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「どんな形でも力になれることがきっとある」大学生のカラモジャ訪問体験記②

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フリーランス国際協力師の原貫太(@kantahara)です。先月下旬、活動対象地のカラモジャに行ってきました。

 

この訪問では2名の日本人大学生を連れていきました。今回、彼女らに活動に参加した感想を寄稿してもらったので、ブログに掲載します。

 

これからカラモジャに行ってみたい方、原の活動に参加してみたい方は、ぜひ読んでみてください。

 

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今回、原さんとサイラスさんのナパク*行きに同行させていただいた阿部夢果ともうします。私はウガンダの首都カンパラから車で1時間ほどのナンサナという街で、1年間の日本語教師のインターンをしています。

 

編集註:ナパク…カラモジャ地方南西部。原・サイラスの活動対象地域。

 

ナパクに行く前日、私たちは滞在先の街カタクウィでゴミを買い取ってくれる業者を探していました。ナパクの小学校の子どもたちや、地域の人が集めたゴミを買い取ってもらえれば、その収入で手を洗うための液体石鹸や、次のゴミ拾いのための大きなゴミ袋を買えるからです。

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ゴミの回収業者を探している様子

 

カタクウィの街にはゴミを買い取る業者が2ヶ所ありました。しかし、話を聞いてみるとプラスチック容器やポリタンクなど、硬くて重みのあるゴミは買い取ってもらえるものの、薄い袋やペットボトルなどは買い取らないとのことです。重さによって値段が決まるため、効率よく仕事をするため買い取る物を選んでいるそうです。

 

カタクウィでも、ナパクでも、道端にはゴミが溢れかえっています。その中にはプラスチック容器やポリタンクはほとんどありません。「ゴミ問題の根本的な原因が少しわかった気がする」と原さんが言っていたのが印象に残っています。

 

ゴミ処理の方法がなく、きちんとゴミを集めたとしても、価値を生まない。街がゴミで溢れ、環境を悪くし、マラリアをはじめとした深刻な健康問題を引き起こしてしまうことは、ある意味仕方のないのかもしれません。

 

 

私はウガンダの南西部、ラカイという場所を訪れたことがあります。HIV/AIDS発祥の地と言われている場所で、国全体のHIV/AIDSの状況が改善した今でもなお、感染率が高い地域です。

 

私が訪れた公立小学校では「片方、または両方の親をHIV/AIDSで亡くした生徒は手を挙げて」と言うと約8割の子どもが手を挙げました。両親を亡くし、子どもだけで生活する家庭には、収入がなく学校に通えないどころか、食べ物を探しに行って見つけられなかった日は食べる物がないという状況でした。

 

別物のように感じる2つの問題ですが、構造は同じように思います。問題の根本へのアプローチが必要な一方で、命や健康を維持するためには「応急処置」が必要。そして、その両方をウガンダの人たち自身で行うことは非常に難しいと私は考えています。

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ナパクの村で濁った水を飲む子どもたち

 

最初に書いたように、私はウガンダで日本語を教えています。将来アフリカ各国を引っ張るリーダーになるべく、日本留学を目指す学生たちを対象にしています。彼らは自分の出身国が抱える問題をよく理解し、その問題の解決のために、学んで学んで、力をつけようとしています。

 

ただ、彼らの学びが実を結ぶとき、ナパクの子どもたちは環境汚染によって病気になっているかもしれない、ラカイのHIV/AIDS遺児たちは餓死してしまっているかもしれない、とも思います。

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ウガンダに来てから「私に何ができるだろう」と常に考えています。自分ができることの限界や、外国人として踏み込めるところの限界を感じます。公共機関やNGOに属さない原さんの働き方は、1人の力でも、意志ある人を巻き込むこと、人に影響を与えることができることを私に示してくれました。

 

「これが正しい国際協力」なんてものはないと思います。これを読んでいるあなたが何か問題を見出したなら、どんな形でも力になれることがきっとあると思います。

 

 

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