原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

就活失敗でも大丈夫!その後の対応策7つを紹介【全落ちした人の体験談も】

「就活失敗でも、前向きに考えよう。」そんなこと言われたら、あなたは「は?」と思うかもしれない。

 

でも、僕は就活失敗を経験した後輩と話す中で、「就活は一回失敗するくらいがちょうどいいのでは?」と正直に感じてしまった。

 

先日出会った早稲田大学4年のAさんは、部活を4年続けたにもかかわらず就活に失敗。希望した企業から一つも内定をもらえなかった。

 

本来なら就活に強いはずの体育会系だったからこそ、ショックを受けたらしい。しかし同時に、就活に失敗したからこそ、自分の将来を真剣に考えるようになったと語っていた。

 

就活失敗でも前向きに考えよう。その意味をこれから説明する。記事後半では就活失敗後の7つの対応策も紹介しているので、就活に失敗し、これからどうするべきか悩んでいる人の参考になれば嬉しい。

 

 

就活失敗を経験すれば人生にもっと真剣になる

就活失敗

 

「就活失敗をきっかけに本当にやりたい仕事を考えた」

「就活失敗を経験したからこそ、自分が『本当にやりたい仕事』が何なのかを真剣に考えるようになった」

 

これは、最初に紹介したAさんが語った言葉だ。「志望企業すべてから内定をもらえなかった」という失敗を糧に、自分の人生を本気で見直したらしい。

 

就活生のあなたに聞きたい。就活を始めてからのたった一年弱で、自分が心からやりたいと思える仕事は見つけられただろうか?

 

ほとんどのサークルでは大学3年の12月頃が引退時期だ。その後から本格的に就職活動が始まり、情報収集を開始する。

 

でも、たった一年弱しかない就職活動で自分が本当にやりたい仕事を見つけられるのか、僕は疑問だ。

 

たまに「就活に失敗したから、滑り止めの会社に就職する」と話す学生がいるけど、正直驚きだ。就活って、そんな受験みたいなノリで行うものなのか?

 

仕事は、人生で最も大切なことの一つ。それなのに「滑り止め」と語る感覚がよくわからない。マジで分からない。

 

僕は就職活動を一度もすることなく、大学在学中に起業し、今ではフリーランスとして働いている。「国際協力」という、自分が心からやりたいことを仕事にできていると自負している。

 

自分がやりたいことを一生の仕事にする、そのための方法をもっと模索するべきだ。

 

就職先で数十年働く可能性も、ゼロではない

就職する時は、ほとんどの人が22歳前後だろう。最近は転職も盛んになっているし、ロボットやAIの進化に伴い多くの仕事が自動化され、リストラも横行している。

 

そのため、就活生によっては「2~3年で辞めるから、とりあえず」と考えて、就職を決める人もいるかもしれない。

 

でも、口では「とりあえず3年」といって就職していった人たちも、会社での責任や立場、忙しさに追われてしまい、そのまま5年、10年と働き続けている人も多い。少なくとも僕の周りではそういった友人の顔がチラホラ浮かぶ。

 

その就職先で何十年と働くことになる可能性も、決してゼロとは言い切れない。

 

大学生活はたったの4年間だが、就活期間はたった1年ちょっとだ。にもかかわらず、その短い時間の中で、数年・数十年と本気で取り組める仕事を見つけられるのだろうか?胸を張って「自分にピッタリの仕事を見つけられた」と言えるだろうか?

 

Aさんは就活に失敗し、自分が本当にやりたい仕事が何なのか、もう一度真剣に考えたと話していた。「嫌でも考えさせられた」と。それまでは大学の忙しさもあり、就活に満足いく時間を充てることができず、地位や給料ばかりに目がいっていたらしい。

 

表面上のステータスやデータに気を取られて就職していくよりは、就活に失敗したことで自分の内面やビジョンに照らし合わせながら就職先を考えた方が、長い目で見たらよほど良い人生に繋がると思う。


★関連記事★

大企業に就職すれば勝ち組とかアホくさ。就活生が今すぐ考えるべき3つの問い - 原貫太のブログ

 

それなりに成功した就活は、よくない

就活失敗

 

ある程度の学歴があれば就活は上手くいく。それなりに。

新卒一括採用制度の日本では、ある程度の学歴さえあれば就活はそれなりに上手くいってしまう。それなりの企業に就職が決まり、それなりの人生は約束される。

 

例えば僕が通っていた早稲田大学は、世間一般では「高学歴」とみなされているため、就活をすればそれなりには”いい企業”から内定をもらえる。

 

学歴という肩書きが強ければ、自分の頭で考えなくてもそれなりの就活成功体験ができてしまうのだ。

 

就活失敗を経験すれば「それなりの就活成功」を避けられる

勢いで就活を始めたとして、(本当の意味での)成功なのか失敗なのかも分からず、それなりの会社に就職し、それなりの人生が約束される。それが、今の日本の就活システムだと思う。

 

20代前半の貴重な時間を、そんな風に過ごしてしまっても後悔しないだろうか?

 

2~3年が経った後、大企業に就職が決まり、成功者と思われていた同期が「会社を辞めたい…」と口にする姿を見るかもしれない。でも、人生の早い段階で就活失敗を経験すれば、少なくとも「それなりに就活し、それなりに就職し、それなりに働く道」は避けられる。

 

これもまた、僕が就活は一回失敗するくらいがちょうどいいと感じた理由だ。

 

就活失敗で人生終了、なわけがない

就活失敗


ネットで「就活失敗」と検索すると、候補に「就活失敗 人生終了」が出てくる。これを見て、僕は笑ってしまった。就活失敗なんかで人生が終了するわけがないだろ。

 

就活に失敗した直後なら、今まで目標としていたものを見失い、途方に暮れてしまうかもしれない。「大学生で就活に失敗し、新卒カードが使えなくなれば、来年もう一度チャレンジしてもまた失敗するのではないか。」そんな不安にも襲われるかもしれない。

 

でも、新卒一括採用制度以外で就職する人はたくさんいるし、最近では転職市場も盛んになっている。僕のようなフリーランスとして働く人たちも確実に増えている。

 

就活失敗なんかで人生が終了するわけがない。いくらでも再チャレンジできるし、そのための選択肢も存在する。僕はそもそも就活せず、大学卒業と同時に独立した人間だが、それでも何とかやっていくことができている。

 

就活失敗なんかでへこむな

就活失敗

 

就活に失敗したと語るAさんは、周りが大企業にバンバン内定していたこともあり、正直あまり元気はなかった。

 

でも僕は、「就活失敗は、逆に人生を大きく変えるチャンスじゃん」と声をかけた。

 

次の就活が始まるまで時間がある。その時間を使い、徹底的に自己分析し、自分に合った仕事や業界を探せる。気分転換したいなら、ちょっとくらい海外を旅したっていいだろう。そこで人生を変える運命的な出会いがあるかもしれない。

 

「失敗」は、そこで諦めてしまったらただの「失敗」で終わってしまう。でも、長期的な視点で考えたら、「失敗」は「成功」を導くための一つの材料に過ぎない。

 

大変な時こそ、”大”きく”変”わるチャンスだ。一回くらい就活に失敗するくらいが、長い人生を考えた時にはちょうどいいのかもしれない。僕はそう思う。

 

就活失敗後にできる7つの対応策

「就活に失敗しても前向きに考えよう」とはいっても、現実問題としてその後の対応策を考える必要はある。全部で7つまとめた。

 

既卒でもう一度就活をする

就活失敗後、一つ目の対応策は既卒でもう一度就活することだ。一年間、思いっきり就活に専念することができる。

 

企業の人事からは「就活失敗」というレッテルを貼られてしまう可能性もあるが、最近では既卒やフリーター、第二新卒の就活を支援するサービスも充実しているので、悲観することもない。

 

留年(休学)し、来年就活する

就活失敗後、二つ目の対応策は留年、もしくは休学し、来年就活に再チャレンジすることだ。

 

大学に支払う費用が一年分、もしくは休学分増えてしまうので経済的な負担は増えるが、「就活失敗」というレッテルは貼られにくい。

 

進学する

就活失敗後、三つ目の対応策は就職せずに進学することだ。大学院だけではなく、専門学校も選択肢として存在する。

 

ただし、入学試験や面接もあるため、早い段階で準備を始める必要がある。納得した就活ができなかった人、もっと勉強したいという想いがある人は、早いうちから進学の選択肢も考えよう。

 

中には就活失敗後、海外の大学院に留学することを考える人がいるが、留学するにはTOEFLやIELTSなどでハイスコアが求められることが多い。留学を検討している人は、早め早めに準備を開始しよう。

 

企業やNPOでインターンする

就活失敗後、四つ目の対応策は企業やNPOでインターンすることだ。

 

学生団体やバイトとは違う、より高いレベルのスキルや知識を得られるし、そこでできたコネクションを活用し、インターン先でそのまま働き続ける可能性も期待できる。

 

企業のインターンなら最近は有給も増えてきているので、卒業後の生活費を賄うくらいは稼げるだろう。

 

ギャップイヤーを取る

 就活失敗後、五つ目の対応策はギャップイヤーを取ることだ。

 

ギャップ・イヤー(英: gap year)とは、高等学校卒業から大学への入学、あるいは大学卒業から大学院への進学までの期間のこと。英語圏の大学の中には入試から入学までの期間をあえて長く設定して(初夏卒業・秋入学)、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されている。

 

この時期にアルバイトなどをして今後の勉学のための資金を貯める人も多い一方で、外国に渡航してワーキング・ホリデーを過ごしたり、語学留学したり、あるいはボランティア活動に参加する人も多い。(wikipedia「ギャップイヤー」より引用)

 

基本的には「高校→大学」「大学→大学院」と進学間にある期間を指すが、「大学卒業→就職」までの期間を指すという意味で、ここでは広義のギャップイヤーとさせてもらった。

 

大学を卒業してすぐに就職するのではなく、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな企業に就職したいのか、じっくり考える時間を確保するのもいいだろう。

 

★関連記事★

就活が辛いなら就職以外の道に進んだって別にいいじゃないか - 原貫太のブログ

 

派遣やアルバイトで働く

就活失敗後、六つ目の対応策は派遣やアルバイトで働くことだ。

 

すぐにでも生活費を稼ぐ必要がある人は、派遣やアルバイトで働きながら、就活を続けたり、インターンを探したりしよう。

 

フリーランスになる

就活失敗後、七つ目の対応策はフリーランスになることだ。

 

大学卒業後すぐにフリーランスになるのは、たしかに容易なことではない。しかし、最近ではクラウドワークス といったサイトで様々な企業が外注をしているため、特技やスキルがある人なら、意外と受注するのも難しくはない。

 

大学生の頃からクラウドワークス に登録し、自分にでもできそうな案件を探してみよう。

 

これからは「就活に失敗したから、フリーランスとして働くことを決めた。」なんて人がドンドン増えてくる気がする。

 

★関連記事★

就職しない大学生が今からやるべき4つのこと【まずはバイト以外で100円稼ごう】 - 原貫太のブログ

 

さいごに

就活失敗を経験しても、凹んではならない。むしろ、ほとんどの人が就活失敗という経験をできないのだから、チャンスだと捉え直すくらいがちょうどいい。

 

死ぬこと以外はかすり傷。何度だって挑戦できる社会を一緒に作ろう。就活に失敗したからといって、どうか前を向いてほしい。過去はもう変えられないのだから、過去に対する意味づけを自分でポジティブなものに変えよう。

 

就活失敗でも前向きに考えよう。人生、まだまだこれからだ。

 

 

【追記】悩んでいる人は「就活のプロ」に相談しよう

就活の悩みを抱えている人は今からでも遅くない。「就活のプロ」に相談してみよう。最近は就活をサポートしてくれるエージェントも多い。

 

例えばキャリアチケット なら、就活生を何人も見てきたアドバイザーとの面談を通じ、就活に関する悩みを何でも相談することができる。事前の準備も必要ない。

 

また、採用企業を熟知したカウンセラーがマンツーマンで面接対策をしてくれるため、選考通過率は1.39倍と実績が評価されている。

 

もちろん就活の相談相手としては親や友人もいいだろう。でも、フラットかつ専門的な視点でアドバイスが欲しいなら、就活のプロに相談したほうがいい

 

一人で就活することに不安がある人、これからどうすればいいか分からない人は、この機会にキャリアチケット を使ってみよう。今後に向けたアドバイスをもらえるはずだ。

 

就活アドバイザーによるマンツーマンでのカウンセリングから面接対策、内定後フォローまで、サービスは全て無料で受けられる。

 

\【無料】就活のプロが相談に乗ってくれる/