原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「紛争が終わっても母国には戻れない」南スーダン難民の声 日本による人道支援は?

2013年12月からの紛争の影響によって、大量の難民が生まれている南スーダン。昨年7月に紛争が再燃してからは家を追われる人が後を絶たず、難民の数は150万人を超え、シリアやアフガニスタンに次いで世界第3位の「難民危機」となっている。現在私…

物乞いビジネスとは?貸し借りされる子どもたち『レンタルチャイルド』の実態

あなたは海外旅行をした時、「物乞い」された経験はありますか?僕はかれこれ100回以上、海外で物乞いの方に出会ってきました。 日本人が海外、例えばインドのような発展途上国を旅行すると、お金や食べ物をせがまれることがあります。初めて物乞いに出会っ…

小川真吾さん、僕が尊敬するアフリカ支援の第一人者。

現在ブルンジで一緒に活動するテラ・ルネッサンス理事長小川真吾さん。 小川さんは、もう本当に、本当に国際協力のプロフェッショナル。現在はウガンダ・コンゴ・ブルンジのアフリカ3ヶ国を飛び回り、現地スタッフとともに元子ども兵や紛争被害者の女性たち…

【ブルンジの治安】大学生が1週間旅行したら、想像の100倍美しい国だった

こんにちは!早稲田大学4年生の原貫太(@kantahara)です。僕は今、東アフリカのブルンジ共和国に来ています(2017年2月時点)。国際協力NGOのインターン業務で一週間滞在する予定です。 …と、書き出しからサラッと「ブルンジ共和国」という国名を書いてい…

現地からお願いする。ヨーロッパ、日本よ、ウガンダの南スーダン難民政策を見習ってくれ

2013年12月からの紛争の影響によって、大量の難民が生まれている南スーダン。私が今暮らしているウガンダ北部の町グルでも、南スーダン出身の難民をよく見かける。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の発表によれば、2016年12月末時点での南スーダン難民は約…

100万人に1人の人材に!掛け算で自分の価値を高める自己分析方法

では、「自分にしかできないこと」をどのようにして考えるのか。もちろん、スキルやノウハウに溢れている今の時代に「自分にしかできないこと」を考えることはとても難しく、世界70億人にいる中で「自分"一人"にしかできないこと」など(ほぼ)存在しないだ…

元子ども兵を支える元子ども兵-「私はクリスマスイブに誘拐され、少年兵になった」

先日、「教師として元子ども兵を支える「元子ども兵」 アフリカから日本へメッセージ(動画)」で紹介したロナルド先生(仮名)。彼のライフストーリーを詳しく紹介したい。 -- 1990年代に入ったウガンダ北部では、神の抵抗軍(LRA/Lord's Resistance Army…

元少年兵として、父として-15年間反政府軍に拘束されたウガンダの友人

友人を紹介させてほしい。昨日の帰り道も、一緒にトラックの荷台に乗って帰ってきた友人だ。 現在私が滞在するウガンダ北部では、1986年以降、政府軍と反政府軍との紛争が続き、90年代以降には反政府軍の一つである「神の抵抗軍(LRA/Load's Resistance Arm…

【難民支援の現場から】緒方貞子氏の名言「熱い心と冷たい頭」を思い出して

昨日、南スーダン難民居住区に足を運んだ僕は、言葉にならないほどの"不条理"を目の前に叩きつけられた。 昨年7月の紛争再燃以降、南スーダンからの難民が急速に流入しているウガンダ北部。「目の前で両親を銃殺された」と語る女の子は、まだ14歳だった。…