原貫太オフィシャルブログ

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海外ボランティアを仕事にしたいなら青年海外協力隊を考えるべき3つの理由

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海外ボランティアをやってみたい。でも、自分が生活していくためにはある程度のお金も必要だ。

だから、できれば身銭を切る「ボランティア」ではなく、経費や報酬が支給される「仕事」としてやりたい…。



この記事は、そんな悩みを持っている人たちに読んでほしいです。

 

 

大学在学中、ボランティアから開始した国際協力活動を仕事にした原貫太(@kantahara)です。ブログや本の出版を通じて収益を生みながら、国際協力NGOを起業しています。まだまだ稼ぎは少ないですが、来年3月の大学卒業までには十分生活できるレベルに到達する予定です。

 

「海外でのボランティア活動に興味ある」「国際協力を仕事にするための最初のキャリアをどうしよう?」という悩みを持つ人たちに、僕はJICAが実施する海外ボランティア派遣制度「青年海外協力隊」をおすすめしています。

 

 

 

 

海外ボランティアを仕事にしたいと思い立ったらまずは青年海外協力隊を考えよう

海外ボランティア 仕事

南スーダン難民居住区での配給活動に取り組んでいたときの筆者

 

海外でのボランティア活動に関心を持ち、いわゆる「国際協力」を仕事にしたいと思い立った人は、最初のキャリアとして青年海外協力隊を考えてみましょう。協力隊をおすすめする理由は3つ、

 

  1. 青年海外協力隊は海外ボランティア制度ではあるが、無償ではない。経済的負担がほとんどない。
  2. 青年海外協力隊を経験すれば、帰国後のキャリアアップをしやすい。
  3. 2年間のボランティア活動で、自分の進路や人生と向き合う時間をゆっくり確保できる。

 

です。

 

 

必ずしも「海外ボランティア=無償」ではない

海外ボランティア 仕事

 

ボランティアは定義の変わる厄介な言葉

ボランティアという言葉は、使う人や時と場合により、定義や解釈が変わる厄介な言葉だと僕は考えています。

 

ボランティアの基本的な概念は、語源をラテン語に遡る「自主的・自発的な行動」を意味します。

 

しかし、人によってはボランティアを「社会に役立つ良い活動」という意味で捉え、また別の人によっては「社会貢献活動を行う際の一つの活動形式」という意味で使います。なお、僕は後者で捉えています。

 

 

JICAが実施する海外ボランティア「青年海外協力隊」

日本人が参加できる海外ボランティアとして、最も有名なのは「青年海外協力隊」でしょう。日本国政府が行う政府開発援助の一環として、外務省が所管する国際協力機構 (通称JICA)が実施する海外ボランティア派遣制度です。

 

もはや、人によっては「国際協力=青年海外協力隊」と捉えてしまっている人もいるくらい、日本では有名ですね。

 

 

青年海外協力隊は無給ボランティアではない

青年海外協力隊は、無給で行う一般的なボランティアとは違います。海外に派遣されている2年間は、「再就職準備金」という名の”給与”が毎月55,000円もらえる上に、渡航費や生活費も支払われます。ボランティアの人たちには、経済的負担はほとんどありません。

 

さらに、派遣前訓練では英語や現地語の語学研修を2ヶ月受けられます。もちろん、お金はかかりません。日本で2か月も語学スクールに通ったら、数十万円の出費になりますからね。それだけでも協力隊は美味しい話です。

 

 

協力隊制度は帰国後のキャリアアップに相応しい

海外ボランティア 仕事

 

国際ボランティアに真剣に取り組みたい人には美味しい話

青年海外協力隊という制度は税金によって行われる活動です。残念ながら、中にはボランティア活動そっちのけで、ほとんど遊ぶかのように過ごす人もいるため、批判にさらされることもしばしばあります。

 

でも、国際ボランティアに真摯に携わりたい人にとっては、とにかく”美味しい制度”であることは間違いありません。

 

 

僕も起業するまでは協力隊を進路候補にしていた

僕自身、今年5月に国際協力NGOコンフロントワールドを起業するまでは、青年海外協力隊を進路候補にしていました。

 

アフリカはじめ、援助業界でもNGOや国連で働く協力隊OBOGたくさんいます。下のインタビュー記事で紹介している認定NPO法人テラ・ルネッサンスのアフリカ駐在員、鈴鹿達二郎さんも元青年海外協力隊です。

www.kantahara.com

 

 

国際協力のプロになるための3つの条件を満たせる

国連職員などの国際公務員や、JICA専門家、また開発コンサルタントなど、国際協力のプロの中でもトップレベルのプロになるためには、以下3つの条件が必要と言われています。

 

  1. 英語力(最低でもTOEFL100点以上)
  2. 大学院修士
  3. 2年以上の海外勤務経験

 

青年海外協力隊を経験すれば、3つ目の条件を自動的にクリアできます。さらに、事前の語学研修や現地での活動を通じ英語力も高められますし、再就職準備金を活用し帰国後に大学院進学することも可能でしょう。

 

 

2年間のボランティアで将来をゆっくり考えられる

海外ボランティア 仕事

 

将来を考える時間をしっかり取ろう

大学在学中に国際ボランティアが仕事となった僕の元には、「今はボランティアとして活動しているが、いずれは仕事にしたい。」という学生から度々相談が届きます。

 

そんな彼らに対して、一つ言えることがあります。

 

「自分の将来をゆっくり考える時間を取ろう。できれば、全く環境の違う場所で。」

 

 

僕の場合、一年間のアメリカ留学、また4ヶ月のアフリカ・インターン中、自分の将来についてゆっくり考えることができました。今振り返っても、本当に素晴らしい時間でした。きっと、急いで就職活動をしていたら、今の自分はありません。

 

興味関心から自分の進路を考えることは、誰にだってできます。それよりも、「自分が人生で何を成し遂げたいのか」「どんな使命を果たしたいのか」から進むべき道を考えてみると、そのための手段は複数あることに気が付き、人生の歯車が回り始めます。

 

 

日本とは違った環境であればあるほど、考えさせられる。

生まれ育った日本とは違った環境であればあるほど、広い視野で自分自身と向き合うことができます。人は、生きる環境によって考え方や生き方も変わる生き物だからです。

 

アフリカをはじめ、いわゆる「発展途上国」と呼ばれる地域では、日本では”あたりまえの”ように享受できるモノがないからこそ、「考えよう。」というモチベーションが湧いてきました。

 

青年海外協力隊は、2年間ボランティアとして派遣されている期間、知らない土地で自分と向き合い、嫌でも「生きる意味」を考える機会があるはずです。

 

僕はたった4か月のアフリカ・インターンシップでも、「僕は何のために生きていくのか」を必死に考えることができました。

 

 

さいごに

海外ボランティア 仕事

バングラデシュでボランティア活動をしていたときの筆者

まとめると、

 

  • 青年海外協力隊は海外ボランティア派遣制度ではあるが、無給のボランティアとは違い、渡航費や生活費はもちろん、再就職準備金まで支払われる。そのため、ボランティア参加者に経済的負担はない。
  • 国際協力のプロになるための条件をはじめ、協力隊を経験すれば、帰国後のキャリアアップがしやすい。国際ボランティアに真剣に取り組みたい人にとっては、とにかく美味しい制度であることは間違いない。
  • 国際協力や海外ボランティアを仕事にする前に、自分の将来や進路と真剣に向き合う時間を取るべき。ボランティアとして2年間海外に派遣されている間に、そのための時間をゆっくり確保できるのも協力隊の魅力。

 

倍率こそ高いものの、国際ボランティアを真剣にやってみたい人には、青年海外協力隊は優れた制度であることは間違いありません。頑張ってください。

 

 

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海外ボランティアに関心を持った人は、国際協力のレジェンド的存在である山本敏晴さん著作『国際協力をやってみませんか?-仕事として、ボランティアで、普段の生活でも』を読んでみください。国際協力入門書として相応しい一冊です。

 

この本を読めば、海外ボランティアや国際協力の全体的なイメージを掴むことができます。

 

 

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