「就活に失敗したらその後はどうするべきなのか…」こんな不安、就活生であれば一度は頭をよぎるでしょう。
就活したけど志望企業から内定をもらえなかった。内定はもらえたけど、行きたい企業への就職が決まらなかった。そもそも在学中に就活するやる気が起きなかった。
人によって「就活失敗」の程度は様々です。
僕自身は在学中に起業したため就活をした経験はありませんが、大学生の就活相談やキャリアコンサルタントはこれまで何度もやってきました。その経験を踏まえ、就活に失敗したらその後どうするべきか、留年から独立まで全部で7つの方法をまとめました。
★関連記事★
就活失敗で人生終わり…なワケないだろ
就活に失敗したら…という本題に入る前に、一つお伝えしたいことがあります。
Google検索に「就活失敗したら」と入力すると、関連キーワードで「人生終わり」と表示されるんですね。
「…んなワケあるか!!」と、一人ツッコミを入れました。
「大学在学中の就活に失敗したら”新卒カード”がなくなってしまう。人生終わりだ...」なんて悲観する大学生もいるようですが、そんなことありません。安心しましょう。
今の世の中、新卒一括採用制度以外で就職する人はたくさんいます。最近は転職市場も盛んになっています。僕のように起業したり、フリーランスになる学生も多いです。
新卒で就職した会社を一年で辞めて今は転職活動をしている…そんな人は僕の周りにもゴロゴロいますよ。
新卒扱いは大学卒業から数年間は有効になる場合もあります。実際、2010年には厚生労働省から「大学卒業後、3年以内は新卒として扱うこと」という通達も出されていますね。
2012年には、卒業後3年間は「新卒扱い」として、新卒枠で応募を受け付けていた企業は採用を予定している企業全体の58%ほどでしたが、2015年には66%まで増えています。実際に内定を出した企業も、2015年度には14.2%となっています。(「いつまでが新卒扱い? 既卒の学生が企業に就職するための方法」より引用)
「就活失敗したら人生終わり」なんて悲観している暇があるなら、冷静になってその後の対応策を考え始めましょう。
★関連記事★
就活失敗したらその後は?7つの対応策をまとめた
就活失敗したらどうするか、僕がこの記事で紹介する対応策は以下の7つになります。
- 既卒でもう一度就活する
- 留年(休学)し、来年就活する
- 進学する
- 企業で有給インターンする
- ギャップイヤーを取る
- 派遣やアルバイトで働く
- フリーランスになる
一つずつ説明します。
既卒でもう一度就活する
一つ目は「既卒でもう一度就活する」です。一年間思いっきり就活に専念できます。
企業の人事からは「就活失敗」というレッテルを貼られてしまうかもしれません。それでも最近は既卒や第二新卒の就活を支援するエージェントも多いので、そこまで心配する必要はありません。
留年(休学)し、来年就活する
二つ目は「留年もしくは休学し、来年就活に再チャレンジする」です。
大学に支払う費用が一年分、もしくは休学分だけ増えてしまうので、経済的な負担はあります。ただ「就活失敗」というレッテルは貼られにくいです。
その代わり、卒業が一年遅れた理由を面接で聞かれる可能性はゼロではないため、その辺りはうまく答えられるようにしましょう。
★関連記事★
進学する
三つ目は「就職せずに進学する」です。多くの場合は大学院だと思いますが、専門学校という選択肢もありです。
ただし、大学院の場合は入学試験や面接もあるため、早い段階で準備を始める必要があります。納得した就活ができなかった人、もっと勉強したいという想いがある人は、早いうちから進学の選択肢も考えましょう。
企業で有給インターンする
四つ目は「企業で有給のインターンをする」です。
アルバイトと違い、インターンなら高いレベルのスキルや知識を得られますし、そこでのコネクションを活用してインターン先で働き続ける可能性も期待できます。
企業のインターンなら最近は有給も多いため、卒業後の生活費を賄うくらいは稼げると思います。それに、たった数十分の面接で判断される就活よりも、数ヶ月インターンを続けた企業に就職する方が、より良い仕事に就けると思います。
ギャップイヤーを取る
五つ目は「ギャップイヤーを取る」です。
ギャップ・イヤー(英: gap year)とは、高等学校卒業から大学への入学、あるいは大学卒業から大学院への進学までの期間のこと。英語圏の大学の中には入試から入学までの期間をあえて長く設定して(初夏卒業・秋入学)、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されている。
この時期にアルバイトなどをして今後の勉学のための資金を貯める人も多い一方で、外国に渡航してワーキング・ホリデーを過ごしたり、語学留学したり、あるいはボランティア活動に参加する人も多い。(wikipedia「ギャップイヤー」より引用)
基本的には高校→大学、大学→大学院と進学間にある期間を指しますが、ここでは大学卒業→就職までの期間を指すという意味で「ギャップイヤー」としています。
大学卒業後すぐに就職するのではなく、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな企業に就職したいのか、じっくり考える時間を確保するのもいいでしょう。
★関連記事★
派遣やアルバイトで働く
六つ目は「派遣やアルバイトで働く」です。
すぐにでも生活費を稼ぐ必要がある人は、派遣やバイトで働きながら就活を続けたり、インターンを探したりしましょう。
フリーランスになる
七つ目は「フリーランスになる」です。
大学卒業後すぐにフリーランスになるのは、容易なことではありません。ですが、最近はクラウドワークス といったサイトで様々な企業が外注をしているため、特技やスキルがある人ならすぐに受注することも難しくありません。
学生の頃からクラウドワークスに登録し、自分にも申し込めそうな案件を探してみることをおすすめします。
まずは簡単な記事作成や事務作業で実績を積み、段々と単価の高い案件を受注できるようになればクラウドワークス だけでもかなりの収入を得られるようになると思いますよ。
★関連記事★
さいごに
就活に失敗した人ができるその後の選択肢を全部で7つまとめました。
就活に失敗したからといって、そこで人生が終わるなんてありえません。何か大きな問題に直面したとき、人は目の前の壁しか見えなくなります。でも、そんなときは一旦落ち着き、より大きな視点で物事を考えてみましょう。
就活が人生のすべてではありません。悔やんでいる暇があったら、紹介した対応策を実践していきましょう。人生まだまだこれから。応援しています。
【追記】悩んでいる人は「就活のプロ」に相談しよう
就活の悩みを抱えている人は今からでも遅くありません。「就活のプロ」に相談してみましょう。最近は就活をサポートしてくれるエージェントも多いです。
例えばキャリアチケット なら、就活生を何人も見てきたアドバイザーとの面談を通じ、就活に関する悩みを何でも相談することができます。事前の準備も必要ありません。
また、採用企業を熟知したカウンセラーがマンツーマンで面接対策をしてくれるため、選考通過率は1.39倍とその実績が評価されています。
もちろん就活の相談相手としては親や友人もいいでしょう。でも、フラットかつ専門的な視点でアドバイスが欲しいなら、就活のプロに相談したほうがいいです。
一人で就活することに不安がある人、これからどうすればいいか分からない人は、この機会にキャリアチケット を使ってみてください。今後に向けたアドバイスをもらえるはずです。
就活アドバイザーによるマンツーマンでのカウンセリングから面接対策、内定後フォローまで、サービスは全て無料で受けられます。詳細は以下のページをご覧ください。