原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から新時代の働き方、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

なぜ僕はNPO(非営利団体)形式で活動しているのか

12月は寄付月間。あなたは「本当に意味のある寄付」ができていますか?

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最近、何人かの方から

 

 なぜNPO(Non-Profit Organization/非営利団体)の形式で活動するのですか?

 

と質問を受けた。

 

昨今は大学生でも在学中に起業する人が増えてきたが、株式会社、営利事業として起業しているケースがほとんどだ。そんなトレンドがある中、僕がコンフロントワールドとして「NPO形式」で起業しているのには、大きく二つの理由がある。

 

一点目は、コンフロントワールドが現在メインで立ち上げている海外事業の対象が南スーダン難民であり、そこからの利益追求が不可能なこと、また迅速かつ確実なアプローチ方法としては「支援」が相応しいと考えているためだ。

 

南スーダン難民のほとんどは「人間としての最低限の生活」すら満たされていない状況に置かれており、現在コンフロントワールドは衣(医)食住を満たすための緊急支援等を現地で活動を行うNGOと連携して行っている。

 

そのため、エンドユーザー(末端の利用者)である南スーダン難民を通じての利益追求は(少なくとも現状は)不可能で、長い目で考えても非常に難しいだろう。アフリカでBOPビジネス*に関わる大学生の知り合いも僕にはいるが、(言葉は悪いかもしれないが)底辺の中でもさらに底辺に置かれている南スーダン難民への迅速かつ確実なアプローチ方法としては、現状「支援」という形がベストだと考えており、そのため「寄付」「会費」を集めやすいNPOの形式を取っているのが一つ目の理由だ。

 

*BOPビジネス

年間所得が購買力平価(PPP)ベースで、3,000ドル以下の低所得層はBOP(Base of the Economic Pyramid)層と呼ばれ、開発途上国を中心に、世界人口の約7割を占めるとも言われています。
BOPビジネスとは、途上国のBOP層にとって有益な製品・サービスを提供することで、当該国の生活水準の向上に貢献しつつ、企業の発展も達する持続的なビジネスです。(「JETRO公式ホームページ」より引用) 

 

二点目は、ブランディングの観点からだ。上記でも少し述べたが、「アフリカ×ビジネス」の選択をする人、特に大学生は僕の周りでも非常に多い。たしかに、より持続可能な事業を行うためには、一方通行に陥りやすい「支援」よりも、双方向にメリットの多い「ビジネス」の方が相応しいと一般的に考えられており、それを理由に「ビジネスを通じてアフリカの発展に貢献したい」という人の数は近年多くなっている。また、「アフリカ」の枠組みを外して考えてみても、昨今在学中にベンチャー起業をする学生は増えてきた。

 

しかしながら、「NPO形式」で「アフリカ難民支援」といった活動へと取り組む人は、ほとんどいないのが現状だろう。"Make a Difference"に一つの価値があると考えて、NPOという形式を選んでいる。

 

 

その一方で、事業によって法人形態を変えることはあって良いと考えている。将来的にNPO法人のみで活動する必要性は無いと考えており、むしろ寄付や会費だけでは資金調達や事業展開に限界があることは感じている。既存の民間NPOはもちろんのこと、日本の寄付市場ではUNICEFやUNHCRといった大型の国際機関(の日本支部)によるシェアが非常に大きく、そこへ切り込んでいくのはなかなか難しい。だからこそ、今後、特に国内や他先進国での事業展開の際には、より持続・発展可能な形式でビジネスモデルを組んでいくことも一つの案だと考えている。

 

 

以上が、僕がNPO形式で活動している主な理由だ。

 

www.kantahara.com