原貫太オフィシャルブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。

普通の大学生が国際協力を志してアフリカに行ってみた結果・・・

フリーランス国際協力師の原貫太です。今回は僕と一緒に活動する大学生、西尾育海(にしおなるみ)くんの寄稿記事になります。

 

西尾君には3月に初めてウガンダで会い、その後日本に帰ってからも一緒に活動しています。9月にはまたウガンダで一緒に働く予定です。

 

何となくでも「アフリカに関わりたい」と思っている大学生にはぜひ読んでほしい記事。彼がどのようにして国際協力に関心を持ち、アフリカに足を運び、そこで何を学んだのか。

 

お楽しみください。

 

 

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はじめまして!神戸市外国語大学2年生の西尾育海(@Naru_763_0722)と申します。

 

僕は大学生になってから国際協力に関心を持ち、1年生の春休みには実際にアフリカを訪れました。今回はその経験を読者のみなさんと共有します。

 

「国際協力に関心はあるけど、どのように関わっていけばいいか分からない」と悩んでいる大学生の方も多いと思います。僕自身もそうでした。

 

この記事を読み、僕の経験を一つの参考にしてもらえればば嬉しいです。そして願わくば、この記事を読んだ人の背中を押すことができればと思います。

 

 

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僕が国際協力を志したきっかけ

僕が国際協力に関心を持ったのは大学生になってから。それ以前は「国際協力」という言葉すら知らない、ごく普通の大学生でした。

 

そんな僕が国際協力を知るきっかけとなったのは、大学のボランティア団体に入ったことでした。その団体の支援先がアフリカだったことが、アフリカに関心を持ったきっかけでもあります。

 

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アフリカへ行くことになった理由

大学1年生の秋までは所属する団体のメンバーとして、イベントに出店し団体の活動やアフリカの国々への支援の意義等を説明していました。

 

でも、その活動に携わる中で、自分がアフリカへ行ったことがないにもかかわらず、まるで自分が現地の実状を見てきたかのように人に話すことに違和感を覚えたのです。

 

それからというものの、どうしてもアフリカの現状を自分の目で見てみたいという思いに駆られるようになりました。そして、大学生最初の春休みを利用し、アフリカへ渡航することを決めたのです。

 

アフリカへ行く手段はいくつもありますが、僕は地元の神戸市が実施した起業体験プログラム「KOBE STARTUP AFRICA」に参加し、ルワンダへ。その後個人的に隣国のウガンダへ行くことになります。

 

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大学生の僕がアフリカでやってきたこと

僕がアフリカで携わった活動は大きく4つあります。

 

  1. 起業体験プログラムでの実践的なビジネスの勉強
  2. 現地のNGOの活動に参画
  3. 難民居住区を訪問
  4. 日本人や日本のNGOの現地での活動を見学

 

まずは一つ目。先述した通り、僕は「KOBE STARTUP AFRICA」という起業体験プログラムを通してルワンダへ行きました。

 

僕がこのプログラムを選んだのは、一方的な支援としての国際協力ではなく、ビジネスの視点から現地へのアプローチを模索したいと思ったからです。

 

このプログラムはルワンダの抱える課題に基づいたビジネスを考え、検証、推敲して一つのビジネスを作り上げていくというものです。僕はルワンダのフードロスに焦点を当て、主にフルーツの取り扱いに関するビジネスを考案しようと取り組みました。

大学生 アフリカ

 

 

二つ目、ウガンダで現地人の知り合いが運営するNGOの活動に参画しました。

 

この団体の主な活動は、「小学校で寸劇やダンスを通じ、聖書について学ぶ」というものです。カンパラ市内の小学校を4校周りました。

大学生 アフリカ

 

 

三つ目、ウガンダ中部に位置するキリアンドンゴ難民居住区を訪問しました。

 

僕が難民居住区を訪問した理由は主に2つあります。

 

1つ目は、国際協力の現場である難民居住区を訪問することで、現状を自分の目で見たかったから。2つ目は、その現場で国際協力を行っている国際機関やNGOの活動や職員の方々の状況を見たかったから。

 

ウガンダは世界で最も難民を受け入れている国です。国際協力の分野のひとつとして難民問題に関心があったため、難民に寛容な国として世界的に評価されているウガンダでこの問題に関わりたいと感じていました。

 

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キリアンドンゴ難民居住区は1990年にウガンダ政府により開設され、神の抵抗軍により故郷を追われた国内避難民と南スーダンからの難民が主な居住者です。

 

今では難民の出入りが比較的落ち着いていて、既にひとつの村のようになっていました。ここで子供たちに教育を提供している「YWCA」の活動に飛び入り参加させてもらい、職員の方々、そして子供たちと交流しました。

大学生 アフリカ

YWCAが運営する学校に通っている子供たちと

 

大学生 アフリカ

左腕を骨折したものの治療を受けられていない子供

 

ここで暮らす子供たちはみんな明るく、元気いっぱいです。しかし、中には手を骨折したにも関わらず、お金がないため病院に行くことができず、治療を受けられない子もいました。

 

 

最後に四つ目、現地で活動されている日本人、そして日本のNGOを視察させてもらいました。

 

実はこれをしたいと思いついたのは渡航する数日前でした。そのため、どの方にもアポイントメントを取れておらず、ほとんど諦めていたのです。

 

しかし、実際にアフリカに行ってみると、これまで書いてきたように現地で色々な活動を見ることができ、どうしても日本人、日本のNGOがどのように国際協力に携わっているか、気になって仕方ありませんでした。

 

そこで今まで面識は全くなかったものの、原さんにTwitterで連絡を取り、現地でお会いしていただくことになったのです。

 

また、原さんにお会いした次の日には、認定NPO法人テラ・ルネッサンスの理事長である小川真吾さんを紹介していただき、ありがたいことに原さんと小川さんのフィールドワークに同行する形でウガンダ北部のグルへ行くことになりました

 

フィールドワークでは、テラ・ルネッサンスの運営する元子ども兵社会復帰支援施設を訪れたり、フリーランスとして活動する原さんの仕事を真横でお手伝いすることができました。

大学生 アフリカ

テラ・ルネッサンスの施設周辺に暮らす子どもたちの伝統ダンス

大学生 アフリカ

原さんと

 

さいごに

読者のみなさんも、一度は本やテレビで「現地へ行き、頭を殴られるような衝撃を受けた」というセリフを見たことがあるかもしれません。

 

僕は今回のアフリカ渡航を通して、人生を変えられるような衝撃的な経験をできるんじゃないかと期待をしていました。またm国際協力に関わる上で具体的に何をしたらいいのか、自分の進むべき道を見つけられるはずだとも考えていました。

 

しかし、今回の旅で一番に痛感したのは、「なんとなくでは何も得られない」ということです。

 

ありがたいことに、アフリカでは素晴らしい出会いや学びの機会に恵まれました。にもかかわらず、最初に期待していた人生を変えられるような衝撃も、自分の進むべき道も見つけられませんでした。

 

アフリカに行きさえすれば何かを自動的に学べるだろうと考え、自分がどこか受け身の姿勢になっていたことが一番の原因だと思います。

 

国際協力に関わる上で、現地に足を運ぶことはとても重要なことです。本当の課題やニーズを知るためには現地に行くことが不可欠になります。

 

でも、今回の僕のように、具体的な目的意識がないまま現地に行っても、課題やニーズはおろか、何も得られずに終わってしまうかもしれません。

 

ですので、国際協力を志す大学生の方々には、綿密な下調べをした上で、自分なりの仮説を持って途上国に行ってほしいと思います。

 

みなさんと国際協力の場でお会いできるのを楽しみにしています!

 

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