「やったこと(経験)が無いんですよね」という大学生。それ、やってみないと経験にならないよね?
たまに「原さんみたいに経験豊富で知識もあれば…」と言われるけど、僕だって最初はゼロから始まっている。起業を決意した時も経験はゼロ。だから本買って勉強して、分からないことは誰かに聞いている
初めてフィリピン行った時も、学生団体立ち上げた時も、アメリカ留学を決意した時も、経験はゼロから始まった。不安だらけだったけど、分からないことは片っ端から調べながらトライした。それが少しずつ経験になった。
怖いのは食わず嫌い。「経験が足りないから…」という人はいつまでも成功できない
フィリピンのスタディーツアーは不安でたまらなかった
今でさえアフリカで難民支援に携わるくらいにはなりましたが、そんな僕にだって生まれて初めて訪れた途上国が当然あります。大学1年生で参加したフィリピンのスタディーツアーがそれ。
正直に、出発前はめちゃくちゃ緊張していました。出発前日に成田空港近くの東横インに泊まったわけですが、夜中の2時過ぎまで寝られなかったのを覚えています。
当日は出発ロビーまで両親に来てもらい、見送ってもらいました(笑)出国・入国手続きを一人でするのは初めてだったのでとにかく緊張。
「原さんは途上国経験が豊富ですね!」と最近ではよく言われますが、当然ながら経験ゼロから始まっているわけで。大学在学中にアフリカへ3回も足を運ぶことになるなんて、当時の僕は全く予想していませんでしたよ。
学生団体を立ち上げた時は右も左も分からなかった
大学2年でバングラデシュ支援の学生団体を立ち上げた時も、右も左も分からなかったです。
団体ってどうやって作るんだ?
サークル?学生団体?違いって何?
大学に届け出る必要はあるのか?
団体の規約ってどうやって作成すればいい?
日本からバングラデシュはどうやって行くんだ?
現地には誰も知り合いがいない…どうやって活動しよう?
…
組織をゼロから作るのは人生で初めてでしたし、ましてや海外に渡航する国際協力団体。もう何から何まで分からないことだらけ。そもそもどの瞬間から「団体」になるのかが分からず、最初の数か月間は悶々としていました(笑)
だからこそ、Googleで調べまくったり、図書室に籠って本を読みまくったり、既に活動している先輩から話を聞きまくったりしていました。
留学をしている自分があんまり想像できなかった
入学時から意識していた留学も、本当に実現できるのか不安だらけでした。留学先の大学情報を調べても英語が難しくてちゃんとは理解できない。大学のプログラムとはいっても、提出する書類や審査プロセスの全貌がつかめない。
そして、何よりも苦しんだのがTOEFLのスコア。ライティング・スピーキング経験は元々無かった上に、高校時代から苦手とするリスニングにも苦戦し、初めて受けた試験では40点台と無事撃沈。「うわ…こんな得点だと応募できる交換留学プログラムはほとんど無い…」と意気消沈。留学先の大学でキャンパスライフを送っている自分があんまり想像できなかった(笑)
それでも、これまたGoogle先生を駆使して対策方法を調べたり、友達からオススメしてもらった教材を活用したりして、何とかスコアを82点まで上げることに成功(そんなに凄くない!)
大学の留学担当課にも通い詰め、「留学の手引き」なるものを何度も何度も読み直し、無事に交換留学生としてアメリカに渡ることができました。
起業だって分からないことだらけなんだよ!
「色々経験している原さんには知識やスキルがあるから起業できる…」
いやいや(笑)起業なんて生まれて初めての経験なんで、本当に分からないことだらけですよ。今日も電車の中で定款の作成方法やNPO法人の税制について、ずっと本読んで勉強していました。
僕だって全くのゼロから始まり、少しずつ経験を積み上げてきたから今があるわけで。「原さんは特別だから」みたいに見られる度に、「いや、誰だって最初は未経験から始まるもんでしょ。」と思っています。
一番怖いのは"食わず嫌い"
何事もやってみない限りには、今の自分には何が必要か、自分に向いているのかどうかは分からない。トライしてみることで、何を身に付けるべきなのかが見えてくる。
大学生に多いのが、「やったこと(経験)が無いから分かりません…」。いや、やってみないといつまでも経験にならないよね?
やる前から「難しそう」「自分には合わなさそう」と決めつけて"食わず嫌い"をすると、経験を積むことは一向にできない。
そういう人たちは、いつまでも成功できないです。