原貫太オフィシャルブログ

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国際協力の本ならコレ!絶対読むべき2冊とおすすめ12選まとめたよ

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学生時代からアジアやアフリカで途上国支援に携わり、大学卒業と同時に国際協力を仕事にした原貫太(@kantahara)です

 

国際協力のフィールドは、何といっても”経験”が求められる分野です。実際、国際機関やNGOに就職しようと思ったら、関連する国際協力分野での仕事経験が(たいてい)3年は求められます。

 

大学生の時から南スーダンの難民支援やウガンダの元子ども兵社会復帰支援に携わってきた僕ですが、当然ながら国際協力の現場では、20代前半のぺーぺー。だからこそ、浅い経験を埋め合わせするために、僕は国際協力に関する本をたくさん読みました

 

今回の記事では、国際協力や途上国支援、またNPO・NGOの活動に関わるおすすめ本を全部で10冊紹介しています。

 

特に、「国際協力・国際貢献を仕事にしたい」という人に強くおすすめしたい本、『国際協力師になるために』『国際協力師たちの部屋 特別版―ゼロから考える“本当の”国際協力―』については、少し長めに解説をしています。どうぞお付き合いください。

 

※今すぐにおすすめ本の詳細をチェックしたい方は、目次にあるそれぞれの本のタイトルをクリックしてください。

 

 

 

 

国際協力=ボランティア≠仕事??

国際協力 本

 

「国際協力を仕事にしたい。」

 

大学生をはじめとして、そう考えている人は近年増えています。

 

学生による「国際協力」がブームになってから、もう10年近く経つでしょうか。映画『僕たちは世界を変えることができない』がヒットした影響が大きいと言う人もいますが、それ以外にもカンボジアやフィリピンなど、東南アジア行きの格安飛行機が普及したことなど、海外に対するハードルが下がったことも大きな要因でしょう。

 

その一方で、大学時代に国際協力に携わったほとんどの人は、3年生の末には活動を引退してしまいます。その後、就活をして、卒業後は国際協力とは無関係の仕事に就くケースがほとんどです。

 

僕の周りにもそのような友人が多いため、僕は「どうして大学卒業と共に国際協力を辞めてしまうの?」と声を上げてきました。その記事が運よくTBS記者の目に留まり、なんと全国放送にも繋がりましたね。

 

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また、社会人の中にも、「学生時代は紛争や貧困を解決したいと思っていたのに、今は仕事に追われてしまっている。どうすれば国際協力を仕事にできるのだろうか?」と、疑問に思っている人もたくさんいるようです。

 

 

国際協力を仕事にする、を知らないのはもったいない

国際協力 本

 

JICAの新卒採用や一部のコンサルタント会社などを除き、日本では大学卒業後すぐに国際協力を仕事にするための受け皿が少ないことが大きな原因です。

 

また、「3年間は一般企業で働き、その後国際協力の道に進む」という人もいます。

 

しかし、実際に僕の周りを見ていても、そもそも「十分に給料を貰いながら仕事としての国際協力に携わる」という考え方を知らない人、特に大学生が多いのも事実です。

 

「国際協力=無償・無給で働く=ボランティア」と考えているがために、「ボランティアでは将来食べていけない…」「原君もいつかは就職するよね?だってボランティアや途上国支援(本人は国際協力の意味で言っている)では食べていけないもんね?」と口にしてくる人たちを、これまで幾度となく見てきました…。

 

 

…ということで、「国際協力を仕事にしたい」と考えている人は、まずは「十分に給料を貰いながら国際協力を行う、国際協力師」という概念を知っていただきたいと思います。

 

同時に、「国際協力」という漠然とした言葉のイメージを明確にするためにも、そもそも「国際協力とは何なのか?」「国際協力の必要性って何なのか?」など、国際協力を基礎の基礎から学んでいただきたいと思います。

 

 

そんな人に心からおすすめしたい本が、『国際協力師になるために』『国際協力師たちの部屋 特別版―ゼロから考える“本当の”国際協力―』の二冊です。

 

 

 

 

国際協力師とは、国際協力を仕事とする人

国際協力 本

 

『国際協力師になるために』

『国際協力師になるために』の中でも解説されていますが、国際協力師とは、作者の山本敏晴さんが2005年頃から提唱し始めた、「生活するのに十分な給料をもらい、プロとして国際協力を持続的に行っている人々」を指す、新しい職業人の概念です。

 

『国際協力師になるために』では、「そもそも国際協力師とは?」「国際協力師になるための条件とは?」など、国際協力を仕事にするために”いろは”が、山本さんのこれまでの活動とともに書かれています。そのため、「国際協力を仕事にしたい」と考えている人が最初に読む本として相応しいでしょう。 

 

 

『国際協力師たちの部屋 特別版―ゼロから考える“本当の”国際協力―』

そして、もう一冊が『国際協力師たちの部屋 特別版―ゼロから考える“本当の”国際協力―』です。こちらは、大学卒業後ストレートで国際協力NGOテラ・ルネッサンスに就職した延岡由規さんと、大学在学中に国際協力NGOコンフロントワールドを創設した原貫太(僕です)の共著です。

 

当時執筆していた有料マガジンを書き下ろしたものですが、本書で語っているテーマは大きく6つ、

 

  • vol.1 そもそも『国際協力』って何?
  • vol.2 国際協力の必要性って?なぜ日本の社会問題ではダメなの?
  • vol.3 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?
  • vol.4 「国際協力」とか「世界平和」、誰のためにやっていますか
  • vol.5 新米国際協力師、原・延岡の一日のスケジュールは?毎日何をしているの?
  • vol.6 自分で選んだ「国際協力」の道、やめたいと思った瞬間はありますか?

 

国際協力を基礎の基礎から学びたいという人に、ぜひ読んでほしい一冊です。前出の『国際協力師になるために』が2007年に出版されているのに対し、『国際協力師たちの部屋』は2018年発売。最新の情報を詰め込んでいるため、イメージとしては『国際協力師になるために』をアップデートしたものと捉えてもらっても構いません。

 

なお、『国際協力師たちの部屋』(定価700円)はKindle Unlimited登録作品のため、30日間のKindle Unlimited無料トライアル*を利用すれば、タダで読むことができます。Kindleのアプリをインストールすれば、スマートフォンでも読むことが可能です。ぜひお試しください。

 

 

*31日目を迎える前にKindle Unlimitedを解約すればお金はかかりません。

 

長くなりましたが、「国際協力を仕事にしたい」と少しでも考えている人は、まずはこの二冊から手に取ってもらえればと思います。

 

 

『国際協力師たちの部屋 特別版―ゼロから考える“本当の”国際協力―』は、Kindle Unlimitedの30日間無料体験を利用すればタダで読めます。

 

 

 

国際協力おすすめ本12選

以下では、上で紹介した二冊以外に、僕がおすすめする国際協力の本12冊をまとめています。ぜひ参考にしてください。

 

一部の本は国際協力というよりは、途上国ビジネス、またNPO・NGOに関する本ですが、国際協力とは切っても切れない関係にあるため、一緒におすすめしています。

 

なお、一冊目から拙著『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』を紹介していますが、これは僕がアフリカで携わった元子ども兵士社会復帰支援と南スーダン難民支援について、渾身の力でまとめた一冊です。心の底から読んでほしいので、先頭に持ってきました。

 

 

 『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』

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誰だって、一度は思ったことがあるだろう。今この瞬間にも、世界には紛争や貧困で苦しんでいる人がいるのはなぜなのだろうと。その人たちのために、自分にできることはなんだろうと。

 

僕は、世界を無視しない大人になりたい。  —本文より抜粋

 

ある日突然誘拐されて兵士になり、戦場に立たされてきたウガンダの元子ども兵たち。終わりの見えない紛争によって故郷を追われ、命からがら逃れてきた南スーダンの難民たち。

 

様々な葛藤を抱えながらも、”世界の不条理”に挑戦する22歳の大学生がアフリカで見た「本当の」国際支援とは。アフリカで紛争が続く背景も分かりやすく解説しました。渾身のノンフィクションです。

 

大学3年生の時、旅行で訪れたアフリカのウガンダ共和国。そこで元少女兵アイ―シャさんと出会ったことが、僕をアフリカ支援に駆り立てました。第一章まで全文無料公開しているので、ぜひ読んでみてください。

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なお、『世界を無視しない大人になるために』(定価700円)もKindle Unlimited登録作品のため、30日間のKindle Unlimited無料トライアルを利用すればタダで読むことができます。ぜひお試しください。

 

 

 

 『ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?』

 

「アフリカの紛争に関心があります!」という人に、おすすめしている本がこれ。

 

僕も共に活動していた、認定NPO法人テラ・ルネッサンス理事長小川真吾さんの著作。アフリカで紛争が無くならない原因は決してアフリカだけにあるのではなく、歴史的背景や先進国の利害と深い関わりがあることを、小川さんの現場経験を踏まえながら、丁寧な筆致で解き明かしています。

 

きっと、多くの人にとって「目から鱗」であると同時に、読み終わった後にはアフリカの紛争をどこか遠くの世界の出来事で終わらせることができず、「何か行動を起こしたい」と思わされるでしょう。

 

何よりも、ウガンダ共和国が内戦中だった頃から現地に入り、元子ども兵士社会復帰支援をゼロから立ち上げた小川さんの言葉は、ひとつ一つの重みが他とは全く違います。僕もかれこれ3回は読みましたが、読めば読むほどアフリカを深く理解できる驚異の本です。おすすめします。 

 

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『職業は武装解除』

 

武装解除のプロフェッショナルとして、20代から世界中の紛争地に足を運び、平和構築活動をしてきた瀬谷ルミ子さん。平和な世界を築くため、彼女が実際にどんな仕事に携わっているかを知れるだけではなく、その哲学的な言葉にも非常に重みがあります。

 

 紛争地にいると、一人ひとりの命の重さと人生の価値が、「人類みな平等」ではない現実に日々、直面する。ある紛争の被害者の数は、八十万人から百万人と推定されている。誤差の二十万人の人生一つひとつに、注意を向ける人は誰もいない。でも、その一人ひとりに、確実に人生は存在する。『職業は武装解除』より引用)

 

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『「国際協力」をやってみませんか? 仕事として、ボランティアで、普段の生活でも』

 

国際協力に関心を持ち始めた入門者におすすめしたい本です。

 

「いつ」「だれが」「どこで」「何を」「どのように」「なぜ」国際協力をするのか、丁寧な筆致で解説してくれる、『THE 国際協力教科書』とも呼ぶべき一冊。

 

入門者のみならず、すでに国際協力の世界で活動している人にとっても、体系的に国際協力を学び直す際には、おすすめできる本です。  

 

 

『本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る』

 

紛争や平和構築の本当の姿と共に、目まぐるしく変わる国際情勢における日本人の立ち位置を再確認できる本です。

 

著者はシエラレオネやアフガニスタンの現場で武装解除をしてきた「紛争屋」伊勢崎賢治さん(東京外国語大学教授)。その言葉には、他の援助関係者や学者とは一味違った重みがあります。文量もかなりあるので、読了後はお腹一杯になりますよ。

 

 

『絶対貧困―世界リアル貧困学講義』

 

バングラデシュでストリートチルドレン問題に取り組んでいた時に、何度も何度も読み返した本です。 「本当の貧困の姿は現場に行かなければ知ることはできない。読書や机上の勉強では分からない。」と良く言われますが、このルポタージュからはその「リアル」がひしひしと伝わってきます。

 

「まずは貧困のリアルを知ってみたい」という人におすすめの本です。

 

 

『テキスト国際開発論―貧困をなくすミレニアム開発目標へのアプローチ』

 

国際協力の世界に本格的に関心を持った大学2年時、ボロボロになるまで何度も何度も読み返した本。編著は、早稲田大学国際学術院アジア太平洋研究科教授の勝間靖先生です。

 

2000年に国連加盟国が合意した「ミレニアム開発目標」を軸に、現代の国際社会が抱える主要な問題群を解決するための理論と実践をともに学ぶテキスト。国際機関、援助実施機関、NGOなどでの実務経験をもつ執筆陣が自身の経験もふまえて解説する。(Amazon商品ページより引用)

 

ミレニアム開発目標(MDGs/Millennium Development Goals)は2015年末に終わりを告げ、現在では持続可能な開発目標(SDGs/Sustainable Development Goals)に移行していますが、それでもこの本を読めば、少なくとも開発分野に関する経験不足はかなり補えるはずです。

 

僕が国際協力業界で働く人たちと対等に議論できるようになったのは、この本のおかげが大きいといっても過言ではありません。 

 

 

『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記』

 

バングラデシュで「途上国発バックブランド」を立ち上げた山口絵里子さんの自伝エッセイ。「こんなスゲェ人がいるのかwww」と、思わず読みながらニヤニヤした一冊。「自分だってやれるはず」と、背中を押してもらえる本です。 

 

2、3とシリーズ化されているので、すべて読むことで山口絵里子さんの人生や考え方を深く理解することができます。

 

 

『前へ ! 前へ ! 前へ ! ― 足立区の落ちこぼれが、バングラデシュでおこした奇跡。』

 

学生時代からe-educationを創設した税所篤快さんの本。僕はこれを、初めてのバングラデシュ渡航直前に読みましたが、「大学生だってここまで国際協力に関われるのか…!」と、モチベーションアップしたのを覚えています。

 

 

『初歩的な疑問から答える NPOの教科書』

 

NPO法が誕生してから20年以上が経つというのに、未だに「NPO=ボランティア」と考えている人が多い。僕自身、就活をしないでNPO界隈での活動を続けていることもあり、「原さんはいつまでボランティア活動を続けるんですか?生計を立てるためにいつかは就職しますよね?」と未だに聞かれます。

 

NPOと株式会社の違いは?NPOとNGOの違いは?正しく答えられますか?

 

NPOについて基礎の基礎から学びたい人に、超おすすめです。NPO初心者である乙武洋匡さんと、長くNPO業界を引っ張ってきたドットジェイピーの佐藤大吾さんとの対談形式のため、非常にわかりやすく書かれています。 

 

 

『世界を救う7人の日本人 国際貢献の教科書』

 

「仕事として国際協力に携わる」イメージをより明確にするためには、「先輩たち」から学ぶことが一番でしょう。この本では、国際協力の世界で実務に関わる7人が池上彰さんの視点から紹介されています。

 

緒方貞子氏をはじめ、食、教育、医療、経済などの分野で、途上国を舞台に活躍する熱いプロフェッショナルたちが登場。彼らとの対話を通じ、池上彰が日本の支援の重要性、グローバル社会における途上国でのビジネスチャンスなど、世界の「いま」をわかりやすく解説。(Amazon 商品ページより引用)

 

特に、最終章の「池上彰×緒方貞子(元国連難民高等弁務官)」対談は、超読み応えがありました。レイアウトも読みやすく工夫されているため、この本なら一気に読み切ることができるはずです。

 

 

『改訂版 ファンドレイジングが社会を変える (非営利の資金調達を成功させるための原則)』

 

NPO関係者は必読の本です

 

ファンドレイジングは「ファン度」を「上げる」ことだとこれまで考えていましたが、それよりもさらに深い所まで学ぶことができました。僕もファンドレイジングの魅力に憑りつかれてしまいそうです。

 

 

さいごに

以上、「国際協力を仕事にしたい人が絶対読むべき2冊」と「国際協力おすすめ本12選」の、あわせて14冊をご紹介しました。

 

たくさん紹介しましたが、『国際協力師になるために』『国際協力師たちの部屋』に加えて、まずは『世界を無視しない大人になるために 僕がアフリカで見た「本当の」国際支援』を読んでほしいです。Kindle Unlimitedの無料体験を使えば、お金をかけずに読むこともできます。

 

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