原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの国際協力活動から新時代の働き方、情報発信術まで。※本ブログの内容は個人の見解によるものです。

"Unity in Diversity"-「多様性の中の繋がり」から考える組織づくり

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"Unity in Diversity"-「多様性の中の繋がり」。

 

私が尊敬する国際協力のプロであり、インターン先の認定NPO法人テラ・ルネッサンスで理事長を務めている小川真吾さんも良く使っている言葉だ。

 

「多様性」(Diverisity)が尊重されるべきである一方で、「みんな違ってみんな良い」で終わらせてしまうのではなく、多様性が尊重される中でも同時に「結束」(Unity)することの価値を謳うこの言葉は、グローバル化が進展し、様々な価値観や意見が衝突し合う今日における平和を考える上で、大きな鍵を握っていると思う。

www.kantahara.com

 

コンフロントワールドの代表に就任してから、3週間が過ぎようとしている。私は、新しく組織を立ち上げていくにあたって、「一方的に代表(立場上は上位の人間)が指示を出して他スタッフ(立場上は下位の人間)がそれに従うだけの組織」ではなく、「個々人が組織の一員としての責務を果たしながらも、それぞれの関心、強み、専門領域を活かし、ひとり一人がオーナーシップを持ち活動できる組織」を作りたいと考えている。

 

個々が組織の中でそれぞれの役割(パート)を担う一方で、ひとり一人のバックグラウンドや自主性を重んじた方が、結果的には何かのリスクに晒された時もそれに柔軟に対応できる、レジリエントな組織になっていくのだ。

*レジリエンス…「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」

 

ひとり一人のバックグラウンドや自主性を重んじ」るのは、"Unity in Diversity"ではまさに"Diversity"に相当する部分だ。「組織の多様性を重んじる」とも言い換えられるかもしれない。

 

では、"Unity"、つまり組織の構成員であるスタッフが「結束」すべき部分はどこかというと、いわゆる"Fundamental Philosophy"(根本的な哲学)にあたる「ビジョン」「ミッション」「バリュー(理念)」。特に「ビジョン」は、その組織が存在する根源的意義であるし、何を目指しているのか、様々なバックグラウンドを抱えるスタッフたちが向く方向性を揃えるためにも、しっかりと共有するべき哲学だ。

 

コンフロントワールドが掲げるビジョンは「不条理の無い公正な世界の実現=必要最低限の生活と権利が保障され、ひとり一人が尊厳を持ち、自分で未来を決められる社会の実現」。毎回の会議では、まず最初にこのビジョンを全員で唱和し、「"公正"とは?」「"尊厳"の定義とは?」など、10分程度の議論を必ず行う。これによって、ひとり一人が主体的にビジョンを考えることへと繋がり、そこでの「結束」が生まれてくる。

 

"Unity in Diverisity"は、組織の在り方を考える上で重要な考え方かもしれない。