フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。
僕は大学を5年かけて卒業しています。その理由は、4年生になる前に大学を休学し、アフリカでインターンをしていたからです。
その経験から言うと、これから休学をしようと考えている人、特にいつ休学をするべきか迷っている人には、4年生に進級する前の1年間を休学時期に充てることをおすすめします。
休学はいつするべき?4年生になる前の1年間がおすすめな理由
大学生から「いつ休学するべきか?」と相談されたら、僕は大学4年生になる前の1年間をお勧めしています。その理由は
- 焦って就活を始めない方がいいから
- 単位もほぼ取り終わり、休学後に時間的な余裕があるから(特に文系)
です。詳しく解説します。
焦って就活を始めない方がいいから
サークルや学生団体に所属している大学生なら、3年生の12月くらいが引退時期ですよね。僕がやっていたサークルもそうでした。
ほとんどの人はその後に本格的に就活を始めると思いますが、個人的にはそれまでの大学生活が一区切りついたタイミングで、自分の進路についてゆっくり考える時間を確保するべきだと思います。
そのために、このタイミングで休学をするのです。
サークルや学生団体でやっていたことを、卒業後も仕事として継続していく人は少ないですよね。僕は海外ボランティアに関わるサークルに所属していましたが、引退した同期らは全員が普通に就職していきました。
でも、それってもったいない気がしませんか?
どんなサークル・学生団体に所属していたかにもよりますが、真面目に活動していた人であれば、そこで得た知識や経験はある程度蓄積されているはずです。
それらを使ってお金を生み出し、ビジネスとして継続していく方法を少しくらいは考えるべきだと思うんですよね。
また、普通に就活して、全く関係のない企業に進んでいくにしても、もっとゆっくり自分の進路を考える時間を確保するべきだと僕は思います。
だって、3年生の終わりまでサークルや学生団体に取り組んでいた人なら、落ち着いて「自分が人生をかけてでもやりたい仕事は何か?」を考える時間は、少なかったはずだから。
3年生が終わる頃には、それまでの大学生活にもある程度区切りがついているはずです。焦って就活を始めず、あえてレールから外れることで時間的な余裕を作り、自分の進路をゆっくり考える時間を作りましょう。
そのために、4年生が始まる前に休学することをおすすめします。
休学終了後に比較的時間の余裕があるから
休学をいつするか考える際は、休学が終わった後の予定もある程度考慮しておきましょう。
3年生が終わったタイミングなら、基本的な授業はすべて履修が終わり、卒業に必要な単位はほとんど取り終わっている状態だと思います。僕自身、4年生の1年間は卒論・ゼミくらいしか取り組む必要がなかったので、大学の授業という面ではかなり余裕がありました。
もちろん理系の場合は卒業研究があったりするので、文系よりは忙しいと思われますが、だとしてもその他の授業などは修了しているはずです。
休学中にやりたいことが見つかれば、休学終了後に時間的な余裕が必ず欲しくなるはずです。僕は休学中、アフリカでインターンをしたことで起業することを決めました。大学の授業はそれほど忙しくなかったので、思いっきり起業に集中できましたね。
休学するなら、大事なのは「攻め」の姿勢を持つこと
休学をするなら「守り」ではなく、「攻め」の姿勢を持ってください。
人によっては「まだ就活をしたくないから…」「社会に出たくないから…」という理由で休学制度を利用する人もいます。まさに「モラトリアム」ですね。
でも、「~したくないから」というネガティブな理由で休学を決めるのではなく、「~したいから」というポジティブな理由で休学をしてください。
僕自身は「アフリカで国際協力活動の最前線を知りたいから」「自分の思い描いている進路をより明確にしたいから」といった理由で休学を決めました。
- 今までずっと気になっていたやりたいことに挑戦したい
- 人生をかけられるような仕事を見つけたい
- 大学生という身分から離れ、等身大の自分で進路を考えたい
など、ポジティブな理由で休学を検討しましょう。
「いつ休学するか?今でしょ」も、OK
以上の理由から、休学に興味があるけどいつするべきか迷っている人には、僕は4年生になる前の1年間をお勧めします。
ただ、「思い立ったが吉日」という言葉もあるように、今目の前に取り組みたいこと、熱中していることがある人は、すぐに休学するのもありです。時間が経つと、せっかく火が付いたその熱い気持ちが冷めてしまうかもしれませんからね。
僕の周りにも、大学に入学したは良いけど「なんか違うな」と感じ、2年生に進級する前に休学して、留学やバックパッカーとして海外を旅している人もいます。
休学のメリット・デメリットはこちらの記事で詳しく解説したので、あわせて読んでみてください。
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