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ビジョンに共感してもらうため必要となる”積極的思考プロセス”とは?

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ある組織のメンバーが同じ想いを共有し、同じ方向を向くためには、みんなが組織のビジョンに共感し、共鳴していることが大切です。

 

例えば、僕がインターンをしている国際協力NGOテラ・ルネッサンスは、「世界平和の実現=すべての生命が安心して生活できる社会の実現」というビジョンを掲げています。このビジョンに対し、職員・インターン関係なく、みんなが共感しているからこそ、一人一人の仕事に対するモチベーションも高く維持されています。

 

何を目指して目の前の仕事に取り組んでいるのか、理解しているからです。

 

 

ある一つの組織が存続するためには、Fundamental Philosophy(ファンダメンタル・フィロソフィー)、つまり組織の根幹を成す哲学が必要になります。呼び方は組織によって違うかもしれませんが、多くの場合

 

  • ビジョン
  • ミッション
  • バリュー

 

という3つによって、このFundamental  Philosophyが作られています。中でも最も大切になるのがビジョンです。

 

ビジョンとは、その組織が最終的に実現するべき社会(世界)や組織が目指すべき方向性などを意味し、特にNPO(NGO)においては「メンバーが共有・共感している、その組織が達成したい理想の世界」を意味します。

 

ただ、ビジョン、つまり自分たちが実現したい世界を心の中で思い描くことはできたとしても、それを言葉に落とし込む作業はなかなか難しいです。言葉が先行し、下手すれば実際の想いと乖離しそうになることもあります。

 

組織のビジョンというものは、言語化し、マニュアルに落とし込むことが大切なのではなく、同じような想いを持った仲間と、仕事を通じて一緒の時間を過ごし、議論を重ねていく過程で共感を呼び、積極的な理解を深めていくことが大切です。

 

その意味で、ビジョンを言語化し、例えばマニュアルなどに落とし込む際は、言葉でガチガチに固めてしまうのではなく、コアな意味はぶらさず、メンバーが積極的(主体的)に考えられるだけの余地を残しておく必要があります。

 

ガチガチに限定されてしまったビジョンであれば、もはやそれは上から教え込まれるものになってしまいます。もちろん、それで「心からの」共感ができれば問題ありませんが、やはり「自分が目指したい世界」を心に思い描くときは、そこに積極的な思考プロセスがなければ、本当の意味でのビジョンにはなり得ないと思うのです

 

例えば、最初に例示した国際協力NGOテラ・ルネッサンスのビジョン「世界平和の実現=すべての生命が安心して生活できる社会の実現」は、「安心して」「生活できる」など、それぞれの言葉の定義が決まっているわけではありません。

 

その言葉に対するイメージを持ちながらも、スタッフ個人個人が積極的にビジョンの意味を考えられるだけの余地を残しているからこそ、みんなが共感できるビジョンなのだと思います。

 

100年以上続いているような大きな組織であれば、組織のビジョン(やミッション)は言語化され、そしてマニュアル化されていることが多いと思います。しかし、それでもそのビジョンに対して時には批判的な視点も持ち、積極的な思考プロセスを持つべきではないでしょうか?

 

 

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