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原貫太公式ブログ「世界まるごと解体新書」

アジア・アフリカでの活動からニュース解説記事、ライフハックまで。原貫太が世界をまるごと解体します。

「なぜ大学をすぐに辞めて起業だけに集中しない?」へのシンプルな回答


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先日、

 

今の原さんの熱い想いや能力があれば、早稲田大学を辞めてでも、すぐに事業を立ち上げられる。なぜ大学を辞めないのか?

 

というコメントを貰いました。

 

私は現在、早稲田大学文学部に通う5年生です(半年休学していたため、学籍上の扱いは4年生になっていますが、2013年に入学して今年で5年目を迎えます)。単位はほぼ全て取り終わり、今は卒業するために絶対必要な卒業論文を書きながら、今年5月設立のコンフロント・ワールド代表として、また認定NPO法人テラ・ルネッサンスのインターン生として活動しています。

 

日本、海外問わず、在学中に起業した(もしくは起業を決めた)若者の中には、途中で大学を辞めている人も多くいます。マイクロソフト社のビルゲイツやFacebookのザッカーバーグが大学を中退していることは、皆さんも知っているでしょう。

 

ただ、私は大学を辞めません。そもそも辞める選択肢なんぞ頭に浮かんだことすら(ほとんど)ありません。

 

なぜか?理由はシンプルです。その選択は私にとっては賢くないから。

 

大学在学中に沢山の活動に携わってきた私ですが、今振り返ると、それらは3つの指針「実務」「研究」「発信」によって支えられてきたと考えています。そしてその3つは、これからも私の指針になり続けるでしょう。「実務」「研究」「発信」、この3つ全てにおいて「プロ」を目指したいと思っています。

 

「実務」と「発信」に関してここで詳しくは書きませんが、「実務」は例えば、アジアやアフリカの途上国における現場活動、また国内での組織運営・インターン業務などがこれにあたります。「発信」であれば、SNSやブログを通じた(その名の通り)「発信」活動、また講演活動などがこれにあたります。

 

「実務」「発信」の2つの指針に加えて、これまで私は「研究」も大切にしてきました。早稲田大学では、社会学を専攻する傍ら、副専攻として「平和学」「グローバル・リーダーシップ学」「グローバル・スタディーズ」を学んでいます。大学3年の夏からは、派遣留学生としてアメリカ合衆国カリフォルニア州立大学チコ校にて国際関係論を専攻。国際関係論学科の有名な同大学にて、1年間文字通り勉強漬けの日々を送り、成績(GPA)も4段階で3.75と高い値を出せました。

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アメリカに留学していた頃の私

 

元々、特にアメリカに留学していた頃は、大学卒業後には(ヨーロッパの)大学院に進学しようと思っていました。現在ではNPO法人を立ち上げる選択をしたため、大学卒業後に院進することはやめましたが、「現場」(ここでの「現場」には海外のみならず日本での現場という意味も含まれます)での経験を踏まえた上で、いずれはより専門的なことを学ぶためにも、更なるキャリアアップをするためにも、大学院に進みたいと考えています。そのためには、当然ですが大学の学位は必要です。

 

(詳述は避けますが、例えば外務省のJPOなどを通じて国連職員を目指したり、また国際大型NGOで働くためにはそもそもマスター(修士号)を持っていることが最低要件だったり、また海外の(特に政策提言レベルなどの)現場では修士号を持っていないと先方が真面目に取り合ってくれなかったりするので、その辺のキャリアアップは上手いこと考えなくてはなりません)

 

確かに、大学に通いながら起業する今の生活は、もう本当に忙しいです。もちろん、大学生としての時間を全てNPO法人の起業に充てられれば、スピード感や活動規模をさらに上げられるかもしれません。

 

しかし、あくまでも大学の勉強は、タスク(やらなければならないこと)や目的(達成したいこと)ではなく、手段の一つに過ぎません。「大学という環境は、自分が一番力を入れている活動を補完し、質を高めるための手段の一つ」と位置づけて考えてみれば良いのです。

www.kantahara.com

 

私の場合、力を入れているのが国際協力活動ですが、その関連分野である大学の勉強はとても学びが多いし、プロと少しでも対等に話をしたり、現場でより質の高い活動をしたりするためには専門知識も求められるからこそ、大学で勉強することの必要性は理解しています。また、大学の勉強が手段に過ぎず、その先にある明確な目的(≒活動を補完し、質を高める)を理解しているから、何のために勉強してるかが分かっていて、やりがいもあるし、何よりも楽しいです。

 

加えて、大学という環境は、(若者である大学生が)関心分野や専門分野において「人との繋がり」を作る上では、最高の環境でしょう。5年生になった今、過去お世話になった教授から活動に対するアドバイスを貰ったり、人を紹介してもらったり、その授業での登壇を頼まれたりしています。

 

大学に通いながら新たな活動を立ち上げることは、中途半端な覚悟ではやれないことを痛感しています。しかし、私が一番に達成したいことは「不条理の無い公正な世界の実現」であり、そのための手段は、何も起業しているNPOの活動だけではありません。

 

それから、キャパシティ・マネジメントの視点から考えても、必ずしも「大学を辞めればその空いた時間を全て別の活動に捧げられる」というわけでもないと思うのです。両方やっていて忙しいからこそ、自分で時間を上手く使おうという気持ちが働き、日々の生活が上手く回っていく。これは、高校生の頃に勉強と部活の両立に誰よりも力を注いでいた時から考えている事です。

 

手段と目的を履き違えずに、かつ将来のことも冷静に考えながら、日々の活動に取り組んでいきます。

 

P.S.

まぁぶっちゃけたことを言うと、就活をせずにNPO法人を立ち上げるという選択肢をしたのが大学4年生の終わりごろ(今年3月)ということもあり、「いやまぁ残り1年なんだし卒論も単位も何とかなるから卒業は絶対するべきだよね★」という単純な気持ちもあります。笑

 

私たちが生きる今日は、自分の特技・スキル・趣味を持っている人が、それら特技・スキル・趣味を必要としている人に「30分を売れる」サービス【タイムチケット】 まで登場する時代。広い意味で考えれば、誰だって「起業」できる世の中ですよ。ワクワクしながら、挑戦し続けたい。

 

 

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