自分は大丈夫と思っても突然発症することがある

適応障害

 

「今の仕事は楽しいし、適応障害なんて病気は私には関係ない。」そう考えている人にこそ、伝えたいことがあります。

 

適応障害になる前の僕は、起業したNPOの仕事、個人事業主としての仕事など、とにかく働き詰めの生活を送っていました。

 

もちろん、身体的な疲れが貯まって体調を壊したこともありましたが、そんな状況の中でも「自分がやりたいことを仕事にしているのだから、休んでなんかいられない。」と自分を鼓舞していました。

 

実は、同じ分野で活動していた知り合いが4月にうつ病を発症したことを聞いていました。でも、その時は「僕も気をつけないとなぁ」といったくらいにしか考えていなかったんですね。

 

家族からは「たまには仕事から完全に離れてのんびり過ごしたら?」と度々声をかけられていましたが、「僕みたいな若い人間が休んでいてはだめだ。それに楽しいから大丈夫。」そう答え、ひたすら動き続けていました。

 

でも、自分でも気づかぬ間に疲れが貯まっていたのだと思います。適応障害を発症する一か月くらい前から「寝起きが悪い」「気分が乗らない」といった兆候が出始め、5月末にはパニック症状を発症し、そのまま適応障害と診断されました。

 

 

うつ病や適応障害といった心の病気は、どんな人でも患う可能性があります。「自分は大丈夫だろう」と思っている人も、長く、そして健康に働き続けるために、うつ病や適応障害といった病気の存在を知っておきましょう。

 

 

身体は素直。まだ働けると感じても、休むべきときに休む勇気を持つ

適応障害

 

身体は素直です。いくら気持ちで自分を奮い立たせようとしても、気づかぬ間に疲労が貯まっていれば身体の症状として現れます。

 

うつ病や適応障害などの心の病を避けるためには、「まだまだ働ける」と心が乗っている時でも、休む決断をする勇気を持つことが必要です。

 

普段からバリバリ働いている人は、休むことに罪悪感すら覚えるかもしれません。僕もそうでした。仕事をしていない時間が長く続くと、ソワソワしちゃってましたね。

 

 

でも、人間の身体は上手くできています。眠れない、気分が乗らないなど「何かおかしいな」と感じたら、休む決断をしましょう。休むべきときは、休むべきなのです。

 

もちろん、周りの理解やサポートも欠かせません。でも、「まだまだ働ける。自分の力はこんなもんじゃない。」と乗っている時であっても休む決断ができる、その勇気を持つことが何より大切です。

 

 

何でもかんでも一人では背負えない。周りを上手く頼る

適応障害


責任感が強い人ほど、適応障害といった病気にかかりやすいと聞いたことがあります。

 

実際、同じ適応障害抑うつを経験した僕のパートナーも、とても責任感が強いタイプの人です。学生団体とは言え、病気になる前はあらゆる仕事を一人で引き受けていたと聞きました。

 

 

一人の人間が背負えること、やれることはそんなに多くありません。責任を負いすぎるのではなく、良い意味で周りを頼ったり、任せたり、使ったりできることが大切です。

 

「もっと気楽に働いていたら、適応障害にはならなかったのではないか。」今振り返ると、そう感じてしまいます。

 

 

自分なんてちっぽけな存在。だからこそ身の回りの人を大切にする

適応障害


適応障害になり、日常生活すらままならない時期を過ごしたからこそ、自分なんてちっぽけな存在であることを痛感しました。

 

病気になる前なら何でもなかったようなことでさえも、適応障害に苦しんでいるときは、何か問題が起きると自分一人では対処し切れなくなってしまう。

 

役所の手続き一つするのだって、意味もなく不安に襲われ、足を踏み出せなくなっていました。

 

 

大きな目標をもって働いているとき、「自分一人で何だってできる」とすら感じた瞬間があります。でも、大きなことを成し遂げたいと思うなら、自分の足元を見失ってはいけないのです。

 

どれだけ崇高な想いを掲げていても、自分の身体がダメになってしまっては元も子もありません。ましてや、目の前にいる人との関係が崩れてしまっては、あとから振り返ったとき後悔することにもなりかねません。

 

 

自分なんてちっぽけな存在。だからこそ、身の回りの人に感謝し、大切にするということを学びました。

 

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仕事が人生の全てではない。大変な時こそ一歩視点を引いて考える

適応障害

 

適応障害になる原因は様々にありますが、多くの人は「仕事」が原因で発症すると思います。

 

上司や同僚との人間関係が上手くいかない。仕事で任された責任を全うできる気がしない。大してやりたくない内容なのに仕事を休めない…。

 

今の日本では、「仕事」を軸に生活が回っている人がほとんどです。でも、「自分の生活には仕事しかない」と思い始めてしまうと、その中で何か問題が起きたときに、周りのことが一切見えなくなってしまいます。

 

 

大変なときは目の前の壁ばかりに気を取られてしまいがちですが、そんなときこそ一歩視点を引いて考えることが大切。

 

冷静になり、「目の前の課題だけが人生の全てではない」そう思えるだけで気が楽になります。

 

 

 

他人の顔を意識し過ぎない。自分がコントロールできるのは自分の心だけ

適応障害


小学生の頃から、僕は周りの目を気にしながら生きてきました。それが一つの原因になり、2年間の不登校も経験しています。

 

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他人が自分のことをどう思うか、それは「他人の課題」であって、自分がどうにかできることではありません。自分がコントロールできるのは、自分の心だけです。

 

それに、自分が思っているほど、他人は自分のことなんか気にしていません。人間関係で悩む人の多くが「自分は周りの人間から悪く思われているのではないか」という不安を抱えていますが、その多くが自分の思い込みに過ぎないことは多々あります。

 

 

周りの顔を意識することよりも、自分の心をどうすればコントロールできるかに意識を持っていきましょう。

 

 

完璧主義をやめる。自分に対する理想像を高くし過ぎない。弱さも欠点もその人の魅力

適応障害


何でもかんでも完璧を目指している人は、何か一つでも欠点を見つけると、必要以上に落ち込んでしまいます。

 

自分に対する理想像が高すぎれば、「なんでこんなこともできないのだろう」と自分を責めてしまったり、周りと比べてしまったりします。

 

でも、弱さや欠点だって、その人の魅力になり得るはずです。僕は自分の経験から、そう学びました。

 

 

適応障害を患ったすぐ後は、「周りの友人は普通に働けているのに、どうして僕は適応障害なんかになってしまったのだろうか」と自分を責めていました。

 

しかし、少しずつ元気になって、適応障害の経験を発信し始めてからは、「原さんの弱い部分を知ったことで、親近感が湧きました。弱さをさらけ出せることも原さんの魅力ですよね。」と声をかけてくれた人たちがいます。

 

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完璧な人間なんていません。みんな、何かしらの欠点を抱えています。

 

余計なプライドは捨て、弱さもさらけ出すことができればずっと生きやすくなるし、そっちの方が周りからも魅力的に映るはずです。

 

 

ちゃんと食べて寝る。部屋を掃除する。健康な生活が健康な心を作る

適応障害

 

仕事の忙しさを言い訳に私生活がだらしなくなってしまっている人は、注意してください。

 

毎日コンビニ弁当で済ませていませんか?寝る直前までスマホで仕事をしていませんか?部屋は散らかったままになっていませんか?

 

適応障害になってから、食事の改善や部屋の整理整頓を見直し、少しばかり気持ちも軽くなった気がします。

 

 

健康な精神状態は、健康な生活から作られる。適応障害になったからこそ学ぶことができました。

 

 

さいごに

適応障害は、放っておくと「うつ病」に発展する可能性もある病気です。もし、今思い当たる節がある人は心療内科を受診し、「休む」という決断をしましょう。

 

適応障害に苦しんでいる人は、「適応障害の経験が自分の価値観を変えるきっかけになった」と思える日がいつか来るはずです。

 

僕自身、まだ闘病生活が終わったとは言えませんが、こうやって言葉にしてみることで、適応障害になったからこそ学べたことがあったと感じています。