原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

マウンティングおじさんの対処は「テキトーに聞き流す」で大丈夫【理由を説明します】

フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。

 

突然ですが、あなたは年上のおじさん(もしくはおばさん)からマウンティングされた経験はありますか?

 

僕は今「フリーランス国際協力師」という肩書きを名乗り、どこの会社にも属することなく、日本とアフリカを往復しながら仕事をしています。

 

サラリーマンはおろか、就職活動すら一度も経験したことがありません。大学在学中にNPO法人を起業し、その後フリーランスに転向しています。

 

こういった”新しい”生き方をしていると、どうやら日本社会のメインストリームからは外れた人間と見なされるようで、

 

(そんな生活では一人前の社会人とは呼べない…)

(まずは会社で3年働き、社会人としての常識を身に付けたほうがいい…)

 

といったメッセージがおじさん世代から届くことがあります。こういった人たちを「マウンティングおじさん」と呼ぶそうです。

 

正直、ウザいと感じたこともあります。僕も若かったですね。プライドが高かった。

 

でも、自分なりにマウンティングおじさんの心理的背景を分析してみたところ、最近は気を病むこともなくなりました。むしろマウンティングおじさんがいることをポジティブに捉えています。

 

 

さりげなく優位性をアピールしてくるマウンティングおじさんは

マウンティングおじさん


基本的に、マウンティングとは「会話の中で何気なく、うっすら優位性をアピールすること」を意味するらしいです。ここではざっくりと「自分の正しさや優位性を暗にアピールすること」をマウンティングとしています。

 

最初にも書いた通り、僕は就活もサラリーマンも経験せずに独立した人間です。そのためかは分かりませんが、「俺は会社で30年以上働いてきたけどな、その経験からすると…」と言ってくるおじさんがたまに現れるんですよね。

 

正直、年数を武器にマウンティングされると、若者は何も言い返せなくなります。事実、生きている年数には大きな差があり、経験量も絶対的に違いますから。

 

もちろん「年上の私から教えられることは教え、若い人から学べることは学ぶ。」といった姿勢で接してくれる人もいます。

 

でも、中には年数や経験料を武器に、「自分のやってきたことが正しい。お前は間違っている」と暗にアピールしてくるマウンティングおじさんもいます。

 

マウンティングおじさんは新しいことに挑戦する若者の前に現れる?

マウンティングおじさん

 

どうやらマウンティングおじさんは、新しいことに挑戦している若者の前によく現れるようです。

 

学生起業家に対して、「学生起業なんてすごいね。でも、サラリーマン経験がなくて大丈夫?俺は会社員を20年やって、ようやく社会の仕組みが分かったよ。」と言ってくるおじさんがいたり。

 

大学新卒でフリーランスになった人に対して、「若い人はいいね。俺は養う家族がいるからそんな働き方は無理だなぁ。」と言ってくるおじさんがいたり。

 

こういった言葉を投げかけてくるのは、典型的なマウンティングの例です。本人が意図している・していないに関わらず、その目的は自分が相手より優れていることを(暗に)アピールすることにあります

 

マウンティングおじさんの対処は「テキトーに聞き流す」でOK

マウンティングおじさん


もちろん、豊富な経験から冷静なアドバイスをしてくれるおじさんもいますが、年齢を武器に自身の優位性をアピールしてくるマウンティングおじさんは、正直ムッとしますよね。

 

でも、マウンティングの隠れた動機が「恐れ」や「自己肯定」にあると分かれば、マウンティングされたとしても冷静に捉えられるようになります。

 

このブログでも散々書いてきましたが、人生は他人との競争ではありません。周りから刺激を受け、それをモチベーションに頑張るのはいいものの、いちいち相手に勝った負けたで一喜一憂するのは、人生の大切な時間を無駄にする行為です。

 

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だから、若い人が新しいことに挑戦する姿を見たら「自分も頑張ろう」「学べる所は学ぼう」「足りない部分は自分の経験から教えられるかも」くらいに思えば、本来は済んでしまう話です。

 

にもかかわらず、自分が相手よりも優位であることをアピールしたがるのは、「この若者に自分が抜かされてしまうかもしれない」という恐れや、若い人の活躍を認めたがらない安っぽいプライドがその背後にあるからです。

 

きっと、マウンティングしているおじさん本人は気づいていないか、恐れていることを認めたがらないでしょう。

 

それに、マウンティングから得られる優越感は「偽りの優越感」にすぎません。結局のところ、その目的は「(相手と比べて)上手くいっていない、もしくは満足できていない自分の人生を自己肯定すること」にあります

 

そう考えてみると、表面的にはウザいと感じるマウンティングおじさんのことも、冷静に捉えられるようになります。その場だけ相手を認めてあげる、とりあえず話だけ聞いあとはテキトーに聞き流すなど、こっちが大人になって対応しましょう。

 

マウンティングおじさんは少なくとも自分に注目してくれている

マウンティングおじさん

 

マウンティングされるということは、少なくともその相手は自分の存在に注目してくれている証拠です。

 

もっと言えば、自分の優位性をアピールしたくなってしまうくらいに(若者である)あなたの成長速度が速く、恐れられているとも捉えられます。

 

よく言われることですが、アンチが出てきたらそれは自分の影響力が確実に上がっている一つの証拠です。マウンティングおじさんというアンチが現れたら、自分の活動が革新的で、一目置かれるようになったんだと発想を転換しましょう。

 

そうすれば、いちいち感情的になることなく、淡々とマウンティングおじさんに対処することができます。

 

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さいごに

僕はまだ24歳なので、どちらかと言えばおじさんにマウンティングされる立場の身です。だから、この記事は若者目線で書きました。

 

でも、SNSなんかを見れば、最近は僕よりずっと若い人でも活躍している人はたくさんいます。そういった”若者”を見た時、もし僕がマウンティングをしてしまっていたら、それは僕が自分自身の人生に満足できていない証拠です。一度、自分の足元を見る必要がありますね。

 

マウンティングおじさんに苛立っている人も、自分がマウンティングしちゃっていると感じる人も、参考にしてもらえれば幸いです。

 

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