原貫太のブログ

フリーランス国際協力師/原貫太のブログです。国際協力やアフリカ、原貫太の活動について発信します。

炎上を恐れるな。クソリプは無視。ありのままネットで発信すればいい理由

ツイッターのフォロワーが10,000人を超えたあたりから、反対意見やクソリプが定期的に飛んでくるようになった原貫太(@kantahara)です。

 

感覚値として、ツイッターは100リツイートを超えたくらいから強めの反対意見が飛んできますね。相手にする気にもなれないクソリプもたまに飛んできます。

 

「ネットでもっと発信したいし、その意義も頭では理解しているけれど、反対意見や炎上が怖くて…」と悩めるそこのあなた。クソリプだって怖くありません。

 

今回は、毒の効いたブログ記事で有名なイケダハヤトさんの名著『武器としての書く技術』を引用しながら、反対意見や炎上を恐れず、あなたが”ありのまま”ネットで発信し続けるべき3つの理由をお伝えします。

 

炎上を恐れるな。ありのままの情報発信を続けよう。

あなたが言いにくいことは、誰かが言ってほしいこと

ただ本心を書けばいいのです。本音や本心には、多かれ少なかれ「毒」が含まれています。その毒をあなたの文章に混ぜてあげればいいのです。(中略)「これは本心なんだけど、ちょっと言いにくいな……」と思えるようなことは、実は多くの人が「誰かに言ってほしい」と願っていることでもあります。『武器としての書く技術』より引用)

 

先日書いた記事「日本ってなぜこんなにもくだらないテレビ番組が多いの?」には、大きな反響がありました。Facebookのシェア・いいね数だけでも620。月間1500万人以上が利用しているハフポスト日本版にも転載したので、かなりの人に読まれたはずです。

 

「日本のテレビ番組ってくだらない」なんて強気な言葉を使ったら、例えばテレビ好きの人やテレビ局に勤めている人からしたら、ムッとされる可能性もあります。だから、反対意見が飛んでくるのが怖くて、なかなか表立った発信ができない。

 

でも、この記事がこれだけたくさんの人に拡散されたということは、「日本のテレビ番組はくだらない」と感じている人が、何らかの問題意識を持っている人が、それだけいるということです。

 

みんな、本心では「くだらない」と思っているけど、反対意見や炎上が怖くて発信できない、もしくは、自分の本心を上手く言語化することができていないだけなのです。

 

イケダハヤトさんは『武器としての書く技術』の中で、こう書いています。

 

あなたが「言いにくい」と感じることは「毒」の部分です。そして、その毒はしばしば多くの人が代弁してほしいことでもあります。(中略)

「言いにくいこと」を発言する以上、攻撃を受けることは確実です。しかし、その発言は、現状を変えるための議論を巻き起こすきっかけになり、多くの人から感謝され、読者の心を癒やす可能性も秘めています。

『武器としての書く技術』より引用)

 

たしかに「言いにくい」ことを言ってしまえば、敵の数は増えるでしょう。でも、敵の数が増えることを恐れて、共感してくれる仲間を増やすことができなければ、いつまで経っても現状を変えることはできません。

 

「言いたいけど言えない」というその誰かに代わって、あなたが社会の現状を変えるために発信しましょう。そして、「ヒーロー」になりましょう。

 

あなたが「炎上」したところで、大したことはない

しょっちゅう「炎上」している人間からすると、みんなビビりすぎです。ちょっとくらい本心を吐露して、それが批判されたところで、大したことはありません。(中略)

本音を語って炎上することなんて、大海に石を投げ込むようなものです。こんな小さな波紋、何を気にする必要があるのでしょうか。ガンガン発信していきましょう。『武器としての書く技術』より引用)

 

イケダハヤトさんは「炎上マーケティング」は否定しています。つまり、狙って炎上する記事を書いているわけではない、ということです。

 

自分が本心で思っていることを書いた結果として、「炎上」、というか「反感」が集まっているわけですね。

 

でも、少なくとも今この記事を読んでいるあなたが炎上を気にする必要は、おそらくないでしょう。だって、少なくともこれまで反対意見や炎上を恐れて発信してこなかった人には、大した発信力はないはずなので。

 

僕も政治関連の呟きをした時には、たまに炎上(とは思っていませんが)し、たくさんの人に拡散され、攻撃的なリプライが飛んできます。「この人不勉強すぎるだろ…」と、呆れ返るようなクソリプが飛んでくることも…。

 

このツイートのインプレッションは”113,804”でしたが(つまり113,804回見られている)、それでもこのツイートをきっかけに、ネットの世界で原貫太をストーキングし続けることにした…という人は、まぁいないでしょう。

 

それに、僕は実名&顔出しでツイッターを運用していますが、それでも街を歩いていて話しかけてくる人なんて、一人もいません。

 

以前、ネット作家のはあちゅうさんがこんなことを言っていました。

 

炎上するとまるで罪を犯したかのように言われますけど、実際は、“時代のツボ”を突いたからこその炎上だなあと思います。キングコングの西野さんの炎上なんか見ているとまさに「時代のツボ」という感じがします。「はあちゅう 炎上は時代のツボを突いているから燃える」より引用)

 

いわゆるバカッターがアップするような「犯罪投稿」は違いますが、社会に対しておかしいと本音で思っていることがあって、それを発信したことによる炎上は、「時代のツボ」を突いているからこそ起きるもの。この「炎上」を否定的に捉える必要なんて全くないし、仮にあなたが「炎上」を起こしたって、ほとんどの人は3日後には忘れていますよ。

 

クソリプは無視でOK。あなたが相手するほど価値はない

匿名での登録が簡単にできてしまうツイッターならではの特徴であり、そして問題点でもありますが、ツイッターでは顔の見えないアンチからの攻撃が飛んできます。

 

が、基本的に「クソリプ」は、相手にするほど価値がありません。なぜなら、クソリプを飛ばしてくるアカウントの95%は、顔写真も本名も出していない”臆病者”だからです。

 

彼らは、「殻」がないと何も言えないのです。僕は顔も名前も両方を出した上に、どんな仕事をしているかもすべて曝け出しています。ツイッターに対する覚悟が違うんですよね。だから、僕自身はクソリプが来るたびに「あなたとは違うんです」と思って、サラッとスルーします。

 

アンチが僕の数百倍はいるであろうイケダハヤトさんも、こんな風に書いています。

 

まずシンプルにいえることは、誹謗中傷は気にする必要はありません。何を言われようが、基本的にスルーしましょう。書き続けることが最優先、無駄に心をすり減らすことはありません。(中略)

くだらない誹謗中傷が発生するということは、あなたは何かを変えているということです。人の心をざわつかせるということは、あなたの存在、あなたの表現が、鑑賞者の世界に影響を与えることに成功している、ということです。『武器としての書く技術』より引用)

 

クソリプが飛んで来たら、

 

「こんな人たちは相手にするほど価値がない」

「暴言吐いているってことは自分の発信で心を動かされちゃったんだな…可愛い奴らだぜ

 

くらいに、ドーンと構えておきましょう。気にすることなく、無視でOKです。

 

 

さいごに 反感より共感を意識しよう

SNSやブログをはじめとしたソーシャルメディアでは、情報の発信者と受信者が簡単に交流できます。だから、長く続けていればその分、どこかのタイミングであなたの発信した内容に反発する人が現れるでしょう

 

でも、逆に言えば、あなたが発信した内容に共感する人が存在するのもまた事実です。いや、むしろ共感してくれる人の方が多いでしょう(あなたがとんでもないことを考えていない限り)

 

反感ばかりに目がいってしまうのは、あなたがそれを気にし過ぎているからなのです。

 

僕自身、発信力が高くなってからはSNS(特に匿名性が高いツイッター)やブログを通じて、反対意見や攻撃的な意見に幾度となく晒されてきましたが、それ以上に共感してくれる人の存在が多いから、発信する楽しさを実感できています。

 

  1. あなたが言いにくいことは、誰かが言ってほしいこと
  2. あなたが炎上したところで大したことはない
  3. あなたが相手するほど「クソリプ」に価値はない

 

反対意見や炎上を恐れずに、ネットで発信し続けましょう。

 

 

『武器としての書く技術』はめちゃくちゃ面白いので強く薦めます。