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貧しい国の子どもの生活をリアルに解説「命の価値は生まれた国で変わる」

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フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。これまで南スーダンの難民支援やバングラデシュのストリートチルドレン支援に携わってきました。

 

 

経済的に貧しい発展途上国に足を運ぶと、子どもが路上で生活していたり、学校にも通わず働いている様子を目の当たりにします。

 

 

今、世界では1億5000万人の子どもたちが「児童労働」に携わっています。約10人に1人の子どもが危険な労働に関わっている計算です。

 

クラスメイトが40人いたら、そのうち4人は毎日学校を欠席し、どこかで危険な仕事に携わっているということ。そう考えると、やりきれない気持ちになりますよね。

 

 

子どもは大人たちに守られ、毎日学校で勉強ができる。日本ではあたりまえのものだと考えられていることも、貧しい国では、必ずしもそうと限らない現状が続いています。

 

経済的に貧しい途上国の子どもたちは今、どんな生活を送っているのか。一緒に見ていきましょう。

 

 

 

 

子どもが働く「児童労働」とは

貧しい国の子どもたちの生活


経済的に貧しい国で問題になっている、児童労働。必ずしも「子どもが働いている=児童労働」 と定義されるわけではありません。

 

 

児童労働とは、15歳未満の子どもが教育の機会を奪われながら働くこと、また18歳未満の子どもが携わる危険で有害な労働と定義されています。

 

 

日本でも、子どもが家事を手伝ったり、親の仕事を少しだけ手伝うことはありますよね。

 

でも、みんな学校には通っているし、危険な労働ではありません。そのため、それらが「児童労働」と呼ばれ、問題視されることはほとんどありません。

 

 

一方で、経済的に貧しい途上国には、生計を立てるために働き、学校にすら通えない子どももいます。

 

しかも、子どもが携わる仕事の中には、路上での危険な仕事や、これから紹介するセニャンちゃんのよう船で海に出る仕事もあります。中には、働いている最中に命を落としてしまう子どももいるのです。

 

 

こういった教育機会を奪い、かつ有害で危険な仕事を「児童労働」と呼びます。

 

 

路上で暮らす子どもたちの生活

貧しい国の子どもたちの生活

 

貧しい国の都市に足を運ぶと、路上生活をする子どもたちがいます。いわゆる、「ストリートチルドレン」と呼ばれる子どもたちです。

 

彼らの多くは親元を離れて暮らし、一日150円以下の貧しい生活を送っています。 例えば、日本からわずか数時間で行ける東南アジアのカンボジアやフィリピンにも、路上生活の子どもたちはたくさんいます。

 

現在、世界には一億人以上のストリートチルドレンがいると言われています。つまり、日本の人口とほぼ同じ数の子どもたちが、今あなたが記事を読んでいるこの瞬間も、路上での生活を送っているのです。

 

アジアやアフリカの途上国では、人口は増加傾向にあり、経済成長に伴う急激な都市化が進んでいます。貧富の格差はますます拡大し、路上生活する子どもの数はさらに増えていくでしょう。

 

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貧しい国に集中する子どもの労働問題

貧しい国の子どもたちの生活


児童労働に携わる子どもの人数が最も多いのは、アジア・太平洋地域の約7,770万人です。

 

また、児童労働に携わる5歳から17歳の子どもの割合が最も高いのは、サハラ砂漠より南のアフリカ地域で、約21%と言われています。

 

 

僕はカンボジアを旅行したとき、観光地で子どもからお土産を売りつけられました。話を聞いてみたところ、そこにいた子ども全員が学校に通っていません。

 

「家族の生計を助けるためには、僕が働かなくてはならない。」と、まだ10歳ちょっとの子が語るのです。児童労働の問題は、多くが貧しい国々に集中しています。

 

 

カンボジアの生活 朝から晩まで働く10歳の少女

貧しい国の子どもたちの生活

途上国の子どもたちの1対1の支援プログラム より転載

 

国際NGOワールド・ビジョンのホームページで、一人の少女が紹介されています。

 

干ばつに苦しむ漁村で貧しい生活を送るセニャンちゃん。父親をマラリアで亡くしました。病院に行くお金がなかったのです。

 

一家の大黒柱を失い、家族の生計を立てるためにはまだ子どもであるセニャンちゃんも働かなくてはなりません。セニャンちゃんは10歳ですが、学校に通ったことは一度もないそうです。

 

セニャンちゃんの実例は、氷山の一角に過ぎません。カンボジアではたくさんの子どもたちが危険な児童労働に携わり、貧しい生活を強いられています。

 

中には、生活がどうしようも立ち行かなくなり、まだ幼い少女であっても売春宿に売り飛ばされてしまうこともあります。

 

 

さいごに

学校にも通えず、危険な労働に携わる子どもが1億5000万人。また、路上生活を送っている子どもは1億人以上います。

 

日本に暮らしている限り想像することさえ難しい現状が、貧しい国には広がっています。僕たち一人一人の顔と名前が違うように、貧しい生活を送る子どもたち一人一人にもそれぞれの人生があります。

 

 

こんな言葉を聞いたことがあります。

 

 

命の価値は、生まれた国によって変わってしまう。残念ながら、それが今の世界の現状だ。

 

 

貧しい国で起きている問題に対し、関心を持つことは誰にだってできます。でも、大切なことは、関心を持ち”続ける”ことです。

 

日本に生まれることができた僕たちは、今何を考えるべきでしょうか。ご自身の心にも、問いかけてみてください。

 

 

【追記】一日150円で出来る、途上国の子どもと”つながる”国際支援

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

これまで色々な国に足を運び、子どもたちと直接関わってきた経験から書いた記事です。何か新しい発見があれば、とても嬉しく思います。

 

 

「児童労働に携わる子どもは1億5000万人もいる」

 

 

もちろん、事実や数字を学ぶことも大切です。しかし、それだけでは彼らのリアルな姿を想像することは難しいですよね。

 

新聞やテレビで伝えられるニュースだけでは、そこに生きる子どもの「顔」が見えてこないのと同じです。だから、これまでの活動経験を生かし、彼らの”ナマの声”が伝わるような記事を書きました。

 

 

国際支援にも同じことが言えます。ただお金を寄付したり、物資を送ったりするだけでは、「困っている人を助けたい」という気持ちも長続きはしません。

 

相手の「顔」が見えるからこそ、支援の成果を実感することができるはずです。

 

 

記事中でも紹介しましたが、ワールド・ビジョンが実施する「チャイルド・スポンサーシップ」は、手紙や写真のやり取りを通じ、途上国に暮らす子どもと直接的に繋がることができる支援プログラムです。

 

国際協力の業界でも高く評価されており、僕の周りにもチャイルド・スポンサーになっている方が何人もいますね。

 

 

ワールド・ビジョンは1950年頃から活動を開始し、現在は約100ヶ国で展開する世界屈指の国際大型NGOです。僕が活動していたウガンダ共和国の難民キャンプでも、ワールド・ビジョンが食糧支援を実施していました。

ストリートチルドレン

ワールド・ビジョンによって食糧支援が行われている様子(ウガンダ北部にて筆者撮影)

 

毎月4,500円の寄付は、少し高く感じるかもしれません。

 

しかし、一日あたりの金額にすると約150円です。自動販売機のペットボトル一本分と同じ値段。逆に、ストリートチルドレンの多くは毎日その金額以下で生活を送っています。

 

 

日本でも現在約5万人が登録するチャイルドスポンサー。個人による寄付は特定寄付金とみなされ、寄付金控除等の対象にもなります。

 

 

世界の貧しい子どもたちに対し、自分にできることは何だろう。そんな想いを持っている人は、ワールド・ビジョンのチャイルドスポンサーをぜひ検討してみてください。

 

\日本で生活しながら続けられる国際協力/

 

 

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