原貫太のブログ

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ワールドビジョンの評判は?宗教団体?国際協力のプロが超丁寧に解説します

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。日本とアフリカを往復しながら国際協力を仕事にしています。

 

この記事では、月額4,500円の寄付制度「チャイルドスポンサーシップ」を運営するワールドビジョンがどんな団体か理解できるように、ワールドビジョンの評判や支援者の口コミ、寄付をする前に確認すべきポイントをまとめています。

 

最初に結論を言っておくと、ワールドビジョンは決して怪しい団体ではありません。国際協力NGOとしては世界で最も有名な団体の一つです。

 

また、「ワールドビジョンジャパン=宗教」と考えている人がいますが、ワールドビジョンジャパンは怪しい宗教団体ではありません。国税庁から認定NPO法人として認定された、寄付先として信頼のできる団体です。

 

チャイルドスポンサーになろうと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

 

こちらの記事もよく読まれています➡チャイルドスポンサーシップの実態を国際協力のプロが解説【うさんくさくないです】

 

ワールドビジョンに寄付する人の評判・口コミ

ワールドビジョン 評判

ワールドビジョンの口コミを寄稿してくれた石黒さん


まずはワールドビジョンの活動を支援している人からの評判・口コミを紹介します。

 

チャイルドスポンサーとしてワールドビジョンに寄付している人は、日本だけでも5万人以上いると言われています。

 

そのうちの一人、僕の知人でもある石黒芳樹さん(40代男性)に口コミを寄稿してもらいました。

 

私は、ケニアとラオスのチャイルドスポンサーをしています。毎月、銀行から一定額が引き落とされ、これが彼ら、そして彼らのコミュニティ開発のために使われています。

 

チャイルドスポンサーシップは、よく里親のような制度と間違われることがあります。しかし、明確に違うことが一点あります。

 

里親であれば、送金するお金はほぼ全額がその子どもに届きます。一方のチャイルドスポンサーシップでは、私たちが毎月送金するお金は支援するコミュニティに届き、子どもの手に直接渡ることはありません。

 

チャイルドスポンサーシップでは、通常15年程度の期間を定め、その地域に暮らす人々が基本的な生計を立てられるように支援をするのです。

 

その間、ワールド・ビジョンからは支援地域がどのように開発されているのか、収支報告とともに毎年レポートが送られてきます。

 

同時に、スポンサーになっているチャイルドからも手紙が届き、チャイルドの視点から今どのような環境で生活しているか報告してもらうことができます。

 

いわば、マクロ、ミクロ、両方の視点から支援の成果を実感することができるのです。

 

私はチャイルドスポンサーシップを10年続けています。それぞれの支援地域は違いますが、

 

「何もかもはできなくても、何かはきっとできる。」

 

この想いを共有できる仲間が、北海道から九州まで日本全国にたくさんいます。SNSでのつながりもありますが、私は実際に会ってもいます。

 

チャイルドスポンサーシップのコミュニティは、とても心地がいいですね。

 

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チャイルドスポンサーシップを10年続けた人に感想を聞いてみた - 原貫太のブログ

 

 

ネット上にあるワールドビジョンの評判・口コミ

ネット上で見られたワールドビジョンの評判・口コミも掲載しておきます。

 

 

これを見る限り、チャイルドスポンサーとしてワールドビジョンを支援する方たちは、途上国の子どもから送られてくる手紙が本当に嬉しいみたいですね。

 

 

ワールドビジョンに対するネガティブな評判・口コミは?

ここまではワールドビジョンのポジティブな評判・口コミを紹介しましたが、公平になるように、ネガティブな評判・口コミもいくつか紹介します。

 

最初は本気で参加することを考えながら読み始めたものの、読み終えて最初に出た感想は「高くね?」でした。

(無論、全額が支援に回るわけではないですが)こういった貧しい国の貧困層にとって、月々4500円という金額がどれほどのものか。「支援」というレベルを明らかに超えています。http://kakugecom.blog87.fc2.com/blog-entry-1225.htmlより引用)

 

ワールドビジョンに対する評判を調べてみると、「チャイルドスポンサーの月額4,500円は高すぎる」というコメントがいくつか見られます。

 

年間にすると54,000円なので、寄付としては決して安い金額ではありませんよね。なお月額4,500円という寄付金額が高いのかどうか、僕の見解は後ほど紹介します。 

 

 

「怪しい」という言葉が目立ちますね…。他にもGoogleで「チャイルドスポンサーシップ」と検索すると、候補に

 

  • 怪しい
  • うさんくさい
  • やめる

 

といったキーワードが並んでいます。これから寄付しようと考えている人にとっては、こういったネガティブな評判や口コミは不安要素になっているはずです。

  

ワールドビジョンは信頼できるのか?6つのポイントで解説

ワールドビジョン 評判

チャイルドスポンサーシップの公式ホームページより


結局のところ、ワールドビジョンは寄付先として信頼できる団体なのか?ここからは国際協力業界で働く立場から、ワールドビジョンの評判を6つのポイントで解説します。

 

①ワールドビジョンジャパンは国税庁から認定された認定NPO法人

チャイルドスポンサーシップを運営するワールドビジョンは、1950年にアメリカで設立され、現在は約100ヶ国で活動を展開する世界屈指の大型国際NGOです。キリスト教精神に基づき、

 

  1. 開発援助
  2. 緊急人道支援
  3. アドボカシー(市民社会への啓発や政策提言活動)

 

の3つを柱に活動を行っています。

 

日本でチャイルドスポンサーシップを運営するワールド・ビジョン・ジャパンは、その日本支部という位置付けになり、1987年に設立されました。

 

ワールドビジョンジャパンは1999年に特定非営利活動法人(NPO法人)として認証され、その3年後である2002年には国税庁から認定NPO法人と認定されています。

 

日本には国際協力NGOがたくさんありますが、その多くは1998年に特定非営利活動促進法(NPO法)が施行された後に設立された団体です。その10年以上前から活動しているワールドビジョンジャパンは、日本のNGOの中では歴史ある老舗団体と言えますね。

 

ワールド・ビジョン・ジャパンのようなNPO法人は日本に約5万団体ありますが、そのうち所轄庁から認定を受けた認定NPO法人はわずか全体の2%、1,095団体しかありません(平成30年11月時点)。

 

国際協力の活動をしている団体で「認定NPO法人」になれている団体の数は、さらに少なくなります。

 

認定NPO法人になるため、またその資格を継続するためには、主に経理などで毎年厳しい審査があります。

 

「チャイルドスポンサーシップは経理が怪しい…」という悪い評判も見られましたが、「怪しい部分がなく、活動の透明性が担保できているから、20年近く認定NPO法人として存続している」と言うことができます

 

 

②ワールドビジョンジャパンは「宗教団体」ではない

ネット上では「ワールドビジョンは宗教団体なのか?布教を目的に活動しているのか?」という口コミが見られます。

 

ワールドビジョンは、キリスト教の精神に基づき、世界各地での人道支援活動に取り組んでいます。創設者もキリスト教の宣教師であり、国際協力業界でも「キリスト教系のNGO」として分類されることがあります。

 

しかし、これを「宗教団体だ!だから怪しい!」と一蹴してしまうのは、間違いです。

 

この「宗教団体」という言葉は、日本では一人歩きしていますよね。過去に新興宗教が信徒からお金を巻き上げたり、犯罪を起こしたりしたことから、「宗教団体=怪しい」と考えてしまう人が多いのでしょう。

 

ただ、国際協力の世界ではキリスト教・イスラム教・仏教など、宗教団体が人道支援に取り組んでいる例はたくさんあります。

 

また、日本でNPO法人を設立するには「宗教活動や政治活動を主な目的としていないこと」が条件として課されます。

 

ワールドビジョンジャパンは、NPO法人よりもさらに厳しい条件が課される「認定NPO法人」です。その点からも宗教活動を目的としていないことが分かります。

 

仮に布教が目的の宗教団体であれば、日本でNPO法人の資格を取得することはできません。

 

僕の知人にはワールドビジョンで働いていた人もいますが、もちろん無宗教の人もいますし、チャイルドスポンサーになっている人のほとんども無宗教だと思います。そもそも日本は世俗的な国ですからね。

 

「ワールドビジョンはキリスト教系の団体ではあるが、伝道が目的の宗教団体ではなく、純粋に国際援助をすることが目的の団体」と認識してもらえればOKです。

 

 

③ワールドビジョンは支援金の8割以上を現地事業に使っている

ワールドビジョン 評判

ワールドビジョンがウガンダ北部で行っていた食糧支援の様子(筆者撮影)

 

「チャイルドスポンサーシップで寄付したお金は、ちゃんと現地の活動に使われているのか?」そんな疑問を持つ方もいるかもしれませんが、ワールドビジョンはチャイルドスポンサーシップで受け取った支援金のうち、実に82.4%を現地事業に充てています。

 

この82.4%という妥当なのか、国際協力の知識がない方にはなかなか分からないと思いますが、NGO業界には「7割の原則」という言葉があります

 

これはアフリカで20年以上働く方から話を聞いたのですが、「NGOは寄付で集めたお金のうち、最低でも7割を現地での支援活動に充てるべき」という考えを指します。実際に僕の周りのNGO関係者でも、同じような発言をしている人は他にもいますね。

 

ですので、8割以上の寄付金を現地事業に回しているワールドビジョンの「チャイルドスポンサーシップ」は評価されるべきです。

 

残りの2割弱の支援金は広報や啓発活動など、国内での活動に充てられています。支援金は具体的にどう使われているのか、その実態を知りたい方はワールド・ビジョン・ジャパンが出している決算報告書をチェックしてみましょう。

 

認定NPO法人はこういった報告書を毎年公開しています。それが出来ていない団体は、NPO法人として活動する資格を剥奪されてしまいますからね。

 

 

④ワールドビジョンは世界的にも超有名な国際援助団体

「国際協力を仕事にしている人で、ワールドビジョンを知らない人はいない」と言っても過言ではありません。ワールドビジョンは世界有数の活動規模を誇るNGOであり、国際的にも非常に有名です。

 

世界のセレブリティとも繋がっており、例えば『グレイテスト・ショーマン』『レミゼラブル』に出演したハリウッドスターのヒュー・ジャックマンがアンバサダー(親善大使)として活躍しています

 

 

日本人の芸能人・著名人でも、

 

  • ジュディ・オングさん(女優・歌手)
  • 酒井美紀さん(女優)
  • 東尾理子さん(プロゴルファー)
  • 前澤友作さん(株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長)
  • シド・マオさん(歌手)
  • カカウさん(サッカー選手)
  • 松本莉緒さん(女優)

 

など、ワールドビジョンの活動に協力している人がたくさんいます。

 

 

ワールドビジョンの活動を支援している芸能人・著名人は、以下の記事で詳しく紹介しました。気になる方はこちらもチェックしてみてください。

チャイルドスポンサーになった芸能人8名を紹介【あの超大物ハリウッド俳優も】 - 原貫太のブログ

 

⑤ワールドビジョンジャパンのチャイルドスポンサーは日本に5万人以上

ワールドビジョン 評判

チャイルドスポンサーシップの公式ホームページより


ワールドビジョンジャパンの公式ホームページによると、日本では50,000人以上が「チャイルドスポンサー」になっており、連携企業・団体数は2,400団体を超えています

 

ちなみにワールドビジョンの本部が設置されているアメリカでは、604,000人がチャイルドスポンサーになっています。寄付文化のあるアメリカ、さすがですね。

 

僕の周りでもチャイルドスポンサーに登録している人はおり、中には10年以上続けている人もいます。

 

私はチャイルドスポンサーシップを10年続けています。それぞれの支援地域は違いますが、

 

「何もかもはできなくても、何かはきっとできる。」

 

この想いを共有できる仲間が、北海道から九州まで日本全国にたくさんいます。SNSでのつながりもありますが、私は実際に会ってもいます。(石黒芳樹さん)

 

★関連記事★

チャイルドスポンサーシップを10年続けた人に感想を聞いてみた【リアルな口コミ】 - 原貫太のブログ

 

 

⑥ワールドビジョンは継続的な活動報告を行っている

ワールドビジョン 評判

ワールド・ビジョン・ジャパンのTwitterより

 

ワールドビジョンの「チャイルドスポンサー」になると、年に一度チャイルドの写真付き成長報告書や、その地域での活動報告書が送られてきます。

 

また、チャイルド・スポンサーシップでは支援地訪問ツアーが定期的に組まれており、希望者は自分が支援する子どもと交流することもできます。

 

自分の寄付したお金が有効に使われているか、それを確かめる一番の方法は自分の足で現地を訪問することです。せっかく継続的に寄付をするのであれば、人生で一回くらいは支援地訪問ツアーに参加してみるといいでしょう。

 

また、ワールドビジョンジャパンはTwitterやFacebookでも定期的に活動報告をアップしており、SNSをフォローすることでも活動に関心を持ち続けることができます。

 

 

国際協力系のNGOで、ワールドビジョンのようにSNSを継続的に更新し続けている団体は、それほど多くありません。支援者としては、ソーシャルメディアを使って現地での活動の様子や支援先の子供たちの生活が分かるのは、有難いですよね。

 

国際協力に関わることで一番大事なのは、関心を持つことではなく関心を持ち続けることです。国際協力業界の中で働く人間から見ても、情報発信に力を入れている人間としても、ワールドビジョンはそのための仕組み作りがとても上手です。

 

ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップに申し込む前に確認するべき3つのこと

ワールドビジョン 評判

チャイルドスポンサーシップの公式ホームページより

 

ワールドビジョンの運営する「チャイルドスポンサーシップ」に申し込む前に、以下3つの点を確認しておきましょう。

 

①ワールドビジョンに寄付したお金が子どもに直接届くわけではない

ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップは、よく「里親」のような制度と間違われることがありますが、明確に違うことが一点あります。

 

それは、支援したお金が直接子どもの手に渡るわけではなく、その子どもが生活するコミュニティの発展に使われるという点です。ここは誤解しないよう、注意してください。

 

支援金のお金は子どもの教育だけでなく、村の保健衛生や農業、医療など、包括的な開発を行うためにお金が使われます。寄付者には子どもがマッチングされますが、その子どもがいわばコミュニティーの代表的な存在として、寄付者に感謝のメッセージを書いてくれます。

 

中には「子どもに直接お金を渡したい」と考える人もいるかもしれませんが、長期的な視点で現地の開発を考えると、より包括的なアプローチをできるこちらの方が援助の手法としてベターと言われています。

 

②月額4,500円は妥当だが、比較的高額な寄付制度

ワールドビジョンに対する悪い評判にも、「チャイルドスポンサーシップの月額4500円は高すぎる」という口コミが見られましたよね。

 

チャイルドスポンサーシップは一口あたり月額4,500円です。一人のチャイルドスポンサーになるには4,500円、二人なら9,000円が必要です。

 

人によってはこの4,500円という金額を高く感じるかもしれませんが、その感覚はあながち間違っていません。

 

国際協力NGOのマンスリーサポーターは、基本的にはどこも一口1,000円から受け付けています。僕が過去に起業したNGOは、学生にも申し込んでもらえるように一口500円に設定していました。

 

ですので、一口4,500円のマンスリーサポーターは、国際協力NGOの中では高い金額に分類されます。

 

ただ、チャイルドスポンサーシップでは、途上国の子どもから送られてくる手紙を翻訳したり、写真付きの成長報告書を支援者に送ったりと、運営にはある程度のコストもかかるはずです。

 

一口1000円で募集すれば赤字になってしまうか、職員の人たちに重労働がのしかかってしまいます

 

そのため、クオリティの高い寄付制度を維持し続けるためには、一口4500円という金額は妥当だと僕自身は感じます。月額で考えると少し高く感じるかもしれませんが、一日あたりで計算すればたった150円ですからね。

 

チャイルドスポンサーシップの実態はこちらの記事で詳しく解説しています。

チャイルドスポンサーシップの実態を国際協力のプロが解説【うさんくさくないです】 - 原貫太のブログ

 

③ワールドビジョンへの寄付は税金控除の対象になる

ワールドビジョン 評判

チャイルドスポンサーシップの公式ホームページより

 

ワールドビジョンジャパンは所轄庁から認証を受けた認定NPO法人です。そのため、寄付金額は確定申告の際、税金控除の対象になります。

 

月々4,500円を一年間支援し続けた場合、一カ月当たりの月額控除は1733円になるため、実質負担額は2,767円になります。


僕は個人事業主として働いており、いくつか認定NPO法人に寄付をしているのですが、毎年の確定申告までに「寄付証明書」を受け取っておくことで、この税額控除を受けることができます。

 

通常の「NPO法人」ではこの税額控除は受けられず、ワールドビジョンジャパンのような「認定NPO法人」として選ばれた団体のみ、税額控除を受けることが可能です。

 

特に個人事業主として働く人や、副業の確定申告をする必要がある人は、チャイルドスポンサーシップに寄付をすれば確定申告時に税額控除が受けられるので、活用してみてください。

 

 

ワールドビジョンの評判まとめ ワールドビジョンは寄付先として信頼できる団体です

ワールドビジョン 評判

 

国際協力業界で働く立場も活かしながら、ワールドビジョンの評判や口コミを詳しくまとめました。

 

途上国で起きている問題に対して、関心を持つことは誰にだってできます。でも、大切なことは関心を持ち”続ける”こと。その点からも、ワールドビジョンが行っている寄付や活動報告の仕組みは素晴らしいですね。

 

ただお金を寄付したり、物資を送ったりするだけでは、困っている子どもを助けたいという気持ちも長続きしません。相手の「顔」が見えるからこそ、支援の成果を実感することができるはずです。

 

ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップは、途上国に暮らす子どもと直接的につながることができる支援プログラムです。

 

世界の貧しい子どもたちに対して、自分にできることは何だろう。そんな想いを持っている人は、ぜひチャイルドスポンサーシップに申し込んでみてくださいね。

 

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