原貫太の国際協力ブログ

フリーランス国際協力師原貫太のブログです。国際協力やNPO・NGO、アフリカ、社会問題などのテーマを中心に解説しています。

国際協力に興味ある中学生が「今すぐ」やるべき6つのこと【プロの国際協力師が解説】

「将来的に国際協力をやりたい。中学生のうちに何をやっておくべきだろう?」

「中学生にもできる国際協力とは何だろうか?」

 

こんな疑問にお答えします。

 

フリーランス国際協力師の原貫太です。国際機関やJICAなどの組織には所属せず、個人でアフリカ支援の活動に関わっています。

中学生 国際協力

ウガンダの子どもたちと原貫太

 

国際協力に関する情報を原貫太のYouTubeチャンネルで発信していると、中学生の視聴者から「中学生の私が今のうちにやっておくべきことは何でしょうか?」と質問されます。

 

今回はこの質問に答えていきます。

 

 

国際協力に興味ある中学生がやるべき6つのこと

国際協力に興味ある中学生は、以下6つのことに取り組んでみてください。上から順に「簡単⇒難しい」となっています。

 

  1. YouTubeで国際協力を学ぶ
  2. 本やブログで国際協力を学ぶ
  3. SNSで国際協力について発信する
  4. 国際協力に関する講演会に参加する
  5. 国際協力を語れる仲間を見つける
  6. 途上国スタディツアーに参加する

 

YouTubeで国際協力を学ぶ

中学生 国際協力

原貫太のYouTubeチャンネル

 

最近の中学生は、文字より動画に触れる機会のほうが多いですよね。文字を読んでいるのは集中力が続かないけど、動画なら勉強しやすいという人も多いのではないでしょうか?

 

「原貫太のYouTubeチャンネル」をフル活用して、まずは国際協力や社会問題について勉強してください。

 

僕のYouTubeチャンネルでは「国際協力をやりたい人は大学で何を勉強するべきか?」「国際協力を仕事にするためにやっておくべき10のこと」など、国際協力に関連する動画を多数アップしています。

 

国際協力以外にも、例えばアフリカの子ども兵士問題や、ストリートチルドレンが物乞いに使われるレンタルチャイルドの問題など、日本人の9割が知らない国際問題の解説動画もアップしています

 

ありがたいことに国際問題の解説動画は非常に好評でして、最近は中学校の社会の授業でも動画教材として使用してもらっています。

note.com

 

先日も名古屋市の中学校にて、僕のYouTubeを生徒さんに観てもらった後、一緒に議論をするオンライン授業も担当させていただきました。

 

YouTubeやTikTokが普及したことで、今の中学生は文字よりも動画に触れる機会の方が圧倒的に多いです。

 

文章を読むのは集中力が続きにくいけど、動画なら楽しく国際協力を学べるといった意見も中学生からもらうことがあります。

 

国際協力に興味のある中学生は、ぜひ僕のYouTubeで学んでください。コメント欄に動画のリクエストを書いてもらえたら、できる限り対応します。

 

本やブログで国際協力を学ぶ

中学生 国際協力

 

とはいえ国際協力についてYouTubeで発信している人は、非常に少ないです。そのため国際協力をもっと深く学びたいと思ったら、本やブログにも手を出しましょう。

 

国際協力に興味を持ち始めたばかりの中学生なら、国際協力の入門書としてこの2冊をおすすめします。

 

国際協力をやってみませんか?

 

国際協力師たちの部屋 特別版―ゼロから考える“本当の”国際協力―

 

国際協力のおすすめ本はこちらの記事でも詳しく紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

国際協力おすすめ本35選 入門書から常識をブチ破る本、洋書までドドンと紹介 - 原貫太の国際協力ブログ

 

また、YouTubeでは国際協力に関する情報は限られるものの、文字媒体のブログならたくさんの人が発信しています。

 

このブログでも国際協力に関する記事を100本以上アップしていますので、気になる記事があればぜひ読んでみてくださいね。

➡国際協力に関する記事一覧はこちら

 

SNSで国際協力について発信する

中学生 国際協力

原貫太のTwitterアカウント

 

YouTubeや本、ブログで国際協力の知識を学んだら、SNSで積極的に発信してみましょう

 

中学生が国際協力についてSNSで発信するべき理由は、大きく2つあります。

 

一つ目の理由は、知識はアウトプットすることができて初めて身に着いたと言えるからです。

 

特に中学生の場合は、受験のために知識や文法をインプットするだけの学習が中心ですよね。

 

でも、本来知識というものは、自分の言葉でアウトプットできるようになって初めて役に立つものです。

 

国際協力に関する知識をYouTubeや本で学び、そこで終わりにしてしまうのではなく、感じたことや自分の生活にはどう役立ちそうか、SNSに投稿してみましょう。

 

二つ目の理由は、周りの友達や知人に国際協力の輪を広げていくことに意味があるからです。

 

貧困や紛争、難民、環境問題など、国際協力で取り組まなければならない世界の問題は非常にたくさんあります。自分一人の力では不十分です。

 

僕もアフリカで国際協力活動に関わっていると、一人の力でできることには限界があると痛感させられます。

 

だからこそ、もっと多くの人が国際協力に興味を持ち、国際協力に関わる人を増やしていかなければなりません。

 

そのために、国際協力について積極的に情報発信する人が増える必要があるのです。

 

中学生が国際協力に関する情報をSNSで発信していたら、それを見た他の中学生も国際協力に興味を持ち…と、将来的に国際協力をやりたいと思う人が少しずつ増えていきます。

 

最初のうちはアウトプットするのが難しいと感じるかもしれませんが、継続していれば自然と慣れていくはずです。

 

発信のやり方が分からない方は、僕のTwitterを真似してもらってもいいです。

 

YouTubeや本、ブログで国際協力について勉強したら、そこでの学びを積極的にSNSで発信していきましょう。Twitterやインスタグラムで発信すればOKです。

 

国際協力に関する講演会に参加する

>

中学生 国際協力

原貫太が登壇したイベントの様子

 

国際協力について知識を得て、SNSでも情報発信できるようになったら、今度は講演会に参加してみましょう。

 

国際協力に関する講演会やイベントは、国際機関やJICA、NGOが頻繁に開催しています。最近はオンラインでの講演会も増えてきました。

 

特におすすめなのが、NGOが主催する講演会です。国際機関やJICAとは違い、NGOは途上国のフィールドで現地の人たちと密接に関わりながら活動している団体が多く、現地のリアルな話を聞けるはずです。

 

また、NGOの講演会やイベントは大学生・高校生のインターン生が運営していることも多く、そういった場所に足を運べば、同世代の先輩たちから話を聞くこともできます。

 

国際協力に関するリアルな情報を得られるだけではなく、国際協力の世界で行動している人たちから話を聞けるので、講演会やイベントにも参加してみてください。

 

国際協力を語れる仲間を見つける

中学生 国際協力

オンラインコミュニティSynergyのオフ会の様子

 

国際協力に関わる上で大切なのは、関心を持つことではなく、関心を持ち続けること。そのために、同年代の中学生や高校生で国際協力について語り合える仲間を見つけましょう。

 

中学生の頃は国際協力に興味があったけど、受験勉強で忙しくなったり、高校に進学して部活動に忙しくなったりして、国際協力に対する関心が薄れてしまう人がいます。

 

一時的に国際協力に興味を持つことは簡単です。でも、本当に大切なことは関心を持ち続けること。

 

そのためには、国際協力について一緒に熱く語れる仲間を作るのが一番です。

 

中学校の同じクラスでは、国際協力に興味のある友達を見つけるのは難しいかもしれません。

 

でも、最近は中学生や高校生でも、Twitterやインスタグラムを使って国際協力に関する情報を発信している人もいます。

 

そういった人に連絡をとってみるのも、仲間を見つける一つの方法かもしれません。

 

また、僕が運営している「国際協力特化型コミュニティSynergy」には、国際協力や社会問題に興味のある高校生や大学生が多数所属しています。

 

中学生でも入会することはできます。こういったオンラインコミュニティを利用して仲間を見つけるのも、一つの方法です。

 

途上国スタディツアーに参加する

中学生 国際協力

原貫太も初めての途上国はスタディツアーでした

 

国際協力に興味があるなら、やはり一度は発展途上国に行ってみてほしいです。中学生にも参加できる短期のスタディツアーを探してみましょう。

 

東南アジアのフィリピンやカンボジアに1週間程度足を運び、お試しの「国際協力」に関わることができるのがスタディツアーです。NGOや旅行会社が企画しています。

 

こういったスタディツアーは基本的に治安の悪い地域には足を運びませんし、現地ガイドも付くなど、安全性がしっかりと担保されています。

 

料金は1週間のスタディツアーなら10万円前後。中学生のお小遣いでは難しいと思うので、親に頭を下げてお願いしましょう。

 

国際協力について学び、さらには語り合える仲間も見つかって、もっと踏み込んだアクションを起こしてみたいという人は、途上国スタディツアーに参加してみてください。

 

国際協力をしたい中学生へのメッセージ

国際協力をしたいと思っている中学生に、最後にメッセージを送ります。

 

僕は中学生から「国際協力したい」「世界の問題をもっと学びたい」とよく連絡をもらいますが、冷静に考えて意識高すぎです。マジですごいと思う。

 

僕の場合、中学生の頃、いや高校生の頃でさえも、発展途上国が抱える問題や、そもそも海外についてもほとんど興味を持っていませんでした。

 

もちろん、国際協力という仕事があることも知らなかったです。

 

中学生の頃、僕は勉強と部活だけで精一杯でした。学校だけが自分の生きる世界でした。

 

でも、今になって当時を振り返ると、中学生の頃から世界の貧困や戦争などの問題にも目を向けておけばよかったなと、正直後悔してしまう自分もいます。

 

中学生だと親や学校の保護があるため、好き勝手には行動することができず、無力感を覚えることもあるかもしれません。

 

でも、まだ10代前半という中学生の時点で国際協力に興味を持っている人は、それでけでも凄いことです。もっと自分に自信を持ってください。

 

僕はそういった中学生を全力で応援したいと思っているし、本気で世界の希望だと思っています。

 

これからも僕のYouTubeなどを通じて、国際協力について一緒に勉強していきましょう。

 

さいごに

国際協力に興味のある中学生がやるべきことを紹介しました。

 

学校の授業にも出席しなくてはならない中学生だと、今すぐ発展途上国に行って難民支援に関わるといったことは難しいです。

 

でも、日本にいながら国際協力を学び、無理のない範囲で関わることは十分可能です。国際協力に興味のある中学生は参考にしてくださいね。

 

こちらの記事もよく読まれています。あわせてご覧ください➡学生にできる国際協力は?フェアトレードやスタツアなど、できること10個紹介 - 原貫太の国際協力ブログ

 

【国際協力を一緒に勉強しませんか?】

「国際協力に興味があるけど、具体的な関わり方が分からない…」

「国際協力を語り合える場がほしいけど、身近には存在しない…」

 

こんな悩みを解決するために、国際協力に特化したオンラインコミュニティを運営しています。

 

現役の学生も多数参加していますので、少しでも興味のある方は公式ホームページをご覧ください。

peraichi.com