原貫太オフィシャルブログ

アフリカでの支援活動から起業論、トラベルハックまで。

自分探しの旅で海外に行きたがる人たちに、一言二言伝えたい。

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自分探しの旅で海外に行きたがる人、いや、自分のやりたいことや生きる意味を探すため、海外に旅行したがる人が多い。最近では、バックパックで世界一周をする大学生なんかも増えてきた。

 

彼らに対して、アフリカやアジアのフィールドで働き、それなりに”考えてきた”経験がある人間として、一言二言伝えたいことがある。

 

 

自分探しの旅で海外に出ても、そう簡単に自分は見つからない。

自分探しの旅

 

「自分探しの旅」といったら、聞こえはいいかもしれない。けれど、海外に旅に出たとしても、そんな簡単に「自分」なんて見つからないのだ。

 

やりたいことが見つからない。生きる意味が分からない。だから、それを探すために海外への旅に出た。そんな人たちに、アフリカやアジアで出会ってきた。

 

僕は今、フィリピンのマニラでこの記事を書いている。国際協力を志した原体験の地を再訪しているのだ。

 

ここでも、「将来希望する仕事が決まっていないから、やりたいことを探すためにフィリピンにきた。まぁ、自分探しの旅みたいなもんですね。」と語る大学生男子と出会った。

 

そんな彼に対して僕が告げたこと。それは、「まぁ、海外に足を運ぶ”だけ”では、生きる意味はおろか、やりたいことなんて見つからないよ。」

 

自分探しの旅だなんて、ただ聞こえがいいだけだ。

 

 

結局、最後は自分の頭で考えるしかない。

自分探しの旅

 

自分探しの旅だか何だか知らないが、結局、最後は自分の頭で考えなくてはならない。

 

与えられるのを待っているだけではダメなのだ。運よく「自分」が見つかるわけないし、誰かが見つけてくれるものでもない。

 

「海外に旅に出ればやりたいことが見つかるかもしれない」なんて、ただの甘えに過ぎない。学校の図書館でも、何なら自宅の机でも、頭を使って考えて考えまくれば、やりたいこと、やるべきことは見つけられる。

 

”自分探しの旅”は、どこにいたってできるのだ。

 

僕は日本にいる時、自転車に乗っている時間や風呂に入っている時間に、よく一人で考え事をしている。そこでの閃きが、自分の生きる指針となり、そして国際協力の活動に繋がったことも多々ある。

 

別に海外に出なくたって、”自分探しの旅”はできる。

 

 

でも、考える環境を創るために海外を旅するのは、いい。

自分探しの旅

 

でも、「考えざるを得ない環境に自分の身を置く」「考えるためのモチベーションを上げる」という意味で、海外に足を運ぶのはいい選択肢だ。

 

そして、できれば「下」の世界を見るために、発展途上国を旅するといい。貧しくても強く生きる人たちを眺めていたら、嫌でも人生について考えさせられるからだ。

 

僕自身、日本とは全く違った環境が広がっている海外、とりわけアフリカをはじめとした途上国での滞在中は、自分の感性や思考が研ぎ澄まされる。それこそ、自分探しをしている。そんな気持ちになることが、時々ある。

 

ストリートチルドレンや、難民。経済的にも社会的にも、日本で生まれ育った僕とは全く異なる状況の人たちと出会った日は、特に考えさせられる。宿に戻り、ベッドに寝ころびながら、自分は何のために生きているのか、何をするべきなのか、自然と考えさせられる。

自分探しの旅

バングラデシュで出会ったストリートチルドレンたち。彼らはゴミ拾いで生計を立てている。

自分探しの旅

アフリカの難民キャンプで出会った子どもたち。そのほとんどが紛争で両親を失っている。

自分探しの旅

紛争の続く南スーダンから逃れてきた子どもたち。写真左が筆者。

 

僕はそうやって、自分の生きる道を探してきた。大学4年間で携わってきた国際協力活動こそが、「自分探しの旅」だったのだ。

 

 

見ている世界が数度変われば、少しだけ”自分探し”がしやすくなる。

自分探しの旅

 

日本に生まれ育ち、大学に通えているだけで、僕らは世界の95%の人よりは「上」に立っているだろう。少なくとも、経済的には。

 

それなのに、大人たちからは「上」を見させられ、そして「上」を目指すように諭される。もう、そんなことする必要なんて無いくらい、僕らは十分すぎる生活を送ってはいないか、考える。

 

海外に出ることが自分探しの旅だなんて、そんな簡単な話ではない。やりたいことも生きる意味も、向こうから近づいてくることはないので。自分の頭で考えて、自分で見つけなければならない。

 

でも、自分の見ている世界が数十度、いや数度広がるだけでも、考えようというモチベーションは生まれてくる。そこで、自分の頭を使って必死に考え、そして言葉として落とし込んだ時に、初めて新しい自分と出会うことができるのだ。

 

自分探しの旅をするために海外に出ようと考えている人たちは、今自分がいる場所で、もうちょっとだけ考えてみてほしい。

 

 

 

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