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原貫太公式ブログ「世界まるごと解体新書」

アジア・アフリカでの活動からニュース解説記事、ライフハックまで。原貫太が世界をまるごと解体します。

なんで大学卒業と共に「国際協力」やめちゃうの?身近な所から国際協力を続ける方法


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大学生による「国際協力」がブームとなってから久しいですね。2017年現在、国際協力系の学生団体は日本に数え切れないほど沢山あります。

 

特に日本からも近く、また治安も安定している東南アジアの発展途上国へ渡航する団体は、もう本当に多い。先日「平和な世界を作るためには批判ではなく提言を」と書いたばかりなので批判はしませんが、例えば教育支援系の学生団体なんてかなりの数存在します。

 

葉田甲太さん原作の映画『僕たちは世界を変えることができない』がヒットした影響だと言う人もいますが、もちろんそれ以外にも、カンボジアやフィリピンといった東南アジア行きのLCC(格安飛行機)の普及など、そもそもの海外への(経済的な)ハードルが下がったことも大きな要因でしょう。ちなみに、ここで「国際協力」と「 」(かっこ)で括ったのは、国際協力というよりは、国際交流と呼ぶべき活動も多いためです。

 

学生団体に所属して「国際協力」に携わる人、もしくは携わっていた人に質問があります。なんで大学卒業と共にやめちゃうんですか?

 

その証拠に、ほとんどの団体では大学3年生末に引退セレモニーが開かれます。俗に言う「3送会」ですね。

 

そして引退した3年生は就職活動(人によっては進学準備)を開始。が、一部の人がJICAなどの大手国際協力系機関・組織を目指す一方で、ほとんどの人は学生団体に所属して携わった活動とは無縁の業界・職種を目指していませんか?そして就職と共に、国際協力や途上国支援からは離れていってしまう。

 

これには、大きく2つ原因があると思います。

 

一つは、「仕事としての国際協力」を知らない人がめちゃくちゃ多いこと。僕も未だに聞かれます。「原さんもいつかはボランティアを辞めて就職しますよね?」。いやいやwww

国際協力=ボランティアだと勘違いしてませんか?その辺の詳細は「国際協力/途上国支援を仕事にしたい人(大学生)が読むべきオススメの本厳選集」を読んで下さい。

 

もう一つは、そもそも日本では国際協力を仕事として行うための受け皿が十分ではないこと。現実的に新卒で国連機関やNGOに就職することはかなり厳しいので、3年間は民間企業で働いてから国際協力界隈に戻るという人も多いです。多くの場合は、そのままそこの民間企業に居座ってしまうことがあるようですが…。

 

※「そもそも国際協力にそれほど思い入れが無い人はどうなの?」という意見に関しては、文末で詳しく言及しています。

 

 

・・・が、色々偉そうに言ってはいるものの、自分の人生を「人助け」やら「世界平和」やらには捧げられないって人も当然いるわけで、その辺は僕も理解しています。身の回りの家族や恋人を大切にしたいし、日本からは出たくないって人がいるのも当然です。

 

だからって、国際協力を完全に辞めて"0"にする必要は無くないですか?だって、皆さんも現地に渡航した時に、もしくは日本で勉強している時に、色々なことを感じていたはずですよね?「なぜ学校に通えない子どもたちがいるんだろう」「なぜ路上で暮らしている子どもたちがいるんだろう」「なぜ世界には紛争に巻き込まれて死んでいく人たちがいるのだろう」…と。

 

僕の書籍のタイトルではないですが、だったら「世界」を無視して欲しくない。あなたが現地で出逢ったひとり一人のことや、あなたがニュースで見聞きした世界の人々のことを、忘れてほしくない。そして、其処にいた自分自身のことを、感じた想いを、大切にしてほしい。

 

どんなに小さくたって、細くたって、身近な所から「国際協力」は続けられるはずです。

 

一番簡単なのは、寄付です。ただ、寄付といってもその方法はいくつかある。一般的なのは、お金を寄付することです。ただ、お金ではなく、自分の持っているスキルやノウハウを活かして、「時間を寄付する」方法もある。特にNPOやNGOでは、インターンやボランティアの制度が存在します。僕と一緒に「不条理の無い公正な世界」を目指して国際協力に関わりたい人、ぜひ以下のフォームからお申し込みを。僕がすぐにでも返信します。

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docs.google.com

 

他にも、講演会を主催することも出来ます。参加者を集めて、国際協力に現場レベルで関わる人を招待し、講演をしてもらうことも、身近な所からできる国際協力だと思います。僕も、これからは国内での講演活動にも力を入れていこうと思っているので、呼んで頂ければいつでも駆けつけます。大学生の間は、交通費だけ頂ければ謝金無しでも講演に伺いますので、ぜひご関心ある人は以下から連絡を下さい!

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docs.google.com

 

もう一度言います。どんなに小さくたって、細くたって、身近な所から「国際協力」は続けられる。忘れないようにしましょう。無視しないようにしましょう。「少しでも世界を良くしたい、困っている人を助けたい」と思っていた、自分のことを。

 

【国際協力を身近な所から始めたい人にオススメの本】

 

【国際協力を仕事にしたい人にオススメの本】

 

 

<追記>

本記事に対して意見をもらったので、追記します。

 

「仕事としての国際協力を知らない」からやめる、もしくは「国際協力を仕事として行うための受け皿が十分ではない」から辞めるのではなく、ただ「国際協力の世界」や「世界の実状」を知りたいから、自分とは異なる世界に生きる人々と交流したいから、自分の暮らしがどれだけ恵まれているかを確かめたいから、そのための手段として大学生の間は国際協力活動に携わる人もいるわけで、そういう人達からすれば、貴重な経験をした後は引退して、国際協力とは別の分野で就活・就職することはむしろ普通の流れでは?

 

いやーいい指摘です。笑

 

ただ、それを書いちゃうと、今回の記事内容としては全体の流れがぶれるんですよね。それ言われたら、話終わっちゃいますもん笑(だからこそ、"~~だからって、国際協力を完全に辞めて"0"にする必要は無くないですか?"と書いたのですが・・・)

 

が、そのような人たち(ただ世界のことを知りたくて大学生の間だけ「国際協力」に触れてみた人たち)に対しても、まずは倫理的・道徳的な視点から国際協力を続けるべき理由は色々と言えるはずです。それこそ、僕が意識している言葉「苦しみはそれを見た者に義務を負わせる」です。知った者として、触れてみた者としての「責任」を、考えて欲しい。

 

加えてもっと言えば(こっちの方が大切)、グローバル化が進行してモノやカネの繋がりが深まり合っている今日は、もはや倫理的・道徳的な視点なんかを超えて、物理的(本質的?)に日本に生きる我々も世界の諸問題、例えばコンゴの紛争やスーダンの紛争を引き起こしている責任の一端を担っているから(詳細は長くなるので書きません)、「国際協力を続けるべき」と言えるはずです。

 

大学生の期間だけであったとしても、国際協力に携わったことがある人、現地に足を運んだことがある人だからこそ、果たせる役割がある。果たすべき役割がある。あくまでここで使っている「続けるべき国際協力」は、紛争地に足を運んで支援に携わるようなプロフェッショナルや、アフリカに中長期プロジェクトをマネジメントするような現地駐在員だけを表しているのではなく、むしろ「身近な所から行える国際協力」、例えば「消費者としての正しい行動を取る」とかも含まれます。

 

たしかに、僕のこの意見は一般的な視点からしたら主張が強すぎるかもしれませんが、僕だからこそこのような主張をしないとならんのです。そもそも僕のような人間は希少であり、そして世界を変えるのは、そんなに容易いことではないからです。