原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

就職活動しないのは非常識?違和感や気持ち悪さを大事にし、「常識」を乗り越える。

 僕は生まれてから一度もディズニーランドに行ったことが無いのだけど、それを「えー、変なの。みんな行ってるのに」と思わない女性と付き合いたい。世の中の「常識」なんて、ほとんどは作られたものに過ぎないんだ。「周りがやっているから僕も」と、ただ空気を読んで生きていく人生なんて面白くない

 

就活も同じ。大学3年生になったらインターンをして、4年生になったらリクルートスーツを着る。そんなのは手段の一つに過ぎない。「周りがやっているから」「親が就活しろと言うから」なんて関係ない。人の数だけ生き方が存在する。常識には正解不正解なんてなく、それは単なる多数決に過ぎない

 

例えば「何となく就活したくないな…」と思っている人は多いけど、その直感を大事にした方が良い。直感は、過去の経験と思考の積み重ねから生まれるものだから。
そして、しっかりと考えた方が良い。そうでないと、多数決によって決まる常識に飲まれて、社会にただ自分を合わせることになるから

 

常識に反した行動をすると、周りは大抵ドン引きする。でも、自分の信念を持ち、真摯に活動を続ければ、少しずつ応援してくれる人が増える。僕が国際協力を始めた頃、周りには「すぐ辞めちゃうんじゃない?」と言われた。3年半続け、成果を少しずつ出してきた今、そんなこと誰にも言われなくなった

 

そして今、これまでの常識が通用しない社会になってきている。もはやその常識によって、社会にたくさんの歪みが生じ始めている。
常識を疑い、新しい「常識」を生み出せる人たちが、これからの社会を創っていく。そこに価値を見出し、ワクワクできる人たちは強い。僕はそんな人たちと仕事をしていたい

 

「常識」を疑ってかかれる人間になりたい。

 

「常識」に正解不正解なんて存在しない。それは単に、社会の大多数の人が「そうあるべき」と思い込んでいることによって、造られたものに過ぎない。「常識」に縛られ過ぎると、自分の強みや価値を失い、ただ社会に自分をアジャストすることになりかねない。

 

日本の社会では、特にこの風潮が強い。学校教育では人との「協調」が求められ、両親からは「安定」を勧められる。自分の意見を主張し過ぎれば、「空気を読め」と叩かれる。

 

一昔前であれば、良かったのかもしれない。敷かれたレールから外れないように生きているだけでも、それなりの「幸せ」を手にすることができただろう。

 

けど、成績がすべて「3」のバランス人間がこれまでしていた仕事は、これからAIやロボットの進化によって取って代わられる。代わりに、評価経済社会の台頭によって、「これなら誰にも負けないだけの『価値』を産み出せる」という人間たちが、社会を作っていく時代へと入ってきている。

 

日本人のほとんどは、「常識」によって洗脳されている。そしてその洗脳は、多くが小学校に遡る学校教育によって行われている。

 

昨今、いわゆる「自己啓発本」が世の中に溢れているが、それらのほとんどは「さぁ、アクセルを踏み込もう。」

 

しかし、洗脳された状態、つまり自分でブレーキペダルを思いっきり踏み込んでいる状態では、いくらアクセルを踏もうとしたって、身体は前に進んでいかない。