原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

ブロガー×活動家が強い5つの理由 ”物書き”だけでは終わりたくない

学生時代から、アフリカの難民支援をはじめとした「活動家」、ブログで積極的に発信する「ブロガー」という二足の草鞋を履いてきて、思うことがあります。

 

 

ブロガー×活動家は強い。僕は”物書き”だけでは終わりたくない。

 

 

つまりは、ブロガーだけとして働く人よりも、活動家としての顔を持ちながらブログでも情報発信している人の方が、色々とメリットが多いということです。

 

理由は5つです。

 

 

ブログの説得力が違う

端的に、これが一番です。活動家としてのバックグラウンドがあると、ブログで書いてある内容の説得力が違います。

 

ブログだけ(もしくはライターだけ)で仕事する人の中にも、”アフリカ”について記事を書く人はたくさんいます。今の時代、机に座っていながらでも、インターネットを使えばいくらでもアフリカの情報を調べられますからね。

 

アフリカに行かなくたって、アフリカに関するブログは書けるのです。

 

 

でも、情報が溢れかえっている今の時代だからこそ、実際にアフリカに行ったことがある人、アフリカで活動する人が書いたブログの方が、説得力は圧倒的です。

 

どれだけ細かい情報をびっしり書いていたとしても、「経験」が書かれているブログには、説得力では勝りませんからね。

 

 

自分で撮影した写真を記事に使える

最近のブログって、やたらフリー素材の写真が多くないですか。例えば、アフリカについて書かれた記事であっても、在り来たりなサファリの写真だったり、どこかの農村の写真だったり。

 

一方で、自分の足も使い活動しながらブログを書いている人は、少なくともその分野においては、自分で撮影した写真を記事に使えます。フリー素材では難しい、独特の味を出すことが可能です。

 

顔も分からないどこかのブロガーがネットで拾ってきたマサイの写真なんか使っているのを見ると、個人的に冷めますね…。

 

まぁ、フリー素材は便利なので僕も使っていますが、自分の手で撮影した写真も組み合わせることによって、味や説得力を出すことができる。そう考えています。

 

 

活動の想いを深堀りして伝えられる

これは、積極的な活動をしているのに、「ブログ」という情報発信ツールを活かしていない人に伝えたいこと。

 

自分が活動に取り組んでいる想いって、他人にはなかなか伝わっていないもんです。どれだけ活動報告をFacebookにポストしていようとも、あなたが「なぜ」その活動に取り組むのかは、意外と伝わっていない。

 

だから、”想い”はもっともっと深堀りし、伝え続ける必要があります。

 

 

少しテクニカルな話になりますが、FacebookやTwitterの投稿は、”流れる”ものです。よほどの文才がない限りは、閲覧者の目を止め、自分の想いまでも届けることは難しいでしょう。

 

一方で、カスタマイズ性が高く、またストック型の情報発信ツールであるブログは、SNSよりも「深み」を出すことに優れています。

 

また、投稿が流れているSNSに比べて、ブログは「リンクをクリックし、別ページに飛ぶ」というクッションを挟むため、ブログまで読んでくれている人は潜在的ファン層にです。だからこそ、深みも出すことができます。

 

僕の経験上、SNSをフォローしてくれているだけの人よりも、ブログまで読んでくれている人の方が講演会に来てくれたり、本を買ってもらったりしている傾向がありますね。

 

このブログなら、「原貫太の活動」というカテゴリーだけでも120本以上の記事がストックされています。国際協力に目覚めたフィリピンの原体験なんて腐るほど書いてきたので、応援してくれる大体の人は、「原さんはフィリピンの活動が原体験としていますが…」と、ちゃんと理解してくれていますね(笑)

 

 

講演⇔ブログ⇔本で内容を相互利用できる

これまでアフリカの活動についてたくさん講演をきてきましたが、基本的にその内容はブログから引っ張ってきています。

 

反対に、講演会の質疑応答で面白い質問が来れば、それが新たな発見となって、後日ブログに内容をまとめることもあります。

 

また、僕は『世界を無視しない大人になるために』という本も出版していますが、内容の半分はブログを書き下ろしたものです。そして、本の内容は講演会でもそのまま生かしています。

 

こう考えると、ブログに”ネタ”をどんどんストックし、必要なときに講演や本の執筆で引っ張り出してきている…と言えますね。ブログがストック型の情報発信ツールだからこそ可能になることです。

 

 

日々の活動からブログのネタがいくらでも見つかる

アフリカで活動していたときは、毎日何かしら新しい発見がありました。

 

電気が止まったり、水が出なくなったり、アフリカで活動していると、そんな問題が日常茶飯事で発生します。でも、それらの問題を解決する度に、「アフリカに来るときはあのアイテムが便利になるな。」など、いい”ネタ”が頭に浮かんでいました。

 

このことは、例えば「アフリカ旅行の持ち物リスト 絶対後悔しない26アイテムを紹介」という記事で活かされています。ちなみに、この記事はGoogleで「アフリカ旅行 持ち物」で検索すると2位に表示されるため、夏休みなんかは毎日たくさんの人に読まれていましたね。

 

講演や自己出版という「活動」であっても、「こうやって話せばお客さんは寝ないで聞いてくれるな」「本を自分で印刷するときはこれに注意する必要があるな」と、ブログのネタをいくらでも見つけることができます。

 

そんな日々の発見をブログで発信していれば、同じ問題に直面している人や、同じ分野で活動する人に価値提供できますからね。

 

 

やっぱり”物書き”だけでは終わりたくない

…とまぁ、偉そうに「ブロガー×活動家は強い」なんて書きましたが、5月末に病気になってしまったこともあって、活動家としての原貫太はお休み中です。

 

ぶっちゃけ、今はただのブロガーですね(笑)

 

ブログは楽しいし、好きだからこそ、病気で働けなくなった後も続けることができています。また、ブログには可能性を感じているからこそ、この先もずっと続けていく予定です。

 

だけど、「ブロガー×活動家は強い」ということを考えたおかげで、「”物書き”だけでは終わりたくない。」という想いが改めて確認できました。

 

足を動かし続けるからこそ伝えられることがあるし、伝える重みがある。その想いは、今も変わりません。