原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から仕事論、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

国際協力のきっかけ(原体験)-フィリピンのスタディーツアーで出会ったストリートチルドレン

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①初対面の人には必ずと言っていいほど国際協力に目を向けた最初のきっかけ(いわゆる原体験)について訊かれるので、過去の写真を用いながら少し書きたい。私が初めて途上国に足を運び社会課題と向き合ったのは、大学一年も終わりに差し掛かった2014年2月、フィリピンのスタディーツアーだった

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②スタディーツアーに参加しようと思った動機は大したことないもの。「英語を使いたい」「海外に足を運びたい」「途上国の貧困問題を体験したい」そして「就活で話せる話題が欲しい」。スタディーツアー自体も日本のNGOが提供する至って一般的なプログラム。現地滞在はたったの6日間だった

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③最初の5日間はストリートチルドレンに給食活動をしたり、スラム街の子どもと交流したり、孤児院で勉強を教えたり、何ら他の参加者と変わることなく私はその「ツアー」を楽しんでいた。現地の子どもたちと記念写真を撮ってはFacebookにアップし、友人から「いいね!」が来るのを楽しんでいた

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④最終日である6日目。私は日本への帰路につくため、他の参加者とともに車でマニラ空港へ向かっていた。程よい疲労感とともに、「充実した6日間だった。帰国してからも自分にやれることをやろう」と、ある種の達成感を感じていた。そんな中、ふと窓の外へ目をやると、衝撃的な光景が目に入ってきた

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⑤空港に向かう3車線の大通り、車が引っ切り無しに通る道の上を、幼い少女が裸の赤ちゃんを連れながら、一台一台車の窓ガラスを叩いては物乞いをしていた。正直に、目の前で一体何が起きているのか、その光景が意味するものを理解するのに苦しんだ。そして私は2つのことを感じた

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⑥一つは後悔。今まで自分がやってきた「支援」「ボランティア」は一体何だったんだ。散々「困っている」人の所へ足を運び活動してきたにも関わらず、まだここにも困っている人がいる。そしてそれは、今まで出会ったどの人よりも困っているように見える。それまでの自分の振る舞いに大きな後悔を感じた

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⑦そしてもう一つ、その瞬間に自然と、本当に自然と自分の中に芽生えた言葉が、"世界の不条理"。どうして私のように、腹が減っては登下校中にコンビニで食べ物を買える日本の大学生がいる一方で、危険な目に遭いながらもその日生きるためのお金を物乞いしなければならない子どもがここにはいるんだ

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⑧確かに、帰りがけの観光客から1円でも多くお金を物乞いするため、自分をより惨めに見せようとする「やらせ」は途上国に広く存在する。しかし、やらせにせよそのような状況に置かれる子どもがいることに、僕らの生きる世界が如何に不条理であるか、如何にアンフェアであるかを痛感した

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⑨恥ずかしながら、私はその後マニラ空港のトイレに入り、泣く。一瞬にして通り過ぎたその少女に対して、何もすることのできなかった自分の小ささを痛感した。そしてその瞬間、心に決めた。何があろうとも、どんなに小さな一歩であろうとも、この"世界の不条理"に抗い続けよう。挑戦し続けようと

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⑩私たちが生きるこの世界は、間違いなく不条理だ。今この瞬間にも、紛争や貧困によって苦しめられているどこかの誰かがいる。多くの人はそのことを知っていながらも、「仕方が無い」「自分には何もできない」と、世界の不条理をそのまま受け入れてしまう。目を瞑ってしまう。世界を無視してしまう

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⑪私は、単純にそれが悔しい。世界の不条理になんか負けたくない。どんなに小さな一歩でも抗い続けたい。挑戦し続けたい。そんなこんなで思い続けて早3年。世界に腐るほど存在する問題への意識、そして活動地域は変わったかもしれないが、その気持ちだけは変わらない。そしてこれからもきっと(終)

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