原貫太を応援して下さる皆さまへ
ご報告になります。
この度、昨年5月に起業しました現・NPO法人コンフロントワールドの理事を辞め、活動から完全に離れることを決断致しました。
今年5月末に適応障害を発症し、これまで休養生活を続けてきました。あれから半年が経ち、今では日常生活を送ったり、個人的な仕事をしたりする分には問題ないくらい、快復することができました。
一時は失意のどん底まで落ち、もがき苦しみ、泣き喚いた時もありましたが、何とかここまで立ち直ることができました。ご心配してくださった皆さん、ありがとうございました。特に、病気になってすぐの頃に寄せていただいたメッセージやコメントには、本当に救われました。
しかしながら、コンフロントワールドに戻って働いている自分の姿を想像することは、今では難しくなってしまいました。
団体に戻ることを考えると未だに胸が苦しくなり、動悸がしてしまいます。「コンフロントワールドで働く」ということが、適応障害の原因であることを確信しました。もう少し詳しく言えば、そこでの人間関係や、それに伴う恐怖感にこれ以上耐えられないことが原因です。
今年末まで考え、その上で今後の進退を決めようとも考えていました。しかし、中途半端な状態が続いていることが苦しく、また、いつまでも原個人として前に進むことができないため、このタイミングで決断をしました。
創設からたった一年半ではありましたが、これまで応援してくださった皆さま、関わってくださった皆さまには心から感謝しています。同時に、ご期待に十分なお応えができなかったことを本当に申し訳なく感じています。
今回の決断に対する評価は、それを見た人に委ねられるものですので、私から何かを言うことはできません。しかし、私自身の中では、「逃げ」と思われようとも、「自己満足」と思われようとも、「設立者としての役目は果たした」と区切りを付けることで、これからの前向きな人生に繋げていきたいと考えています。
今後の進路に関しては現段階では決めることができていないため、ここでお伝えすることはできません。しばらくは休養生活を続け、活力が湧いてきたら、じっくり考えたいと思っています。
ただ、「不条理の無い世界」というビジョンを忘れたわけではありません。その手段として相応しい活動は、今後も続けていきたいと考えています。
今回の決断をするにあたっては、大きなエネルギーを使いました。正直に、その反動で今はかなり気分が落ちており、久しぶりにこの病気の苦しさ、恐ろしさを痛感しています。
しかし、この決断をどう意味づけるかは、今から始まる未来の私の考え方次第だと思っています。この場でお伝えするのもどうかとは思いますが、年末年始は4度目のアフリカに渡航する予定です。そこでまた、「ゼロ」の状態からこれからの働き方を考えたいと思っています。
なお、定款上の決まりから、NPO法人コンフロントワールドの理事を辞するのは来月中を目途としています。それまで、スタッフの皆さんや家族のサポートを受けながら、必要な手続きを進めてまいります。
最後になりますが、今まで活動を支えてくださった皆さまに心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
これからもどうぞ、原貫太をよろしくお願い致します。
2018年11月22日 原貫太