原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から仕事論、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

学生団体に所属して「マジで」国際協力していたすべての大学4年生へ

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去年のこの時期も考えていたことがある。

 

 

まだ僕が大学2・3年生だった頃、国際協力系の学生団体で活動する人とたくさん友達になった。活動地はフィリピンからケニアまで、問題対象は教育から衛生まで幅広かったが、交流会などで顔を合わせると、「途上国の貧困を無くしたい」「教育格差を改善したい」「医療へのアクセスを確保したい」と、熱く語っている姿がとても印象的だった。

 

 

「学生の国際協力で一体何を変えることができるのか」と悩み、葛藤もしていたが、多くの人たちが「マジで」世界を変えようと、必死になって活動していた。それこそお金なんて一円も貰わずにボランティアで、むしろバイトで稼いだお金を充ててまで国際協力の活動に取り組んでいた。

 

 

大学3年の秋には(涙ながら)学生団体を引退し、中には「もっとたくさん活動したかった」という後悔を抱えながら、活動の最前線から身を引いた人も多いはずだ。引退したにもかかわらず、「団体が好きだから」「後輩が心配だから」と、やらなくてはならない仕事が無いにもかかわらず、ミーティングに顔を出した人もいただろう。

 

 

ただ、ちょうど今くらいの時期、就活を終えて「御社」から内定を貰った後は、就活で疲れてしまったのだろうか、「これから社会人だし、卒業するまではゆっくり過ごしたいな」「ヨーロッパを旅行したいな」と口にしている人を僕は目にする。

 

 

決して悪くない。否定しない。批判するだけの権利も僕には無い。ただ一つ、途切れることなく国際協力の世界と向き合い活動を続け、8月2日からは再びウガンダへ戻って活動する僕だからこそ、どうしても感じてしまうことがある。

 

 

 

 

悲しいなぁ。

 

 

これまで散々、「学生が国際協力を通じて出来ること」を語り合いまくってきたんだから、卒業する前に最後時間ができたのなら、もう一回「マジ」だった頃を思い出してみてはどうだろうか。「就活で疲れた」なんて、もったいない。「今」「ここ」を生きてみようよ。

 

 

そんな彼らに一つだけ意見ができるなら、僕はこう伝えたい。

 

 

 

 

「原体験の地」へと足を運んで欲しい。

 

 

それはアジアかもしれないし、アフリカかもしれないし、もしかしたら図書館かもしれない。2つ以上あるかもしれない。「なぜだか理由は分からないけど心が動いた」原体験というのは、言葉にすることが難しいからこそ、何にも代え難い貴重なものだと思う。

 

 

就活ではその先40年間働けるかも分からない志望企業を「頭」で考え、卒論では人生のどこで使うかも分からない内容を「頭」で考える。一昔前、アメリカに留学していた頃の僕も、勉強のみならず将来のキャリアをとことん「頭」で考えていたために、「心」で物事を考える機会が極端に減っていた。

 

 

だけど今年2月、南スーダン難民居住区の現場で、紛争により傷つく人たちと向き合う過程で、もう一度「心」で考えることの大切さに振り向かされた。緒方貞子さんが言っていた、「冷たい頭と、熱い心を持て。」の意味を何となく理解できた気がした。

 

 

だから、大学卒業前にちょっと時間ができたなら、もう一度「原体験の地」に足を運んでみてはどうだろうか。

 

 

僕は大学一年生の時、どうしてだか分からないけど、フィリピンで物乞いをする一人の少女を見て、涙が出るような経験をした。本気で世界を変えてやりたいと思った。

 

 

大学2年で学生団体を立ち上げ、バングラデシュのストリートチルドレン問題に取り組んだ。大した結果を残せたわけではないけれど、とにかく一人でも多くの子どもの力になりたくて、時には涙を流しながらも、必死で足を動かして活動していた。

 

 

僕ももう一度、できれば大学を卒業する前に、フィリピンに戻りたいな。