原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から仕事論、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

「政府軍に夫を拉致された」一家の主を失った南スーダン難民の女性たち

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私が滞在するウガンダには、紛争が続く南スーダンからの難民が約70万人滞在している。紛争で一家の大黒柱である夫を失った女性は、生活費を稼ぐ手段に困り、難民としての生活も困難を極める。昨日、ウガンダ最北部の南スーダン難民居住区にて4回目の調査を行った

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photo by Kanta Hara

 

マディ族出身の女性(23歳)は、紛争が再燃した昨年7月に家を追われ、ウガンダへと逃れた。「夫と一緒に逃げてきたが、途中で政府軍に見つかり、そのまま夫は拉致された。今は夫が生きているかも分からない」南スーダンでは、政府軍による民間人の虐殺が数多く報告されている

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photo by Kanta Hara

 

夫を失った今、彼女には十分な生活費を稼ぐ手段が無い。「薪木を集めて売ったり、草むしりをしたりしてお金を稼いでいる」彼女の一か月の収入は500円にも満たない。南スーダンでは会計の学位を取得し、教師として働いていた彼女は、英語も流暢だ。「今はとにかく仕事が欲しい」

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photo  by Kanta Hara

 

バリ族出身の女性(19歳)は、2015年に夫と離別し、現在は1歳4か月の娘と二人で生活している。「学校に戻りたいが、生活費を稼ぐ夫もいないし、子どもの面倒も見なくてはならない」配給された食料の一部を転売し、生活費を稼ぐ。一か月の収入はわずか300円

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photo by Kanta Hara

 

もう一つ伝えたいことがある。今回の調査には、日本から来た私の後輩4名が参加してくれた。19歳、20歳の彼女らには刺激の強い現場だったようだが、真剣にメモを取り、自分たちに出来ることを考えるその姿に、私自身勇気を貰う。彼女らは、アルバイトで稼いだお小遣いを渡航費に充てている

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photo by Kanta Hara

 

寄付をお願いしたいのではない。多くの人に知ってほしいのだ。自衛隊の派遣や日報破棄の問題に揺れている一方で、日本には南スーダンの「ナマ」の情報が少ない。だからこそ、現場で起きていること、そしてそこで頑張っている日本人がいることを、多くの人に知ってほしい(終)

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photo by Kanta Hara

 

※本記事は所属組織を代表するものではありません。