原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

アフリカ旅行は危険だと?その不安、8回渡航した人が解決する【おすすめの国も紹介】

「アフリカを旅行してみたいけど、どこの国が危険なのだろう?」

「これからアフリカに行く。現地ではどんな安全対策に気をつければいいのか…。」

 

こんな疑問や不安を解決します。

 

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。僕は一年間の半分をアフリカで過ごしています。2020年3月にこの記事をリライトしていますが、現在は東アフリカのウガンダ共和国に滞在中です。

 

まず結論から言うと、「アフリカ」と一言で表現しても様々な国と地域があるため、一概に「危険か、危険ではないか」と判断することはできません

 

でも、僕の印象ではアフリカを旅行する日本人は年々確実に増えています。女性一人でアフリカを旅している人にも会ったことがありますね。

 

アフリカを旅行する日本人がもっと増えてほしい。だからこそ、アフリカという土地に危険なイメージを持っている人の不安をすべて解消します。

 

 

こちらの記事もよく読まれています➡アフリカ旅行の費用は?旅費を5万円以上節約する4つの裏技も紹介します - 原貫太のブログ

 

アフリカ旅行中、僕は危険な目に遭ったことはない

アフリカ旅行 危険

ウガンダのストリートチルドレンたちと筆者

 

これまでアフリカを旅してきた中で、僕自身は危険な目に遭ったことは一度もありません。

 

どの国を旅行するかにもよりますが、例えば東アフリカのウガンダ、ルワンダ、ケニアには外国人旅行者も多く、基本的に治安は安定しています

 

初めてアフリカを旅行する人には、僕はこの3ヶ国をおすすめしています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

アフリカ一人旅するなら、おすすめはルワンダ・ウガンダ・ケニアです【理由は4つ】 - 原貫太のブログ

 

 

ルワンダなんて治安が良すぎて、「ここは本当にアフリカか?」と思うくらい。夜に女性が一人で歩いていても問題ないと言われます。最近は大学生の旅行者も非常に多いですね。

 

僕が今生活しているウガンダも、首都カンパラの一部ではスリや窃盗が起きているものの、気をつければ夜間も問題なく出歩けます。ウガンダの治安はこちらの記事で詳しく解説しました。

ウガンダの治安、2020年版も!日本人在住者が安全対策を解説します - 原貫太のブログ

 

危険なイメージがあるアフリカの国にも旅行者はいる

アフリカ旅行 危険

ケニアで一ヶ月ボランティア活動をしていた大学生の後輩

 

ケニアの首都ナイロビや、南アフリカのケープタウンといった都市は、富裕層と貧困層の経済格差も大きく、一般的には危険なイメージを持たれます。

 

ウガンダやルワンダと比べてしまうと、治安はかなり悪いですね。しかし、それでも外国人旅行客はいるし、日本人在住者もたくさんいます。

 

例えば19歳の女の子が、一か月ケニアでボランティア活動をしています。その体験談は以下の記事で紹介しました。

ケニアのボランティア体験談 19歳女子大生が飛び込んだ”未知の世界” - 原貫太のブログ

 

アフリカに長く駐在する人だって、殺人や強盗といった凶悪犯罪に巻き込まれるのは2~3年に一回あるかないかと言われています。

 

アフリカと言えども、海外旅行の基本的な安全対策さえ守っていれば、旅行者が大きな犯罪に巻き込まれることはほぼありません。 

 

アフリカは広い!旅行先の国によって危険度は全然違う

アフリカ旅行 危険

ケニア首都ナイロビの様子

 

アフリカ大陸には55の国があり、治安の安定している国もあれば、めちゃくちゃに危険な紛争地もあります。

 

例えばウガンダの北部に隣接する南スーダンは、2013年から4年以上紛争が続いています。また、ソマリア南部は、外国人旅行客が入ったら一瞬でテロ組織に命を狙われるような場所です。

 

書く必要もないと思いますが、アフリカの紛争地は旅行者が足を運ぶべき場所ではありません。外務省の海外安全ホームページでレベル3、またはレベル4が出ている国への旅行は控えましょう。

 

また、アフリカには国土が非常に広大な国も多く、一つの国の中でも地域によって危険度が大きく違うこともあります。

 

例えば、初めてのアフリカ旅行におすすめのルワンダは非常に治安が安定した国ですが、「世界で最も危険な地域の一つ」と呼ばれるコンゴ民主共和国東部と隣接した国境付近には、旅行者は近寄るべきではありません。

 

ルワンダの治安に関しては以下の記事で詳しく解説しています。ルワンダに行きたい方はこちらもあわせてご覧ください。

ルワンダの治安、2020年版も!アフリカで一番治安がいいって本当? - 原貫太のブログ

 

アフリカ旅行者が意識するべき6つの安全対策

アフリカ旅行 危険

ウガンダの子供たちと筆者

 

これまでのアフリカ旅行経験を生かし、最低限意識すべき6つの安全対策をまとめました。どれも海外旅行の基本に通じるものですが、特に交通事情や荷物管理に関しては、より一層の注意をしてください。

 

アフリカ旅行の安全対策① 人ごみは危険。長時間滞在しない

アフリカのみならず、どんな国・地域であったとしても、人がごった返す場所は危険です。

 

例えばたくさんの人が行き交うバスターミナルには、多くの危険が潜んでいます。特に日が暮れてからは、スリや窃盗などの犯罪に旅行者が巻き込まれる可能性も十分に考えられます。

 

アフリカを旅行する人は混雑した場所での長時間滞在は避けましょう。スリ対策は、以下の記事で解説しています。

海外旅行のスリ対策7つを元NGO職員が解説!旅行出発前に必ず読んで! - 原貫太のブログ

 

アフリカ旅行の安全対策② ホテル選びは慎重に。事前にネット予約しよう

アフリカを一人旅している学生なんかに多いのですが、節約を意識するばかり、セキュリティを考慮しないでホテルを決める人がいます。

 

アフリカで時々起きる問題が、外出中にホテルの部屋に置いておいた貴重品を盗まれてしまうケースです。中には、鍵を持つ従業員が部屋に入って盗み、そのままどこかへ逃げてしまうことも。

 

僕の友人も、ベッドの上に置いていた一眼レフカメラを外出中に盗まれてしまいました。

 

アフリカに到着してからホテルを決めるのではなく、出発前にエクスペディアなどを使って予約します。アフリカと言えども、ネットに情報を掲載するホテルの方がしっかりしており、既に宿泊した旅行者の評価も確認できるからです。

 

【追記】アフリカでもAirbnbが使えます

国や地域にもよりますが、アフリカ大陸でもAirbnbが普及し始めています。一泊10ドル程度でも、綺麗なゲストハウスに宿泊できるみたいですね。

 

個室やシェアルームを選択すれば、現地の人や他の旅行者とも交流できるはずです。旅先での出会いが好きな人は、アフリカ旅行でAirbnbを利用しても面白いでしょう。

 

※まだAirbnbのアカウントを持っていない人は、こちらから登録すると初回旅行が3,700円オフになるクーポンが貰えます。

 

アフリカ旅行の安全対策③ 交通事情はめちゃくちゃ。車に気を付けて

アフリカを旅行する際、最もリスクの高い有事は殺害や誘拐、強盗ではなく、交通事故です。

 

旅行先の国にもよりますが、アフリカでは交通事情がめちゃくちゃな国が多いです。法定速度を超過するのはもちろん、割り込みや追い抜き、反対車線の逆走も日常茶飯事。

 

また、日本やドイツから輸入された中古車が多く、シートベルトが存在しない、いつ故障するかも分からない、そんな車がたくさん走っています。

 

つい先日も、自分の目の前で大型トラックが横転する事故が起こりました。これはウガンダ共和国で撮影した写真です。

アフリカ旅行 危険

横転したトラックとそれに群がる野次馬

 

タクシーに乗る際はシートベルトが付いているか確認したり、運転手には安全運転を心がけてもらうなど、日本以上に交通安全を意識しましょう。

 

アフリカ旅行の安全対策④ 余計な金品は持ち運ばない、見せびらかさない

アフリカ人の大多数より、日本人旅行者の経済レベルは格上です。必要ない金品はスーツケースにカギを掛けてしまい、ホテルに置いておきましょう。

 

また、調子に乗って高価な腕時計やカメラを見せびらかさないようにしてください。特に、iPhoneはアフリカではかなり価値あるものだと思われています。

 

ポケットにしまうところすら見られないように注意しましょう。保管場所をチェックされ、スリに遭う可能性もゼロとは言い切れません。

 

安全対策をする上では、アフリカ旅行中にどんな服装を身につけるかも大事になります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

アフリカ旅行の服装 移動の機内からサファリの服装まで解説 - 原貫太のブログ

 

アフリカ旅行の安全対策⑤ 現地人でも近づかない危険な地域は避ける

言うまでもありませんが、現地人でも近づかない場所には、旅行者は興味本位でも足を運んではなりません。

 

現地に到着してから、ホテルのスタッフやタクシーの運転手に「ここだけは近づくべきではない場所はある?」と尋ねてもいいかもしれません。

 

アフリカ諸国の場合、どの国でも国境付近は危険と言われているので、旅行者は近づかないようにしましょう。

 

アフリカ旅行の安全対策⑥ 旅行中はネット環境を常に保とう

アフリカを旅行している間、ネット環境を常に保ちながら行動するのも一つの安全対策になります。道に迷った時や、分からないことがある時にはすぐ調べられます。

 

僕はSIMロック解除したiPhone6sに現地で購入したSIMカードを挿して使っているのですが、中にはSIMロック解除できないスマホを持っている人もいるかもしれません。 

 

そんな人たちは、アフリカ旅行用にSIMフリーのスマホを一つ用意しましょう。

 

SIMフリーのスマホを一つ持っておけば、その他の国に海外旅行した時にも、現地のSIMカードさえ買ってしまえばネットに繋げます。イオシス のような中古サイトを使えば、SIMフリー機種も安く購入できますよ。

 

 

「現地でちゃんとSIMカードを購入できるか不安…」「アフリカを旅行するためだけにSIMフリーのスマホを買うのはもったいない…」という人たちは、海外Wi-Fiレンタル を持っていくのもありです。

 

おすすめはイモトのWiFi 。アフリカでは40ヶ国以上に対応しています。

 

★関連記事★

アフリカ旅行の持ち物リスト39選【必需品から隠れた便利グッズまで】 - 原貫太のブログ

 

アフリカ旅行に行く前に、海外旅行保険に絶対入ろう

どんなに用心しながら行動しても、アフリカ旅行に予期せぬハプニングは付き物。

 

世界一周をするほど旅慣れている人が、ウガンダの乗り合いバスで気づかぬ間に財布を盗られていた、という話も聞いたことがあります。

 

アフリカ旅行において、リスクを全くのゼロにすることは不可能に近いです。だからこそ、日本のような治安は期待できないアフリカを旅するなら、出発前に必ず海外旅行傷害保険を準備しておきましょう。健康と安全はお金で買うべきです。

 

さいごに 

これまでアフリカに危険なイメージを持っていた方は、印象が変わりましたか?

 

「アフリカ旅行」と一言で表しても、ツアー、個人旅行、ボランティアなど、形態は色々あります。またアフリカは非常に広い大陸なので、旅行先の国がどこかによって危険度も大きく変わりますね。

 

これからアフリカ旅行をする人は、お金で買える安全は迷わずに買い、楽しくかつ安全な旅行にしましょう。

 

 

 

【追記】アフリカ旅行の費用を5,000円節約する方法

記事を読んでくださり、ありがとうございました。さいごに、アフリカを旅行する時にできる旅費節約の方法をご紹介します。

 

これは僕がアフリカに行く時、毎回やっている方法です。

 

記事の中で、日本のような治安は期待できないアフリカの国を旅行するなら、海外旅行傷害保険は必須とお伝えしました。

 

しかし、当然ですが保険費用が加わってくるため、その分だけ旅費は高くなってしまいます。例えば一週間の旅行なら、5,000円くらいがかかりますね。

 

できることなら旅行保険には入らず、少しでも旅費を浮かせたいですよね。もし帰国するまで何も問題が起きなければ、支払った保険代は正直もったいない気もしてしまいます…。

 

でも、行き先はアフリカです。現地では何が起きるか分かりませんから、安心材料としても何らかの保険は絶対にあった方がいい。

 

ということで、保険費用を節約したいという人は、海外旅行傷害保険が付帯されるクレジットカードをアフリカに持っていきましょう。中でも一番おすすめなのがEPOSカードです。

 

\エポスカードのお申し込みはこちら/
EPOSカード

 

なおアフリカにおけるクレジットカード事情に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

アフリカでクレジットカードは使える?VISA以外はダメなの?NGO職員が解説 - 原貫太のブログ

 

 

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