原貫太オフィシャルブログ

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大量生産大量消費、いつまで続けるの?不条理な世界の事実を解説します。

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僕たちは、いつまで大量生産大量消費の生活を続けるのでしょうか。

 

今の生活スタイルをこれからも世界が続ければ、22世紀に突入する頃には、世界中の資源は枯渇し、環境は破壊され、現代社会は終わりを告げる気さえします。

 

大量生産大量消費を続けている限り、僕らの子ども、またその子どもの世代に「美しい地球」を残すことは、不可能に近いでしょう。

 

資源問題や食糧問題を例に、不条理な世界の事実を解説します。

 

 

自然資源の”予算”は8月に使い果たされた

大量生産大量消費

大量生産大量消費の生活は、地球にある自然資源の「予算」を切り崩すことによって可能になるライフスタイルです。

 

昨年、地球が一年間で再生できる水や食料、清浄な空気など、一年間で割り当てられている自然資源の「予算」が8月8日に使い果たされたと、国際環境NPO「グローバル・フットプリント・ネットワーク」が報告書を出しました。グローバル・フットプリント・ネットワークは、以下のような声明も出しています。

 

「我々人類は、海と森林が吸収できる量よりも多くの二酸化炭素を大気中に放出しており、またその再生産と再成長よりも早く、海の恵みを枯渇させ森林を伐採している」

「エコロジカル・オーバーシュート(Ecological Overshoot=人間の消費量の方が自然の再生産量よりも上回っている状態)を引き起している最も急激な要因は、大気中への炭素の放出である」

 

中国やインドをはじめ、人口の多い途上国の経済成長が活発になれば、僕たち先進国が続けてきた大量生産大量消費を築く社会が、今以上に増えてしまいます。そうなれば、自然資源の「予算」が使い果たされる日は、どんどん早まってしまうでしょう。

 

 

世界では9人に1人が飢餓に苦しむ

大量生産大量消費

筆者撮影。南スーダン難民居住区にて。

大量生産大量消費のライフスタイルを考える上で、避けては通れない「食糧問題」はどうでしょうか。

 

世界の飢餓人口は今、7億9500万人もいます。実に、9人に1人が飢餓に苦しんでいる計算です。毎日3万人近い子どもたちが、飢餓や栄養不足を原因に亡くなっています。

 

紛争と経済崩壊の影響により、アフリカの南スーダンでは今年2月に飢饉が宣言され、国連機関は10万人が飢餓に直面、また100万人が飢饉寸前の状態に追い込まれていると発表しました。

 

僕が活動する南スーダン難民居住区でも、配給される食糧は毎月たったの12キロ。「一日一回しか食べられない家族もいる」と話を聞いていました。

 

 

食糧が公平に分配されれば、理論上は飢餓は起きない。

大量生産大量消費

南スーダン難民居住区での食糧配給活動の様子

しばしば「地球全体の人口が増えているのだから、世界中に食糧が行き渡らないのは仕方がない」と聞かれますが、これは誤解です。

 

毎年、世界では約25億トンもの食糧が大量生産されていますが、これを世界人口の70億人で割ると、一人当たり約357キロの食糧になります。この量は、人間が生存に必要な量(200キロ/年)の約1.75倍にあたります。つまり、世界の人々が食糧を公平に分配することができれば、理論上では飢餓は起こらないことになるのです。

 

途上国の人口が急増していることを飢餓問題の原因に挙げる人がいますが、これも誤解です。飢餓が起きている国であっても、その国の人々が食べるための自給食料が生産されていないにもかからわず、先進国に輸出する用の食糧や、また家畜飼料などの生産が優先されているケースが存在するのです。

 

 

食糧を大量生産大量”廃棄”する日本

大量生産大量消費

日本では年間、約1,700万トンの食料が廃棄されており、その中でもまだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」は、年間500〜800万トンにものぼります。

 

人間が生存するのに必要な食糧は年間約200キロのため、計算上は、日本は4,000万人が一年間生きられるだけの食糧を毎年廃棄していることになるのです。

 

 

世界最貧国で見た、自然と調和したライフスタイル

大量生産大量消費

筆者撮影。ブルンジにて。

今年2月、僕は世界最貧国の一つ、アフリカのブルンジ共和国に滞在しました。大量生産大量消費のライフスタイルからは、真反対とも言える国です。

 

農村部に足を運べば、子どもたちの着る服はボロボロ。電気も水道も通っていません。物質的には決して恵まれていない生活が広がっています。

 

しかし、その中でもブルンジの人たちは、日本よりもずっと持続可能な形で、自給自足の生活、言わば自然と調和した生活を送っていました

大量生産大量消費
バケツの蓋を転がして遊ぶブルンジの子ども

 

大量生産大量消費

レンガを焼く窯の近くで遊ぶ子どもたち

大量生産大量消費

レンガで造られた焼き場で牛肉を焼く男性

 

高度経済成長期を経て、日本は経済的・物質的には豊かな国になったかもしれませんが、資本主義システムという大きな枠組みに組み込まれ、大量生産大量消費を極めすぎた僕たちの生活は、果たして持続可能なものと呼べるのでしょうか。

 

いい加減私たちは、どう考えても行き過ぎている「大量生産大量消費」の生活スタイルを、見直す時期に来ているかもしれません。

 

 

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