原貫太の国際協力ブログ

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大学生が起業する方法 法人起業と個人事業主、2つの方法を紹介

大学生でNPO法人を起業し、卒業後も仕事を続けている原貫太(@kantahara)です。今回の記事では、大学生が起業する方法として

 

  • 法人起業
  • 個人事業主

 

について解説します。

 

 

 

 

大学生が起業するなら法人起業だけでなく個人事業主もアリ

有難いことに、最近はNPO法人の起業ばかりを注目してもらっていますが(ありがとうございます!)、僕は大学生の時からブログ運営や自己出版など、個人事業主としての一面も持ちながら活動を続けてきました。

 

「大学生が起業する」と聞くと大層な話に聞こえますが、大学生なら、株式会社やNPO法人といった法人起業だけではなく、個人で事業を回す「個人事業主」になるという方法もアリです。

 

最近では、ブログだけで月数十万円を稼ぐ大学生ブロガー、クラウドソーシングを活用し、デザイナーやプログラマーとして活躍する大学生もたくさんいますからね。一言で括ってしまえば、彼らは大学生個人事業主です。

 

ということで、大学生が起業する方法としては、大きく「法人を起業する」「個人事業主になる」の二つがあります。順に解説しましょう。

 

法人起業

大学生 法人企業

 

近年は法人起業のハードルがグッと下がりました。大学生であっても十分可能です。

 

むしろ、大学生が法人起業することは、長い人生を考えると「低リスク・高メリット」と呼べるでしょう。

 

成功すればそのまま仕事にすればいいし、万が一失敗したとしても「大学生で法人起業した」という経験が評価され、ヘッドハンティングされたり、就活が有利に進んだりするかもしれないからです。

 

法人起業の方法として、最もオーソドックスな株式会社、また僕も大学生の時に取り組んだNPO法人の起業、二つをご紹介します。

 

 

株式会社を起業する

法人起業でオーソドックスな株式会社は、最低でも以下の21万円があれば可能です。

 

  • 定款に貼る収入印紙代…4万円
  • 定款の認証のために公証人に払う手数料…5万円
  • 定款の謄本手数料(登記)…約2,000円
  • 登録免許税(登記)…15万円

 

起業したい大学生にとって一番のネックになるのが資金不足ですが、最低限21万円あれば、株式会社の起業はできます。これくらいだったら、少しバイトを頑張ったり、クラウドファンディングで出資を募ったり、頭を下げて親に借りたりすれば、何とか工面できますよね。

 

実際は、事務所の賃貸料など必要経費がもっとかかりますが、最近ではバーチャルオフィス(月5,000円程度)が普及したり、リモートワークが普及したりと、抑えようと思えばいくらでも経費は抑えられます。

 

大学生でも、株式会社を起業するのは決して不可能ではありません。

 

NPO法人を起業する

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僕は大学生の時、特定非営利活動法人(通称NPO法人)を起業しました。近年ではNPO法が改正されたり、NPO設立を支援するNPOが多数存在したりなど、ぶっちゃけそこまで難しくないです。

 

大学生でも、NPO法人を運営している人って、結構いますよね。通っている大学の学生団体を調べたら、NPO法人として活動する団体はいくつかあると思いますよ。

 

社会貢献を目的にするNPO法人なら、寄付や会費を集めやすいのが特徴です。近年ではクラウドファンディングが普及したこともあり、社会課題をターゲティングした上で「NPOを起業する」と宣言すれば、数十~数百万円の資金調達は十分可能でしょう。

 

ちなみに、株式会社と違い、NPO法人なら設立時の資本金が0円でも起業が可能です。活動内容がNPO法で定められた20の分野にあること、設立時に正会員が10人以上いることなどが要件としてありますが、大学生が起業する選択肢として、NPO法人は比較的ハードルが低いと言えるでしょう。

 

個人事業主になる

大学生が起業する選択肢として、法人を起業する以外に、個人事業主*になる方法もあります。僕も大学生の時にNPO法人を起業しましたが、ブログや出版など、個人事業主としても稼げるようになりました。

 

個人事業主として大学生が起業する方法の中で、実際に僕がトライした方法をいくつか紹介します。

 

*ここでは役所に開業届を出す・出さないにかかわらず、「個人」で「事業」を行っている人を「個人事業主」として説明しています。

 

ブログ運営

大学生が個人事業をする一つ目の方法は、ブログ運営です。

 

リスクはゼロに近く、成功すれば高いリターンも見込めるため、個人事業主として働きたい大学生におすすめします。

 

僕はまだ大学4年生の冬からブログでの収益化をはじめましたが、淡々と続け、一年間で月3万円を稼ぐようになりました。

 

※大学卒業時には毎月の収益が月6桁に突入。ぶっちゃけ、個人事業主としてだけでも生計を立てられます(2018年9月追記)。

 

ブログでは、基本的に広告収入でお金を稼ぐことができます。

 

Google AdSense

広告がクリックされると収入が入る仕組みです。一回のクリックで数十円~数百円が入ります。

 

アフィリエイト

紹介した商品やサービスが売れたり、成果が上がったりすれば収入が入る仕組みです。「アフィリエイト」と聞くと怪しさを感じる人もいるらしいですが、基本的な仕組みは個人による広告代理事業です。

 

ASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれるサイトに登録することで、案件を確認することができます。大手はA8.net バリューコマースブログ運営で稼ぐブロガーなら全員が登録しているといっても過言ではないでしょう。

 

ネットショップ開設

個人事業主として起業したい大学生は、ネットショップを一つ開設しておきましょう。最大手のBASE を使えば、30秒でネットショップが開設できます。

 

自分でハンドメイド商品を作ったり、コンサルタント権を販売したりなど、色々な用途が考えられます。僕は自費出版本をBASE で販売しています。SNSと連動させれば、フォロワーが顧客になります。

 

大学生でも簡単に開設できるネットショップ。それだけでも、広義での「起業」と呼べるでしょう。これだけ簡単にネットショップが持てる時代、個人事業主の人にとってはとても有難いはずです。

 

クラウドソーシング

個人事業主の多くが、クラウドソーシングで仕事を受注しています。

 

クラウドソーシング(英語: crowdsourcing)とは、不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。(Wikipedia「クラウドソーシング」より引用)

 

特技やスキルがある大学生なら、クラウドソーシングを活用すれば、十分に個人事業主としてお金を稼げるでしょう。

 

最大手はクラウドワークス 。200万人以上が登録しています。

 

自宅や大学にいながらパソコン一台で働きたい大学生なら、クラウドワークス に登録し、自分にも受注できそうな案件を調べてみましょう。仕事は204万件も依頼されているので、一件くらい自分にもできそうな仕事が見つけられるはずです。

 

無料会員登録をすると、案件を調べることができます。クラウドソーシングでも稼げるようになれば、立派な個人事業主と呼べます。

 

\クラウドワークスなら在宅ワークが見つかる/

 

Kindle本出版

「本を出版する」というのも、個人事業主になりたい大学生におすすめです。

 

一作品目から出版社を通じて本を出すのはハードルが高いですが、Amazonが提供するKindle本出版サービス「Kindle Direct Publishing」を活用すれば、誰でも簡単にKindle本を出版できます。

 

さいごに

大学生が起業する方法として、法人起業、個人事業主、二つを紹介しました。

 

法人起業も、株式会社なら最低21万円があれば可能です。また、僕も大学生時代に挑戦したNPO法人起業なら、設立時の資本金は0円でできます。

 

また、ブログ運営やネットショップ開設、クラウドソーシングなど、大学生でも個人事業主として起業することもできます。起業に関心がある大学生は参考にしてくださいね。

 

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