原貫太オフィシャルブログ

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海外ボランティアを仕事にしたい人は青年海外協力隊を検討すべき3つの理由

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。大学から始めた海外ボランティアを、卒業後も仕事として継続しています。 


”海外ボランティアをやってみたい。でも、自分が生活していくには収入も必要だ。だから身銭を切る「ボランティア」ではなく、経費や報酬が支給される「仕事」としてやりたい…。”

 

そんな悩みを持つ人は、ファーストキャリアとしてまずは青年海外協力隊を検討しましょう。

 

なぜ青年海外協力隊がいいのか?理由は3つあります。

 

海外ボランティア(国際協力)を仕事にする7つの方法を知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでください。

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海外ボランティアを仕事にしたいならまずは青年海外協力隊を検討すべき3つの理由

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南スーダン難民居住区で配給活動に取り組んでいたときの原貫太

 

海外でのボランティア活動に関心を持ち、いわゆる「国際協力」を仕事にしたいと思い始めた人は、最初のキャリアとして青年海外協力隊を検討してみましょう。理由は3つ、

 

  1. 青年海外協力隊は海外ボランティア制度ではあるが、無償ではない。経済的負担がほとんどない。
  2. 青年海外協力隊を経験すれば、帰国後のキャリアアップをしやすい。
  3. 2年間のボランティア活動で、自分が本当に国際協力をやりたいのか考えられる。

 

です。一つ一つ詳しく解説します。

 

青年海外協力隊は「お金が出る」海外ボランティア。経済的負担がほとんどない。

海外ボランティア 仕事

 

日本一有名な海外ボランティア制度「青年海外協力隊」

青年海外協力隊は日本で最も有名な海外ボランティアの一つです。日本政府が行う政府開発援助(ODA)の一環として、国際協力機構 (JICA)が実施する海外ボランティア制度です。

 

「国際協力=青年海外協力隊」と捉えている人もいるくらい、日本では有名な海外ボランティアですね。

 

無給の海外ボランティアではない

青年海外協力隊は、無給で行われる一般的なボランティアとは違います。海外に派遣されている間は「再就職準備金」という名の”給与”が毎月約5万円もらえる他、渡航費や現地での生活費も支払われます。

 

ボランティアの人たちには、経済的負担はほとんどありません。

 

さらに派遣前に行われる訓練では、英語や現地語の語学研修を2ヶ月受けることができます。もちろん授業料はかかりません。

 

日本で2か月も語学スクールに通ったら、数十万円の出費になりますからね。それだけでも青年海外協力隊は美味しい話です。

 

ちなみに、、、たまに「青年海外協力隊は国際協力を仕事にしている人」と考えている人がいますが、これは誤解です。もちろん「仕事」をどう定義するかにもよりますが、あくまでも協力隊はボランティア。その理由はこちらの記事で詳しく解説しました。

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協力隊のボランティア経験は帰国後のキャリアアップに活かしやすい

海外ボランティア 仕事

東アフリカのウガンダ共和国で活動する原貫太

 

真剣に海外ボランティアをやりたい人には「美味しい」制度

青年海外協力隊は税金によって運営されている海外ボランティア制度です。

 

残念ながら、中にはボランティア活動そっちのけで、ほとんど遊ぶかのように過ごす人もいるため、「税金を無駄にするな!」と辛辣な批判にさらされることもあります。

 

でも、海外ボランティアに真摯に携わりたい人にとっては、とにかく「美味しい制度」であることは間違いありません。だって、金銭面の心配をすることなく、海外でのボランティア経験を積めるのだから。

 

僕自身も、大学4年生でNGOを起業するまでは、実は卒業後の進路として青年海外協力隊を候補にしていました。

 

国際協力業界を見ても、NGOや国連で働く人の中には、青年海外協力隊OB・OGがたくさんいます。このインタビュー記事で紹介した認定NPO法人テラ・ルネッサンスのアフリカ駐在員、鈴鹿達二郎さんも元青年海外協力隊です。

↑鈴鹿さんの話はめちゃくちゃ勉強になるので絶対に読むべき!

 

仕事としての国際協力をやる「国際協力師」の条件を満たせる

国際公務員、JICA専門家、開発コンサルタント、NGO職員など、いわゆる仕事としての国際協力に携わる「国際協力師」になるためには、以下3つの条件を満たすことが望ましいとされています。

 

  1. 英語力(TOEFL100点以上)
  2. 大学院修士
  3. 2年以上の海外勤務経験

 

青年海外協力隊を経験すれば、3つ目の条件を自動的にクリアできます。さらに、事前の語学研修や現地での活動を通じて英語力も高められますし、再就職準備金を活用し、帰国後に大学院進学することも可能でしょう。

 

なお、サラッと使った「国際協力師」という職業人の概念を詳しく知らない人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。「国際協力師とは何か?国際協力師になるための具体的な条件は何か?」を解説しています。

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本当に海外ボランティアを仕事にしたいのか、ゆっくり考えられる

海外ボランティア 仕事

原貫太が活動するウガンダ共和国北東部の絶景


仕事としての国際協力を続けるのは簡単なことではない

海外ボランティアを仕事にしたいという人に、しっかりと考えてほしいことがあります。

 

「あなたはどれくらい本気で国際協力をやりたいですか?」

 

国際協力に足を踏み入れるのは簡単です。青年海外協力隊以外にも、たくさんのボランティア制度があります。

 

でも、ボランティアではなく仕事として国際協力を続けていくことは、簡単なことではありません。そこにはたくさんの壁があります。

 

国境なき医師団の看護師として、シリアやイエメンなど世界中の紛争地で活動されてきた白川優子さんが、以下のように語っています。

 

国際協力に対して情熱や憧れがある若者はたくさんいるかと思います。それはとても良い事です。このような情熱や憧れがなければ、まず一歩は踏み出せません。

 

ただし、それだけだと現実に直面した時に潰れかねません。「自分は世界を変えるのだ」「戦争を止めて、貧困をなくすのだ」というような規模の大きな情熱や目標で始めてしまうと、途端に現実の壁が立ちはだかります。現地の人々が置かれている状況には複雑で長い歴史や、個人では太刀打ちできないような背景などがあります。

 

(中略)

 

壁はたくさん現れるかと思いますが、1つの壁にぶち当たったからといって挫折せず、その現実を受け入れて柔軟に対応していかないと進まない事ばかりです。「これから人道支援の道を目指すあなたが今から取り組むべき5つの事」より引用)

 

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2年間の海外ボランティアで、自分自身としっかり向き合おう

青年海外協力隊は2年間、ボランティアとして海外に派遣されます。

 

慣れない環境で様々な壁にぶつかりながら、自分自身と向き合い、「私は本当に国際協力をやりたいのか?」と考えさせられる機会がたくさんあるはずです。

 

僕自身、学生時代にボランティアとして長く活動してきた経験があったからこそ、今ではこの仕事に心からの情熱を注ぐことができています。

 

生半可な情熱や気持ちではなく、本気で国際協力をやりたいのか。その問いとしっかり向き合うためにも、青年海外協力隊の2年間という時間を活かしましょう。

 

 

 

最後にもう一度まとめると、

 

  • 青年海外協力隊は海外ボランティア制度ではあるが、無給のボランティアとは違い、渡航費や生活費、再就職準備金まで支払われる。そのため、ボランティア参加者に経済的負担はない。
  • 青年海外協力隊を経験すると、「国際協力師」になるための条件を満たしやすくなり、帰国後のキャリアアップがしやすい。海外ボランティアに真剣に取り組みたい人にとっては、とにかく美味しい制度であることは間違いない。
  • 海外ボランティアを仕事にする前に、自分がどれだけ本気で国際協力をやりたいのか考えよう。青年海外協力隊はボランティアとして2年間海外に派遣されるため、その時間を使ってたくさん考えることができる。

 

倍率こそ高いものの、国際ボランティアを真剣にやってみたい人には、青年海外協力隊は”活かせる”制度であることは間違いありません。頑張ってください。

 

国際協力や海外ボランティアに関するおすすめの本を32冊まとめました。こちらの記事もあわせてご覧ください⇩

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