原貫太オフィシャルブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。

水泳スランプを脱出する5つの方法 高校2年生でレギュラーから外された体験談も

水泳のスランプって、マジできついですよね。

 

僕も現役の水泳選手だった時、高校2年生の夏に初めてのスランプが訪れました。苦しい練習を毎日こなしてきたのに、タイムはずっと伸び悩んでいる。

 

メドレーリレーのレギュラーから外され、人生初の「補欠」を経験しました。その前の年には1年生ながらインターハイに出場していたにもかかわらず。

 

これから水泳のオフシーズンを迎える*にあたり、タイムが伸び悩んだり、練習に身が入らなかったりと、スランプを経験する水泳選手もいることでしょう。

*註:記事執筆時は2018年10月

 

今回の記事では、僕が高校2年生でスランプに陥った体験談を紹介しつつ、水泳のスランプを乗り越えるためにはどうすればいいのか考えます。

 

 

★関連記事★

www.kantahara.com

 

高校2年生で味わった初めてのスランプ

水泳 スランプ

 

中学一年生で水泳部に入り、2年間で50m自由形のタイムを12秒も伸ばすなど、僕の水泳ライフは順調な滑り出しを見せました。

 

高校生になってもしばらくはタイムも伸び続け、一年生ながらメドレーリレーのアンカー泳者(自由形)として、2010年の沖縄インターハイに出場しています。

 

しかし、そんな順風満帆に思えた僕の水泳ライフにも、初めてのスランプが訪れました。

 

高校2年生の夏です。シーズンで一番大切な県大会、そのメドレーリレーの自由形泳者を決める選考で、僕は友人のS君にコンマ数秒で負けてしまいました。

 

敗因はいくつかありますが、簡単に言えばS君がみるみるベストタイムを更新していったにもかかわらず、僕のタイムは高校一年生の時から大して伸びていなかったからです。

 

結果、S君が加わることになったメドレーリレーのチームは関東大会にコマを進め、僕は人生初の「補欠」として参加することに。プライドが傷つきましたね。

 

水泳のスランプは、マジきつい

水泳 スランプ

 

経験者ならわかると思いますが、水泳のスランプってマジできついです。

 

ベストタイムは伸び悩む。一年も更新できていない。にもかかわらず練習は超苦しい。泳いでいる時も「何のために練習しているんだろう」と憂うつな気分になる…

 

サッカーや野球と違い、水泳は個人スポーツです。自分一人の努力やメンタルが、そのままパフォーマンスとして現れます。

 

だからこそスランプに陥ったら、最後は自分で何とかしなくてはなりません。競技としての特性上、他のスポーツと比べても水泳のスランプは、きついんです。

 

水泳選手がスランプを乗り越えるためには?

水泳 スランプ

タイムが伸び悩み、練習にも身が入らない。そんなスランプを乗り越えるために、水泳選手はどんなことを意識し、どんな行動を起こせばいいのでしょうか。

 

当時の経験も踏まえながら、まとめてみました。

 

一流スイマーもスランプに陥ると理解する

水泳 スランプ

 

水泳のスランプを乗り越えるためにできること、一つ目は「一流スイマーもスランプに陥ると理解する。」です。

 

僕が水泳の現役選手だった頃は、北島康介さんが北京オリンピックで2種目金メダルを獲得するなど、日本水泳界の第一線で活躍していました。

 

そんな北島選手であっても、何度もスランプを経験しています。「チョー気持ちいい」の名言も飛び出たアテネ五輪後はモチベーションが保てず、翌年の日本選手権では敗北。その後、入院するほどの病気や怪我も経験しました。

 

一流の水泳選手になれば、メディアからも追いかけられます。スランプに陥っていたらスポーツ新聞にも叩かれるでしょう。ほとんどの水泳選手からしたら、想像もつかないほどプレッシャーを感じているはず。

 

そんな一流スイマーであってもスランプに陥る時があるのです。だから、安心しましょう。そして、彼らがどうやってスランプを乗り越えたのか、学びましょう。

 

僕自身もスランプに陥ったり、モチベーションが上がらなかった時には、北島康介さんの本を読んでいましたね。「あの北島選手だってスランプを乗り越えられたんだから、僕だって大丈夫だ。」そう思えるはずです。

 

水泳は個人スポーツ。スランプの時こそ周りを意識し過ぎない。

水泳 スランプ

水泳のスランプを乗り越えるためにできること、二つ目は「水泳は個人スポーツ。スランプの時こそ、周りを意識し過ぎない。」です。

 

水泳は自分との勝負です。レースでは8人か10人で競いますが、陸上と違って身体がぶつかり合うこともなければ、サッカーや野球と違いチームメンバーと連携する必要もありません。

 

そう、水泳は個人スポーツです。だからスランプに陥った時こそ、周りを意識し過ぎないようにしましょう。

 

僕がスランプを経験している時「水泳部のみんなはタイムを伸ばし続けている…どうして僕はタイムが伸びないんだ…」「S君は今日も絶好調だ…羨ましい…」など、やたらと周りを意識していました。

 

でも、水泳選手が周りを意識したって、自分のパフォーマンスにはまず影響しませんよね。もちろん仲間と励まし合ってキツイ練習を乗り越えたり、レース前に互いを鼓舞し合ったりすることはありますが、それでも最後は結局自分自身との勝負です

 

水泳は個人スポーツ。スランプに陥っているなら、周りを見渡すのではなく、自分の内面と向かい合いましょう。

 

★関連記事★

www.kantahara.com

 

”元”水泳選手にスランプの体験を聞いてみる

水泳 スランプ

水泳のスランプを乗り越えるためにできること、三つ目は「”元”水泳選手にスランプの体験を聞いてみる。」です。

 

僕はスランプに陥った時、水泳部の先生のみならず、自分のお父さんにも相談していました。

 

僕のお父さんは元水泳選手です。それも、僕なんかよりもずっと速かった。ジュニアで日本代表になったり、大学生で日本選手権に出場したりしています。

 

そんな父親も現役水泳選手だった時にはスランプを経験しています。だからこそ、自分がスランプに陥った時には冷静なアドバイスをしてくれました。

 

時には「スランプに陥ったことさえ、水泳を引退した後はいい思い出になるんだよ。」といったアドバイスも。

 

僕自身、水泳選手を引退した後にこの記事を書いていますが、当時を思い返すとスランプに陥った日々さえもいい思い出です。「自分なりにでも頭を使い、あの逆境を乗り越えようとしていたのが懐かしいなぁ。」と思います。

 

水泳のコーチや先生は、そのほとんどが元スイマーです。きっとスランプの一つや二つ経験しているでしょう。冷静かつ建設的なアドバイスがもらえるはずなので、今スランプに苦しんでいる現役選手の皆さんはぜひ相談してみてください。

 

★関連記事★

www.kantahara.com

 

水泳だけでなく陸上トレーニングにも力を入れる。

水泳 スランプ

 

水泳のスランプを乗り越えるためにできること、四つ目は「水泳だけでなく、陸上トレーニングにも力を入れる。」です。

 

水泳選手が行うトレーニングのうち、陸上での筋トレやストレッチを「ドライランドトレーニング」と呼びます。

 

「速くなるためにはひたすら水中での練習を積めばいい」と思い込んでいる人がいますが、効率的な泳ぎ方を身に付けるためにも、筋力を増大するためにも、水泳選手にドライランドトレーニングは必須です

 

スランプに陥っている時、ダラダラ水中練習をこなしているだけでは精神的にも肉体的にもしんどい。僕はタイムに伸び悩んだり、モチベーションが上がらない時は、ドライランドトレーニングにも力を入れるようにしていました。

 

スランプに陥る原因の一つに「怪我」がありますが、ドライランドトレーニングは怪我予防のためにも有効です。怪我予防のためにも、スランプに陥らないようにするためにも、陸上トレーニングにも力を入れましょう。

 

★関連記事★

www.kantahara.com

 

自分の泳ぎ方を見直してみる。

水泳 スランプ

 

水泳のスランプを乗り越えるためにできること、最後は「自分の泳ぎ方を見直してみる。」です。

 

無駄に肩に力が入っていたり、ボディポジションが沈んでいたり、水の抵抗が多くなるフォームになっていたりと、間違った泳ぎ方を練習中から続けていると、レースでもその泳ぎ方が出てしまいます。

 

また、間違った泳ぎ方を続けることは、怪我のリスクにもつながります。もちろん、怪我をすれば練習ができなくなってしまいますし、悪化すれば水泳をやめなければならなくなる可能性もゼロではありません。

 

スランプに陥った時は、ちょうどいい機会だと思い、今の自分の泳ぎ方を見直すのもいいでしょう。

 

★関連記事★

www.kantahara.com

 

さいごに

水泳は個人スポーツだからこそ、スランプに陥ると顕著に結果が表れてしまいます。ただでさえ苦しい水中練習、スランプでモチベーションも上がらなければもっと苦しく感じるはずです。

 

僕もスランプを経験しましたが、今思い返せば「スランプは水泳選手の誰にでも訪れうるもの。もっと前向きに、頭を使いながら乗り越えるべきだったな。」と思います。

 

逆に言えば、スランプをどう乗り越えるかが、水泳のタイムを継続的に伸ばすためには欠かせません。そして、結果的に他の選手との「差」に繋がっていきます。

 

今スランプに苦しんでいる水泳選手のみなさん、参考にしてくださいね。 

 

【追記】オリンピック選手を次々と生み出している「2軸泳法」とは?

ベストタイムを更新し続けるために一番大事なことは何だと思いますか?

 

プールでひたすら泳ぎ込むこと。

ウェイトトレーニングに力を入れること。

毎日ストレッチをすること。

 

色々な回答が思い浮かぶと思いますが、今こうして現役時代を振り返ってみると、”自分の泳ぎ方を研究すること”がベストタイムを伸ばすための一番の近道だったのではないかと思います。 

 

練習が大切なことは言うまでもありません。僕も週6日プールに通っていましたし、筋トレもほぼ毎日欠かさずに続けていました。

 

でも、水泳はただ闇雲にトレーニングしていればタイムが伸びる、そんな単純なスポーツではありません。効率的な泳ぎ方を身に付ける必要があるからです。

 

「練習は頑張っているのにレースでは思ったようなタイムが出せない…。」

「みんなと同じ練習をしているはずなのに自分だけタイムが伸びていない…。」

 

たくさん練習しているのにタイムが伸びないのって、辛くなりますよね。僕もそういったスランプを経験し、一時期は水泳をやめようと本気で考えたこともあります。

 

でも、安心してください。ほとんどのスイマーはプールで練習ばかりしているだけで、この記事すら読んでいません

 

繰り返しになりますが、ベストタイムを更新し続けるためには自分の泳ぎ方を研究することが大事です。間違った方法でトレーニングを続けていたら、せっかくの努力も水の泡になってしまいます。頭を使うことでライバルに差をつけましょう。

 

もし今のタイムに満足していないなら、この機会にトップスイマーがみんな導入し始めている「2軸泳法」について研究してみてください。

 

2軸泳法の日本人指導者としては、小関也朱篤選手や五十嵐千尋選手をはじめ、数々のオリンピックスイマーを育成してきた藤森善弘先生(JOCオリンピック強化指定コーチ/日本体育大学スポーツ局競泳部ヘッドコーチ)が第一人者です。藤森先生は2軸泳法に関する映像教材を出しています。

50m自由形

 

本や雑誌で勉強するのもいいですが、映像なら文章や写真では伝わりにくい細部まで学ぶことができます。アテネオリンピック出場の森隆弘さんをはじめ、元オリンピック代表選手や日本代表コーチの方も推薦していますね。

 

DVD教材で17,000円という価格は高く感じるかもしれませんが、180日間の返金保証が付いているので、内容に満足しなければ返品すれば大丈夫です。

 

公式ページだけでも勉強になる内容がたくさん載っています。最先端の泳ぎ方を学び、ベストタイム更新に繋げたい人は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。

水泳ベストタイム更新プログラム ~2軸泳法で4泳法に革命を起こす~【日本体育大学 水泳部コーチ藤森善弘 監修】